白雪姫のレビュー・感想・評価
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特別な作品がついに実写化
幼い頃から…誰にでも優しくて可愛い白雪姫が大好きでした。色々と言われていますが、新しいものを受け入れる、柔軟で広い心で観て欲しいと思います。実写版では優しいだけではなく、仲間と共に立ち上がる勇敢な姿と、運命の人ジョナサンと愛を深めていく様子が素敵でした。この作品は、もっと多くの人に愛されるべき存在だと思います。個人的には吹替版が好きすぎました!
初めてのミュージカル映画
ディズニー作品を映画館で全く見た事がなく、原作の白雪姫の話もほとんど知らない状態で吹き替え版白雪姫を見てきました。
原作を知らない人間としては1つの作品としてとても感動したし、音楽もすごく良かったです。
ジョナサンが白雪姫に俺は君の白馬の王子様じゃないみたいなセリフを序盤で言っていて、最後の方のシーンで白い馬に乗ってきたジョナサンに何故か嬉しくなりました。
今、実写化する意味を問いたい白雪姫。
監督は「(500日)のサマー」「ギフテッド」を制作されたマーク・ウェブ。
主演にはスティーブンスピルバーグがリメイクしたウエストサイドストーリーのマリアを演じたレイチェル・ゼグラー。
ヴィランの魔女にはDCのワンダーウーマンを演じているガルガ・ドットが演じている。
脚本には「バービー」のグレタ・ガーウィグも参加しているらしい。
世間でちょっと話題になっている主演のキャスティングについては気にならない。
ディズニーとしては多様性を尊重したい気持ちもわかるので。
ただ、自分が歳をとったせいか、今の時代の影響か白雪姫の物語がご都合主義に見えてしまったことも非常に残念だった。
マーク・ウェブ監督、レイチェル・ゼグラー、ガルガ・ドット、グレタ・ガーウィグ全て好きなのに。
衣装、ミュージカル、映像、ストーリー全て悪くはないけど、よくも無い。
それぞれの要素、単体ごとは素晴らしいが組み合わさった一つの作品としてみるとイマイチだった。
ネタバレになってしまうが、今回の実写化では白雪姫に王子様はでてこない。ディズニーといえば、プリンス。そして白雪姫といえば、プリンスと王子である。
だが、本作では王子の代わりに山賊が現れる展開となっている。
おそらく王子様に助けられるのではなく、自分で道を切り開く、強い女性を描きたかったのだと思うが、それにしては中途半端。
常に周りの人間に助けられる姿は変わらず、ラスト民の「名前を覚えている」この手札だけで魔女と戦うには少し物足りないと思ってしまった。
名シーンである白雪姫を毒リンゴで眠らせて、愛する者との「キス」でなければ起きない。愛するものって?何で目覚めさせるか魔女しかしらない状況。これをどう表現する?と期待してしまったが、あれだけあっさりに目覚めさせてしまうと、ただ無理矢理ストーリーに合わせただけのシーンにしか見えなかった。
また、日本の公開時期として、「ウィキッド 2人の魔女」と重なっていることから、無意識に比較してしまっている部分もある。
ウィキッドがミュージカル映画として最高過ぎたため、白雪姫を見た時に何も超えられなかった薄い印象を受けてしまった。
演出をアニメにあわせているなら、物語も思いっきりアニメによせてもよかったかもしれない。
まぁ、たらればであるけど。
ウォルト・ディズニーに観せたら怒り狂うでしょう‼️
何だ、これは⁉️白雪姫がバトル・プリンセスになってる‼️いやバトルとまではいかないけど、国民を率いて悪の女王に立ち向かう、たくましきリーダーとなってる‼️アニメ版は白馬の王子様の登場を待ってる可憐なお姫様だったのに・・・‼️しかも白馬の王子様も登場せず、代わりに盗人集団のお頭‼️もはやこれは「白雪姫」じゃない‼️「白雪姫」は、もはや世界中で親しまれているおとぎ話の古典‼️日本で言うところの日本昔話みたいなもので、そんな多くの人たちから愛されている物語を安易に変更するべきではない‼️基本的な物語は変えずに、いかに現代的な味付けをするか、それが大事だと思うんですが・・・‼️七人の小人たちもモーション・キャプチャーでやってるのか知りませんが、作り物感ありありでキャメロン監督とかがツッコミそう‼️彼らが歌う名曲「ハイ・ホー」もなぜかワクワクしない‼️アニメ版はあんなに胸踊ったのに‼️小人たちが白雪姫のピンチに鹿に乗って駆けつけるシーンも凡庸な演出で、アニメ版の躍動感にはまったく及ばない‼️そして今作で新たに加えられたミュージカルシーンも、ストーリーの欠陥をごまかすための雑音でしかない‼️そして配役‼️白雪姫役のレイチェル・ゼグラーがラテン系とか、そんな事はどうでもいいんですが、一番の問題は、女王役のガル・ガドットの方が、はるかに美しいことでしょう‼️ワンダーウーマンなんだぞ‼️このキャスティングだけでも説得力がない‼️21世紀らしく強い女性を描きたいのも分かります‼️しかし、それだったら「白雪姫」ではなく、まったく新しいプリンセス、新しいストーリーを創造すればいいだけの話‼️もし今作が「白雪姫」でなかったら、もう少し冷静に鑑賞できたと思います‼️
ふつうに退屈な作品
先日『ウィキッド』を観たこともあり、似た映画を2作続けて観ることになるな〜と思いながら鑑賞した。悪い意味で、この予想は大きく外れてしまった。ウィキッドとの類似点は、実写、ミュージカル、リメイク。制作会社は違えど、とても似ている。そもそもウィキッドの上映が始まるまで、こちらもディズニーだと思い込んでいたくらいだ。できればこのままウィキッドの話をしていたい。そんな映画だった。
上映中、「このまま帰ろうか」と思ってしまった。同行者に悪いので思いとどまったものの、後半30分は目を瞑って休めている時間もあった。ミュージカルなのでかろうじて音楽を聞いていられるのが救いだった。
先にこの映画の好きな点を挙げておきたい。まず女王役のガル・ガドットが美しい。邪悪な気品がある。歌もよかった。また、登場人物の英語が平易で発音が聞き取りやすい。子供が観ることを想定した配慮だろうか。ふだん英語学習をされているかたは大分自信が得られるのではないか(もっとも、私は英語学習をしていないし、聞き取れていもいない)。それから(女王以外も)俳優の演技に違和感がない。この評価帯を下回ってくると「観ているこちらが辛くなる」作品も増えてくるが、ここはディズニーの意地を感じた。
