白雪姫のレビュー・感想・評価
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これはこれで前評判以上に楽しめたが
映像美と音楽は間違いなく☆5をつけるべき作品なんだけど、原作アニメとオリジナルが相性悪い気がした。
オリジナルも原作アニメに忠実なシーンでも共に印象的なシーンがあったのにお互いの相性のせいで今一つ乗れなかった。
7人の小人が気持ち悪い(不気味の谷?)等、残念な点もあったがどちらかに振りきっていればもっと面白かったと思う。
Snow White
お妃が亡くなった後、見た目は美しい邪悪な女王に王国を支配され奴隷にされちゃう白雪姫の話。
“この世で美しいのは誰?”と鏡に問う女王、鏡からの答え…白雪姫の名を出され、1人の手下に森の奥で殺せと命じ森へ向かうことになる白雪と手下だが…。
逃げろと見逃され、逃げた先は不思議な森の7人のコビトの家、…複数の童話が頭のなかで混ざってて白雪姫ってこんな話だっけって感じ?
正直ストーリー刺さらず眠かったんだけど、終盤の王国入口?付近でのやり取り、女王に支える手下、…との思い出を語る白雪姫、「覚えてる」に心が動き皆の気持ちが1つになったシーンはグッときたね。
大人より子供が楽しめる作品ですかね?!
吹替版にて鑑賞したけど字幕版が気になる!
観ないけど。
今、日本人こそ観た方が…。
各所で酷評されております通り、確かにディズニーアニメーションの代表であった白雪姫のストーリーとは違う箇所が幾つも。ですが先入観無しに観れば、いずれの箇所も納得いかない程のものとは思うことなく、良いストーリーだったと思います。(個人的には。)
今、さまざまな問題から国の在り方が揺らいでいる日本にあって(もちろん世界の他の国にも言えることかもしれませんが…)、今の若い方々に社会を諦めないでもらいたいという普段の私の心情もあってか、とても身につまされる内容でしたし、(もちろん重いばかりではない、小さなこどもも楽しめるであろうディズニーらしさもある作品かと。)この先を生きる方々のために、行動しなければと思いました。
受け止め方は人それぞれかと思いますが、少しでも多くの方に観てもらえればいいなと。
スノーホワイト・ミュージカル
「罰は罪の大きさを越えてはならない」
ディズニー初の長編アニメ『白雪姫』を実写化したミュージカル映画。
原作はほぼ覚えてないくらい幼少期に触れただけなので、ほぼ初見のつもりで観た。批判的なコメントが多かったから身構えていたけど、意外と普通に楽しめた。ただ、ちょっと気になるところも…。
たぶん、原作に思い入れが強い人ほど、改変された部分に違和感を覚えるのかもしれない。
個人的に好きだったのは、最初と最後に出てくる絵本のアートワーク。エンドロールもそのまま同じテイストで作られていて、ついつい細部まで見入ってしまった。あの絵本、もし売ってたらそのまま買いたいレベル。
ストーリーは割とサクサク運んでいく印象。ラストは「これどうやって解決するんだろ?」と思ってたけど、ちゃんと白雪姫らしい形で着地してとても良かった。
ただ、ところどころで白雪姫の行動に少し違和感も。洗濯物を床に投げつけるシーンとか、ちょっと憎しみを込めた顔で勇ましく歌う場面とか「雪のように純粋な心を持ち、優しさに満ち溢れたプリンセス」とされる今作の白雪姫のキャラとは少しズレてるように感じた。
映像はさすがディズニー。CGも美術も一級品で、お城や鏡、宝石、衣装など、煌びやかなアイテムのクオリティがすごく高かった。動物の描写もリアルで、クオリティ面ではやはりトップクラス。
ハイホーの歌唱シーンは特に気合を感じられて、このワンシーンがひとつの映像作品として素晴らしかった。
ただ、他の歌唱シーンにはちょっともったいなさを感じる部分も。
特に白雪姫やジョナサンの歌唱シーン。寄りの画角ばかりが続いてしまって、どこか窮屈。キャストが伸びやかに歌っている場面や、ストリングスが盛り上がるパートでも、ずっと顔のアップ。カメラの動きも少なくて、あまりダイナミックさがなかった。引きの俯瞰カットがもう少しあれば、より迫力のある映像になった気がする。もしかすると、セットのスケール感やCG予算の関係だったのかもしれないけど…(決めつけはできないけど)。
