白雪姫のレビュー・感想・評価
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ガル・ガドットってやっぱり美しい
行き過ぎた多様性への配慮や主演女優のフェミニスト発言炎上などで公開前から話題になった新解釈の白雪姫。
映画自体も事前の評判が芳しくなく、それに影響を少し受けてしまった事もありマイナスの印象を持ちながら劇場へ向かったが、映画自体は面白く観る事ができたし、レイチェル・ゼグラー(可愛くも綺麗でもないけど)の歌唱も十分堪能できたのでプラマイでは少しだけプラスだった感じ。
そもそも白雪姫はドイツ民話をグリム兄弟が脚色した上でグリム童話として出版したものをディズニーがさらにえぐみを取り除きアニメとして世に送り出したものなので、本作がオリジナルと違うというのも変な話なのだが、ラストの白雪姫が彼女なりの方法で女王をやっつけたのは今まで何となく曖昧だった(自分がうろ覚えだっただけだと思うけど)結末をハッキリとしてくれたことはどんな内容にせよ嬉しかった。
一方、女王は魔女だったのか問題がここでもハッキリとさせてくれなかったことは残念だった。
物語としては面白かったので、小さなお子さんがいるご家庭にはおすすめかと思います。
賛否両論!長所と短所の混在する“困った一作”
【イントロダクション】
ディズニーの原点にして不朽の名作、世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』(1937)を、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマーク・ウェブ監督により実写映画化。
白雪姫を『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のレイチェル・ゼグラー、邪悪な女王を『ワンダーウーマン』(2017)のガル・ガドットが演じる。脚本には『バービー』(2023)のグレタ・ガーウィグ。同じく脚本にエリン・クレシダ・ウィルソン。
【ストーリー】
昔々、ある城に思いやりのある国王とお妃が住んでいた。やがて、2人は1人の娘を授かる。雪の日に生まれた事から、彼女は「白雪姫」と名付けられた。
両親は、白雪姫に溢れんばかりの愛情を注ぎ、彼らは国民との笑顔と恵み溢れる日々を過ごしていた。しかし、お妃が病によりこの世を去り、残された2人は悲しみに暮れた。
ある日、城を訪れた1人の女性が居た。彼女は目も眩むほどの絶世の美女で、慎ましやかな印象から国王は彼女を愛し、やがて妻とした。
しかし、妻となった美女は邪悪な本性を表し、国王に嘘を吐いて遠征に向かわせ、国を乗っ取り女王となった。煌びやかな宝石に包まれ、ひとり贅沢な暮らしをする女王。女王は白雪姫を召使いとし、白雪姫もまたかつて両親が願った「いずれこの国を率いる女王になってほしい」という願いを忘れかけていた。
女王は魔法の鏡を有しており、毎日「鏡よ鏡、世界で最も美しいのは誰?」と問い、鏡から「それは女王様、あなたです」と答える事に満足していた。
ある日、白雪姫は城の食糧庫に侵入した青年ジョナサンと出会う。捉えられ、城門に縛られる彼を見かね、白雪姫は彼の縄を解き、僅かばかりのパンを与えて逃がす。そんな白雪姫の雪のように白い純粋な心の美しさは、鏡に「女王様、あなたは美しい。しかし、白雪姫の心の美しさには敵わない」と答えさせ、女王の嫉妬を買う。
女王は、再び自分が世界で最も美しい人になるため、狩人に森で白雪姫を殺害し、箱に心臓を入れて持ち帰るよう命じる。
森へ向かった白雪姫は、狩人の剣を前に死を覚悟する。しかし、どうしても白雪姫を手に掛ける事の出来なかった狩人は、彼女を森へ逃がす。森を彷徨い歩く彼女は、動物達に案内され7人の小人が住む家へと辿り着く。
【公開前から大荒れ!?賛否両論の問題作!】
ラテン系女優レイチェル・ゼグラーの白雪姫役起用による議論(本来、白雪姫は「雪のように白い肌」と描写されている為)、そんなレイチェルによるトランプ大統領支持者への問題発言と炎上、レイチェルとガル・ガドットの不仲説、ストーリーの改変etc.