次にこの映画の好きになれなかった点を挙げると、上記以外のすべてとなる。ほとんど何も好きになれなかった。
まず白雪姫役のレイチェル・ゼグラー。白雪姫が幼少期から大人になった瞬間「えっ?」と思ってしまった。なんとか好きになろうと努力して歌にも耳を傾けたが、ダメだった。「白雪姫だから白人にやってほしい」という話ではない(『リトルマーメイド』でアリエル役を担ったハリー・ベイリーは好きだ)。シンプルに、白雪姫としての魅力を感じなかった。この感想を書くにあたって彼女の Youtube も観てきたし、Google 画像検索してほかでどのように演出されているのかも確認した。そのうえで言うと、レイチェル・ゼグラー自身は美しいし、歌唱も素晴らしい。だが、白雪姫として見たときに魅力的でない。思うに、白雪姫の衣装と違和感が生じないように化粧等に工夫がなされたのではないか(もしかすると諸悪の根源はあの安っぽすぎる衣装だったのかもしれない)。その結果、なんだか似合っていないけどギリギリありっちゃあり、という不名誉な状態になってしまったのではないか(特に髪型がなんとかならないものか)。すこし違う角度からいうと、最近ディズニー映画を観る機会が多いせいで「ディズニーのミュージカル部分的な歌唱」の型に私が慣れてしまったのかもしれない。そのせいで「またこの歌唱か」と思ってしまった部分もあるのかもしれない。なんにせよ非常に残念である。彼女の次回作に期待している。
次にミュージカル部分だが、ふつう、という感じだった。無難である。良かったが、あまり感動していない。近年のミュージカル映画は基本的に「歌っているだけで感動する」レベルで作られているし、ディズニー映画は歌い出すと大体涙が出てくる。『ウィキッド』も冒頭の不穏なミュージカルだけでも「おおっ」と思った。その基準で見てしまうと失望してしまう。こうした感動は何もなかった。
それから物語全般として、まとまり、一貫性を感じなかった。細かい話をすると、たとえば白雪姫が森に逃げる際、木の枝がまとわりつく描写があった。枝のまとわりつきかたが絶妙で、簡単に振り払える。だから最初「これは恐怖している白雪姫にはそう見えている、と言う演出なんだな」と理解していた。ら、思いきり樹木のオバケが出てきて「オバケなんか〜い!」と思ってしまった。またこれは同席者が言っていたことだが、小人が「私は鉱物の博士だ」という旨の発言をした際に、白雪姫が小人にジョナサンの治療を命令するシーンがあった。鉱物の博士に人間の治療を「命令」するものだろうか? こうしたマイクロ違和感が散りばめられていて、物語に没入できない。もちろんファンタジーなので不思議なことはあっても構わない。実際『哀れなるものたち』は不思議なことだらけだったが、そういうものとして受け入れながら鑑賞できた。説得力とは文字通り「力」なのであって、本作にはその力が不足していたように感じる。やれ原作との違いだの、小人のCGだの、言ってみても良いが、そういった話の根幹として、説得力が欠けていた。
この映画に2未満の評価を付けている人もいるようだが、そこまで酷いとは感じなかった。誹謗中傷になってしまうため作品名を挙げるのは避けるが、「この映画を観るためのお金と時間を返してもらったとしても、この苦痛が残るのは嫌だ」と感じる映画もある。しかも、わりとある。同行者が見たいと言ったり、怖いもの見たさだったり、「意外とこういうこところに予想外の名作があったりして」と思ったりして、後悔することがある。本作は観ずに済ませるのが一番だが、観たからといってそこまでの苦痛はない。ふつうに退屈な作品。ただ、退屈な作品あっての名作である。観て退屈すればいいのかもしれない。
グレイ雪姫かな?
レイチェルさんは新しい白雪姫だけど、母親がコロンビア出身が選出の一要素だったのかな?もちろん歌唱力があったこともそうだろうけど、わざわざ父親の説明がなくても母親はどこの出身と娘のプロフィールに書く必要があるのは白人の純血女性を選んでませんよと強調するディズニーのいやらしさが染み出ている。
ディズニーのジェンダーレスというかアンチ白人至上主義は白雪姫までも白くなくしてしまった。別に白雪姫くらいホワイトスノーなんだから白い肌の女優さんで良いのでは?と思う黄色人種の私でした。
話もキスをするのは王子でなく窃盗団の首領だし、王国の民衆を扇動する強い姫様を描く新しい白雪姫はそこまで改変して姫が後妻の悪い妃を倒したかったのが、観客の求めるものとは限らないですと言いたい。
せっかく軍備を固め国民に文句を言わせない強国にしたのに、兵隊に何回でも白雪姫を殺しに行かせれば良いものを、そこは改変しないで毒リンゴを老婆に変身してまで食べさせに行くのは原作に変な処で忠実でしたと首を傾げたくなったので評価は低いです。
7人の小人(ホビット族)があんなに沢山の宝石を掘り起こしているのに、ちっとも儲かっている感じがないのも違和感半端ないのが理由が分からなかった。なんか気になる事ばかりで見終わったのでがっかりでした。
うーん…💧
ディズニーの実写久しぶりに劇場鑑賞‼️
「リトルマーメイド」は光描写に懸念していかなかったし、予告編は良かったんだが蓋開けてみたら残念な感じが強いかな💧。
元のアニメ版もそんなに見てないから「ハイホー」ぐらいしか歌知らないし「美女と野獣」ほどの感動はなかった😅。
物語的にはアニメは毒リンゴの母はどうなったっけ?王子と小人と森で暮らして幸せで終わったか❓の疑問があったので、しっかりとやっつけ(表現が変かもだけど)て自分の国の姫でちゃんと想い人と結ばれたなら物語の完結的には良かったです👍。
それ以外は残念な💧小人は設定年齢が大分上だからビジュアル的にしかたないが変にリアルすぎて気持ち悪い👎、今のディズニーだからかわからんが、肌が白いから白雪姫が猛吹雪の日に生まれたからがなんか受け付けない、いくら時代が時代とは言えその辺は設定守ってほしかったな〜、白雪姫が強くても良い肌色が気になるなら次は「プリンセスと魔法のキス」を実写化すればいいのにっと個人的にそこの設定だけ変なこだわりが出てしまった😞。
評価も悪い人多いみたいだからまぁこんなもんか💧なんだろうけど、「リトルマーメイド」やディズニーじゃないが「ウィキッド」ですらまぁ良かったのにハードル高くしてしまったかな〜、劇場じゃなくても良かったね。
雪の夜に生まれたから、スノーホワイト。
3月21日(金)
