白雪姫のレビュー・感想・評価
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この白雪姫に憧れを抱く少女は、世界にどれだけいるのだろうか
2025.3.27 字幕 T・JOY京都
2025年のアメリカ映画(109分、G)
原作はグリム童話&ディズニーのアニメーション映画
監督はマーク・ウェブ
脚本はエリン・クレシダ・ウィルソン
原題は『Disney‘s Snow White』
物語は、とある平和な王国にて、善き国王(Hadley Fraser)と善き女王(Lorena Andrea)との間に、白雪姫(Olivia Verrall、幼児期:Emilia Faucher、成人期:レイチェル・セグラー)が誕生するところから始まる
白雪姫はスクスクと育ち、王国も安定して栄えてきたものの、7歳になった頃に女王が亡くなってしまう
その後、他の国から美しい女(ガル・ガドット)が現れ、国王は心を奪われてしまった
女は王妃となり、国王を欺いて、女王の座に君臨することとなった
女王は白雪姫を召使に仕立て上げて城内に幽閉し、やがて人々は白雪姫の存在を忘れてしまう
さらに、女王は国民の中から私設警備団を作り、それによって働き手が減ったことによって、国力も衰退していく
それでも女王は、お構いなしに国民から搾取を続け、圧政は終わりが見えなかったのである
物語は、国民の疲弊を見かねた白雪姫が女王に物申すところから動き出す
女王は反旗を翻したと見做して、白雪姫を亡き者にしようと目論む
森にリンゴを摘みに行かせ、そこに狩人(アンス・カビア)を派遣する
狩人は白雪姫殺害を言い渡されていたが、命令に背いて、白雪姫を森の奥深くへと逃すことになった
映画は、原作の設定ちょこちょこと変えていて、それをどこまで許容できるかというチキンレースになっていた
森に取り残されるぐらいまではほぼ同じで、白雪姫にキスをするのは誰か、というところが変わっている
通りがかりの王子様だったものが、元国民の盗賊になっているし、雪のように白い肌が大雪の日に生まれたということになっていた
個人的には別物だと思っているのでそこまで気にしないものの、「白雪姫が少女の憧れを維持できているか」というところは疑問に思えてならない
王子様に限らず、真実の愛によって息を吹き返すために、最愛の人との馴れ初め、愛を育む過程を描くのは良いと思う
唐突に通りすがりの王子が引き取るという童話の流れは不自然で、王子でなければならないという縛りを取り除くのも良いと思う
本作では、あくまでも「白雪姫が王国を取り戻す」という物語になっていて、女王側に従事することになった国民の目を覚ますという内容になっていた
それが「覚えている」で終わっているところは子ども騙しのようなもので、国民が女王に逆らえない理由というものが明確ではなかったりする
魔法の鏡の力のように思えなくもないが、鏡は白雪姫が生きているかどうかを知るための道具のようなもので、王女自身が他人を屈服させるような魔法を使うわけでもない
女王に逆らったものは即座に殺されるわけでもないので、何が怖くて女王に屈しているのかはわからない
護衛が魔法で洗脳されているようにも見えないし、家族を人質に取られているから服従しているわけでもないので、王国から何を排除すればカタルシスとなるのかは不明瞭のように思えた
場外乱闘が激しい作品だが、ポリコレ配慮とか、主演がSNSで作品のイメージを破壊しているなど色々とあると思うが、この映画のプロットや予告編を観て面白そうだと思う人はほぼいないように思う
作品の吸引力は主人公の魅力だと思うが、それがこの作品では弱かったということなので、それがルッキズムで判断されてしまっているとしても仕方のないことなのではないだろうか
いずれにせよ、評価するためには観るしかないと思って鑑賞したけれど、鑑賞した上で口コミで良さが広がる作品とは言えないと思う
予告編以上に白雪姫の魅力というものが感じられず、育ちが良いはずなのに所作がガサツというのも統一感がない
心がキレイな人が人の上に立つという価値観があるものの、女王は魔法の鏡を自分で割って、その報いを受けているだけなので、自業自得でしかない
明確な悪は主人公によって征伐されるというのがデフォだと思うので、終わりよければ全て良しというように、王国再建に向けたプロセスは白雪姫の手によって、きちんと示された方が良かっただろう
また、多様性を取り入れてポリコレ一色なのにラストはみんなで同じ色の服で踊るみたいな演出があったのだが、これは経営陣に対する抵抗のように思える
クリエイターが作りたいものを作っているとはとても思えないので、そう言った細やかなものが様々なところに影を落としているのかな、と感じた
WHITE
相変わらず作品外で燃え盛ってるディズニーの実写化ですが、レイチェル・ゼグラーはなぜ火に油をドバドバ撒きたがるのか分かんねぇな〜くらいに見ていたので対岸の火事みたいなもんだなくらいで様子見していました。
評判よりかはいくらかマシでしたが、わざわざ作る意味があったのか、そもそも白雪姫でやる必要があったのか?という疑問の残る実写化に仕上がっていました。
白雪姫の名前の設定を変えるというのはまぁまだ100歩譲って良いとして、その設定を変えた理由が役者に寄り添ってというのは原作へのリスペクトが欠けているなと感じてしまいました。
