サラリーマン金太郎【暁】編のレビュー・感想・評価
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サラリーマン金太郎、初めてでも楽しめました!
人生で初めてサラリーマン金太郎を観ました!
作品に関してはタイトルのみ聞いたことがある程度だったので、サラリーマンの話なのにアクションをよくされる佳久創さんがご出演されるのを不思議に思いながら見に行ったら、サラリーマンでも関係なく負けん気と腕っ節の強さで立ち向かってく爽快アクション映画で大変楽しめました!
金太郎の竹を割ったような爽やかで真っ直ぐにぶつかってく姿がとてもカッコよかったです。対抗勢力の鷹司さんのじめっとした演技も凄く良くて特に大島社長と悪巧みを話してる時の表情にゾクゾクしました。
金太郎と阿久羅さん、バトルシーンも迫力があって特に投げるシーンは本当のプロレスを見てる時みたいにハラハラドキドキして楽しかったです。
彼らがどうなっていくのか、後編もとても楽しみにしております。
痛快エンタテイメント作品
原作を知っていると…
金太郎が都会の八州連合のヘッドを辞めて漁師になってたことや、いきなり中村のばーさんがでてくること、金太郎のアパート隣の水木課長一家との出会いがないこと、裏組織の中国人女性が重要な役柄で出てくるなど、登場人物やストーリーなどが微妙に違う
原作が好きな人にとってはちょっとがっかりする内容だった
ただ、原作を知らない人にはそれなりに良い作品だと思います
圧倒的演技力!!!
公開日に鑑賞しましたが、とにかくキャストの皆さんの演技力に圧倒されるし迫力もあって、ついのめり込んでしまう作品でした。金太郎の真っ直ぐさ、自分をしっかり持っていて芯が強いだけでなく、喧嘩にも強い姿に惹かれました。鈴木伸之さん目当てで鑑賞したのですが、鈴木伸之さんの演技は"鈴木伸之"としてではなく、"矢島金太郎"という人物が本当にいるかのような演技なので、鈴木伸之さんではなく、矢島金太郎の姿を見届けられたような気持ちになりました。主題歌のBALLISTIK BOYZさんの楽曲『GetWild』も、金太郎の強さにぴったりでしたし、映画のワンシーンにも挿入されていてとてもワクワクする楽曲でとても良かったです。物語の単純さ、分かりやすさに少し疑問を抱いた部分も多々ありましたが、そこを含めて分かりやすくアツくなれる作品でした。【暁】編の上映が終わるまで何度も足を運びたいと思える作品に出会わせて頂きました。【魁】編も楽しみにしています。
都合良すぎても気持ちいいから良し
2025年劇場鑑賞14本目。
エンドロール後無し。後編の予告あるかなと思ったんですが。
原作は結構読んだのですがアプリの無料期間が終わってしまってすごい途中になってます。前後編で描かれる範囲は読んでます。高橋克典版のは見てないはず・・・。
とにかく ケンカが無敵 元族のメンバーを即時大量招集可能 いつの間にか大物と仲良くなってる この3つだけでどんなトラブルも解決できないわけがなく、相手も犯罪者と仲良くしているところを写真に撮ればいいのに、ケンカしてるところを撮って好感度上げたり、真正面から暴力振るいに行って返り討ちにあったりで、相手がバカなのがこの映画の最大の問題なのですが、こっちはストレスたまんないからいいっすわ(笑)
令和の金太郎 かっこ良すぎる!
まずは私は俳優として鈴木伸之!この長身男前、アクションの道へ行ってくれ!という人なのです。
サラリーマン金太郎、原作は未読でドラマは高橋さんのものを見た記憶はあるものの別作品のサラリーマンもの?と混同してしまい。ほぼ初見
金太郎とは何者か、暴走族、漁師
サラリーマンの姿が描かれた本作品
好きなところはたくさんあるが
喧嘩で自身の真っ直ぐさを伝えるアクション!
ワイヤーアクションなど、派手なものではないがそこが金太郎らしい。と思わせるアクションを鈴木伸之さんが見せてくれる。
登場人物が善悪 全員無駄がないというと金太郎とは相反する言い方だが作品のなかで生きている人物たちがいて、誰も言動に疑問の余地がない。アクションをする俳優も個性を持ち、台詞とアクションで自己紹介してくれるため アクション映画好きとしては皆、愛したいと思わせる。
主題歌が鑑賞前より好きになる!