昨日は娘と一緒に「雨に唄えば」だったが、あまり客が入ってないという情報で、来週になると小さいスクリーンになりそうなのでミュージカル嫌いの私としては珍しく2日続けてミュージカルを観た。今日はディズニーの「白雪姫」字幕版をユナイテッドシネマ浦和で。
娘が小さい頃毎日(本当に毎日!)LDでアニメ版を観ていた。観るのはチャプターで「口笛吹いて働こう」のシーンだった。「掃除のコツは〜♪、口笛明るく吹き鳴らして〜♪、たちまちきれい〜♪」小さい子は飽きないで毎日観るよね。
今回、字幕版で観たがこの歌の吹替版の歌詞は変わってないんだろうなぁ。
アニメ版のリバイバルを劇場で観たのは40年も前でストーリーの細かい所は忘れていた。(鑑賞翌日に購入してあったDVDでアニメ版をチェック)
アニメ版ではアダプテッド・フロム・グリム・フェアリー・テイルズと出る。
◯アニメ版との違い
アニメでは最初から父母はおらず継母の女王にボロを着せられ掃除をさせられている。実写版は、せっかく父母と町に出るのならパン屋とかと話したり、名前を呼ぶシーンを入れておけば良いのに。そうすればラストが生きる。
白雪を森に連れて行く狩人が黒人(最近のディズニー忖度)
「口笛吹いて働こう」のシーンもアニメでは小人が留守の間に動物たちと掃除をするのが、本作は帰って来た小人たちに掃除をさせている。アニメでは白雪が料理をして食事の前に小人たちに手を洗わせるが、そのシーンはない。
白雪に林檎を食べさせた女王は崖から落ちて死ぬ。
アニメ版を結構忠実になぞっている部分がある(魔法の鏡、心臓を入れる箱、井戸のシーン、地下牢の骸骨、老婆の扮装等)反面、改変した部分の脚本が上手くいってない。ツッコミ所が多すぎだ。
白馬の王子が出て来ないのはともかく、女王の反対勢力がショボ過ぎ。
女王のガル・ギャドットは最高だったけどね。
肌の色を言っているレビューアーがいたが、最初に雪の夜に生まれたからスノーホワイトと名付けたと説明しているからそこは良いだろう。
「白雪姫」はディズニー初の長編アニメで、後の「シンデレラ」や「眠れる森の美女」の姫キャラとは違う。レイチェル・ゼグラーはアニメ版白雪より美人だ。
レイチェル・ゼグラーの歌唱力は素晴らしい(2021年夏にオーディション受けているんだね)し、「ハイ・ホー」や「口笛吹いて働こう」が使われているのに「いつか王子様が」が無いのが残念。白雪姫といえばこのメロディでしょ。インストルメントでも良いから流して欲しかったなぁ。
製作費が無駄に高い(ウィキッドより高い!)らしいが、クレジットの人の多さ。白組見習った方がいいんじゃないかい。
子供たちに見せるなら正直こうするしかない
※付き合いで見に行っている程度で、ディズニーに思い入れゼロの人間が書いたということを念頭に置いてお読みください。
前評判が物凄いことになっていたので恐る恐る見に行ったのですが、アニメ白雪姫をあらすじしか知らない勢の自分はミュージカル映画としてなら普通に映像も綺麗だし歌も良いし話もコンパクトに纏まっていて割と楽しめました。
ただ、これはアニメ白雪姫の実写化ではないです。ディズニーが自らのキャラクターや世界観を使って考えた、「私が考えた最強の白雪姫」というセルフパロディ映画です。なのでアニメ白雪姫を求めて見ると泣き崩れることになりますので覚悟して下さい。
…しかしまあ、沢山の子供たちが見る映画だからという点において、現代のディズニーならこう作らざるを得なかったんだろうな、というのが感想です。
ほとんどアニメ白雪姫をまじめに見たことのない自分でも、
・白雪姫は美しく歌って踊っていて闘わない
・王子と仮死状態になるまで会っていない、なのに王子は白雪姫に勝手にほれ込んで口づけする、白雪姫への意思確認?そんなものはない(さらにいうと白雪姫は推定未成年である)
・白雪姫は闘わないため、王子に見初められた段階でハッピーエンド、自分で成し遂げることはない
ここら辺が、子供達に見せるうえでの自己実現のメッセージ性と倫理観的にアウトーーーーー!!!!っていう感じだったんだろうなと推測します。(もしアニメ白雪姫のストーリーラインを勘違いしてたらすみません。)
白雪姫の人種がどうとか白い肌がどうとかではなく、アニメの設定が現代では通用しなくなったので通用するように変更した。これに尽きると思います。
なので白雪姫は確固たる意志を持って女王と闘う意思を見せるし、王子は王子ではなく庶民であり白雪姫と一緒に闘って絆を深めてその上で口付けするし(一応白雪姫だけの概念王子様ということで白馬には乗ります)、白雪姫は(皆の助けは借りるけど)自力で国民との絆を取り戻して女王を倒す。王子を待つ歌は歌わない、何故なら王子を待ってる場合ではないから。
今回の映画も現代のディズニープリンセスの自己実現と勇気と博愛あたりを踏襲するの映画なので、その定型を楽しめるかどうかが分かれ道になると思います。アニメ版に拘らない&ウィシュとか好きなら大丈夫ではないかと。
アニメの白雪姫ではない。でも現代のディズニープリンセス。そんな感じの実写版白雪姫でした。
普通にさらっと見て面白いけど自分には強烈に惹かれるところもない、なので☆3でした。
(…しかし最近のディズニープリンセス、上記の「子供達に見せる強い姿」を意識しすぎて、逆に尖ったところはあまりなく殆ど同じような人物像になっているような気がするのですが、これは気のせい?)
新時代の白雪姫
実写化解禁から楽しみにしておりました。アニメ版も元から大好きで、実写化をするのも楽しみでしたし、吹き替えキャストに大好きな方が沢山いたので、ワクワクして見ました。
楽曲が素晴らしかったです。物語に強弱をつけるだけでなく、キャラクターに寄り添った歌詞が本当に素敵でしたし、フィナーレの華やかさが忘れられません。
新キャラクターもそうですか、アニメ版とはまた違った目線でキャラクターを映し出していて、今の時代に寄り添った描き方に思わず涙してしまうシーンもありました。
特に、2人ならきっとという楽曲で、ジョナサン目線白雪姫目線でお互いを移すシーンは、映像の色合いも吹き替えキャストの歌声、原曲キャストの歌声含め、全てが素敵で思わず見惚れてしまいました。あそこだけで何回でも見れます。
ひとつの作品としてみればいいんじゃないの
吹き替えの河野純喜くん目当てでいきました。ディズニー映画に特に興味あるわけでもないし、お姫様ものも苦手なので、歌に期待してみました。歌はとても良かったです!