変に新解釈しているのもあって、白雪姫の家族関係とか女王との生活とかの描き方が不安定になっており、なんだかシンデレラっぽくなっていたりと曖昧になっていました。
街の人々が貧乏ならアップルパイを配りましょう!というのもよく分からないですし、そこでやんややんややるのも正直無くて良かったのでは?とは思ってしまいました。
日々の生活や食事に困っているのに無差別的にアップルパイ配って食べよーぜ!とか脳筋な主人公でもやらない愚行なのでほとほと呆れてしまいました。
りんご狩りのシーンでも違和感満載で、アニメ版との流れはほとんど一緒なんですが、箱の中に心臓を入れていたアニメ版とは異なり、何故かりんごを一個箱に入れて持ち帰るという、誰がそれで騙せるねんというギャグなのか大真面目なのかよく分からないシーンがお出しされるので困惑しっぱなしです。
小人が登場してからは画面にまだ色がパーっと広がるんですが、小人とのミュージカルのところでも再び疑問が浮かんきてしまい、白雪姫が徹底的に何もせず小人に掃除やら全部やらせるのもなんだかなぁとなりました。
強い女性を描きたいのは分かりますが、指示役に徹して何もしないっていうのはただの怠慢なのでは?となってしまいました。
小人の見た目も違和感はありましたが、ここのミュージカルシーンだけは良かったと思います。
王子様エピソードがどっか遠くに行ったがために追加された盗賊団とのエピソードもとい恋模様なんですが、ここのシーンは本当サッパリで、この盗賊団が一体何を成そうとしているかってところはフワッとしており、白雪姫もなんかフィジカルとかトリックとかが強化されてスペアの服を囮に使ったり(スペアの服が何故あったかは不明)、急に白馬にライドオンして駆け回ったりと、強い白雪姫を見せたいんだろうなとは思ったんですが、いかんせん無理がすぎないか?という引っかかりがずっとあって残念でした。
困ったことに女王がガル・ガドットなのも今作には悪い方に繋がっていて、美貌に嫉妬をするっていうのが根幹にあるんですが、でもガル・ガドットだもんな…となってしまったのが惜しかったです。
ガル・ガドットの再現度は高すぎるくらいで、演技も見応え抜群で「リトル・マーメイド」同様ヴィランが主役を食ってしまったなと思いました。
アニメ版ではキスしてもらって白馬に乗ってバイバーイで終わっていたのですが、その過程からガラッと変わってる今作では当然その続きが用意されており、もうディズニーやなぁという言葉が似合うような展開がお出しされました。
女王の元へ乗り込むというもう強い女性(以下略)概念で街の人々もワラワラと集まって女王もなんか堂々と出てきて真っ正面でディスり合い、なんか覚えてた兵士の名前を呼んで街の人々の信頼を勝ち取るというまぁうっっっすい革命を成し遂げてドヤ顔しているのでなんですかこれはと失笑してしまいました。
ラストシーンはもう行方不明で、女王は何故か鏡に吸い込まれ、真っ白な衣装で街中で踊りまくるという申し訳程度の白雪姫要素(?)を入れてめでたしめでたしするんですが、見事なくらい喉に何かがつっかえたまま終わるのでポカンとしたまま劇場を後にしました。
映画としてそこまで面白くなかったというのが致命的でしたし、製作陣&レイチェルの強い思想が完全に悪い方向に行ってしまい、白雪姫というコンテンツに見事に泥を塗ってしまったなと思いました。
もうこれでディズニーの破茶滅茶な実写化は終わって欲しいと切に願うばかりです。
鑑賞日 3/23
鑑賞時間 15:50〜17:50
座席 N-2
ツッコミどころが多くて面白い
全体的にツッコミどころが多く、B級映画的な楽しさがありました。
・軽装で戦争に赴く王様(そして退場)
・伏線かと思ったら違った小人の超長寿設定
・森にドレスで行く白雪姫
・現代っぽく見えるファッション(お洒落
・フル装備で役者に勝てない王国兵士 etc…
みんなでワイワイ言いながら観たら楽しそうだな〜と思いつつ鑑賞しました。
子供向けの勧善懲悪で、ストーリーはあって無いようなものでしたが、メッセージ性が強すぎるきらいがありました。
メッセージを押し付けるのでは無く、読み手に考えてもらえる作りの方が童話らしい気はします。
作品単体としては普通でした。次は午後のロードショーでみんなと観たいですね
おとぼけが可愛い♡ オリジナルとは違うのかな?
とりあえず見た感想としては、なんか物足りない。
演技は良かったし、歌も良き!森や鉱山も綺麗だった。シンプルにストーリーが疑問が多い。
オリジナルをあまり知らないのでなんとも言えないけれど、予想と色々違った。白雪姫の内容実は全然知らないことがよくわかった!ただ、白雪姫が大人?になってからの展開が怒涛のスピード。ドラマ1話分を2回飛ばしたようなストーリー展開。急にいちばん可愛いのは白雪姫と言い、流れるように殺しに行き、ドワーフと仲良くなり、盗賊、毒林檎で、、、バタバタしすぎてる気がするし、すごい抜けてる感。映画編集でカットしすぎたんじゃないかレベル。
ただ、おとぼけの成長や可愛さ、動物たちの可愛さ、ハイホーとかの歌は良かった。ラストは怒涛のご都合主義展開だったけれどハッピーエンドだし。それに語り部が、、成長したなぁ、、、。
歌、演技、映像は普通にいいと思う。ストーリーもしくは編集がもう少し良ければもっと良かった気がする。
これを機にオリジナル確認しようと思います!
