白雪姫のレビュー・感想・評価
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レイチェル・セグラーの圧倒的歌唱力!
ディズニーの実写映画は基本観ることにしている。
本作に期待していたのは、
ベンジ・パセックとジャスティン・ポールによる楽曲と
レイチェル・セグラーによる歌唱。
その期待には応えてくれている作品だ。
ストーリーには今更触れることはないが、
ビジュアルクオリティは高いと感じた。
CG描写の構成比は高いと想像しつつも、
それでも白雪姫の世界観を見事に描いていたと思う。
7人の小人や動物たち、いずれもイキイキとしていた。
そして楽曲クオリティ及び
レイチェル・セグラーによる圧巻の歌唱、
またその見せ方、いずれも秀逸だと感じたし、
特にラストの真っ白な衣装で統一されたパフォーマンスは
圧倒的だった。
ガル・ギャドットの女王も堂に入っていたと思う。
ワンダーウーマンではなく、ちゃんと悪役だった(笑)
やはりディズニーのハッピーエンドはホッとするし、
いつも鑑賞後感が良いので、
これがブランドにおける信頼感であることを
あらためて認識した。
ただの映画としては凡作、ディズニー映画としては駄作。
【前情報ゼロで見た吹き替え版の感想】
■良かった点
・3Dグラフィックは拘られており、魔法や鉱山の描写の美しさ、小人達の表情などは非常に良かった。
・楽曲の9割が好みに合っていて、サントラが少し欲しくなった。民謡風楽曲が好きな人には合いそう。
・白雪姫への新しい試みや解釈をしようと頑張っている痕跡は見受けられた。
・ジョナサン(王子枠)の顔が非常に良い。
・女王役の吹き替え声優さんが大変上手で、彼女の威厳や冷酷さが直に伝わってくるような良い演技でした。
■悪かった点
・テーマ性のあるストーリー(オリジナル改変)とアクションを同時にやろうとした結果、渋滞を起こしどちらも中途半端になってしまっていた。
アクションでは2012年のスノーホワイトの方が面白かったし、テーマや視点のアレンジ性という面ではマレフィセントに軍配が上がる。
・キャラやシナリオの改変があまりハマっていなかった。
おとぼけを単純ないじられ役にして落ち込ませる事で、彼をいじった他の小人に少しヘイトが傾く作りにしたのはあまり気持ち良くはなれない。
その後の掃除パートも、小人達に掃除をやらせるところまではいいのだが、肝心の姫は歌って踊るだけで何もしておらず、どうして?????という気持ちでいっぱいだった。
ボウガンの名手の人も最後までいる意味が分からず、ラストシーンもジョナサンがやるんじゃダメだったのか????と疑問が尽きなかった。
・王子枠の存在意義が無い。
今回王子枠が王子ではないというラプンツェル、アナ雪のような試みをしている。それは良いのだが、どう見ても実写版フラン・ライダーがやりたかったんだろう…というのが透けて見えてしまうようなキャラ造形。
その上元役者のアウトローという設定がお仲間も含め1mmも生かされておらず、ただただ不敬で迂闊で思慮も覚悟も無い短絡的な男として描かれてしまっており、キスで姫を救うシーン以外での登場にあまり必要性を感じず……本当に……本当に勿体なかった……。
・原作再現シーン以外を外しがち
原作再現シーンはどれもクオリティが高く良かったのだが、ジョナサンと姫が出会ってからの茶番シーンや、戦闘シーン、ボウガン、女王の退場の仕方、ラストのダンスなど、改変を加えたシーンが悉く盛り上がりに欠けていた。山賊一味周りの演出は基本的に寒かったし、戦闘シーンは中途半端、女王の退場方法は意味不明で、ラストシーンのダンスはミッドサマーだった。
ラストはせめて明るく色とりどりな服を着る国民達の中で、婚姻を結んだ姫と王子の2人だけが真っ白な服で踊る……とかなら特段狂気を感じなかったと思うのだが……。
