劇場公開日 2025年9月26日

「観る者を異世界にいざなうことができれば映画は成功、なんでしょうか?」THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE K2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 観る者を異世界にいざなうことができれば映画は成功、なんでしょうか?

2025年9月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

斬新

 正直、万人受けはしないでしょうねぇ

 TV版は観ていないので、どんな感じだったか分かりませんが、この映画のまんまだったら、流石にNHK地上波でオンエアは無理だったと思います

 個々のシーンはよく出来ていたり、クスッとさせらりたりはしましたよ。それなりには
 (笑いのツボは遠くないようです)

 ザックリ纏めるとこんな感じでしょうか

1) 「ある警察犬ハンドラーにはバディ(犬)が着ぐるみを着たオッサンに見える」って設定、面白そう
2) その周りに、色々、ヘンテコな登場人物達を並べてみよう
3) 色々、面白いコントが作れるぞ
4) 色々思いついたんで、繋げたら映画くらいの尺になりそうだ
5) とは言え、ただ繋ぐのはムリがあるから、場面切り替えの装置が要るね (...どこでもドア的な)

 とまぁ、こんな感じですか。じゃコント集で良くない? (NHK L◯FE みたいな)
 ストーリーの整合を無視して無理やり全部をつなげること自体には、さして意味があるようには思えない、気がします

 実力のある俳優で豪華に演れば、そりゃ個々の(コントの)クオリティは上がります。無駄遣い、とは思いません(だって、面白いんだから)

 でも、それはとても演技力のある芸人のコントが面白い、というのと同じ意味です

 映画が、よく総合芸術と言われるのは、普遍的な"何か"を描こうとしているからなんだと思うんですよね

K2