Snow White
お妃が亡くなった後、見た目は美しい邪悪な女王に王国を支配され奴隷にされちゃう白雪姫の話。
“この世で美しいのは誰?”と鏡に問う女王、鏡からの答え…白雪姫の名を出され、1人の手下に森の奥で殺せと命じ森へ向かうことになる白雪と手下だが…。
逃げろと見逃され、逃げた先は不思議な森の7人のコビトの家、…複数の童話が頭のなかで混ざってて白雪姫ってこんな話だっけって感じ?
正直ストーリー刺さらず眠かったんだけど、終盤の王国入口?付近でのやり取り、女王に支える手下、…との思い出を語る白雪姫、「覚えてる」に心が動き皆の気持ちが1つになったシーンはグッときたね。
大人より子供が楽しめる作品ですかね?!
吹替版にて鑑賞したけど字幕版が気になる!
観ないけど。
ハイホー
原作を現代風にアレンジしたのが賛否あるが
全体的にバランスがとれてたのでは。
レイチェル・ゼグラーの歌声は綺麗。
華やかな映像美と劇中歌も楽しめる実写化。
『ハイホー』のシーンが好きで和んだ。
1937年白雪姫アニメの完成度が高いから
その偉大さを感じる。そのイメージが
強いから期待値も上がってしまうはず。
まあ、確かに盗賊の方々の服装が小綺麗だし
愛した人が盗賊の頭でそのキスで蘇るとか。
口笛で楽しもうは此方側もウキウキしたが
一緒に少しでも、掃除手伝っても良いのでは等々。
豪雪の中で産まれて生き延びたから『白雪姫』。
美しい白い肌では無くて。
毒リンゴを食べても生き返る位の女性。
強いよね。
清らかで内面から出る美しさ。
別け隔てなく接する優しい姿勢。
そこに、強さをプラスしたかったのだろう。
忠告
『実写版 白雪姫』
良い点
・ハイホー!
・ガルガドットの女王様すごく良き!
悪い点
・歌長すぎ
・脚本どした?
見る前の自分
「白雪姫が酷評だと…バカバカしい…」
見た後の自分
「私の忠告を聞いてくれ…酷評は本物だ…」
元のアニメーション好きな人は絶対見ないでください(忠告)
歌声が最高でした✨✨
映像がとても綺麗で動物や7人の小人もとても可愛かったです。
吹替で見たのですが、白雪姫とジョナサンの歌声がほんとに素敵で感動しました✨✨
白雪姫のたくましい姿にも惚れ惚れしましたし。ジョナサンが素敵でした。
字幕でもまた見たいと思います。
こちら側の問題
よく知る"白雪姫"の話だった。
引っかかったのは名前の由来だけど「雪のように白い肌」ではなかったかと。この設定が昨今のポリコレに抵触するんだろうなぁ。
色々と物議を醸した本作だけど、物語としては王道だし、それを余すとこなく伝えていたと思われる。
歌唱も歌詞も素晴らしかったのではなかろうか。
白雪姫は慈愛に溢れ、そんな彼女を慕い、そんな彼女だからこそ助けようとする人々が彼女を支えていく。
CGに触れるわ、CGと物を手渡しできるわ、一昔前だとあり得ない事が普通に起こる。
悲しいのは、観客である俺の価値観が変わった事だろうか?
どうにも、素直に受け取れない。
公平だか公正って言葉が鼻につく…そんなものが実現不可能な絵空事だと感じてしまっているから、そんな夢物語を吹き込んでいいものなのか、と。
逆にそんな単語が挿入されてるって事は、現状がそうなってない事の証明なんだろうなぁとか。
後は、女王のやってる事が日本の政治家とリンクしまくってて…やるせない。
…捻くれた見方だと重々承知している。
子供向け、なれど、それで済ましていいのかなぁと妙な疑念を抱いている。
国を不当に支配している権力者を追い落とす物語なのだ。彼女が先導するから尚もそう思う。
ジャンヌダルクが始まるのかと思い、あの赤いマントの下には鎧を着込み剣を携えている白雪が現れるのかとドキッとした。
そんな野蛮な展開にはならなかったけど、御伽話の範囲内で収まらなさそうな話にもなってる。これからの世代には必要な事なのかなぁと、ボンヤリ思いながら、直接民衆の前に現れる女王に潔さを感じてみたり。
あー、なんかもう歪な現実が邪魔して、真っ直ぐ見れなかったような感覚がある。
ポリコレの問題にしたって、公平なオーディションをして彼女がピカイチだったなら、それでいいじゃないか。そこに余計な価値観が流れこんでいないのなら。
白人にしたら人権団体がうるさいとかの理由があるのだとしたら、それは公平なものではないよね。
つまり、アレだ。
御伽話が現実の影響を受けてしまったら、御伽話として成立しないって事なのかもな。
この先、20年後には今あるゴタゴタがある程度整理されて、この作品への色眼鏡も取っ払われるのかもしれない。
…そん時には違う価値観に染められた「白雪姫」が生まれているのかもしれないけれど。
もう子供のような目線では見れないなぁ。
俺はこの物語を孫と一緒に見た時にどんな話をするんだろうか…?
