「最初は」どうすればよかったか? mametaさんの映画レビュー(感想・評価)
最初は
「これは治療を受けさせずに隠す親が悪い!!!」と思いました。
でも後から考えると、この時代の精神病院とは「頭がおかしくなってしまった人が行くところ」という間違った認識が強かった。誰かが精神病院に入院したなんて聞くと、もうあの人は廃人になってしまったんだくらいに思っていた。
今は情報もたくさん発信され、精神の病についてテレビ番組で特集されることもあり、正しい認識が広がってきているけど…
もしかしたら両親はそうするしかなかったのか…?
配給会社 東風のポッドキャストで監督の藤野さんが
「この映画は受け入れ難い事実に直面した時に人がどう反応するかを記録したものなのだと気づきました。」
とおっしゃっていました。
しかし家庭の中は閉ざされていて、その家独特のルールがあったり、(私の家では父親の暴力が酷かった)ある意味恐ろしい場所になりうるんだと思いました。
とても見応えがあり考えさせられる映画でした。
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