印象に残ったセリフは、「罰は罪の大きさを越えてはならない」という白雪姫の一言。これは今の時代にこそ広まってほしい考え方だなと感じた。
あと、TOHOの宝石がトロッコに入ったポップコーンバケットのデザインが最高すぎて、めちゃくちゃ欲しくなった…。
ハイホーだけでもテンション上がる
2025年劇場鑑賞97本目。
エンドロール後映像無し。
雪のように白い肌だから白雪姫だったのが、褐色の肌の女優が演じるために、雪が降った日に産まれたから、という理由に変わり、それじゃアナと雪の女王だよ、と思いました。
それもあって結構こんなの白雪姫じゃない、という評判を聞いていて、ハードルはだいぶ下がっていたおかげで、実際観てみるとあれ、意外と悪くないんじゃない、という感じでした。
白雪姫がイラスト化する場面があるんですが、元々アニメ版の白雪姫ってバタ臭い顔していて、今回の主演のレイチェル・ゼグラーってそういう意味では似てると思いました。
アニメの時の曲はよく知らないのですが、ハイホーは知っていて、小人たちがつるはしかついで並んで歩きながら歌っているシーンはこっちも体ちょっと揺らしてしまいました。
正直王子様のキスで目覚めたあとどうなったっけ?という感じでしたが、絶対こうじゃなかった、という流れでも納得は納得でした。もうちょっと早くできたのでは?とは思いましたが。
ただ、魔法の鏡が内面の美しさを言い出したら人類滅亡させないと女王は1位になれないんじゃないでしょうか。
現代風の白雪姫
ハイホー
原作を現代風にアレンジしたのが賛否あるが
全体的にバランスがとれてたのでは。
レイチェル・ゼグラーの歌声は綺麗。
華やかな映像美と劇中歌も楽しめる実写化。
『ハイホー』のシーンが好きで和んだ。
1937年白雪姫アニメの完成度が高いから
その偉大さを感じる。そのイメージが
強いから期待値も上がってしまうはず。
まあ、確かに盗賊の方々の服装が小綺麗だし
愛した人が盗賊の頭でそのキスで蘇るとか。
口笛で楽しもうは此方側もウキウキしたが
一緒に少しでも、掃除手伝っても良いのでは等々。
豪雪の中で産まれて生き延びたから『白雪姫』。
美しい白い肌では無くて。
毒リンゴを食べても生き返る位の女性。
強いよね。
清らかで内面から出る美しさ。
別け隔てなく接する優しい姿勢。
そこに、強さをプラスしたかったのだろう。
いや別に・・・言うほどか?
不朽の名作の白雪姫を実写化させたディズニー。だいぶ賛否両論でアンチディズニーの格好のおもちゃにさせられているが、自分は普通、というのが感想です。
ハイホーも楽しい歌に仕上がっているし、吹替版も豪華なガチ声優さんから並みの演技力で鼻につくほどではない芸能人、ところどころに見える原作再現。これだけだったら多少目をつむればいい作品に仕上がるはずだったのに、実写化という壁とこりない原作改変を行ったためディズニーファンを怒らせてしまったのだと思います。
映画ファンとしての目線。
映像美と役者の演技はよかったと思っています。しかし原作がある作品である以上その作品をリスペクトした作りでないといけない。そういう制約がある中挑んだ作品というだけでも目をつむらざるを得ない箇所があるのは重々承知なんだけど、
小人の手が光る魔法の手の演出、あれ以降一切触れられないため、必要な追加設定に感じられない。
邪悪な女王の歌、もうボリウッド映画かというくらい過剰なミュージカル。
同じくパートナーのポジションの男の歌、聞くに堪えないくらい場違いな明るさと声量の歌。
森のシーンにメリハリがない。小人の家以外はまるで戦闘ヒーローと怪人が最後に戦う砂利の場所くらい代わり映えがしない。
最後小人たちは城に侵入しただけで大した活躍をしてない。見せ場をかっさらったのはボーガン持ったオリキャラ。
という感じで流れが気になるところが多々あった。あと大変難しいのは重々承知なのだが動物がもうアニメチックすぎて、もういっそのことデフォルメ化してほしかったレベル。ライオンキングやジャングルブックを超えられなかった感はすごく感じました。