・白雪姫で一番有名な楽曲が入っていない。
確かに今回の"この白雪姫のテーマ"にはそぐわない歌詞だったかもしれないが、そもそも王子枠をちゃんと王子にするだけで成立した話なので、制作側でのすり合わせや話し合いが足りていなかったことで起きた悲劇だろう。
・吹き替え版のメインキャラ声優2人の不慣れ感が全面に出ていた。特にジョナサン役。
後半のがなりには一瞬光るものも感じた分、せめて他作品や舞台で台詞読みに慣らしてから抜擢すべきだったろうと強く感じる。
姫役とジョナサン役の歌声、どちらも悪く無かったのだが、デュエットになった瞬間絶妙に声の相性が合わず、吹き替えの選考班に疑問を抱く出来だった。
【総評】
何も知らずただの映画として見るなら良くも悪くも楽曲と3Dクオリティが高い普通の作品。
ディズニー版白雪姫を知らないor全く覚えておらず、ストーリー面に着目しないなら問題なく楽しめる。
ディズニー作品として見るなら、「ディズニー初、そして世界初の長編アニメーション映画の実写化を本家が担当した結果がコレだと到底信じたくない」といった出来だった。悪夢と言っても差し支えない。
タイトルなし(ネタバレ)
白雪姫の本当のストーリーはこうだったのかなと思える説得力があるお話でした。音楽、映像、ストーリーすべてとても素晴らしかったです。おとぎ話を期待している方には向かないかもしれません。まさしく"Fearless"になっていく白雪姫がその勇気と優しさで邪悪な女王を倒して、平和な国を築いていく。まさか白雪姫が革命のお話だったとは!?
最近のディズニーです
雪のように白い肌が名前の由来の白雪姫が、雪の日に生まれたから白雪姫になっていたところであんまり頭に入ってこなかったのが正直なところです。女王様がとても美しい方だったので、それより美しいと言われてもあまりピンと来ませんでした。容姿だけでなく、心の美しさも特筆した描写は少なく納得感が薄いです。プリンセスではなくごく普通の女の子の印象でした。衣装だけがオリジナルのものを使用しているので、正直浮いているというか、コスプレを見てる感覚になりました。
白雪姫はディズニー最古のアニメ(1937年)ということもあり典型的なオールドタイプのお姫様ですが、この映画では昨今の世情を反映してか、王子様を待つばかりではない自発的で勇敢で行動的なプリンセス像を描こう、として失敗している気がします。玉座を取り戻すはいいのですが、取り戻し方が、、もうちょっとどうにか出来なかったのでしょうか。終盤の展開に「そうはならんやろ」とツッコミが止まらず置いてけぼりの気分でした。存在すら忘れられかけていた白雪姫になぜ民衆がついていくのか…???
小人たちの実写化はさすがだなーと思います。ハイホーの聴き慣れたメロディーには流石に気分が高揚しました。
鑑賞後、オリジナルのアニメを見直したくなりました。
レイチェル・ゼグラーさん関係なく・・・。
レイチェル・ゼグラーさん主演の実写版「白雪姫」です。
白雪姫はグリム童話の古典のほうが印象強くて、実はデズニーアニメ版は通しで観たことありません。ですから、私自身は傑作と呼ばれるアニメ版と比較して、粗探しをする様な立ち位置ではないのですが・・・正直、駄作でした。
この厳しめの評価は、特に「主役のミスキャスト(失礼)」や「レイチェル・ゼグラーさんの過去の原作アニメに対する否定的発言」などとは全く関係なく、杜撰な脚本、演出から由来してます。
挙げればキリがないし、面倒なので詳細までは書きませんけど、何の伏線も必然性もなく目に飛び込んでくる場面、光景に、頭の中に「?」が並ぶことに。
「白雪姫」の行動だけでも不自然な辻褄合わないのがあります。順不同。
・盗賊に食べかけみたいなパンを与える。何の意味が?寧ろ失礼でしょ。
・地味なお手伝いの服から「お馴染みの白雪ドレス」に着替えてお出掛け。
・かなり上手い乗馬。いつ練習した?