賛否わかれるけど私はアリだと思った
ディズニーの白雪姫の実写を見に行きたい人にはおすすめしない。
ディズニーが白雪姫をベースに作った新しい映画と受け入れられる人にはおすすめできる。
果敢に戦場に出ていくスノーホワイトとか、「本当は怖い」に出てくるような原作の焼けた靴で躍らせる白雪姫とか、サウンドホライズンの硝子の棺で眠る姫君とかの白雪姫関連もろもろを受け入れられるかどうかです。
【良い所】
・小人の家にはいった瞬間のあの幻想的な風景はディズニー屈指の描写だと思う。
・「ハイ・ホー!!」これ、ものすごく良くない!? ここだけ何回も見たい。
・小人が鉱山で働いているシーンもとても良い。小人が気持ち悪いのはむしろドワーフなんだからそうでないと!人間の里に近づけず人間から隠れ住んでいるんだから、だれから見ても愛らしい姿ではない。それでよい。
・白雪姫の王子はどうしても「森の中で死んでる女にキスする猟奇的趣味の変態」になってしまうので、ジョナサンの方がまだ恋愛対象としては納得感が強い。
・クイーンの演技はとても良い。何がしたかわからない?いや、あの女王は美を武器にして富と権力が欲しかったのです。それだけの強欲な魔女なのです。たぶん背景としてはひねくれた魔女が美貌を得る魔法を得て、これなら国王を誑かして国を乗っ取れるぜヒャッハー!状態で調子ノリノリ。その先の遠大な野望とか壮大な世界支配とかは何も考えていないから「何をしたいのかわからん」という感想になるかもしれないのですが、贅沢三昧がしたかったんですよ。きっとw
・民の前に現れた赤いフードの白雪姫はかっこよかった。凛々しい。ディズニープリンセスらしくはないけどカッコいい白雪姫がいた。さらに解決策も兵士のこころを掴みにいく方向で、これはディズニープリンセスらしくて素晴らしい展開。
・ナレーションの正体は「そうきたか」という感じ。良い引っ張り。
【悪い点】
・無駄な原作改変は本当にいりません。脚本のために白雪姫のキャラを変えるのはそれはそれでありなのですが「こういう理由で変えたのか!」が分かればいいのに、今回は「ああ、大人の事情なんですよね」という点で見てしまいます。映画単体で見るとどうしてもきつい。ボウガンの名手も別に新たにキャラクターを作る意味はなかった。狩人さんでいいじゃないか、あの人も狩猟が本業なんだし弓矢の名手ってことで充分。
・召使いにされた白雪姫は健気にお掃除をしている、、、わけではなく、すごく投げやりでやけっぱちな掃除風景。いや、この白雪姫ならそうするのはわかるんですが、この白雪姫って内面も美しい子って設定になってませんでした?
・山賊、いる?
・「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」あきらかに女王。なんなら城下町にいたモブの女の子が一番かわいい。
・オトボケへのイジメがちょっと不快感を感じるレベル。
【総合的に】
酷評されるほど酷くはないのです。
また"ディズニーの"白雪姫のストーリーって原作に忠実に作ったら90分映画にするのは難しいようなストーリーしかないです。かと言ってグリム童話まで戻ってそれを作ってしまうとそれはディズニーの白雪姫ではない。
なので、ディズニーとしては今の時代に白雪姫をリメイクしようとして、大人の事情が入り込んだ結果、ディズニー原作の白雪姫を愛して期待していた人には残念な結果になったのでしょう。
原作通りに作るとつまらない、原作改変をすると期待外れ、なかなか難しいところです。
ただ、X(旧Twitter)のデマを元にしたたたき方はちょっと異常でした。
豪雪の中で生き残ったから白雪姫、を真に受けたのですが単に雪の日に生まれたから白雪姫だったんですね。
「町の中や登場人物に黒人多すぎね?中世欧州、そんなに人種入り混じってる?」と思ったけど、あの国は架空の国だからまあいいのか。
個人的には、今後のディズニーパレードにおいて白雪姫の相手はプリス王子なのか、山賊ジョナサンなのか、気になっています。
ぜひ二人で白雪姫を取り合うような構図にしていただきたいw
なるほど これはヒドイ
クランクイン当日までストーリー詰めてたのかなって感じなんだよね。
「あれが、こうして、こうなって……って、なんかうまくいかないな」「それは、ここで、こういう気持ちに変わったってことにすれば」「もう、それでいくか、適当にシーン入れといて」「脚本家いませんけど!」「お前が書いとけよ」って感じのシーンが多いの。
ディズニーは「お姫様は王子様に救われて幸せになりました」っていう話が「男性依存だ!」みたいに批判されて、そこを徹底的に自己批判にいってるんだよね。逆方向に振ったさいの常で振りすぎちゃうの。それで、この話も、なんだか良く分かんなくなってるね。
ディズニー映画オープニングで企業ロゴ出すときに、いまはシンデレラ城の後ろ側にある街の描写から始まるんだよね。そこから表に回って「どうだ、ディズニーロゴ!」ってやるんだけど、ダサいの。っていうか、なんかダサく感じちゃうんだよね。
「ババーン、ディズニー!」ってやられちゃうと「なんか『堕ちた英雄』感あるな」って感じになっちゃうの。
ディズニーに勢いがないんだよね。スター・ウォーズもマーベルもディズニーになったらしょぼくなったみたいな感じあるし。
それでWhite Snowの本を開くところから始まるんだけど、この演出もさ、ダサいよ。
そしてオープニングになってミュージカルになるんだけど、これは、確実に、本当にダサいよ。なんでミュージカルにしたんだろう。
それでガル・ガドットやってきて、白雪姫を召使いにして、それから鏡が適当なこと言うから「森の中で殺せ」っていうの。
そこで白雪姫がなんかやるんだよね。森に連れてって殺そうとしてた人が、それに感動して「お前は良い子だな」って逃がしちゃうんだよ。なんで感動するんだったけな。
ここもね「これで感動します」「感動しました」「白雪姫を逃がします」「そうですね」って感じなの。お約束だから逃がすよって感じで。
それから反乱軍と仲良くなったりして、なんか毒リンゴ食べて眠りにつくんだよね。
そのまえにガル・ガドットが「眠りをさますのは愛する人のキスだけ」ってネタバラシしてくれるんだけど、この作品の対象年齢何歳だっけ。なんか分かりやすすぎるネタバラシだな。
「白雪姫しんじゃった」「愛する人が冷たくなった体にキスするだけって可哀想すぎる」「蘇った! なんと!」ってやるために、伏せとくんじゃないの。
そして眠りを覚ますのが王子様だったら「またディズニー!」って揶揄されちゃうから、反乱軍のリーダーがキスするんだよね。レイア姫とハン・ソロだよ。さすがスター・ウォーズを傘下におさめただけある。
そして白雪姫は「私が国を率いる時が来た!」ってたちあがるの。誰かに守られる女じゃない。自分が国を率いるんだってことだね。
それで白雪姫は何をするかと言うと、独り街に現れるのね。当然、ガル・ガドットは「捕まえろ」ってことで捕まるんだけど。
しかし、ここで、白雪姫は力を発揮する。白雪姫は街の人を全員覚えていたのだ!