会長と専務 イケオジで最高!
先輩サラリーマン三人集いい人たち!
鈴木さんを支えてくれた有名俳優の方々が元から好きだけど更に好きになる!
鈴木伸之さんをアクション映画に出てくれ!と推していてインタビューなどを読んでからの鑑賞となったのでそれらの情報で注目した部分以外のところを上記した。
ネタバレはおそらく一時代を築いた人気漫画とは思いながらも。今後は上映時間など減るとのことで今から暁を見て!とは言いにくいが朝活など可能な方は期待を少しも裏切らない作品なので見てほしい。
鈴木伸之ちょっと気になるという方も、喧嘩アクション映画見たい方も、血などは最小限なので苦手な方も見られるかと。
まだ見ていない、見られない方は
後編に当たる、映画サラリーマン金太郎 魁
前編の暁を見ていなくてもあらすじを知れば見ることはストレス最小限だと思うので。
よろしくお願いします。推し贔屓、抜きにしても喧嘩アクション 真っ直ぐな主人公 王道ストーリーを監督や脚本家、スタッフの手腕はもちろん出演者たちも一心同体となり作り上げた愛情たっぷりでありながら愛嬌だけでなく娯楽映画として大好きです!
気持ちのいい快作!王道エンタメは元気の素
失礼ながらサラリーマン金太郎はタイトルしか存じ上げない状態でしたが評判が良いと聞いて近所の映画館に行って参りました。
面白かったです!
テンポよく無駄が無くスッキリさっぱり、はー頑張るか!となれる、、、こういうのこそ日曜夜にTVでやるべきじゃないの?と思いましたね。
鈴木伸之さんの大柄な体躯に大きな口で豪快に笑う顔、くるくる変わる表情豊かな目、エネルギーに満ちてますし、ベテランの方々が渋く、物語をしっかり締めてくださっているのでとても安定感があります。
予算が少なそうですが、ストーリーとキャラがしっかりしていて運びが上手ければこんな楽しめるんだなと
最近の陰湿で鬱屈した世相の中、やはり前向きなエンタメこそパワーだと思いました
後編も楽しみです
天下御免の娯楽映画!
わかりやすく熱くなれる
約30年前の原作ということで、令和にこの「熱苦しさ」がどう描かれるのか、(すこしおそるおそる)通用するのかというところに興味がありました。
実際観にいって、わかりやすいストーリー展開とハラハラ感、大変楽しみました。
頼もしい仲間や信頼できる人間との出会い、…一つ一つの出会いを無駄にしない金太郎の信念とまっすぐさが気持ちよかったです。
主演の鈴木伸之さんの精悍な顔つき、笑ったときの人懐っこさが、金太郎をより魅力的に見せていたように思います。大柄でいらっしゃるので、何をするにも豪快で、その存在感と生き様が素直にかっこよかったです。彼の他の作品もぜひ見てみたくなりました。
また、劇中歌であり主題歌であるBALLISTIK BOYZの曲がとてもかっこよかったです。
劇中での音楽の挿入のされ方が場面とマッチしていて、そういったシーン内で歌入りの音楽が入ってくるのを久しく観ていなかったのもあり、ドラマチックで最高でした。「本気モードかけあがろう」のフレーズが印象的です。
後編に当たる「魁」も楽しみにしております!
豪快な風雲児、金太郎!