細部の違和感はありますが、それはどの映画でもあるのでしょうがないと思います。特に気になったのは森の中を逃げているとき、なぜか穴に落ちたら水(池?)の中で浮き上がったら陸上だったのが何を表現したいのかわからなかったです。パンが濡れてないっていうのもだけど。あと、最初に本を開いて始まるんだけど、本の表紙に「白雪姫」って書いてあるから日本向けに変えてるんだと思ったら、最後本を閉じたら、表紙に「Snow White」と書いてあって、最後まで抜かりなくやって欲しかったなと少しがっかり。
多様性ってことで、いろんな人種の人が出てるのはいいけど、であれば、衣装やアートワークもミックスしてないと片手落ちじゃないかと思うんですが、どう見ても欧風。だから違和感のこる。
あと、パン屋さんが近衛兵になるっていうのは普通のことなの?徴兵制?気になりました。
なんの希望もなく環境に流されて生活していたが、自分の進む道を見つけて仲間と一緒に突き進んでいき、希望を手に入れるという物語としてはよかったです。
ファミリーで是非!
良くも悪くもディズニー映画。殺人描写は全くなく、ご家族あんしんしてご覧いただけます。
女優さん、正直、アニメ映画のコスプレそのままのいでたちで、似合っていないな、と思いながらも本篇を観ましたが、演技、見栄え、とても魅力的で、内容に見合った素敵なプリンセスでした。
ディズニーアニメの白雪姫は見たこともなく、グリム童話としてあらすじをなんとなく知る程度でしたので作品を色眼鏡なく楽しめました。
感想に自信が持てないのでその分星一つ減じています。
音楽は素晴らしい
ツッコミどころは多々あれど、ミュージカルのシーンは素晴らしい!ディズニーランドにいるようなウキウキを感じられる。特にハイホーはトロッコ乗ってるシーンもあったしIMAXの迫力もあってかなり楽しかった!VFXは、なんだろう、よくできてる割になんかちょっと古臭さは感じた。でも動物たちは可愛かった。ちょっとあざと過ぎだったけど。
ただ惜しむらくはWickedの直後公開だったこと。。どうしてもあのストーリーの面白さと素晴らしい楽曲と壮大な世界観の後ではこじんまりと感じてしまう。それでも、よくよく考えると元の3行で終わるような話をよく膨らませたよ!とは思う。
大分違う話になってるし、半分過ぎてもあれ、まだ眠らないの?(死なないの?)と思ってたら、眠った後も一瞬で脱獄して一瞬で目覚める、まあここは万人が知ってる話だから引き伸ばす必要ないか、となったのだろうか。。潔い。
勝手に転がり込んでおいて謙虚さがないな?とか最初はやはり甘ちゃんだな、とか主人公があまり魅力的でない、のも等身大でありながらちょっと残念ポイントかも。
ベタながらdopey覚醒のシーンは泣いちゃった。
そういえば小人たちの吹替メンバー面白めだったけどどんな感じなんだろう。。
鏡「白雪姫の方が心が奇麗です」客「は?」
白雪姫
元はドイツの民話で
グリム童話に収録されている
世界でもっとも有名なお話
その雪のように美しい容姿の姫を
妬む継母が何度も何度もぶっ〇そうと
するたび乗り切り
最終手段で自分が化けて渡した
毒リンゴでやっと絶命させるも
白雪姫を想っていた王子様が現れ
二人は幸せなキスをして終了
といったものである
最も有名なのはディズニーが
製作した1937年の
フルアニメーション版で
累計3000億円を売り上げ
アニメーション業界及び
ディズニーを世間に知らしめる
きっかけとなった
エポックメイキング
これを実写化した今作
どうだったか
どうだったかも何も
あまりに公開前の炎上騒動ばかりが
話題になってしまった
昨今のDEI・ポリコレフルスロットル
のディズニーが落っことすはずだった
大爆弾だが
主演のレイチェル・ゼグラーの発言が
あまりにアレすぎてドン引き
こいつがなんで白雪姫やねん
という大論争に発展
まあ他に観たいのもないし
どんなもんかと
地雷を踏みに行ってみたが
まぁ観てみるとそうした
大炎上によって歯抜けの
スッカスカな代物でしか
ありませんでした
特に感想もないです
当初のポリコレディズニー
これをどうしたかったのでしょう
白雪姫が女性の権利ソードで
鏡と王子もろともぶった斬り
女性の勝利だと高笑いする
修羅雪姫みたいな
展開にでもしてくれりゃ
まだ面白かったかもしれない
けどまあムリでしょうね
キャプテンアメリカやジョーカー
といいいらない続編やリメイク
ばかりしている業界には
将来性を危ぶみます
これで製作費300億円とかやばいでしょ
ウォルトが墓石から蘇って
助走付けて殴るレベルとはまさに
これです
ディズニーアニメ実写の黒歴史姫
『白雪姫』と言えば、世界映画史初の長編アニメーションであり、今も続くディズニーアニメの第1回作品。
アニメーションのみならず、映画史に残る名作中の名作。ディズニーアニメはここから始まり、白雪姫は以後のディズニープリンセス/ヒロインの原型となり、女王もまたディズニーヴィランを確立。ディズニーにとっては永遠不滅の至宝、美しさ。
後世への影響も多大で、本作を見てアニメーションや映画の世界に入った人も多い。ちなみにクリント・イーストウッドは幼い頃、初めて見た映画だとか。日本でも手塚治虫や鳥山明もリスペクト。
ディズニーとは関係ナシの映像化やパロディ/ネタ、実写化も数知れず。剣を持って闘うヒロイン・アクションになったり、『Dr.スランプ』では千兵衛さんが白雪姫に扮する話とかあったっけ。
本当にリスペクトされ続け、愛され続けている。
遂に、満を持してディズニーで実写化。
絶対失敗は許されない。失敗したら、偉大な作品と歴史とディズニーそのものに泥を塗るようなもの。
なのに…
ディズニー、やっちまったか…!?
昔々、とある国に心優しき王様とお妃様がいました。
待望の子供が産まれ、同じく優しい心を持ったプリンセスとなりました。
両親を相次いで亡くしましたが、優しい心を持ったまま、美しく成長。その名は…
白雪姫…じゃない?!
やっぱりね、イメージって大事だと思うの。『リトル・マーメイド』の時もそうだったけど。
勿論レイチェル・ゼグラーは注目株の魅力ある女優さんだけど、白雪姫のイメージじゃないんだよね…。
グリム童話の原作やディズニーアニメでは白雪姫は、白雪のような肌の女の子。それを褐色のラテン系が演じて白雪姫…?