とにかく公開前から悪い話題ばかりが上がる本作。ここ日本でも、公開後早くもネットでは賛否両論、どちらかと言えば酷評が(ネット特有の悪ノリ含め、必要以上に)目立つ。ある意味、今最もホットな一作と言える。
そんな公開前からの騒動、予告編でレイチェルが歌唱する『Waiting On A Wish』の良さから、半分怖いもの見たさで鑑賞した。
まず、本作を語る上で1番の問題となるであろう「雪のように白い肌を持つ」白雪姫の設定改変によるキャストの起用について。
演じたレイチェル・ゼグラーの問題発言についても、私は特に問題視はしていない。また、白雪姫本来の設定を「雪の日に生まれたから」と改変する様子については、「上手いな(もっと言ってしまえば、上手く逃げたな)」と感心した。
なので、これについては特に語ることはない。
次に、レイチェル・ゼグラーとガル・ガドットの不仲説。レイチェルの過去の問題発言によるものと思われ、オスカープレゼンターとして登場した際の2人の歩き方の違いからも、少なくとも良好な関係性は築いていない様子。しかし、作品にそれが反映されているわけでもなく、本作を評価する上で重要な要素にはならない為、こちらも除外。
本作における重要な要素は、やはり原作及びアニメ版ストーリーからの改変だろう。
①白馬の王子様
白雪姫を毒リンゴの眠りから救う白馬に乗った王子様が、本作では国王の名の下に女王への抵抗活動を行う元旅芸人の一座のリーダー・ジョナサンに変わっている。これは、「イケメンの王子様に救われ、見初められる事こそが女性の幸せ」という妄想を提示してきたかつてのディズニーが、昨今ではそうした価値観を自ら否定もしくは「違う道もあるよ」と示してきた流れの一つとして理解出来る。しかし、オリジナルに対する唯一の配慮か、ジョナサンが城を抜け出して眠っている白雪姫のもとへ駆け付ける際には、しっかりと白馬に跨っている。
②女王の倒し方。
私の記憶が確かならば、アニメ版では白雪姫を毒殺した女王は、嵐の中小人達により崖の上に追い詰められ、崖から落ちて命を落としたと思う。また、グリム童話版では、王子との結婚式に女王を招き、熱した鉄の靴を履かせて処刑するものもある。
しかし、本作では白雪姫自らが国民の前に立ち、城門前にて女王と対立する。女王は、魔法で生み出した剣を白雪姫に手渡し、“怒りと復讐心から自分に対して刃を突き立てるように促し、国民の前で彼女の美しい心を否定してみせる”という企てをする。しかし、白雪姫は決して刃を向けず、女王によって本来の仕事を奪われ、兵士として働かされている人々の心を解放し、女王を国から追い出そうとする。
窮地に立たされ、魔法の鏡から「あなたの美しさは皮膚の上だけ。美しい心を持つ白雪姫には敵わない」と告げられて激昂した女王は、鏡を叩き割り、鏡の魔力によって石炭のような姿に変貌して朽ち果て、鏡の中へと吸い込まれる。
白雪姫の勇敢さを示し、女王自身が自らの破滅を招くという解決法は見事な着地だったと思う。
これにより、アニメ版では大役を務めた小人達は完全に脇役となってしまったが…。あと、ジョナサンと弓の名手以外の旅芸人達が完全に空気となっていたが…。
【感想】
本作を鑑賞中、また鑑賞後に真っ先に抱いた印象は、「予算少なかったんだろうなぁ」というものだった。
アニメ版を意識するあまりか、コスプレの域を出ない衣装のデザイン。煌びやかさより安っぽさの目立つ美術やCGのクオリティ。ミュージカルパートの動きの乏しさとダンサーの人数の少なさ。そうした作品内のあらゆる要素が、本作の厳しい懐事情を感じさせ、不憫に思えた。
しかし、wikiによると本作の製作費は、何と約2億5,000万ドル(約370億円)以上という破格の製作費が投じられているらしく、驚愕した。
「名作を作るのにお金はあった方が良いが、お金で名作が作れるわけではない」という事の現れだろう。
