くまをまつのレビュー・感想・評価
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ひと夏の不思議な体験・・・
現実か、シナリオか。不思議な世界に連れて行ってくれる映画。ややこの脚本を霊たちが見てたように、タカシの目の前で繰り広げられる舞台。そういえばあの日めくりカレンダーはお盆頃か。
自分も爺ちゃんの家に夏休み泊まりに行った時、離れのトイレに行くのが怖かったもんな~。
大場みなみさんの朗読は最高!
ずっと聴いていたかった。
熊の正体
本当に様々なことが心に浮かんだが全ては書ききれないので一部だけ。
ややこは元カノに「分かって欲しくなんかない」とやんわり突き放される。物事や人間のごく一部を切り取って全てを分かったような気になるのも、「分かる」ことでその対象を得たと思い込むのもお断り、さらに一部を切り取る事で相手が傷つくことにも気づけ!という訳だ。タカシや曽祖父についていくら書こうがややこのモノにはならない。
ミラーの件を告白しようとした時に「後にして」と優先順位を下げたうえ不正直をなじることでややこは半ば無意識にタカシを子供扱いし、傷つける。その後夕焼け空に向かって手を繋いで歩くシーンで、タカシを子供扱いしないとややこが心に決めたように見える。「子供扱い」もまた、相手についてわかったように気になっていることの結果なのだ。
平野鈴のユニセックス的な佇まいは、当て書きかと思えるほど役にハマっているし、タカシ役の渋谷いる太は凄い才能だと思う。
少年の夏休み映画、ではない
キリンは着てたけどね
石川県の田舎の村にある死んだ祖父の家で暮らし始めた脚本家のややこと、母親が海外出張の間の2週間そこに預けられた甥っ子タカシの話。
ややこがその家で暮らし始めて約2ヶ月後、タカシが預けられて始まっていく。
祖父の日記を引っ張り出して、そこに書かれていることを調べつつ、それをネタに映画の脚本を執筆したり、タカシを脚本の中に登場させたり、不思議なユメや70年前の秘密を交えつつ、タカシとややこの関係の変化と機微をみせていく物語で、面白かったのは主に朗読される脚本という…。
隣人の踏み込むなーもトモの謝るなーもお前が話しの流れ作ったんだろうがと違和感バリバリだったし、過去の恋愛からの流れは正直どーでも良かったし、本編とファンタジーの展開とまとまりはイマイチだったかな。
私はもう思い出せないことばっかりだ
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