今回、命名の由来がちと違うとは言え、でもやっぱり白雪姫のイメージじゃないんだよね…。白雪姫と言うより、『ウィッシュ』のアーシャ。
ハリー・ベイリーは『プリンセスと魔法のキス』の実写、レイチェル・ゼグラーも『ウィッシュ』の実写ならイメージ通りだったろうに。
『リトル・マーメイド』の時も書いたが、こんな事を言う事自体、私が頭が固く、人種差別と思われるかもしれないが、でもでもやっぱり、オリジナルを尊重し、その雰囲気やイメージのまま見たい…。これは変わらぬ私の意見だ。
王様とお妃様に変わって、新たな女王様が現れました。
女王様は大変美しいが、何より自分の美に執着し、恐ろしい魔女でもありました。
優しさの欠片も無く、民から自由や平和を奪い、国を我が物とし、白雪姫を使用人のように扱いました。
女王は魔法の鏡に聞くのです。
鏡よ鏡、鏡さん。世界で一番美しいのはだぁれ?
それは勿論あなた様、ガル・ガドット様です。
今回、映画はここで終わっていいのである。
レイチェル・ゼグラーには悪いけど、今世界中の女優を見ても、ガル・ガドットの美貌に勝てる人はなかなか居ないって!
美しさは勿論、存在感、歌声も披露し、楽しそうにきっちりヴィランの役割を。
ガル・ガドットが居なかったら興味や関心はもっと薄かっただろう。
やはりガル・ガドットは救世主=“ワンダーウーマン”なのである。
ある時、城にコソ泥が入りました。
女王は処刑を命じますが、白雪姫は慈悲を乞いました。
それから鏡の答えは変わりました。
世界で一番美しいのはだぁれ?
白雪姫です。
女王は激昂しました。あの小娘をヤっておしまい!
そう手下に命じましたが、殺せず、森の中に逃がしました。
森の奥へ、奥へ、奥へ。
やがて家がありました。
疲れ果て、ベッドで寝てしまうと、“主たち”があの耳馴染みの陽気な歌と共に帰って来ました。
七人の小人たち…だが、ここも今回論争の一つ。
白雪姫はオリジナルのイメージから改変されたのに、小人たちはイメージのまま。
つまりそれはアニメチックにデフォルメされており、生身の役者と並ぶと違和感…。
小人たちの描写、CGIで小人症の俳優が演じてない事、小人症の俳優が生身で演じるべきだった…。ピーター・ディンクレイジらも苦言。
ポリコレに必死なくせに、彼らだけは“別”なのか…?
小人たちと楽しく暮らしていましたが、自分が居ると迷惑になると去りました。
森の中をさ迷っていると、出会ったのです。
王子様…かと思ったら、再びコソ泥と。
今回の大改変の一つ。王子様は登場しない。変わって、コソ泥のイケメン、ジョナサン。
『塔の上のラプンツェル』や『アナ雪』も相手は王子様じゃなかったけど、そういう設定だからいいんだけど、昨今の風潮だからとは言え、元々の設定を変えるかね…?
王子様が登場しないので、名曲『いつか王子様が』が使用されない。『アラジン』で『ア・ホール・ニュー・ワールド』が流れないようなもの。
でも結局は王子様の“代役”なので、このコソ泥と恋に落ちる。
白雪姫とコソ泥の恋。待望の『白雪姫』の実写化で、そんなのを見たいのか…?
ジョナサンは白雪姫の父親、王に忠誠を誓い、仲間の山賊たちと悪しき女王と闘う。
白雪姫が生きている事を知った女王の命令で兵たちが奇襲し、一戦。
白雪姫も機転を利かせて共に闘うのだが、
アレ…? 私ゃディズニーアニメ実写の『白雪姫』じゃなく、クリステン・スチュワートの『スノーホワイト』を見ているの…?
オリジナルをベースにしつつも、ここからかなり新解釈が多くなってくる。
ジョナサンが女王に捕まったり。
白雪姫が女王が化けた老婆の毒リンゴを食べて仮死するのは同じ。
目覚めさせる事が出来るのは王子様のキスなんだけど、今回王子様は“追放”させられたので、定番の真実の愛のキス。
するのはジョナサン。まあ、そうなるわな。
相手役の変更とか新解釈とか言うなら、小人の中でも特に心を通わせたおとぼけで良かったのでは…?
見た目や立場は関係ない。それを得意気に謳ってるくせに、それをやる勇気は無かった。結局、見た目なんだね。
目覚めた白雪姫は女王と対峙。
民や兵たちを思う。皆や自身も鼓舞。
白雪姫の内面の強さ、美しさ。女王を圧倒。
追い詰められた女王は割れた鏡によって自滅。
…アレ? こんなラストだったっけ…? いや、『白雪姫』は最後に見て久しいけど、間違いなくこうじゃなかったのは断言出来る。
昨今だからこうなったような新解釈ラスト。
そのメッセージも分かるのは分かるし、いいのはいいんだけど…、
でもこれで、新解釈や現代版『白雪姫』と言えるのか…?
王子様のキスを待ってるようじゃ今はもうダメ。自らが立ち上がり、立ち向かう。
ならばそれを『白雪姫』の実写でやるんじゃなく、オリジナルの作品でやれば良かったのでは…?
待望の『白雪姫』の実写で、新解釈と言うより意味を履き違えた改悪でやるような事…?
皆が見たかったのは、あの『白雪姫』。今時と思われてもいい。
だけど、白馬の王子様とか駆け付けてくれるとか目覚めさせるキスとか、今はもう絶対にやっちゃダメな事なの…?
そういう夢や憧れを見る事自体、愚かなの…?
それこそ差別や偏見を感じる。
変わらぬ夢や憧れ、自由があったっていいじゃないか。
それを映画で魅せてくれたって。
夢を描き続けたディズニーが変わらず魅せてくれたって。
それをディズニーが否定するな。
『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』コンビによる新曲もいいが、既存の名曲『ハイ・ホー』の心躍る感には敵わない。
マーク・ウェブは今回“アメイジング”な仕事ぶりとは言えず、共同脚本のグレタ・ガーウィグも『バービー』でやった事を『白雪姫』でやろうとして…。誰得の『白雪姫』実写…?
