白雪姫のレビュー・感想・評価
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アニメ版の白雪姫の実写化ではない
衣装もそうだけど所々アニメ版に似せたシーンを入れることで上辺だけうっすら真似た感じで、キャラを知らないのにコスプレしてるコスプレイヤーをみてる気分でした。
例えば、アニメ版では怯えた白雪姫が森を彷徨う際に彼女の怯えと不安な心情を表すため森が化け物のように見えてしまうシーンがありますが、実写版白雪姫は強い女性に性格が変更され命を狙わても逆に問い返す強さを見せますが何故か森に入ると森が化け物になります。
上辺だけ見るとアニメ版のシーンだ!となるのかもしれませんがアニメ版の意図とは違ってしまってます。
戦う!白雪姫!!
うーん、既視感⋯
歌も演出も良かった。
ただ、盗賊の頭ジョナサンと白雪姫の掛け合いは「塔の上のラプンツェル」に酷似。寄せてるのかとさえ思った。
あと、盗賊たちが森で女王の手下と戦うという
アニメの白雪姫にはない脚本は、ケビン・コスナー主演の「ロビンフッド」に似ていて個人的にムネアツ展開だったけど、あまりに収束が早くてちょっと拍子抜け⋯
あれならなくても良かったかも。
普通につまらないけど
コビトさいこ〜‼️
俳優だけでなく監督や脚本家すら被害者かも
何をしたいのかわからないストーリー。
「白雪姫」を現代でリメイクするにあたって「白馬の王子様」を出さないという選択までは良かった。
ただし……
・代わりに登場した山賊ジョナサンはそのまま王子様の役割を演じる
・女王は近衛兵に白雪姫を捕まえろ、と命じるのにいざ居場所がわかると自分で毒林檎を渡しにいく始末
・7人の小人と7人の山賊が現れて、それぞれ印象が薄い
・取ってつけたような「名前を覚えている特技」で国を奪還する白雪姫
・クライマックスで活躍するのはジョナサンでなく、「お前誰?」的な山賊クイッグ
などなどツッコミどころしかない。王子様出さないなら、毒林檎やキスでの復活も不要でしょ?
新しい白雪姫を作ろうとしながら、旧作の印象的なシーンだけは不自然に踏襲してる時点で、プロットの段階で破綻してたとしか。
小人と山賊がそれぞれ出てくるところを察するに、制作途中で紆余曲折がありすぎて、関係者全員が被害者だったんじゃないかと勘ぐってます。
権力者は人間性、資質が全て
白雪姫 吹替版鑑賞しました
普段ディズニー作品は鑑賞しませんが吹替版が話題になっていたため、観に行きました。
白雪姫は幼少期に絵本で触れた作品の中でも内容がとてもわかりやすく記憶に残っている物語です。
私個人としては歌も素晴らしく映像もとてもきれいだと感じました。
特に小人の表情については感情が良く伝わり、声を出せない小人が口を開いた時は、涙が溢れてしまいました。
目の肥えた方々の厳しい評価を目にしますが、白雪姫の映画って幼少期から親しまれている作品ですし、難しいこと言わずに純粋に楽しめればいいのでは?と感じました。
普段の仕事の疲れを癒し、心が洗われるような作品で元気もらえましたよ。
ワクワク感も現代的にして
ミュージカルの白雪姫の歌声が超良い!