金太郎の生き方がカッコよかった
本宮ひろ志のマンガ、サラリーマン金太郎、を鈴木伸之主演で映画化した前後編2部作の前編。
元暴走族でマグロ漁師だった矢島金太郎は、津軽海峡で故障したボートに乗ってた大和建設の会長を助け、その際船が壊れたので東京でサラリーマンになろうと会社に入れてもらい、正義感と喧嘩の強さを武器に、会長を助け、社長派と戦い・・・という話。
あれだけ思ってる通りに行動できたらスッキリするよな、って観てた。金太郎役の鈴木伸之が喧嘩強くてカッコよかった。
社長・大島役の橋本じゅんの嫌らしい表情が流石だった。
専務・黒川役の尾美としのりの真面目な演技も良かった。
クラブのママ・美鈴役の石田ニコルは綺麗だったし、半グレグループのリーダー・李秀麗役の文音はアクションがカッコ良かったし、会社の先輩一美役影山優佳は知的で可愛かった。
謎の老女・加代役の浅野温子はこれからも活躍しそう。
後編が2月7日公開らしいので楽しみ。
金太郎の生きざまに学ぶ
原作マンガは多少読んだことがあり、高橋克典さん主演のドラマも少しだけ知っているという程度ですが、型破りサラリーマンの痛快なストーリーだった印象があり、ちょっと興味があって鑑賞してきました。
ストーリーは、元暴走族のヘッドで、今は亡き妻・明美の忘れ形見の竜太と暮らすマグロ漁師・矢島金太郎が、海で漂流していたヤマト建設会長・大和守之助を助けた縁で、ヤマト建設に入社してサラリーマンとなり、学も知識もないが何事も恐れずぶつかっていく実直な人柄と根性で、派閥争いで腐敗した会社に旋風を巻き起こしていくというもの。
昭和の香りを色濃く残す主人公なだけに、ストーリーは単純明快です。そのため、あっと驚くような展開はありませんが、それなりに伏線回収もあってなかなか楽しめます。正直言って、かなりラッキー続きで、金太郎が出会う人々が芋づる式につながっていて、物事がうまく運びすぎている気もします。しかし、おかげでほとんど無駄な描写がなく、テンポよく描かれているとも言えます。
すべては人々を惹きつける金太郎の人徳のなせる技といった印象を受けますが、これこそが、令和の時代になって改めて本作を映像化した意味なのではないかと感じます。コスパ、タイパと、何かと損得勘定しがちな現代の風潮の中で、自分の信念に基づいて誰かのためになりふり構わず全力を尽くすという金太郎の姿勢は、熱く訴えかけてくるものがあります。
ただ、だからこそ、そこに説得力を持たせるために、もう少し金太郎の純粋な人柄や実直な奮闘ぶりをしっかり描き、周囲の人たちが彼に惹かれていく心情を映像で納得させてほしかったと思います。特に、同僚の若い3人が自身の進退をかけてまで協力する姿は、本作の根幹に関わる部分だと思うので、ここがより丁寧に描かれているとよかったです。
劇場で観なければならないほどの作品ではないかもしれませんが、観ても損はないと思います。本作は二部作で、1か月後に公開される後編も楽しみです。金太郎のさらなる破天荒な暴れっぷりを期待しています。
主演は鈴木伸之さんで、金太郎をのびのびと演じています。脇を固めるのは、榎木孝明さん、尾美としのりさん、橋本じゅんさん、浅野温子さん、城田優さん、石田ニコルさん、文音さん、影山優佳さんら。ともするとちょっとオーバーで浮きそうな鈴木さんの演技も、周囲のベテラン俳優陣の落ち着いた演技とバランスがとれていて、いい塩梅の雰囲気を醸し出しています。
大排気量男
「つまづいて 立ち上がって」
【“世の中は変わって行くが、それでも変えてはいけないモノがある!”今作は(「破天荒釣りバカ日誌」ヴァージョン+「水戸黄門」)/2映画であり、非常に爽快な気分になるムネアツ映画でもある。】
ー 本宮ひろ志氏の原作漫画の存在は知っていたが、私はTVドラマを観ないのでフライヤーだけチェックし、観賞。
<結論>いやあ、今作、面白かったなあ。
<感想>
善と悪がハッキリしていて、実に良い。
官僚から天下りした社長を演じる橋本じゅんさんの、悪ーい顔がとっても良いし、ファンの方から”そんな事も知らないのか!”と言われそうだが、何と言っても主人公の矢島金太郎の竹を割ったかのような、真っ直ぐに生きる姿が素晴しいのである。当然、そんな彼は、誰とでも直ぐに友達になるし、それが良い方良い方に転がって行くので、観ていて実に気持ちが良いのである。
マサカの”ええっ、貴方が・・!”というシーンも、何となく察しはが付いているのだが、それで良いのである。
上映館が少ない理由は何となく分かる気がするが、私は矢島金太郎のような情に厚くて、権力や人徳のない上司に媚びない真っ直ぐな男が好きなので、今作をとても気持ち良く鑑賞したのである。以上!-
■続編も、勿論観るよ!