レイチェル・ゼグラーがオリジナルを古臭いと否定したり、今のディズニーで新解釈/現代版をやる時点で結果は目に見えていた。
ウォルト・ディズニーが心血注いだ世界初の長編アニメーションで自社の第1回作品。その待望の実写化。
それがこんな形で改悪されて…。
つまらなくはなかったが、ガッカリ感が半端ない。
こんな形で見たくなかった。ディズニーアニメ実写の改悪も、もういい加減勘弁。
ディズニーアニメ実写の黒歴史姫。
退屈で盛り上がりに欠ける
簡単に言うと、全体的に退屈でした。
おそらく、内なる美しさを秘めた白雪姫が、暴力に頼らずその心の美しさによって王国を取り戻し、悪の女王を打ち倒す——そんな物語を描きたかったのだと思います。しかしながら、脚本があまりにも薄っぺらく、説得力に欠けていたように感じました。
特にそれが顕著だったのがラストシーンです。たった4人の兵士が寝返っただけで女王が発狂するのは、さすがに無理があるのではないでしょうか。挙句の果てに、自らの栄華を支えてきた鏡を割って自滅するなど、白雪姫は何もしておらず、「え、これで終わり?」という印象でした。
ただし、7人の小人たちが「ハイホー」を歌いながら働くシーンはとても良かったです。この場面だけは素直に楽しめました。
激ヤバ毒リンゴを語り継ぐ先人になる
俺はディズニー映画を何本も見てるし、過去のアニメ作品もたくさん見てきたし、近年の実写も見てきてるんだけれども、自分がこういう低評価を下さなければいけないということが本当に悲しい。
以下、比較の為にアニメ映画版のネタバレも含む。
本当に信じられん、こんな脚本が通ったということが本当に信じられねえ。問題点をどんどん上げていく。
これがディズニー公式から出たという事実が本当にすごい。
「先人達の知恵」的な歌詞の歌がありながら先人達から何を学んだんだというひどいアレンジ、付け足しの連続。
これはリアルタイムで劇場で観た我々が「ひどい実写化」の例として語り継ぐべき、驚くべき作品だ。
とにかく脚本、演出が雑。主演女優が白人ではない、なんてことは些細なこと。とにかく元になったディズニーアニメ映画からの余計な付け足しがひどすぎる。
例えば最初の歌、ここは素晴らしい国的な歌も曲はいい。しかし見せ方の工夫はもっとできただろう。
最初にカラフルな衣装で歌い踊る。これ自体はいい。しかし後述するラストはこのカラフルさとは真逆になっている。
序盤に白雪のソロ曲がある。両親が死んで新しい女王にこき使われ掃除させられているのだが。これは本当の自分じゃない、いつかなりたい自分になる、国を取り戻す的な歌なのよ。
単調な見せ方ももちろん良くないんだが、もっと良くないのが雑に洗濯物を叩き落とす演出があること。
これが何が良くないかっていうのは、そもそものディズニーアニメの白雪姫ってもっと能天気な人で、掃除すら楽しそうにやるところが魅力的だったわけで。
自分の置かれた境遇にひたすら不満を持ってる感を、わざわざ足してる。なんでそんなにキャラ付けするのよと。
自分の国を取り戻したいという意思を見せること自体は悪くはないんだけど、描き方がひどい。
例えばその洗濯物を叩きつける描写がなぜ良くないのかっていうと、その後に小人たちの家に行って、小人に楽しく掃除しましょうよというような歌を歌って諭すわけよね。
そんな洗濯物を叩きつけるようなやつに楽しく掃除しようよなんて言われたくねえよって思っちゃうわけよ。この映画ってのは本当にそういうひどいことを平気でやるのね。
本当に中途半端にアニメ映画のストーリーに沿ってる上で余計なもの足してるからすごい不自然で変な展開がたくさんある。
自分の国を取り戻したいみたいなところもまずあれなんだけど、新しい女王になってから国が良くない方向に行ったってのがとにかく分かりにくい。
この展開やりたいならまずはもっと人々が貧しくて苦しんでるんだみたいな描写をもっと増やすべきだ。こういう展開にするべきなら、そこの描写がまず弱い。
例えばね、盗賊の男が、今回の王子様の役割、王子のポジションになるっていうアレンジ自体は、そうしたかったなら、そうしたっていいんだけど。これだって別に盗賊にする必要性を感じない。
何だったら、元々王子だった人が、何か盗賊のフリしてて市民を助けている王子だったでもいいんじゃねえかと。
本当に盗賊にする必要性を感じない。
わざわざ、名曲『いつか王子様が』をカットする必要があったのかと。
男に頼らない姫を描きたかったんだろうが盗賊アレンジに何のこだわりも感じさせないのが逆にすごいまである。
そして!ある意味見所である、七人の小人ね。本当に、なんでこのキモ可愛い、いや、単純に気持ち悪い変なデザインが採用されたのか。なんでよっていうような、すごい変な不気味なデザインで、実写版キャッツの次ぐらいにやべえなっていう。
これはよくCMで隠したなって思えるほどに、とにかく微妙にリアルで、微妙に不気味な。これは何が良くないかって言うと、盗賊団の中に本当に実際のリアルなパチンコ打つ小人の役者がいて、その小人の人は別に不自然ではないのよ。
でも、その小人のパチンコ打つ人に比べて、七人の小人がすごい不自然さが余計強調されてて。
この七人の小人たちが触ると岩が光って、宝石のある場所がわかるみたいな、元のアニメにない謎の設定が付け足されて、その謎設定は最初の鉱山で岩を掘ってて、そこのシーンが綺麗に光るという演出以外で、特に活かされない。余計な設定だ。
しかも274歳だ、いや275歳だみたいなことをいちいちセリフで言うんだけれども、そんな年を取ってることをいちいち示さなくたってよかったじゃないかって言う。
その年を取っているという要素も全然ストーリーに活かされていない。
おそらく七人の小人はいわゆる人間ではない、ということを強調したかったんだろうが。ならそれはそれで光らせ能力や長寿をストーリーに活かせよと。
でね、小人が出てきたタイミングで盗賊団も出てきて、盗賊団が白雪姫を捕まえに来た兵士たちと戦うんだけれども、ここのバトルも何か薄くて。一応雪姫の見せ場もあるんだけれども、勇気凛々戦ってますよ的なことをチラッと見せるんだけれども。
ここをやるんだったら、もっと白雪姫なりのアクション的な、例えば動物と仲が良いのであれば、動物と一緒に戦う的な展開にした方が良かったんじゃないかと。
でさ、ひどいのがさ、この盗賊の頭の男ジョナサンが、王子ポジションの男が白雪姫をかばって、矢を受けて倒れてしまうと。
で、ここ白雪姫が、そのドクターである、先生ね、小人の一番長である先生に治してよっていうんだけど、とにかくそれがすげえ上から目線なんだ。
なんか、治してよ、やってよって言う、ただ単に頼むだけで、すごい他力本願なわけよ。そういう描写を平気でやるわけね。
白雪姫はみんなで分け与えるべきだって事あるごとに言うんだけれども、だったらまずお前が薬に効くような薬草でも取ってきて労働を分け与えろよって思うぐらい、なんか偉そうなのよ。
ドクターこと先生は、すごい奴だから、あっという間にやられたジョナサンを治療してくれるんだけど、その直後に、よっしゃ、宴会!的な感じで、急に小人たちと盗賊団のダンスが始まる。
このダンスの取ってつけた感もひどい。
そこでなぜか、白雪姫と盗賊の頭ジョナサンが急接近で仲良くなり、お互い愛してます的な雰囲気になる。