ディズニーファンとしての目線。
恐らく実写化ディズニー映画で最も最難関なのはここであり、新しいディズニーファンの獲得やディズニーに新しい風を吹かせようともがいている様がかなり見られる。原作改変やイメージが多少違うのは前述したとおり仕方型ないことだと思う。素晴らしい演出もちゃんとあり、特に邪悪な女王の悪役ムーブは原作以上に描かれていてわかりやすかったし、ちゃんとオリジナルの名前を付けずに邪悪な女王という名前のままだったのはポイントが高い。
だけど
おとぼけがしゃべる・・・まあいいかな?実写は別物。
白雪姫の性格が底抜けに優しい性格から軽薄な人物に対しては辛辣で冷たい性格に変わった・・・う~ん。まあ時代に合わせた演出なら仕方がない。実写ゆえの補正。
王子から山賊のフリンライダーっぽいやつにした→はいアウト。
恐らくディズニーファンやちょっと名前を知っている鑑賞者は天涯孤独で虐げられていた白雪姫が王子と結ばれる過程、またはラブロマンスを期待していた人もいたであろうに、あろうことか王子をそこらの盗人に変更したのは絶対にやってはいけないことだったはず。しかも山賊の仲間も何人か登場させて、「こいつはおれたちの最高のリーダーだー!」って言ってもてはやしているけど、こっちからしたらただ気の合う仲間とつるんではっちゃけてるそこらのティーンエージャーと変わらない。ただのやんちゃな男になり果てただけでは飽き足らず傷が回復してすぐに捕まって白雪姫から預かった首飾りをご丁寧に女王の前で首からぶら下げて老婆に化けた女王に利用される機会を作ってしまうし、どの顔を下げて現れてるんだって状況の中横たわる彼女にキスするとか頭いかれてんのかと思ってしまう。しかも最後はなんもしてない。なんだこいつ?しかもそのオリキャラの山賊たちが小人を差し置いて最後見せ場を用意するというあのシーンは目も当てられない。これはただの白雪姫の実写化ではなく、ディズニーの!白雪姫の実写化なのに有名なシーンをいくつか借りてあとは好き勝手作っている印象だった。邪悪な女王が破滅するシーンと白雪姫が目覚めるシーンを入れ替える、民と兵士たちが自分たちを覚えていてくれていた白雪姫に寝返るところまでとどめればまだ目をつむれたのにこれではディズニーファンを怒らせるのも当然といえる。ウィッシュのときの反省を全く活かされていない。いいかげんディズニーはポリコレやLBGTから頭を離れろ、と思った。
とりあえず頭空っぽにして、アニメの白雪姫を意識せずに観ればそれなりに楽しめるのではないか。決して正規の映画鑑賞料金で見る価値はないとだけ言っておきたい。
忠告
『実写版 白雪姫』
良い点
・ハイホー!
・ガルガドットの女王様すごく良き!
悪い点
・歌長すぎ
・脚本どした?
見る前の自分
「白雪姫が酷評だと…バカバカしい…」
見た後の自分
「私の忠告を聞いてくれ…酷評は本物だ…」
元のアニメーション好きな人は絶対見ないでください(忠告)
新解釈?マルチバース?白雪姫
本編以外の外でのネガティブな事柄が
とにかく多かった今作
色んな事柄があって本編の出来以前に
評価が下がった状態でのスタートで。
そういうものを抜きにして
本編だけの評価をといわれたら
前評判酷かったけど
あれ?そんな悪くなくない?かも??
とはいえ
展開無理あったり
急展開ご都合主義多々あり。
あとは原作改変。
原作が全然フューチャーされてなく
まさしく新解釈。
現代に合わせた強い女性の在り方みたいな
レイチェル自体、白雪姫かといわれたら
別にちゃんと白雪姫してたし
ガルガドットの女王も
ちゃんと心が歪んだ女性でヴィランしてたし
そんな悪くないと思うけどなー
とはいえやはり普段から言動行動って大切なんだなと
今作は本編以外の部分のネガティブが多すぎたな
あと本作のレビューみてると
お話が薄いとかCGがしょぼいとかあるが
ストーリーなんてオリジナルの白雪姫だってそんな濃くないしなんなら子供らがみても理解出来て楽しいくらいのもでいいんだから十分及第点だし
CGだって別にそんな見れるレベルで問題ないと思う
なんでも考察脳になりすぎてる現代人
少し肩の力抜いて映画を観るのもいいのでは?