・赤マント、いつ、なぜ用意した。
・あの勝気な性格で毒リンゴを疑わず食う(笑)。
シナリオ改変するのは別にかまわないですけど、変えたら変えたなりにキチンと前後が繋がる様に伏線はらないといけません。
特に最後の毒リンゴは、「白雪姫の定番のシーンだから疑わず食う運命」みたいなやっつけ仕事の典型です。ここに必然性を持たせるのがプロの脚本家の技だと思うんですけどね。
レイチェル・ゼグラーさん云々とかいうレベルにも達していない作品と思いました。
では。
意外と
何かと話題をさらってるようですが
変な先入観は置いといて
でもイチャモンつける気満々で鑑賞した(笑)
歌がとにかく良かったです。
ガル・ガドット様が主役よりも(ここ大切w)
何倍も美しかった。
昨今の過剰な多様性起用って
気持ち悪く感じます💦
いくら歌が上手いとて…ね。
白雪姫には、やはり透き通るような白さを
求めるし、お顔立ちが意地悪そうに見えて
(騒ぎに影響されてるのかしら(笑))
なんだか共感も出来ないし応援する気にも
なれない、主人公🤣
あと王子的存在(盗賊って)もカッコよくない
ときめかないよぉ😭
小人もそんなふうにするなら
もう実写化にしなきゃいいのに。
と結局けちょんけちょんに言ってるようですが
ほんとに歌がいい。
おとぼけもかわいい。お仕事行く時一緒に歌いながら踊りたくなったー。楽しいー(笑)
クイズ女王決定戦
この映画は何を伝えたいのだろうか?
確実に原作アニメの愛の物語ではない
美貌や金品では人の心を動かせないというメッセージはその通りだが、結局はどれだけ人の名前と職業を覚えているかで女王の座を獲得するかというクイズ番組さながらの終盤の展開に唖然とさせられた。
とにかく原作やアニメ版にない謎のオリジナル要素がことごく作品をチープにしてしまっている。
レイチェル・ゼグラーの歌唱力は良いのだが、結局はスペクタクルとしては七人の小人たちの作業風景の方がよほど画面映えしていたと言える。観ていて華がないと感じる。気品さや可愛げというのが感じられない。かといってガルガ・ドット演じる女王が魅力的かと言われれば、これまたミュージカルシーンがすごく地味。
全体的にチープさに溢れている、ディズニー実写化のダメな部分の集大成のような作品。
7人の小人+7人の山賊=14人の仲間たちというロクに活躍しない大所帯も果たして必要だったのだろうか。キャスティング含め無駄だらけな割には中身はスカスカな作品。
The普通
はい、3/20公開前からアサクリとともに世間で要らぬ物議を醸してきた本作観てきましたよっと。
うーんとそもそも期待値がマイナスだったせいか至って【普通】でした。
冒頭の吹雪の日に生まれたから白雪姫です!異論は認めません( ー`дー´)キリッってとこで一笑頂いた後は極々普通の白雪姫ストーリーで歌多めではいはいゼグラーさんはお歌が上手でちゅねーって感じ。
現代の白雪姫は王子様なんか要らないとか大見得きってた人がいたが結局は山賊男と良い仲になる等フェミ噴飯ものの行為で復活後、恐怖で支配してた筈の女王統治をたかだか兵士の名前覚えてた程度のフレンドリーさであっさり王権取り返す無難な仕上がりでナンダこりゃと大団円を迎えるのであった(撮り直し御苦労様)
オリジナル要素がことごとく蛇足
※ネタバレありありです。
ワケあって朝に映画を見ることになり、
ちょうど吹替版がやっていたので鑑賞する事に。
結論から言うとタイトルの通り
『原作準拠のシーンはそれなりに悪くないが、追加要素がことごとく外れてる』といった印象。
いい点をまとめてみると
・既存の曲の歌唱シーンは良い。
特に『ハイホー』の場面はとても素晴らしい。
・王女のヴィランっぷりが気持ちいい
・森を逃げ惑うシーンは元アニメ準拠で
怖さを感じるよう作られていて良かった
森は白雪姫にとって未知であり恐怖の場所で
あぁいう風に見えたのかな、などと感じた。
そして、逆に気になった点をまとめてみました。
・とにかくミュージカルシーンが多い。
元がミュージカルの『ウィキッド』より多い。
というか多すぎ。
エンドクレジットを見たら13箇所くらいあったらしい。
いくら概要にミュージカル映画と書いていても
ここまで多いと思わなかった。
白雪姫の父(王様)にいたっては
普通のセリフがほぼほぼなく、
ずっと歌ってたら出番が終わっていた。
・『白馬の王子さま』は存在ごといなくなり、
代わりになぜか山賊の男、
そして多様性に富んだ山賊仲間が出てくる。
正直、登場させる意味が全くない。