クライマックスを武力による衝突ではなく、白雪姫の純粋な心が人々を解放するという改変は見事だったと思うし、個人的にこの選択には拍手を送りたい。しかし、せっかくのミュージカル映画なのだから、クライマックスの女王との対決は、ミュージカル演出で盛大に、そして存分に盛り上げてほしかったのは間違いない。
思うに、本作は脚本としての選択は正しかった(やりたい事は分かる)と思うが、演出という調理法が致命的に、そして悉く不味かったように思う。
ただし、女王役のガル・ガドットは素晴らしく、持ち前の美しさは「本当に世界で一番の美女なのではないか?」と思わせるだけの抜群の説得力に満ちている。
【印象的だった楽曲】
そんな本作の数少ない評価点は、楽曲の素晴らしさだろう。
『Waiting On A Wish』
ベンジ・パセックとジャスティン・ポールによる、予告編にも使用されているこの白雪姫の「I want」ソングは、劇場の大音響で聴く意味のある素晴らしい楽曲だった。この一曲を聴きたいが為に劇場に足を運んだと言っても過言ではないくらい、特にサビのメロディーは最高。レイチェル・ゼグラーの歌唱も素晴らしいものに仕上がっていた。
この一曲を生み出しただけでも、本作の存在意義・製作意義はあったように思う。
『All Is Fair』
女王唯一の歌唱曲。女王の欲深さと邪悪さがよく現れた一曲で、これもまたお気に入り。しかし、女王の楽曲がこれ一曲だけというのは、どういう事なのだろうか?もしかすると、演じたガル・ガドットが歌が苦手なのかもしれないが。
『Heigh-Ho』『Whistle While You Work』
フランク・チャーチルとラリー・モリーによるアニメ版からの楽曲の使用も、有名曲ならではの長所を活かした選択だった。こうした事が出来るのは、「流石ディズニー」と言わざるを得ないだろう。
【同じミュージカル・ファンタジー映画として】
ところで、私事なのだが、本作と同日に『ウィキッド ふたりの魔女』(2024)を鑑賞した(しかも、本作の上映時間までの時間合わせの目的で)。現在、日本では両作を同時に劇場鑑賞する事が可能である。せっかくなので、ここからは少し同じミュージカル・ファンタジー映画として、あちらと色々と比較しながらレビューしてみようと思う。
①製作費
あちらが製作費1億5,000万ドルに対し、本作の製作費は約2億5,000万ドルと1億ドル以上も製作費が掛かっている。
しかし、どうだろうか?第97回アカデミー賞で、美術賞と衣装デザイン賞を受賞したあちらの方が、本作より遥かに煌びやかでゴージャスに映り、「金掛かってるなぁ」と思わせるのだ(あちらの製作費が少ないのではなく、本作が意味不明に多過ぎるだけなのだが)。
本作がアニメ版の実写化に注力するあまり、特に衣装が単なるコスプレの域に収まってしまっているのに対し、あちらはどの衣装も独創性に溢れ、バラエティに富みオシャレな事が要因だろう。
②ミュージカルパート
これは最早比較する事すら残酷だが、やはりあちらの圧巻のミュージカルパートを鑑賞した後では、本作のミュージカルパートはお粗末な印象を受ける。こちらの動きの乏しさは、衣装と同じくアニメ版に引っ張られ過ぎた事に起因するのかもしれないが。
③楽曲
これに関してだけは、個人的には本作に軍配が上がったと思う。純粋な楽曲としてのクオリティに関してだけは、ディズニーはその威厳を保ったと言える。しかし、決して大差があるわけではなく、あくまで個人的な趣味による僅差の勝利なのは断っておきたい。
【総評】
賛否両論も納得の、長所と短所の混在した「困った一作」だった。その際たる要因は、演出によるものだろう。また、衣装デザインをはじめ、ビジュアル面にはもっとオリジナリティを出しても良かったはずだ。何故なら、脚本は原作やアニメ版から改変したのだから。
最後に、これは完全に個人的な趣味だが、レイチェル・ゼグラーにショートカットは似合わない。『ウエスト・サイド・ストーリー』や『シャザム!〜神々の怒り〜』(2023)でのロングヘア姿こそ、彼女の真骨頂であり、最も魅力的に映る姿だったように思う。
ディズニーは何処へ行く?
