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フォトギャラリー
映画レビュー
内容と題材が─
TIFF2024
興味深く強烈な内容と題材だったため、その出来事を起点に、どんなに時空を超えても、自由自在に巡っていく叙情的な映像を存分に堪能できた気がします。
悲しみに満ちた雰囲気ではあるけれど、非常に無機質なものも同時に感じて、この重大な出来事に意味などあるのかと思ってしまうほどに冷たいものを感じます。なおかつ、途轍もない出来事の原因は何か、非常に気になるところを、見れば見るほど原因なんて果たしてあるのか、それを求めて何になるのかという思いも強まります。それがいい悪いということではなく、それこそがまさに現代的だなぁと─。日々の悲劇やニュースと照らし合わせると、この作品が描き出している雰囲気共有できるような感覚に陥ってしまいます。
類い希な悲惨な出来事とはいえ、誰にでもどこにでも起こり得る出来事だというそんな危うさも感じてしまいます。いろんなことを感じてしまう作品でした。
息子
息子に妻と娘を殺されてしまった父親の話
実際にあった事件を元にしている
24時間営業の飲食店を夫婦で営なみ、
忙しいものの、子供たちとも関係は良好だったはず
なのになぜ?
息子の希望する誕生日プレゼントは
殺人は病気でやってしまったことをわかってほしいことと、
いつも父親の一方的な声掛けだけの面会のではなくて
話を聞いてほしいこと
事件後初めての息子との対話
アクリル板越しに触れ合う指
直接触れ合えた事件前よりも
深く触れ合い、わかりあえた瞬間