ほんの少ししか活躍しないし、
物語においても大して必要性がない。
いなくても成立すると言わざるを得ない。
ボウガンの名手?の小人が出てきて
ラストではおいしい所もいただくキャラがいるのだが
そのキャラですら掘る必要を感じられない。
そういった人物のことをふくめても
出てくる必要性は感じられない。
ボウガン使いの恋愛模様とかどうでもいい。
小人たちの見せ場でもある白雪姫と踊るシーンは
山賊たちも一緒に踊ってしまっているせいで
小人たちにフォーカスされない。
元アニメの魅力的な小人たちが見られなかった。
7人の小人はCGなのにボウガンの名手は
役者を使ってるのも気になった。
…というか単純にややこしい。
七人の小人はドワーフのようなもので
ボウガンの小人は人間?わかりにくい。
・元アニメでは白雪姫が動物と働く魅力的な歌唱シーン、
『口笛吹いて働こう』の場面が実写になると
なぜか小人が掃除をするよう改変されている。
しかも白雪姫は歌うだけで掃除をしない。
そのせいか、単純な小人を上手いこと丸め込んで
こき使ってるように見えてしまう。
・動物たちをもっと見たかった。
鹿に洗濯物を干す場面も、
小鳥が足跡でパイの模様を作る場面もない。
毒りんごを食べさせられた白雪姫のもとへ
小人たちを連れ戻すシーンはとても良かったが、
その部分はやはり原作準拠のシーン。
・白雪姫をにがす狩人?が白雪姫の心臓の代わりに
りんごを入れる必要性がよくわからない。
見られたら一発でバレる。
元々は豚の心臓かなにかだったような。
・白雪姫と山賊リーダーとの痴話喧嘩が見てられない。
これはあくまで私の考えだが、
白雪姫は無垢で純粋だからこそ
周りの人間は彼女の魅力に引き込まれるし、
怪しいおばあさんからもらった毒りんごを
受けとって食べてしまう事にも腑が落ちるのに
今作の白雪姫は山賊と痴話喧嘩したりのろけたり、
雑巾を下に投げつけたりあからさまに嫌な顔したり、
とても人間らしい。
通常『人間らしい』は誉め言葉だが
私は半端なリアリティよりも
おとぎ話のヒロインである『白雪姫』を見たかった。
・小人の一人、おとぼけのキャラ改変が気になる。
彼はいつもとぼけているから『おとぼけ』なのに
まるで心が病んでしまって喋れないかのように扱われる。
他の小人たちがおとぼけを
イジメているようにも見えるシーンすらある。
せっかく作中イチのコメディキャラなのに
その良さが奪われてしまっている。
口笛を吹き出した時点で嫌な予感はしたが
安易に喋りだす展開はやめてほしかった。
・白雪姫が女王に挑もうと決起して
『良い考えがある』みたいな事をいうので
なにか策があるのかと思えば
真正面から民たちの前に現れるだけ。
民を説得したり扇動したりするのかと思えば
無言で目の前に現れて城に向かって歩くだけ。
しかし民たちは何も言わず白雪姫に味方する。
どうせそういうシーン作るなら
白雪姫が力強く説得するシーンとか欲しかった。
・民が白雪姫のあとについていくシーン、
なぜか前列は女性ばかり。男たちは後ろのほう。
ここまで多様性や平等を重視してきたのに
そこに男女差のあるシーンを入れる意味がわからない。
・城の兵士たちが白雪姫側につく理由が希薄。
『兵士たちの名前や思い出を覚えていたから』
という理由で兵士は改心するのだが、薄い。
あと『城の兵士や国民ってこれだけしかいないの?』
と言いたくなるくらい
国の規模が小さすぎる事も気になった。
・女王の最期がよくわからない。
確か元アニメでは小人たちを岩で潰そうとして
逆に崖へ転落するみたいな感じだったと思うが
今作では鏡を壊すとその鏡に吸い込まれる。
鋼の錬金術師のような最期だった。
・この作品は『白雪姫』という本をめくる所から
物語がはじまるのだが、
冒頭で本を開く時は表紙のタイトルが
日本語で『白雪姫』と書かれていたのに
物語の最後、本を閉じる時タイトルが
『Snow White』と英題になっていた。
おそらく普通にミスってる。
・吹替版のタレント声優さん(山賊)がビミョー。
近年はタレント声優でもそれなりに声優としての
演技が出来ているので、粗いと尚更目立つ。
アイドルらしく、歌は上手い。
・子供に向けられている作品のハズなのに
子供には理解出来ないような
難しい言葉がところどころ使われている。
同じ劇場に子供は何人かいたが、
途中で飽きてたっぽかった。
・・・と、
気になる点の方が圧倒的に目立つ。
正直、細かいところを含めれば気になる点はもっとある。
どうせ追加要素を入れるなら