評価の分かれる最近のディズニー映画
時代を反映した表現の物語は賛成だし
もちろん、昔と同じで無くても良い。
有名な過去作を名乗る新作
美しいビュジュアルも歌曲も
心の奥底まで響かない。
うわべだけの白雪の存在
他と似ている歌曲の存在で
1年後には忘れる可能性もー
目をつぶって、この映画に触れれば
脳内に現代的な音が迫ってくる
最近聞いた様な歌曲が流れている
言い換えれば古風な白雪は不要で
ドレスを脱ぎ捨て自己を主張し
N.Y.の摩天楼の中で物語ればいい。
いつか王子様は、もう無い
ディズニーが失いかけているのは
「純粋な夢」その行き止まり
ディズニー好きだから言えること
この映画はまっさらな気持ちで
妙な期待はしないで楽しむ。
それがベストかも知れない。
※
王道夢路線。お声最高。
ありじゃないですか。このプリンセス。
まず一連の騒動について自分の考えを記す。
コロンビア系の女性を起用したことを含め、古典への準拠のこと。この古典とは1937年版のアニメーション作品とそこから派生した大量のペーパー作品(絵本とかね)を指す。
先行レビューには原作であるグリム童話へのリスペクトがない、という書き込みもあって笑ってしまった。一応、グリム童話に触れておくと、ヨーロッパ大陸にはこの話に類するメルフェンがたくさんあってグリム兄弟はその一部を採集した。創作でもない300年前に集めた民話集をリスペクトしますと言われても困っちゃうよね。グリムには確かに王妃が針仕事をしていて指を突き、窓枠の雪にこぼれた血を見て「この雪のように白い肌で、血のような赤い唇で、窓枠のような黒い髪の」子が欲しいと願いその通りの女の子が生まれる、という一節がある。でもグリムが採用しなかった話群の中には容姿に触れていないメルフェンもたくさんあるし、筋が同じでもスノーホワイトという名ではないメルフェンもある。
むしろ共通しているのは「ままはは」と「森に捨てられた子ども」というイメージです。だからスノーホワイト世界で一番大事なのは女王の行動でそこが変わるとスノーホワイトではなくなる。そこは本作でもきちんとおさえてありますね。
私自身はスノーホワイトという名前は美しい娘であるというアイコンみたいなものだと解釈している。だから、肌が黒かろうが髪が茶色だろうがそんなところは正直どうでも良い。ただ、この映画では内面の美しさ云々とルッキズムへの批判みたいなところまで踏み込んでいてちょっとやり過ぎかなとは思うけど。
古典との一番の違いはやはり王子様の存在でしょう。男性のキスによって回復するところは同じだけど、そこからお城へ乗り込むところで王子の権威を借りているのか、自分の力で成し遂げるかというところが全く違う。ここがこの作品の最大の見せどころだしそれはまあ成功しているようにみえる。古典の公開から90年近くが経っている。社会情勢の変化から筋がこう変わってくるのは当然だと思う。結果として名曲「Someday My Prince will come」がカットされたのは残念だけど。
そこでレイチェル・ゼクラーのことです。彼女がリベラルな考え方の持ち主というか民主党寄りの人であることは間違いない。でもこの作品についてSNSに彼女があげた様々なコメントは作品の説明ないしは擁護しただけにみえる。もし映画の内容と違うことを個人的に言っているのであればそれはマズイけどね。だから彼女への批判はちょっと気の毒な気がします。
まあ映画としては子供向けですね。最後まで見通すのはなかなか苦痛だった。
でも、最後の城門での女王との対決シーン、彼女が衛兵一人一人に声がけして先王時代の良かった事々を思い出させるところ、なかなか感動的でした。このシーンだけでも彼女はディズニーの凛々しく、心優しいプリンセスの系譜に連なっていると感じさせてくれました。
もし自分にまだ小さい子どもがいれば進んでこの作品は見せますね。
Disney品質❗️ 鏡よ鏡よ鏡さん 悪の方が魅力的❗️
【年度末時短継続中】
最近観た『MADマウス』の正反対。『マッド・マウス』が権威に挑む 邪悪な魅力なら
本作は 正統派Disneyの底力を見せつけられた。 実写版
俺はDisneyランドも Disneyも そんなに好きじゃ無い むしろ嫌い😠
最初から 酷評で攻めようかと挑んだが 返り討ち された。
言い方違うけど 誰でも知ってるよね 『鏡よ鏡よ🪞鏡さん 世界で一番美しいのは😍誰ダァレ』
と ど・リンゴ🍎 ・・本作では邦訳違うけど
なんだ どうせ わかりきった 物語じゃネェか😤😤 酷評してやる😤
と 挑んだが
最新技術的➕Disneyの金満🈵人海作戦 に魅せられた。
とにかく エンドロールの VFXというかCGというかスタッフ人数が半端無い ムカついた。
あっ エンドロール後は何も無いのでよろしく。Disney単独だと そんな小技は無い。マーベルは知らんがな
とにかく 馴染みの無いミュージカル【『ラ・ラ・ランド』と同じ振付師❗️】
でも わかりきったストーリーでも 俺は不覚にも吸い寄せられた。
白雪姫役の レイチェル・ゼグラーさんは普通。
だが 悪の大権現様 とも言える 邪悪な女王👑ガル・ガドットさんに惚れ惚れ❗️
悪の魅力が詰まってた。もう俺はウットリ🤩
イヤイヤ 『優しい雪のような善良な純粋な気持ち』なんていらんがな❗️
『美と権力』が全て🤩😍じゃがな・・・って 快哉を叫んでましたよ❗️心の中で
一生 女王様👑に ついていきます🫡🫡って
しかも 昭和アニメ 『タイガーマスクのタイガー・ザ・グレート』みたいに 自ら敵陣で戦える闘将 惚れ惚れ❗️👑🤩😍
あと7人のこびと は おこりんぼ 先生 くしゃみ オトボケ以外は判別不能だけど 良かった。
1937 アニメがオリジナル そりゃ戦争負けるがな🪖。と痛感しました。
画面が美しい😍 惹きつける力のある作品。内容は 映画館で確認を
俺は お子ちゃま対策で 字幕版で観ました 正解✅👍
【短く無くてごめんなさい🙇】
有料🈶パンフは 無駄な文字がなく タイムロスが無く非常に親切。
レイチェル・セグラーの圧倒的歌唱力!