曲がったことはキライ。
マグロ漁中に、潮に流され助けを求めるボートに乗る老人を助けたことで矢島金太郎に起こる話。
釣りかけてたマグロを諦め、船も故障と「弁償させてくれ」と、その老人に言われ…、話してみれば大手企業大和建設会長と知り、、サラリーマンをやってみたいと話したところ、大和建設で働く事が決まり青森県大間から東京へと出ていくことになる金太郎だったが…会長派閥、社長派閥の争いに巻き込まれることに…。(原作未読)
入社初日の通勤途中で揉めるカップル仲裁で殴り合いへと発展と見せるなか、なかなかこうはならないだろ!と思ったり、会社に着いて明らかに目上でお偉いさんに対しての態度には笑わせてくれる。
飲み屋に来ては難癖つけるバァさんは何かありそうだなとは思ったけど…なるほど!
とりあえず行く前はサラリーマン金太郎って作品は知ってたけだ原作知らない、過去ドラマも観た記憶もなかったけど、令和現代で暴れる昭和臭プンプンで情にも熱い金太郎キャラが逆に観てて気持ちよかったかも。
続編が気になる!
原作ファンも納得!
気持ちいいー‼️やる気が断然でます。
今の時代だからこそ考えさせられる優れたアップデート
ルールでがんじがらめになり、金儲け主義に走り過ぎた会社組織に、一本気な元ヤンキー漁師をぶちこんで喝を入れる。さらには心地良いまでの力業で、一見解決不能に思える問題を乗り越える策を提示するだけでなく、生き方の指針を見せ、熱量をもって創造的に物事に立ち向かうすべての人々へのエールを贈ってくれる。
そんな本宮ひろ志の原作漫画の魂は、今回の劇場版でもきっちり継承されていた。
この「暁」は誕生篇とはいえ、単行本では3巻分であり、困難な要素の取捨選択が必要である。にもかかわらず、キャラクターと話の展開が純粋に面白かった。複数の端役が整理/再構成され、いずれも魅力的な人物像に仕上がっている。
原作では、金太郎(鈴木伸之)の伴侶となる銀座の高級クラブ《ジャルダン》のママ美鈴(石田ニコル)には、娘・美々がいた。映画では美鈴は独身を謳歌しているようで、そのかわりに母子関係は、金太郎の下宿先で飲み屋の女将・英子(竹島由夏)とその娘・千尋(米倉れいあ)に置き換えられている。金太郎の熱心さをいち早く認める同僚・前田一郎は、教育係・前田一美(影山優香)となり、何もできない金太郎に愛想を尽かすところから、一転その価値を認めるツンデレ・ヒロインに昇華する。そして謎の老女・加代(浅野温子)の登場。そんな金太郎をめぐる女性たちの水面下でのバトルも、むしろなんだか清々しい。
ライバルの鷹司(城田優)の登場時期も早められ、いい意味での緊迫感が続き、一貫性があった。
金太郎と大和会長(榎木孝明)の出逢いから上京までは、漫画より丁寧に描かれていた。
どの変更もメディアの違いによる表現を熟知したプロの作劇であり、田中眞一による脚本によるところも大きかろう。
監督・下山天お得意のマジックアワーの絶景やタイムラプスも効果的で、とにかく画面が美しい。
アクション監督の出口正義による殺陣は、派手ながらも重量感があり痛みが伝わってくる。金太郎の豪快な喧嘩殺法、同僚・田中(前田瑞貴)の空手の打撃、同じく経理担当・石川(川合智己)の柔道一本背負い、裏社会を仕切る李秀麗(文音)の舞うような体さばき等々、きちんとキャラごとに手が異なる。
個人的お気に入りは、金太郎にサラリーマンとしての覚悟を身をもって教える黒川専務役の尾美としのり。青春映画の『転校生』や『さびしんぼう』の頃から気になる、ぼくと同世代の役者である。今や還暦も目の前だというのに、あのころの瑞々しさを失っていない。黒川専務としては、理想を忘れぬ叩き上げで、ときに厳しく、ときに優しく指導する渋さと同時に、チャーミングでお茶目な面を見せてくれるところが実に可愛いらしい。
作品全体として、30年前の原作を現代に移し替えているのだが、それが極めて自然であるため、金太郎という破天荒な人物が本当に存在しているように感じられる。大林組が建設業界の監修をしている部分も大きい。太古の出雲大社を机上再現するなど、数々のロマン溢れる企画を実現させている大林組だけに、業界の現実と夢の境目のラインどりがうまい。
真面目さと人情と情熱が体現されたこの映画は、平成の『釣りバカ日誌』や『寅さん』になりうるポテンシャルをそなえており、続編が楽しみである。
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