『なぜ動物たちとコミュニケーションがとれるのか』
『なぜ姫を○すためにわざわざ森へ連れていったのか』
『なぜ女王はわざわざ老婆に化けて自ら赴いたのか』
の理由などを描いてほしかった。
この作品は公開前からさまざまな物議を醸したが
そういうことは一度忘れて、
あくまで作品の良し悪しで鑑賞したつもりだった。
だが私がこの『白雪姫』を鑑賞した結果、
自分にとっては『凡作』と言う他ない。
特別ヒドいとまでは思わないが
とてもあの名作アニメの実写を、
天下のディズニーが、
何億ドルもかけて製作したとは思えない。
※その他、思い出したら追記するかもです。
地獄のような2時間弱
対戦よろしくお願いします
こちらのスペックは子供の頃見た白雪姫うっすら覚えてる程度 公開日の朝見に行ってきました
結論から言いますがリトルマーメイドが40点ならこの白雪姫は20点
これでも下水にすら美点を見出すジークフリードキルヒアイスみたいな心で採点してると思います。
『本当の美しさ』みたいなのがわかるらしいですが俺の能力ではわかりませんでした
たぶん皆さんにもわからないと思います。
見てるか?アリエル?お前を超える逸材がここにいる 一人で十分だ 二人はいらん
全部ネタバレです レビューで内容知りたくない人は劇場に行きましょう お前も俺と同じ領域へ来い
主演女優の外見とかはなるべく考慮せずレビュー書くつもりでしたが
流石に俺にも限界はある 外見に言及せずにこの映画語るの無理だ
全編流れを書くと文字数が足りないのでリトルマーメイドとは違う形式で書きます
まず世界観
冒頭のミュージカルシーンでとりあえず農作物が豊かで花とかを愛してる国であること
王と王女がいて待望の娘(白雪姫)が生まれて
その後王女(母)が無くなって再婚で新しい妻を娶って(女王様)
王が騙されて遠征に行って行方不明 女王が実験を握って白雪姫はなぜか召使に
この時点でだいぶいろいろ怪しいですが序の口です 間違ったことは言ってません……
『登場人物』
1白雪姫
元々は『雪のように白い肌』だから白雪姫らしいんですがこの作品だとなぜか『雪の日に生まれたから白雪姫』
吹雪にも立ち向かえる みたいなこと作中で言われてますが作中で雪がちゃんと降るシーンは冒頭の過去の場面くらい
立ち向かったのどっちかと言えば生んだお母さんだよね?せいぜい関東平野部にたまたま降った雪程度のイベントなんでしょう
主演の人はミュージカルパートで顔から怒りと憎しみがにじみ出る感じがして怖い
表情筋が動かないアリエルが酷いと思ってましたけど悪い意味で動く白雪姫はもっと酷い
『本当の私になりたい!』みたいなこと延々と言い続ける序盤のミュージカルパートと
『本当の私になるの!』みたいなこと言う終盤のミュージカルパートは割と苦痛
アニメでセルが完全体になる引き延ばしじゃねーんだから開始3分で本当の私になれ
忍術が使えてフィジカルもそこそこですが特筆すべき点はないです。
ある程度優しいかな?くらいは伝わりますが本当の美しさとか心の美しさ みたいな特筆すべき点は伝わりません
この程度で内面の美しさ補正で1位になるあたり鏡の評価基準がおかしいか国の水準が低いかのどちらかです
フィジカルが並以上で記憶力が良いくらいしかいいとこないと思います
2女王
悪役で登場時の見た目は美人 これは王様も性欲に負けて妻にしたくなるのもわかる
例の衣装に着替えてからはそこまで綺麗でもないですが素体の良さは伝わる
ミュージカルパートの迫力はなかなか
ただ全体的に計画がガバガバで目的も一貫していないというか
そこ〇〇すれば勝てたよね?みたいなシーンが5個くらいあります 1個なら許せるけどほぼ全部そういうとこなので
脚本のせいですっごく頭悪い人にされた感じがあります
美しさこそ全てなのになんで老婆になるのかわからないし そこまでやってまで白雪姫殺したいならもっとガバポイント減らせ
3ジョナサン(山賊 レベル2)
王子がいるなどと言うナイーヴな考えは捨てろ
元楽団かなんからしくて国が荒れたので盗賊に
冒頭城に忍び込んでジャガイモを盗んで捕まります 武器も宝石もあるのに彼が選んだのはジャガイモ しかも捕まります
一応城で出会った白雪姫に外の世界を見てみろよ みたいなこと言いますが白雪姫が外に出た原因って暗殺から逃げるためなので
ジョナサンが外の世界に導く みたいなこと書いてる公式の説明割と嘘です
中盤は白雪姫を庇って矢が肩に埋まるレベルで突き刺さる重傷
矢を抜いて湿布を貼っただけで復活して治療後にすぐ踊ります すごいね!人体!