白雪姫に覚えてもらっていた人たちは感動して「白雪姫に付いていきます」と寝返り、ガル・ガドットは負けました。
すごいね。「わたしあなたを知ってるわ」「ガル・ガドット裏切ります」って簡単すぎるよ。
一応、伏線じゃないけど「お父さん、お母さんが、人の名前を覚えるのは、その人のことを大事にする第一歩だ」って言ってたから、白雪姫は人の名前をちゃんと覚えてるってシーンもあったな。だからいいじゃん。唐突じゃないしってことか。
花火も打ち上がって祝宴となり、これからは反乱軍のリーダーと結ばれて国を率いてくんだろうな。反乱軍のリーダーは王様になって嬉しいかな。先行き不安。
ディズニーの徹底的な自己批判が悪い方に出て、なんかおかしくなってるんだよね。
白雪姫は、王子様に救われるっていう徹底したファンタジーだから、それはそれとして生かしておけばいいんじゃないかな。無理にリメイクいるんだろうか。
ディズニーがもつ大切な資産を、ディズニー自らが破壊しにいってる感じがしたな。
「水戸黄門は、悪い権力をより大きな権力でやっつけるって話だからダメ。悪い権力を水戸黄門に頼らず民衆の力で倒そう!」みたいな話を作ったらさ、水戸黄門の良いところ消えるでしょ。違う話でしょ。そんな感じ。
でも、いろいろ振り切りすぎておかしくなったりしながら、新しい何かが産まれてくることもあると思うので、恐れずリメイクに突き進んで欲しいとも思ったよ。
寝てしまった。魔法の鏡はポンコツ。誰が何と言おうとガル女王様、あーたがこの世で1番美しい。あーたは美しいと言われるために生まれてきた、イヤ、神がアナタの為に「美しい」という言葉をお作りになったのです
ミュージカルは苦手でだいたい寝てしまうので、見ないようにしてるのだが、予告もポスターも解説も見なかったので、ミュージカルだと知らずに観賞してしまった。
誰かが何か歌い出したとき、「やべえ、ミュージカルだったのか。何てこったい ( ̄▽ ̄;)、 解説ぐらい読めば良かった」と思ったが後の祭り ┐(´~`;)┌
それでも白雪姫が小人と会う辺りまでは起きてたが、いつの間にか寝てしまった。
気がついたら終盤の白雪姫が民衆と城へ行進する場面。その後も寝ぼけまなこで、いったい白雪姫がどうやって勝ったかもわからないまま、この世で1番美しい女王様がシュワ シュワ シュワっと消えてしまったヨ。
ああ、ガルさま、美しいと人も物も儚いのですね。
蛇足
「ペレはサッカーをやるために生まれてきたんじゃない、ペレのために神がサッカーという球技を作ったんだ」みたいな発言(発言者不明)をもじった。街角のインタビュー記事だったような気がするが出所不明。
アメリカ本国では、あらゆる実写化作品の中で最も最悪と言われているが、
君達は、JOJO、ブリーチ、テラフォーマーズ、デビルマン、鋼の錬金術師、ヤマト( 何故、全部、邦画なのだ?) を見た事があるのか?
あれが、最低っていうんだよ?あと、AUのCMも最低だな。俺、あのクソCMの養分になりたくないから、15年続けたAUをやめたようなものだ。
そんなに、悪いか?この映画?ぶっちゃけ、白雪姫はブス可愛い部類で、悪い魔女は非の打ち所がない美女だから、白雪姫を殺す必要がない。
貴女はそのままでいいんだよ?
どうも、水谷修です。
水谷的には、白雪姫を匿う小人達の造形は、変なゆるキャラのような造形で、CGを駆使する必然性を全く感じませんでした。
でも、そのままでいいんだよ?CG職人の仕事がなくなっちゃうからね。
でも、水谷はこう思うワケ?普通に小人俳優を使えば、安上がりじゃね?
ジョーカー2の小人さん、いい演技だったじゃないでしょうか?小人俳優に演技のチャンスを何故、与えないのですか?道を踏み外した若者に更生の機会を与えないように?