とわたしはおもいます。
歌声が最高でした✨✨
映像がとても綺麗で動物や7人の小人もとても可愛かったです。
吹替で見たのですが、白雪姫とジョナサンの歌声がほんとに素敵で感動しました✨✨
白雪姫のたくましい姿にも惚れ惚れしましたし。ジョナサンが素敵でした。
字幕でもまた見たいと思います。
こちら側の問題
よく知る"白雪姫"の話だった。
引っかかったのは名前の由来だけど「雪のように白い肌」ではなかったかと。この設定が昨今のポリコレに抵触するんだろうなぁ。
色々と物議を醸した本作だけど、物語としては王道だし、それを余すとこなく伝えていたと思われる。
歌唱も歌詞も素晴らしかったのではなかろうか。
白雪姫は慈愛に溢れ、そんな彼女を慕い、そんな彼女だからこそ助けようとする人々が彼女を支えていく。
CGに触れるわ、CGと物を手渡しできるわ、一昔前だとあり得ない事が普通に起こる。
悲しいのは、観客である俺の価値観が変わった事だろうか?
どうにも、素直に受け取れない。
公平だか公正って言葉が鼻につく…そんなものが実現不可能な絵空事だと感じてしまっているから、そんな夢物語を吹き込んでいいものなのか、と。
逆にそんな単語が挿入されてるって事は、現状がそうなってない事の証明なんだろうなぁとか。
後は、女王のやってる事が日本の政治家とリンクしまくってて…やるせない。
…捻くれた見方だと重々承知している。
子供向け、なれど、それで済ましていいのかなぁと妙な疑念を抱いている。
国を不当に支配している権力者を追い落とす物語なのだ。彼女が先導するから尚もそう思う。
ジャンヌダルクが始まるのかと思い、あの赤いマントの下には鎧を着込み剣を携えている白雪が現れるのかとドキッとした。
そんな野蛮な展開にはならなかったけど、御伽話の範囲内で収まらなさそうな話にもなってる。これからの世代には必要な事なのかなぁと、ボンヤリ思いながら、直接民衆の前に現れる女王に潔さを感じてみたり。
あー、なんかもう歪な現実が邪魔して、真っ直ぐ見れなかったような感覚がある。
ポリコレの問題にしたって、公平なオーディションをして彼女がピカイチだったなら、それでいいじゃないか。そこに余計な価値観が流れこんでいないのなら。
白人にしたら人権団体がうるさいとかの理由があるのだとしたら、それは公平なものではないよね。
つまり、アレだ。
御伽話が現実の影響を受けてしまったら、御伽話として成立しないって事なのかもな。
この先、20年後には今あるゴタゴタがある程度整理されて、この作品への色眼鏡も取っ払われるのかもしれない。
…そん時には違う価値観に染められた「白雪姫」が生まれているのかもしれないけれど。
もう子供のような目線では見れないなぁ。
俺はこの物語を孫と一緒に見た時にどんな話をするんだろうか…?
賛否わかれるけど私はアリだと思った
ディズニーの白雪姫の実写を見に行きたい人にはおすすめしない。
ディズニーが白雪姫をベースに作った新しい映画と受け入れられる人にはおすすめできる。
果敢に戦場に出ていくスノーホワイトとか、「本当は怖い」に出てくるような原作の焼けた靴で躍らせる白雪姫とか、サウンドホライズンの硝子の棺で眠る姫君とかの白雪姫関連もろもろを受け入れられるかどうかです。
【良い所】
・小人の家にはいった瞬間のあの幻想的な風景はディズニー屈指の描写だと思う。
・「ハイ・ホー!!」これ、ものすごく良くない!? ここだけ何回も見たい。
・小人が鉱山で働いているシーンもとても良い。小人が気持ち悪いのはむしろドワーフなんだからそうでないと!人間の里に近づけず人間から隠れ住んでいるんだから、だれから見ても愛らしい姿ではない。それでよい。
・白雪姫の王子はどうしても「森の中で死んでる女にキスする猟奇的趣味の変態」になってしまうので、ジョナサンの方がまだ恋愛対象としては納得感が強い。
・クイーンの演技はとても良い。何がしたかわからない?いや、あの女王は美を武器にして富と権力が欲しかったのです。それだけの強欲な魔女なのです。たぶん背景としてはひねくれた魔女が美貌を得る魔法を得て、これなら国王を誑かして国を乗っ取れるぜヒャッハー!状態で調子ノリノリ。その先の遠大な野望とか壮大な世界支配とかは何も考えていないから「何をしたいのかわからん」という感想になるかもしれないのですが、贅沢三昧がしたかったんですよ。きっとw