表現も安っぽくてひどい、失笑もの。しかも、周りに人がいる中で、いい感じになるのが、無理矢理過ぎる。
原作アニメ映画だと白雪姫と王子が1対1で出会って特別感があったのに、そういうのもない。
わざとやってんだろうけど、愛している人のキスという要素を入れるために、ここで急接近をさせざるを得ないという、無理やりさがひどい。
ジョナサンさんだ、ジョナサンさん、あの名前を覚えてやろう。ちょっとこの盗賊ジョナサンの扱いもすげえ雑でかわいそうだから、せめて劇中でも言ってたように名前は覚えておいてやろう。
このジョナサンも、白雪と仲良くなった後に、南に行くぜと。白雪のお父さんがどうなったか調べてやるぜ的な感じで、わざわざ白雪からペンダントを受け取るんだけれども。
勇ましく出発したのに即効で女王の兵隊の罠で捕まって、城に閉じ込められるという。
もう全然見せ場も作ってもらえない。すげえひでえ展開ですよ。
でもってそれでペンダントを女王に奪われて、女王が老婆に変身して、この老婆を白雪姫が信用するきっかけがそのペンダントを持っていたというところで。
かつこれも良くないのが、分け与えようという、みんなで分け与えようという言葉を、お父様が言ってたよねと。
だからその分け与える心で私、老婆は、このリンゴ(毒リンゴ)をあなたに分け与えるんですよという、このマイナスの意味での伏線回収をわざわざ作ってる点な。
やりたかったことはわかる。白雪姫が怪しい老婆から貰ったリンゴをすぐ食べると言うには、やっぱり理由が必要なんじゃないかというのを考えたと思う。
しかし、そういう伏線回収をするなよ。分け与えるという行為、言葉によってマイナスの出来事が起きるっていうことが、映画全体のイメージも悪くしている。ペンダントすらマイナス面で役立っている。
で、雑に捕まったジョナサンは、何日もかけて牢屋の鎖を解くことができました。雑に脱獄成功するわけよ。
で、死んでいた白雪姫にキスしたら、白雪姫目覚めました。真の愛でしたね、と。
ここで、また中途半端にアニメ映画と同じ展開を作ってるの。これ、本当、同じ展開をわざわざ作るんだったら、全然王子でよかったじゃねえかよっていう中途半端さがまずある。
この白雪姫が目覚めてからの余計なおまけがまたひどくて。
まず白雪姫、目覚めた白雪姫が、城下町に戻ってきて女王と対峙するのよ。
うんで、町の人がなぜか白雪姫の味方ぽい雰囲気になってくる。そこも説得力がないのよね。なんか結局、親父の七光り。
これも良くないんだけど、ずっと父さんが、父が守りたかった国を取り戻す的な、父さんは立派だった、ということを言う白雪なの。本当父親頼みなので、父親の七光り、だから町民に愛されているのかなみたいな。
この白雪姫自体の実績がないっていうのが、余計強調されちゃうのね、父親が父親がっていうセリフが多いことで。
これは原作にない余計な付け足し要素ね。
女王と対峙して、女王が私を刺せと言うんだけど、白雪姫としては刺すことはできないわけよね。で、女王が兵士にみんなの前で白雪姫を殺せと命じる。
この後の展開もね。その兵士の名前を白雪姫は覚えていたと。1人1人の名前を覚えていて、どういう家族構成かも覚えていたと。
それによって兵士が、覚えていてくれてたんだと感動して、白雪姫を殺さず、戦闘放棄するという展開になるんだけれども。
これをやるんだったら、女王が1人1人の名前を全然覚えられない白状なやつだという描写対比が必要なわけで、そういう描写もなく、白雪姫が名前を覚えるのが得意っていうのは、小人の自己紹介のところで初めて示されるんだけれども、それもそこぐらいで、その積み重ねがないの。
積み重ねがないのに、それをちょっと切り札としてるところも良くないし、映画としても地味すぎるのよ、展開として。
最終バトルがあるわけでもないし。
女王の最後まで雑で、女王が最後に魔法の鏡に語りかけて一番美しいのは誰だって聞いたら、女王は肌だけが美しいだけで、本当に中身、心が美しいのは白雪姫ですって鏡が言って。
それに怒った女王が鏡を割ってしまって、鏡が割れたら、その鏡の魔力が無くなっちゃって女王も真っ黒になって死んでしまうという、本当雑すぎる自滅で女王も死ぬという。
もうね、本当この女王も可哀想で、どうにかならなかったのか、このひどい脚本はっていうところで。
ラストは、白雪姫が立派な女王となり統治しました。めでたしめでたし的なナレーションで、冒頭の歌のアレンジで、最後みんなで歌う。
この時の衣装がみんな真っ白なのよ。すげえ全体主義なんじゃねえかっていうくらいみんな真っ白なの。白雪姫だからっていうところなんだろうけど、この真っ白さがすげえ不気味なものがあって。
だって最初のシーン、冒頭のシーン、カラフルだったにも関わらず、すげえ真っ白にしたオチって、これ本当にお父さんの意思を受け継いでいるの?と感じる。
すげえ不気味さを全然自覚しないでやってるというところが本当にね、この映画はずっとやばすぎて、もうここまで来ると逆に面白すぎるんだよね。
これはマジですごい、実写版ドラゴンボールや実写版デビルマンなみに語り継がれるだろう究極のヤバ毒リンゴだった。
俺達は、この激ヤバ実写化毒リンゴを食らった俺達は、先人として語り継いでいかなければならない。星1をつけなければ失礼だとすら思う。
ずっと脳裏で
♪ちがう ちがうっ (´Д`)
そうじゃ そうじゃなーいっ (´Д`)
なぜ白雪姫にしたんだ
別の新たなプリンセスでも良かったじゃないか
王子様の代わりが芋泥棒でも
びしょ濡れで他人のベッドに寝る失礼な姫でも
小人には指示して己は家事しない姫でも
いつか王子様がを歌わなくても
最後皆で白い衣装でも
なぜ白雪姫にしたんだ
なぜあの本来の白雪姫の衣装を着せたんだ
別のプリンセスの話だったら
まだ後味良かったのに
もう一度、次は平常心で観てきます
こういうのは『魔法にかけられて』の前に作るべきだよディズニーさん
吹き替えにて鑑賞。
巷で言われてるほどツマラナイ映画ではないです。これより酷い映画は山ほどありますし、少なくとも眠たくなるほど退屈な映画ではないです。
音楽シーンはとてもよく、特に誰もが知っている『ハイ・ホー』のシーンと楽曲はテンションが上がりますし、とても丁寧です。ここのシーンだけは必見の価値ありです。
その他、37年のアニメ版にもあった部分に関しては丁寧に描かれていると思いました。
(ただ、そもそも『白雪姫』という題材が持つ現代においての時代遅れ感に関しては目を瞑ることとします)
以下、ネタバレですが、
本作には『王子様』は登場しません。
その代わりキスの相手とは最序盤に因縁を与え、恋に落ちるシーンが追加されています。
彼の存在が本作に『駄作』という評価を与える人が多い原因です。
7人の小人、ドワーフ周りの描写に関しては丁寧なのに、
このキスの相手とその周りにいる仲間連中の描写に関しては蛇足、取ってつけた感が拭いきれていません。
はっきり言って彼らの存在は物語に必要ありません。
「王子様のキスで目覚める」という展開をディズニーが排除したいのはわかります。しかし、そのことに関しては『魔法にかけられて』という大傑作で既に回答を、誰であろうディズニーが示した問題です。いまさらここでその問題を掘り返して、そもそも白雪姫のパロディである『魔法にかけられて』のさらにパロディみたいな展開にする必要が果たしてあったのでしょうか?
