劇場公開日 2024年12月7日

「ビートルズが好きだったんです」どうすればよかったか? アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ビートルズが好きだったんです

2025年2月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

途轍もなく長い自宅軟禁の状態から入院治療を経て「普通の状態」となってから、藤野知明監督のカメラに映るとき姉の雅子(まこちゃん)は必ず「ピースサイン」でポーズをとっていた。特にラストシーンの画像は脳裏に焼き付きます。
もっと早く病院に行っていれば、20代30代の若い時を「普通の状態」で過ごし、輝く人生があったかもしれない。誰もがそう思うが、かなりの長生きとなった父親は息子である藤野監督の「どうすればよかったか?」の問いに母の考えに従ってのことだが「間違えたとは思ってない」と話していた。本心はわからないが子どもの頃から勉強も出来て両親と同じく医学を志す娘がただひたすら愛おしく自分の手元から離したくなかっただけかもしれない。
この映画は統合失調症の原因や病気がどんなものかを目的としてないと冒頭で伝えていた。しかし、その病気は「勇気を持って」受診すれば解決の方向が見えてくることを伝えたかったのだと思う。
このようなドキュメンタリー映画も最初から「重い」「辛い」と思い、避けるのではなく「勇気を持って」観ることをおすすめします。

雅子さんは私と同学年。我々の最大のアーティストはビートルズ。彼女はいつも聴いていたようです。お見送りの時もビートルズの曲が流れていました。

アベちゃん
りかさんのコメント
2025年2月7日

フォローしていただきましてありがとうございました😊
今後ともよろしくお願いします🙇
是非観たいです。

りか
アベちゃんさんのコメント
2025年2月6日

姉も両親もわかっていた。わかってもできない。
とても辛い話ですが、楽しいことも沢山あったのだと思いたいですね。

アベちゃん
りかさんのコメント
2025年2月6日

途中だけ観て全編観れずまた来月観られるかな、と思っています。
優秀な脳なのに病気になること、
認めること、難しいですね。

りか