ディズニーの実写映画は基本観ることにしている。
本作に期待していたのは、
ベンジ・パセックとジャスティン・ポールによる楽曲と
レイチェル・セグラーによる歌唱。
その期待には応えてくれている作品だ。
ストーリーには今更触れることはないが、
ビジュアルクオリティは高いと感じた。
CG描写の構成比は高いと想像しつつも、
それでも白雪姫の世界観を見事に描いていたと思う。
7人の小人や動物たち、いずれもイキイキとしていた。
そして楽曲クオリティ及び
レイチェル・セグラーによる圧巻の歌唱、
またその見せ方、いずれも秀逸だと感じたし、
特にラストの真っ白な衣装で統一されたパフォーマンスは
圧倒的だった。
ガル・ギャドットの女王も堂に入っていたと思う。
ワンダーウーマンではなく、ちゃんと悪役だった(笑)
やはりディズニーのハッピーエンドはホッとするし、
いつも鑑賞後感が良いので、
これがブランドにおける信頼感であることを
あらためて認識した。
楽しめました🎶
ただの映画としては凡作、ディズニー映画としては駄作。
【前情報ゼロで見た吹き替え版の感想】
■良かった点
・3Dグラフィックは拘られており、魔法や鉱山の描写の美しさ、小人達の表情などは非常に良かった。
・楽曲の9割が好みに合っていて、サントラが少し欲しくなった。民謡風楽曲が好きな人には合いそう。
・白雪姫への新しい試みや解釈をしようと頑張っている痕跡は見受けられた。
・ジョナサン(王子枠)の顔が非常に良い。
・女王役の吹き替え声優さんが大変上手で、彼女の威厳や冷酷さが直に伝わってくるような良い演技でした。
■悪かった点
・テーマ性のあるストーリー(オリジナル改変)とアクションを同時にやろうとした結果、渋滞を起こしどちらも中途半端になってしまっていた。
アクションでは2012年のスノーホワイトの方が面白かったし、テーマや視点のアレンジ性という面ではマレフィセントに軍配が上がる。
・キャラやシナリオの改変があまりハマっていなかった。
おとぼけを単純ないじられ役にして落ち込ませる事で、彼をいじった他の小人に少しヘイトが傾く作りにしたのはあまり気持ち良くはなれない。
その後の掃除パートも、小人達に掃除をやらせるところまではいいのだが、肝心の姫は歌って踊るだけで何もしておらず、どうして?????という気持ちでいっぱいだった。
ボウガンの名手の人も最後までいる意味が分からず、ラストシーンもジョナサンがやるんじゃダメだったのか????と疑問が尽きなかった。
・王子枠の存在意義が無い。
今回王子枠が王子ではないというラプンツェル、アナ雪のような試みをしている。それは良いのだが、どう見ても実写版フラン・ライダーがやりたかったんだろう…というのが透けて見えてしまうようなキャラ造形。
その上元役者のアウトローという設定がお仲間も含め1mmも生かされておらず、ただただ不敬で迂闊で思慮も覚悟も無い短絡的な男として描かれてしまっており、キスで姫を救うシーン以外での登場にあまり必要性を感じず……本当に……本当に勿体なかった……。
・原作再現シーン以外を外しがち
原作再現シーンはどれもクオリティが高く良かったのだが、ジョナサンと姫が出会ってからの茶番シーンや、戦闘シーン、ボウガン、女王の退場の仕方、ラストのダンスなど、改変を加えたシーンが悉く盛り上がりに欠けていた。山賊一味周りの演出は基本的に寒かったし、戦闘シーンは中途半端、女王の退場方法は意味不明で、ラストシーンのダンスはミッドサマーだった。
ラストはせめて明るく色とりどりな服を着る国民達の中で、婚姻を結んだ姫と王子の2人だけが真っ白な服で踊る……とかなら特段狂気を感じなかったと思うのだが……。
・白雪姫で一番有名な楽曲が入っていない。
確かに今回の"この白雪姫のテーマ"にはそぐわない歌詞だったかもしれないが、そもそも王子枠をちゃんと王子にするだけで成立した話なので、制作側でのすり合わせや話し合いが足りていなかったことで起きた悲劇だろう。