・民の前に現れた赤いフードの白雪姫はかっこよかった。凛々しい。ディズニープリンセスらしくはないけどカッコいい白雪姫がいた。さらに解決策も兵士のこころを掴みにいく方向で、これはディズニープリンセスらしくて素晴らしい展開。
・ナレーションの正体は「そうきたか」という感じ。良い引っ張り。
【悪い点】
・無駄な原作改変は本当にいりません。脚本のために白雪姫のキャラを変えるのはそれはそれでありなのですが「こういう理由で変えたのか!」が分かればいいのに、今回は「ああ、大人の事情なんですよね」という点で見てしまいます。映画単体で見るとどうしてもきつい。ボウガンの名手も別に新たにキャラクターを作る意味はなかった。狩人さんでいいじゃないか、あの人も狩猟が本業なんだし弓矢の名手ってことで充分。
・召使いにされた白雪姫は健気にお掃除をしている、、、わけではなく、すごく投げやりでやけっぱちな掃除風景。いや、この白雪姫ならそうするのはわかるんですが、この白雪姫って内面も美しい子って設定になってませんでした?
・山賊、いる?
・「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」あきらかに女王。なんなら城下町にいたモブの女の子が一番かわいい。
・オトボケへのイジメがちょっと不快感を感じるレベル。
【総合的に】
酷評されるほど酷くはないのです。
また"ディズニーの"白雪姫のストーリーって原作に忠実に作ったら90分映画にするのは難しいようなストーリーしかないです。かと言ってグリム童話まで戻ってそれを作ってしまうとそれはディズニーの白雪姫ではない。
なので、ディズニーとしては今の時代に白雪姫をリメイクしようとして、大人の事情が入り込んだ結果、ディズニー原作の白雪姫を愛して期待していた人には残念な結果になったのでしょう。
原作通りに作るとつまらない、原作改変をすると期待外れ、なかなか難しいところです。
ただ、X(旧Twitter)のデマを元にしたたたき方はちょっと異常でした。
豪雪の中で生き残ったから白雪姫、を真に受けたのですが単に雪の日に生まれたから白雪姫だったんですね。
「町の中や登場人物に黒人多すぎね?中世欧州、そんなに人種入り混じってる?」と思ったけど、あの国は架空の国だからまあいいのか。
個人的には、今後のディズニーパレードにおいて白雪姫の相手はプリス王子なのか、山賊ジョナサンなのか、気になっています。
ぜひ二人で白雪姫を取り合うような構図にしていただきたいw
歌唱はgoodだが、それ以上にbad が目につく
IMAX 字幕版で鑑賞
楽曲も歌唱もとても素晴らしい。この点において、(他の歌手に吹替なくてよく)レイチェル・ゼグラーの起用は決して間違いではないと思うが、何か違和感も感じてしまった。
継母に普段召使い扱いされているが、追い出される時は何故かドレス姿。日本では姫扱いをされているが、雪の日に生まれたから Snow White と呼ばれたので お姫様でなくてもよく、義母に逆らい民衆を正しい方向に導く強い女性像で良かったのでは。
そのSnow White が選んだ男性は別にプリンスではなくていい、でも泥棒ではネ。もっと民衆の為の義賊であれば納得がいくが、それはないでしょと思う。
7人のドワーフは全てCG の違和感だらけ。原作はドワーフで描かれ、ドワーフに適した俳優もいる。いくら脇役でも、このドワーフを変えたらスノーホワイトでなくなる。間違った、或いは行き過ぎた配慮はしたら いけない。
ただ良かった点もある。
ドワーフたちのアトラクション風の演出。ドーピー(ですか?)が口笛が吹ける様になる所。
ラストの鏡の演出も良かった。
なるほど これはヒドイ
クランクイン当日までストーリー詰めてたのかなって感じなんだよね。
「あれが、こうして、こうなって……って、なんかうまくいかないな」「それは、ここで、こういう気持ちに変わったってことにすれば」「もう、それでいくか、適当にシーン入れといて」「脚本家いませんけど!」「お前が書いとけよ」って感じのシーンが多いの。