それから、ジャガイモ泥棒のメンツに小人と黒人がいましたが、これでポリコレ対策になっていると勘違いしていませんか?
それから、水谷が理解出来なかったのは、原作では、毒林檎を食べて、仮死状態の白雪姫をお持ち帰りしそうになるネクロフィリアの王子様がいたけど、変態にも程があるだろうよ?
で、王子様がジャガイモ泥棒に変更したのは良かったです。誰しも魔が刺して、罪を犯してしまう事があります。この変更点は水谷、興奮してエレクチオンしましたぞ?
ラスト、囚われの身になる白雪姫を取り押さえる衛兵があっさり改心しすぎですけど、あれはよくある話しです。子供たちは優しさに飢えています。変わらなくちゃいけません。
悪い女王の退場シーンはあっさりしすぎですが、水谷も全ての人に優しいわけではありません。正直、いい気味でした。けけけけけけけけけ!
ラスト、忍たま乱太郎の土井先生の如く、皆が白装束で登場しました。
聖飢魔IIが白い奇跡で、白装束で登場した時くらいの衝撃でしたが、水谷しか覚えていませんよね?
さて、水谷が今まで語ってきましたが、いつまで経ってもツッコミが終わらないって事は...。やっぱ、失敗作?
まぁ、演劇をやった事がない素人集団をかき集めて作った、
ぼくたちの、わたしたちの、作った、新解釈の白雪姫です!
さいきょうのミュージカル作品になりました!
皆さんも、演劇に全く興味が無い近所の人達を引き連れて来て、もっと、演劇嫌いを増やして( おい)ください。けけけけけけけ!
と、出演した自分達だけが楽しめる自己満足作品です!無間道鏡地獄に陥るがいい!ふはははははははは!
以上!水谷修でした!
間違って、トンデモ映画になってしまっても、
いいんだよ?
水谷は深夜の路上で、貴方を待っています。ばーい!サンキュー!!
憧れるのはやめましょう!
大谷選手が言った名台詞を何と白雪まで言ってた。口コミで闘うプリンセスとか、王子出てこないとかあったけど、実際はファイトして闘うワケではないし(アイデンティティ強め程度)王子ポジもいてコテコテのディズニーミュージカルラブコメでした〜。ハイスクールミュージカルみたいなノリが好きならオススメ。自分はウィキッドより長さも丁度良いし好きです。
前の座席のDヲタ女子達は不満げだったから、ツボが違うのかなー。ウィキッドのように、昔の曲を歌うのも良いけど、こちらの方が今っぽい感じで気楽に見れた。唯一つまらないと言えば、ワンダーウーマンが美女過ぎて白雪を食っちゃってるから、鏡に問わなくても、見てる皆がそう思っちゃう所。そして、
パパが幽閉されて骨がうつるんだけど、字幕だと説明してなかった。ラスト、ボーガンを撃つ山賊の小人?の立ち位置がよく分からないのに、おいしい所をもっていくのが謎。
イメージで白雪姫の小鹿は一匹なのかと思ったら、途中小人達と大量に出てきてビックリ。
男子にも辛く無いラブコメって感じだった。これもIMAX的な音が良いところで浴びてください。あ、こちらより、クリステンスチュワート版の白雪の方が戦ってます。Dヲタじゃないお気軽層にはオススメなデートムービーでしたー
PC決めつけ刑事!知らない誰かが呟いてんだよぅ!と口笛吹いて通りすがる~
爽やかな森に木霊する口笛~♬
ピピピッピピ―ピピッピ―♬ (*´ω`*)
今日は「白雪姫」を観ましたよ~ん!
年甲斐も無くネ (;^ω^) テヘペロ (ふっるぅ)
中々な、観るこっちも勇気要るねんぞ。(自己の努力を労う私)
リスにウサギに森の動物達は どれ観ても可愛い!
メルヘン、そう メルヘンそのもの・・・(*´ω`*)
ウサギが 是非欲しいと思ったわ。
そしてその中にある 夢見る理想の小人の一軒家、そして
七人の小人たち。登場~
1:ドク(先生)
2:グランビー(怒りんぼう)
3:ハッピー(幸せ)
4:スリーピー(眠り屋)
5:バッシュフル(恥ずかしがり)
6:スニージー(くしゃみっぽい)
7:ドーピー(おとぼけ)
昔見たアニメ通りであったかどうかは 人それぞれかな。
ただ、その内の一人(ドーピー)がココリコ遠藤似だと思えてきて個人的に笑いが。イカンイカンと 印象修正してもファーストインプレッションから離れられず
どうしても どうしても切り離せない。
そして、これと同じように、”白雪姫” だろうか。
う-----ん ???
な、なじめへん・・・
そもそも この顔立ちと、髪型。
クラスに一人は居そうだが、多分爽やかに弄ってしまいそうだわ (;^ω^)
皆が もはやイジメ的レビュ-挙げてて。
こんなの 白雪姫じゃねぇ ~ と。
※クラスのイジメに思えて来るのよ。
もっと肌は白いだろうとか、
頬は真っ赤だろうとか、
髪だけは有ってた様には思うが。
決めつけ刑事的っすね。
ポリコレだから この様にしたとか。
グリム兄弟がこれらを聴いていたらどう思った事か?
・白雪姫:レイチェル・ゼグラーさん
(アメリカ人でポーランド系&コロンビア系のハーフ)
そもそも そんなに問題なのか。
もっと肌は白く? 期待外れ? だから叩くの?