そして、この安易に王子という存在を配して、ただの村人を王子役にするという、既にアナ雪でやってるような展開をする必要がどうしてもあったのだとして、
今作のキス相手には全く魅力が感じられません。
ただの顔がいいだけの馬鹿にしか見えません。
男側はともかく白雪姫が彼に恋した理由は「見た目がいいから」以外の理由を見出すことができません。描写としては手と手が触れ合った途端、幽閉生活で男に飢えていた白雪姫が突然発情し始めたようにしか見えません。
これは本作のテーマが『見た目の美しさよりも内面の美しさだよね』というこれまた既にやり尽くされて、ディズニーのパロディとしての『シュレック』が存在するのにいまさら?感のあるテーマと矛盾が感じられるところでもあります。
もしどうしても王子という存在が許せないのならば、キスの相手はドワーフ、七人の小人にするべきです。
本作『成長』という意味で明確に主人公性が感じられるのはドワーフの中のおとぼけです。
彼を王子役にすれば、成長も描け、尚且つ『内面の美しさ』というテーマにも納得感が与えられると思います。
ドワーフたちのキャラクターには魅力があるのに、その他のキャラに魅力を感じられません。
しかし、これはそもそも白雪姫が現代的な主人公の資格がないキャラクターであるので仕方ない点ではあります。
本作は決して面白い作品ではありませんが、音楽はいいため星2.5にします。
吹き替えもドワーフの中にいる小島よしおとダイアン津田はベテラン声優陣の中でも違和感のない素晴らしい演技と歌声でした。
結論として、
王子様問題には『魔法にかけられて』、
美醜問題には『シュレック』
という傑作が存在する今、パロディのパロディになってしまうんだから変に改変しないでオリジナルのままやったら結構良作になったんじゃねえの?
というような作品でした、
サントラはおすすめです。
【”人民の善良な心が邪悪な女王を滅ぼす。”今作は格調高きスノーホワイト実写ファンタジックミュージカル映画であると私は思います。そして邪悪な女王を演じたガル・ガドットの物凄い美しさにヤラレマス。】
<敢えて記すが、字幕版で鑑賞>
■粗筋は、マアマア原作に忠実なので割愛。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
1.スノーホワイト(日本だと、白雪姫であるが、原作名は「Snow White」である。)は、過去数々の作品が製作されて来た。だが、シャーリーズ・セロンを始めとしたスターが登場して来たが、評価は芳しくない。
2.で、今作。
鑑賞理由は、邪悪な女王をガル・ガドットが演じるからである。イスラエルが誇るナタリー・ポートマンと並ぶ美人過ぎる女優さんである。
個人的に、モニカ・ベルッチ、ゴルシフテ・ファラハニ、そして且つてスノーホワイトを演じ、ケチョンケチョンに貶されたクリステン・スチュワート(理由は書かない。)と並ぶ、お気に入りの女優さんである。その方が、ナントミュージカルに出演するって聞いたら、そりゃあ、字幕で観るよね!
3.序盤は原作にホボ忠実に進む。2021年版「ウェスト・サイド・ストーリー」でマリアを堂々と演じたレイチェル・ゼグラーが、スノーホワイトとして堂々と、伸びやかな歌を披露する。
4.そして、満を持してじゃじゃーんと登場したガル・ガドット演じる邪悪な女王。特徴的な冠を被り、ボディーラインにフィットした暗めの紫のゴシックレザー衣装に身を包み、その美しき顔が、大スクリーンに映し出されるのである。
<NOBUの脳内改編会話>
”鏡よ、鏡よ、鏡さん。この世で一番美しい人はだーれ?”
”ハイ!ガル・ガドット姉さんです!”
イタタタ。石を投げないで下さい!でも、ドー見ても妖艶な魅力溢れるガル・ガドット姉さんの方が、レイチェル・ゼグラーサンよりも、綺麗に見えるんだもん!
”神様、私は汚れてしまったのでしょうか?””ハイ、汚れていますが、正直だと思います。”
レイチェル・ゼグラーサンには大変申し訳ないのだが、今作では、ガル・ガドット姉さんの物凄い美貌が、全て持って行っている感が半端ないのである。
これだけで、満足なのだが、ナント彼女は歌まで歌ってくれるのである。
5.7人のオジサン小人の表情豊かな姿も良かったな。今作で、最も楽しい時間であったな。ハイ・ホーの行進のシーンはもっと見たかったな。
6.後半は、原作とやや違う展開で進むのだが、マア許容範囲で有ろう。これは、敢えて原作を大きく変えないという製作サイドの想いだろうか、と思いながら鑑賞。
7.で、毒林檎を邪悪な魔女に食べさせられたスノーホワイトは、7人の小人が哀しみの眼で見守る中、序盤で登場したジャガイモ泥棒のジョナサンがキスをすると・・。
ここで、”王子様じゃなくて、ジャガイモ泥棒かい!”と言う声が聞こえて来そうだが、これはこれで良いのである。今作は弱者の民の革命の物語なのだから。
8.そして、スノーホワイトは邪悪な女王が支配する城に一人乗り込む。そして、女王から殺されそうになるも、彼女の得意な人の名を覚える能力を発揮し、且つては心優しき村人であった兵士たちに語りかけ、彼らを元の善良な民に戻すのである。
<今作は、格調高きスノーホワイト実写ファンタジックミュージカル映画であると、私は思います。そして、そして邪悪な女王を演じたガル・ガドットの物凄い美しさに気持ち良くヤラレる作品なのだとも思いました。じゃあね!>
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