白雪姫の影響で急に目覚めた!みたいなこと言いだして南方の国に行方不明の王を探しに行く!みたいなこと言います
決意して旅立った1分後に捕まります マサラタウンの上にいるコラッタでももうちょい頑張るよ 捕まるのが仕事か?
捕まった後に酷すぎる管理の牢屋から脱出して白雪姫にキスして白雪姫を蘇生させます 以後の活躍はほぼ無し
白雪姫が城兵を説得する裏で一応城を制圧してますがカメラが回ってないとこなんで評価ポイントにするかは微妙
まぁ王子というよりは良く言って白雪姫専用のAEDですね 山賊の適正もだいぶ怪しいものがあります
仲間がいてリーダーなあたり人望だけは並以上ってとこでしょうか
4小人
CGですがハイホーの歌のシーンはそこそこいいです 7人いますがおこりんぼう 先生 おとぼけ の3人認識できればオッケーです
7人全員特に覚える必要も出番も無いアリエルの姉よりはいいんじゃないでしょうか?
鉱山を掘るのが専門ですが先生には医療スキルもあるようです 傷口を掘って矢を摘出して湿布して治療終わり
消毒はどうした?
5その他人物
最初に刺客にされて王子と一緒に脱出する城兵 元農家で奥さんがいる城兵ポールとその他(名前忘れた)
最初に花渡した女の子 山賊仲間で弓使いだけど弓持ってないクイック その彼女っぽい独特の髪型の女の人
いろいろいるけどまぁ覚えなくていいですし覚えるの苦労するというか 印象に残りません
6王
女王の話をそのまま聞いて確認もせず出陣して行方不明になって城のことも家臣になんも任せない愚王
途中で行方不明で南方の国に幽閉されてる雰囲気を出します ジョナサンも王を探しに行くとか言います
死んでます もう一度言います 死んでます 探しに行くだの手だてが見つかっただのはなんだったの?
7 鏡
たぶん外見と内面の総合評価で美しさ判定してます
白雪姫が1位で女王が2位 白雪姫が死んだ状態だと女王がナンバーワン判定してるんでこの国の水準が知れます
もしくは最初から女王の破滅を望んでてこの話全部この鏡が仕組んだのかもしれません
『脚本』
序盤は白で捕まる山賊のジョナサンパート以外は割とまとも
小人がハイホー歌うシーンまではこの映画割と見れます 罠です
途中まで「おっリトルマーメイドより期待できるかも!」と思わせてくれますが温度差で苦しみます
中盤 ここからが本当の地獄だ
ジョナサンと白雪姫の聞くに堪えないミュージカルパート 山賊と追手の学芸会レベルの戦闘
突然炸裂する白雪姫の忍術と乗馬 負傷したジョナサンがいて追手に視認されてるのに小人の家にワープできる一行
重症っぽいのにすぐ直って踊りだすジョナサン 決意して旅立って1分で捕まるジョナサン
解毒方法が愛する者のキスなのを認識しているのにジョナサンを殺さない女王
父を褒められただけで怪しい人からもらったリンゴをエナジーチャージのためにすぐ食べる白雪姫
思えば序盤のオリジナルに追加されたジョナサンパートが酷かった時点で察するべきでした
オリジナル要素が入る中盤以降は虚無と地獄が延々と続きます
終盤 特に山場が無い
絶対地下から脱出するな ってわかりきった状態でのジョナサンの地下牢脱出からのキスによる復活
まぁ王子がAEDで蘇生処置したんだな みたいな気持ちで見ましょう
AEDはコンビニや薬局や駅や公園に設置されています このシーンを思い出して有事の際は迷わず使いましょう
この後申し訳程度に晴天なのに1個だけ白雪姫のところに降ってくる雪の結晶
物心ない雪が降っただけの日に生まれただけの名前ですが白雪姫はこれで本当の自分を思い出して完全体に
17号と18号無しでも完全体になれるんですね なんで城にいたころに完全体にならなかった?すぐ終わったろ?