私は特に問題は感じないかな。若干イメ-ジがリアルな普通っぽい人を
選考したかなと言うぐらい、と思ってる。
酷く言うと ”平凡” ですかね。
シンデレラ役なら即アウト。
メイクでアクセント付けられたと思うけど 敢えてしてないんだね。
その辺りは 観た人の思い入れのレベルで好みは分かれると感じます。
・継母女王:ガル・ガドットさん(イスラエル人)
素直に素敵で美人だと思うわ。なんでこの役なのか。
王様を誘惑させる役にはとても相応しいからか。確かに。
流石ワンダ-ウ-マン。
・ジョナサン:アンドリュー・バーナップさん
原作は王子なんだがな。ちょっと役柄が違う。
そもそも本来、継母(実母)女王 ⇒ 鏡によって王女に殺意。
美認識過剰な女はコワイw
・手下に森で殺害指令、それでも死なず。
・腰ひもで首絞め、それでも死なず。
・毒櫛を頭に刺す、それでも死なず。
・毒リンゴ食べさす、それでも死なず。(何てダイ・ハ-ドな女! (*^。^*)
最終 王子様がお持ち帰りし妻に!
(キャバ嬢持ち帰りじゃ無いんだからw)
※7人の小人達が姫を守るって話展開がウケるのね。
と言う訳で、原作とは大分展開が違うみたいですね。
まぁいいけども。
最後まで見たけども、やっぱ大金掛けた作品の割に
受け取れる感情片が少ない感じしたかな。
思った通りの展開となってって (当たり前だけども)
キャスト選考以外で予想外的な物を期待してました。
実写版モノとしては 平凡に終わった気がします。
ガル・ガドットさんが出てなかったら即死かも知れませんが。
この際 誰も見た事ないような
”ダイハ-ド・スノ-ホワイト&7人の小人” アクションSFに変化させてても
良かったような ハハハ。
気になる方は
劇場へどうぞ!!
白雪姫として観なければいいんじゃない?
特に観る気はなかったのですが、Twitterで酷評がバズりまくっているので吹替版を鑑賞。
うん、私は思ったよりも悪くないと思いました。
アニメーションの白雪姫が大好きな人には受け入れがたいと思うけど、正直あらすじ覚えてるかな程度ならツッコミ入れながら楽しめると思います。
ハイホーのシーンはめちゃくちゃ良かったし、女王のソロパートは宝塚の方なだけあって声がいい。
まぁ、できれば女王が美貌にこだわるところを深掘りしてくれたら嬉しかった。いや、女王がかっこいいからもっと観たいのよ。
ジョナサンとのデュエットソングの場面はもうよくわからない。
あんなティファニーとかでありそうなゴリッゴリの座右の銘の入ったネックレス時代に合わなくね????
びしょびしょのドレスから乾いたパン、すごく時が進むのが早かったり遅かったり。
個人的にはおとぼけの声優は公開からしばらくするまで黙ってたら良かったのになーって思ったのは内緒。
とにかく、白雪姫として観なければいいよ。(大切)
現代人が童話の世界に異世界転生?
世界で最も有名といえる童話であり、また世界初の長編カラーアニメの実写版、ということで、あまりに高すぎる期待(ハードル)をかけられてしまったのは、ある意味気の毒だとは思うが、期待以下、と思う人がほとんどだろうと思う。
この映画は、いうほど悪くは無い。
でも、ディズニーアニメの白雪姫とは別物。
邪悪な女王は素晴らしかった。美しく、まがまがしく、性悪で恐ろしい。でも、アニメの実写化で成功しているのはそこくらいだろう。
個人的には、グリム童話の白雪姫も、ディズニーアニメの白雪姫も大好きで、子供の頃からの思い入れがある。童話には理屈で語れない、神話的なパワーがある。また、ディズニーアニメは今見てもため息がでるほどの完成度。動きのなめらかさ、映像の美しさは、CGアニメには絶対に出せない良さがある。
本映画の最大の欠点は、主演のイメージが白雪姫と違うことだろう。白雪姫の最大のアイデンティティは、「この世で一番美しい女性」であること。それがもし違うとしたら、この物語は成り立たない。でも主演女優は歌はうまいかもしれないし、それなりに美人かもしれないけど、「この世で一番美しい女性」というイメージとはだいぶ違うと思う。
主演が純粋な白人ではなく、ラテン系ということが批判されているようだ。グリム童話の白雪姫は、「雪のように白く、血のように赤く、黒檀の木のように黒い髪」というように美しさを表現している。肌が白いことも白雪姫の大事な特徴だと思う。
僕はそれが人種差別だとは思わない。褐色の肌の美しさもあると思うし、黒い肌の美しさもあると思う。白雪姫は、白い肌の美しさを表現した物語だというだけだ。いろいろな美しさを認めることが真の多様性なのであって、「白い肌は美しい」と発言するのがタブー、などという考えは、むしろ危険な思想ではないだろうか。
「白雪」の由来を、吹雪の日に生まれたから、などと改変してしまえば、物語のもつパワーは半減してしまう。
原作童話、もしくはディズニーアニメの白雪姫はさまざまな点で現代の価値観とあわないことがあり、本映画の脚本は工夫を凝らしている。
原作童話では、白雪姫は美しい心を持ってはいるが、ほとんど逃げたり助けられたりするだけの受動的な役回りで、不用意に毒リンゴをかじったりしてしまう世間知らずでおろかな面もある。白雪姫が七人の小人の家で行う仕事は家事全般であり、女性は家の中の仕事をするもの、という暗黙の前提がある。王子は、白雪姫のことをほとんど知らないのに容姿の美しさだけで一目惚れする。また、王子は単に地位が高いだけで、戦ったりするわけでもない。