ディズニーは「お姫様は王子様に救われて幸せになりました」っていう話が「男性依存だ!」みたいに批判されて、そこを徹底的に自己批判にいってるんだよね。逆方向に振ったさいの常で振りすぎちゃうの。それで、この話も、なんだか良く分かんなくなってるね。
ディズニー映画オープニングで企業ロゴ出すときに、いまはシンデレラ城の後ろ側にある街の描写から始まるんだよね。そこから表に回って「どうだ、ディズニーロゴ!」ってやるんだけど、ダサいの。っていうか、なんかダサく感じちゃうんだよね。
「ババーン、ディズニー!」ってやられちゃうと「なんか『堕ちた英雄』感あるな」って感じになっちゃうの。
ディズニーに勢いがないんだよね。スター・ウォーズもマーベルもディズニーになったらしょぼくなったみたいな感じあるし。
それでWhite Snowの本を開くところから始まるんだけど、この演出もさ、ダサいよ。
そしてオープニングになってミュージカルになるんだけど、これは、確実に、本当にダサいよ。なんでミュージカルにしたんだろう。
それでガル・ガドットやってきて、白雪姫を召使いにして、それから鏡が適当なこと言うから「森の中で殺せ」っていうの。
そこで白雪姫がなんかやるんだよね。森に連れてって殺そうとしてた人が、それに感動して「お前は良い子だな」って逃がしちゃうんだよ。なんで感動するんだったけな。
ここもね「これで感動します」「感動しました」「白雪姫を逃がします」「そうですね」って感じなの。お約束だから逃がすよって感じで。
それから反乱軍と仲良くなったりして、なんか毒リンゴ食べて眠りにつくんだよね。
そのまえにガル・ガドットが「眠りをさますのは愛する人のキスだけ」ってネタバラシしてくれるんだけど、この作品の対象年齢何歳だっけ。なんか分かりやすすぎるネタバラシだな。
「白雪姫しんじゃった」「愛する人が冷たくなった体にキスするだけって可哀想すぎる」「蘇った! なんと!」ってやるために、伏せとくんじゃないの。
そして眠りを覚ますのが王子様だったら「またディズニー!」って揶揄されちゃうから、反乱軍のリーダーがキスするんだよね。レイア姫とハン・ソロだよ。さすがスター・ウォーズを傘下におさめただけある。
そして白雪姫は「私が国を率いる時が来た!」ってたちあがるの。誰かに守られる女じゃない。自分が国を率いるんだってことだね。
それで白雪姫は何をするかと言うと、独り街に現れるのね。当然、ガル・ガドットは「捕まえろ」ってことで捕まるんだけど。
しかし、ここで、白雪姫は力を発揮する。白雪姫は街の人を全員覚えていたのだ!
白雪姫に覚えてもらっていた人たちは感動して「白雪姫に付いていきます」と寝返り、ガル・ガドットは負けました。
すごいね。「わたしあなたを知ってるわ」「ガル・ガドット裏切ります」って簡単すぎるよ。
一応、伏線じゃないけど「お父さん、お母さんが、人の名前を覚えるのは、その人のことを大事にする第一歩だ」って言ってたから、白雪姫は人の名前をちゃんと覚えてるってシーンもあったな。だからいいじゃん。唐突じゃないしってことか。
花火も打ち上がって祝宴となり、これからは反乱軍のリーダーと結ばれて国を率いてくんだろうな。反乱軍のリーダーは王様になって嬉しいかな。先行き不安。
ディズニーの徹底的な自己批判が悪い方に出て、なんかおかしくなってるんだよね。
白雪姫は、王子様に救われるっていう徹底したファンタジーだから、それはそれとして生かしておけばいいんじゃないかな。無理にリメイクいるんだろうか。
ディズニーがもつ大切な資産を、ディズニー自らが破壊しにいってる感じがしたな。
「水戸黄門は、悪い権力をより大きな権力でやっつけるって話だからダメ。悪い権力を水戸黄門に頼らず民衆の力で倒そう!」みたいな話を作ったらさ、水戸黄門の良いところ消えるでしょ。違う話でしょ。そんな感じ。
でも、いろいろ振り切りすぎておかしくなったりしながら、新しい何かが産まれてくることもあると思うので、恐れずリメイクに突き進んで欲しいとも思ったよ。
ミュージカルですね
全269件中、101~120件目を表示