変なマントを付けた状態で城下に登場して城下町の住人を率いて王城へ
王城の前で兵士たち(元は農夫とかパン屋)に貴方たちはもともと農夫やパン屋だった 名前も覚えてる
と言って白雪姫による幸せだった王国を利用した説得パート
うん あんま感動しません せめて城兵だった人たちと序盤子役の子が会話してたりするシーンがあれば良かったんですが
無いんだなそれが
巷で白雪姫が革命家だの革命戦士だの言われてますが誤解です
不当に権力を握った女王から王位継承権がある白雪姫への緩やかな権力奪取みたいもんです
正直ここまでつまらないなら白雪姫が軍を率いて最後20分くらいそこそこ見れる戦闘をした方がマシだった
つまらな過ぎて革命戦士を求めるぐらいこの映画は重症でした
野獣を倒せ!ガストン助けてくれ!野獣は野放しだ!
説得の裏で7人の小人と戦闘能力が低すぎる山賊達に城は占拠されて女王は孤立
女王への忠誠心が低すぎるとはいえ脆すぎる城 せめて城兵の忠誠心が低くて警備さぼってるみたいな描写入れろ
この映画が終わった後この王国すぐに外敵に滅ぼされるだろうな って予感してしまいます
女王は最後発狂して鏡をたたき割ったら壮大な音楽とともに鏡に吸収されておそらく死亡
壮大な音楽とともに吸収されていきますがすっごいどうでもいい流れで壮大な音楽を流されても困る
『演出等』
ミュージカル映画らしいので冒頭のミュージカルと 女王の私は美しいぜって感じの歌 あと小人のハイホーは割と良いです
逆に言うとそこ以外のテキトーに挟んで時間の水増しのために挟まれたミュージカル部分は苦痛そのもの
姫の本当の私はどこ あるべき自分になりたい!みたな同じこと3分くらい延々と歌う歌
姫「貴方は自分勝手よ」ジョナサン「君は世間知らずだ」を連呼する歌
終盤の姫が完全体になった時の歌 このあたりはだいぶキツイです
小人と掃除するとこは普通 良くも悪くもない
小人と動物のCGは割といいです 動物はすっごいもふもふでかわいい この映画の数少ない美点
動物のCG担当者だけは評価してあげてください 他の製作陣は褒めなくていいです
『総評と攻略』
駄作です リトルマーメイドを大きく下回るとはこの海のリハクの目をもってしても読めなかった
一応リトルマーメイドの体裁を保っていた前作に比べてこれは白雪姫の体裁も映画の体裁も保ててない
貴様は断じて白雪姫ではない
作中最速攻略を考えます
城での雑用中に白雪姫が無駄に長い歌を歌う暇があったら早く完全体になって城兵と城下の人を説得して終わりです
5分もあれば城は落ちます
映画の最速攻略です
チケットを買わないが最善ですが入った場合は通路横の座席を確保 これはリトルマーメイド攻略と共通点があります
この映画の場合は小人のハイホーが終わった段階で劇場を出ましょう
白雪姫子供時代の女の子も小人のハイホーももふもふ動物もこの時点で摂取できました
ここから先に見るべきシーンはありません
劇場から出たらすぐに今上映してるドラえもんあたりのチケットを買いましょう
全国のお父さんお母さんは子供と行くならこの映画じゃなくてドラえもん行きましょう
全部見た後劇場から出た僕は「ドラえもーん!」って劇場版の冒頭ののび太のように助けを求めたくなりました。
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