「「老い」とは何なのか」君への挽歌 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
「老い」とは何なのか
認知症を発症した妻の介護に追われる夫と娘。特に夫にはその現実が重くのしかかっていく。できれば身内にはそうなってほしくない…と思うも、人間誰しも「老い」からは逃れられない。「老い」とは罪なのか?
「家族が突如認知症になったら、あなたはどうする?」と突きつけられる。類似テーマを扱ったミヒャエル・ハネケのあの作品も何とも言いようのない結末だったが、こちらもまた辛い。
こうしたテーマの作品が絵空事ではなくなっている高齢化社会。正直言って一度観れば十分だが、かといって観るのを避ける事もできない。
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