・吹き替え版のメインキャラ声優2人の不慣れ感が全面に出ていた。特にジョナサン役。
後半のがなりには一瞬光るものも感じた分、せめて他作品や舞台で台詞読みに慣らしてから抜擢すべきだったろうと強く感じる。
姫役とジョナサン役の歌声、どちらも悪く無かったのだが、デュエットになった瞬間絶妙に声の相性が合わず、吹き替えの選考班に疑問を抱く出来だった。
【総評】
何も知らずただの映画として見るなら良くも悪くも楽曲と3Dクオリティが高い普通の作品。
ディズニー版白雪姫を知らないor全く覚えておらず、ストーリー面に着目しないなら問題なく楽しめる。
ディズニー作品として見るなら、「ディズニー初、そして世界初の長編アニメーション映画の実写化を本家が担当した結果がコレだと到底信じたくない」といった出来だった。悪夢と言っても差し支えない。
子供と観にいきました
子供の大好きな白雪姫を共に観にいきました。
実は私のファーストブックも白雪姫で、白雪姫にはあつい想いがあります。
公開前のゴタゴタから不安な面もありましたが、蓋を開けてみたら、とても良かった♡♡
子供の時に感じた白雪姫の可愛らしさ、ピンチの時にも明るく過ごす力強さ、上手に表現されていました。
原作にはないジョナサンの登場がどのように表現されるのか楽しみにしていましたが、完璧ではないヒーローの姿がとてもコミカルに描かれていて、人間味のある姿に一気に引き込まれました!
劇中歌の二人ならきっとのシーン
夢を見ているようなファンタジーの時間に
後半に迎えるだろうピンチの前に
この時よ止まって欲しいと思えた瞬間でした。
劇中歌どれも素晴らしかったのですが、
二人ならきっとが私のお気に入りになりました。
映画が終わった後、
息子は"白雪姫を逃がしてくれて捕まった人"
娘は"小人の先生"がお気に入り
と自分の推しを教えてくれました。
楽しい時間になりました。
ありがとうございます♡♡
タイトルなし(ネタバレ)
白雪姫の本当のストーリーはこうだったのかなと思える説得力があるお話でした。音楽、映像、ストーリーすべてとても素晴らしかったです。おとぎ話を期待している方には向かないかもしれません。まさしく"Fearless"になっていく白雪姫がその勇気と優しさで邪悪な女王を倒して、平和な国を築いていく。まさか白雪姫が革命のお話だったとは!?
想像以上
オリジナルの白雪姫とは切り離して観て🍎
字幕版鑑賞。白雪姫は子供の頃に絵本やTVで見た位です。肌が雪のように白い女の子が小人と森でハイホーして毒リンゴ食べさせられて王子にチュウされてハッピーイェーイな話だったはず。映画始まりアレ?こんなストーリーだった!?なんか記憶の白雪姫と違うな〜ん〜〜でも映像綺麗、動物可愛い、音楽良いしで私は結構好きでした!酷評してるのはオリジナルのファンの方々かも?新しい令和の白雪姫と思ったら楽しめます。主人公役の女優の発言が物議を醸し出してますが映画観たら彼女が言いたい事も何となく理解できました。映画中、いつかアナ雪も実写版になるのかな〜!?って思いましたがオリジナルのファンが多いと実写にするの賭けですね。
頑張って悪くない作品にした感じ
ディズニーの白雪姫のストーリーを知らない人はほとんどいないのではないだろう。
そのストーリーに色々と改変があったので、新しい気分で見ることはできた。
ストーリーを現代風にあわせ、歌唱入れるから不自然のないようにあわせ、愛する人とのキスだとか悪者の最期とか色んな調整が入ってストーリーが作られている感じ。
つまらなくはないが、とても面白いわけでもない。
ここまで調整頑張ったからこそ悪くない作品になったのだと思う。
素敵なミュージカル映画
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