こうした時代に合わない点(ジェンダーへの偏見を強める点)はこれまでに何度も批判されてきた。そして、ディズニーのアニメ作りは、そのような時代の要請を受け、常に新しいヒロイン像を模索してきた。
白雪姫は旧時代のヒロイン像の象徴のような存在で、本映画では白雪姫のおおまかなプロットは変えず、ヒロインの性格や役回りを変える、という難しいシナリオをつくらねばならないことになった。
原作の物語に対しての、現代の価値観からの介入を分かりやすくする意図があるのかないのか、滑稽なくらいそのシーンは明確に描かれている。
盗賊たち(かつての王の部下)が登場するシーンだ。彼らはまるで現代人みたいな服装と髪型をして(遠目にはパーカーとジーンズみたい)、白馬の王子様は来ない、とか、プリンセスは世間知らずだとか、原作の白雪姫に対する「メタ的」な批判をする。
まるで彼らは童話の世界に異世界転生した現代人のようだ。個人主義的なところもそれを思わせる。
白雪姫は家事をするんではなく、小人たち自身に家事をするように指導するし、白雪姫と王子(役)は、容姿で惹かれ合うのではなく、経験を通して惹かれ合う。また王子(役)は地位が高いわけでもお金持ちでもない。白雪姫はただ助けられるだけの受動的な存在では無く、女王に対決を挑む。
白雪姫と女王の対決、それがこの映画のクライマックスとなっている。アニメのクライマックスは、王子が白雪姫にキスをして生き返らせるところなので、ここにも昔と現代の価値観の違いがあらわれている。
何も力を持たない白雪姫がどうやって女王と戦うのか、ハラハラして面白かった。白雪姫の戦い方はすごくメッセージ性があると思った。
暴君や独裁者によって、もともとは農業やパン屋をして幸せに暮らしていた市民が、兵士にさせられてしまった、というのは、最近の戦争を連想させる。そして彼らは、人を殺したくなどないのに、逆らえない命令によって、殺さざるを得ない状況になっている。
しかし、暴君が力を持つのは、市民たちが暴君の命令に従っているからであり、勇気を出して全員が命令に背くことができれば、暴君は力を失う。そのきっかけとなるのは、白雪姫のように、一人一人を自分と同じ人間として認めること。人間として認めてしまうと、その相手を殺すことができなくなる。
暴力に対して、暴力で対抗して勝つ物語よりも、本映画の勝ち方の方が優れていると思う。
この映画の感想をまとめると、主演が白雪姫のイメージに合わない点が最も大きな欠点。脚本は工夫されていてそれなりに面白い。ただ、アニメ版の白雪姫の実写化、とは言えない。ここまで変えるなら、潔く全く新しい白雪姫をつくってしまった方が良かったと思う。
吹き替え版で観ました。
正直、思ってたより悪く無かった。毒にも薬にもならないって感じかな。最初、少女(可愛い)から大人(なぬっ)に変わる時、凄い違和感ありましたね。きっと苦労してネジ曲がったのかな?時折レイチェルさんが見せる嫌な顔や雑巾をバケツに投げ入れる所(物に当たるなよ!)が気になったけど、日本版スタッフが優秀なのかな?上手くレイチェルさんの毒消ししてたように思います。日本版あの嫌なガンを飛ばす表情ありませんでした。カットしたのかな?それとも、自分は、よそ見してて気付かなかったとか…何か集中してコーラが飲めました…
でも、色々こじつけて白雪姫にする必要ある?
そもそも原作にリスペクト無いんなら革命戦士?修羅雪でも、何でも良かったんじゃないかな?
みんな白雪姫に名前を呼んでもらったら良いよ
いつも映画を見に行くときは、予習として、続きの以前の作品があれば、復習して以前の作品を見て、予告はもちろん、最近では動画でレビューもたくさん出てますね。
同じく白雪姫も予告は、へぇ😃💡⤴面白そうだ。
ところがレビューを見ると、まぁー出てくる出てくる❗酷評と、ヒロインのプライベートやインタビュー動画が...
確かに、あのインタビューの印象は良くないな。。
「べつにぃ~」みたいな「今でしょー」みたいな1部の切り抜きで、固定された印象にしてしまう
だからと言って、映画は多くの人が携わって、時間と歳月をかけて、真剣に作り上げたものだ。
その映画が酷評なのは「原作と違う」ってのと「ヒロインが白人ではない」ってのがほとんど。
そこで、思い出したのが、赤ずきん。
赤ずきんも原作と違う内容で大人の赤ずきんが公開されたよね?
なので、今回は原作アニメの復習はせず、赤ずきんを見た。
で、感想は…
アニメの白雪姫は子供が見るファミリー映画でしょ?
ところが、酷評してるのは、みんな良い大人で、批判してるのは子供目線での酷評ではないよね?
そう!大人用の白雪姫です❗
現代らしい白雪姫だと思いますよ。
現代のネットのAI にコントロールされてないですか?
好きなものばかり見て、何か言えば共感して同じくような意見を拡散してる。
魔法使いに洗脳された元農民の兵隊のようにね。
みんな白雪姫に名前を呼んで貰って、我に返った方が良いよ。
文句言うなら、見てから言えよ!
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