「観る者を異世界にいざなうことができれば映画は成功、なんでしょうか?」THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE K2さんの映画レビュー(感想・評価)
観る者を異世界にいざなうことができれば映画は成功、なんでしょうか?
正直、万人受けはしないでしょうねぇ
TV版は観ていないので、どんな感じだったか分かりませんが、この映画のまんまだったら、流石にNHK地上波でオンエアは無理だったと思います
個々のシーンはよく出来ていたり、クスッとさせらりたりはしましたよ。それなりには
(笑いのツボは遠くないようです)
ザックリ纏めるとこんな感じでしょうか
1) 「ある警察犬ハンドラーにはバディ(犬)が着ぐるみを着たオッサンに見える」って設定、面白そう
2) その周りに、色々、ヘンテコな登場人物達を並べてみよう
3) 色々、面白いコントが作れるぞ
4) 色々思いついたんで、繋げたら映画くらいの尺になりそうだ
5) とは言え、ただ繋ぐのはムリがあるから、場面切り替えの装置が要るね (...どこでもドア的な)
とまぁ、こんな感じですか。じゃコント集で良くない? (NHK L◯FE みたいな)
ストーリーの整合を無視して無理やり全部をつなげること自体には、さして意味があるようには思えない、気がします
実力のある俳優で豪華に演れば、そりゃ個々の(コントの)クオリティは上がります。無駄遣い、とは思いません(だって、面白いんだから)
でも、それはとても演技力のある芸人のコントが面白い、というのと同じ意味です
映画が、よく総合芸術と言われるのは、普遍的な"何か"を描こうとしているからなんだと思うんですよね
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