別物として見たら良き。
まぁまぁの評価
素晴らしい名作です
おとぎ話のミュージカル映画だと思って見に行きましたが、これは素晴らしい作品です。特に、白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラーの歌声・演技がすばらしい。ウェストサイドストーリーでも見ましたが、今時こんな素晴らしい女優さんがいるとはなと思いました。彼女の代表作になるのではないかと思います。彼女は父王の後妻が女王として君臨する中で虐げられ、女王が派遣した家来たちによって殺されそうになります。しかし、森の中の古い家に住む小人たちと動物たちに支えられて、盗賊たちとともに戦います。やがて、老婆に化けた女王にそそのかされて毒りんごを食べ、倒れてしまいます。そこへ、脱獄した盗賊の頭ジョナサンが助けにきて、キスをするとよみがえり、城を取り戻すことを決意します。白雪姫が城を取り戻すために現るラストシーンは圧巻です。女王は剣をわたし、自分を刺してみよと迫ります。白雪姫はそれに応じません。それに対して、女王に仕える家来たちに対して、「昔を思い出してみよ」と諭します。みんなの心が女王ではなく、白雪姫を主君として選んだのです。この無血革命は見事です。今、ロシアの侵攻により、ウクライナ戦争が続いています。そんな時だからこそ見るべき作品だと思います。
闘う白雪姫
問題の根幹はレイチェル・ゼグラーの演技や、
監督マーク・ウェブの責任にあるわけではなく、
むしろこの映画の根本にあるコンセプトにあると言わざるを得ない。
もちろん、
コンプライアンスに対する懸念や、
キャスティングの選択が影響を与えている部分もあるだろうが、
主因は映画そのものの構造的な問題、
つまり「何を描こうとしているのか」の曖昧さにある。
具体的に言うと、
この『白雪姫』が、
どこか『レ・ミゼラブル』や『ジャンヌ・ダルク』のような、
重厚で歴史的なドラマを目指しているように見える点だ。
もし本作がそのような壮大なテーマに挑戦しようとしているのであれば、
そのアプローチは非常に難解であり、
白雪姫というキャラクターの純粋でシンプルな魅力を引き出すには難易度が高すぎる。
解釈の違いかもしれないが、
白雪姫本来のファンタジーや夢幻的な要素が薄れてしまっており、
その魅力が埋もれてしまったように感じる。
【ディズニークオリティで言うと】
1937年のアニメ版『白雪姫』を基準に期待する観客にとって、
そのクオリティを超えることは難しいとしても、『ダンボ』や『美女と野獣』、さらには『アリス』レベルの感動を期待するのは自然なことだ。
しかし、その期待に応えられなかった最大の理由は、
ビジュアルや美術の造り込み不足の要因にもなっている、
「闘う白雪姫」というコンセプトの不整合さにある。
この新しいアプローチが物語の本来の魅力を損ねているように感じられる。
【監督で言うと】
マーク・ウェブの『(500)日のサマー』をオールタイムベストとして挙げるファン層も一定数存在するだろう、
果たしてその層にも本作は届いただろうか。
少なくとも、その期待に応えられたとは言い難いのではないか。
【キャストで言うと】
レイチェル・ゼグラーの演技には確かに素晴らしい部分もあり、
彼女の歌声や表現力は素晴らしい。
しかし、
今回の彼女の演技には、
どこか浪花節的な「根性」を前面に押し出す雰囲気があり、
これが彼女の引き出しの多さを示していることは理解できるが、
この『白雪姫』には少々場違いに感じられる瞬間が多い。
彼女の芝居は違うアプローチでも可能なだけに、
闘うキャラ故の根性感は、
今回のアプローチではどうにも馴染まない印象を受けた。
さらに、ワンダーウーマン・・・存在感あり過ぎ。
結論として、
『白雪姫』は全体的にバラバラな印象を与える作品となっている。
キャスティングや演出など、
個々の要素は魅力的であるものの、
それらが一つのまとまりとして昇華されていない。
映画全体のコンセプトが抽象的すぎるため、
そのクオリティを十分に発揮する、
着地させることができなかったように感じる。
コンプライアンスや政治的な配慮が遠因となっている可能性もあるが、
根本的に「どんな物語を描きたいのか」という具体的なビジョンが見えず、
結果的に着地点が不明確なまま進んでしまった。
映画が頼りにしたのは、
白雪姫マーケティングの成功や豪華なキャスティング、
スタッフ陣であったが、
これらに頼った結果として映画が提供すべき感動が薄れてしまった。
この作品がターゲットにしている層や伝えようとするメッセージは、
最後まで不明確であり、観客に届いたのかどうかは疑問が残る。
可もなく不可もなくでした
印象に残った所は、女王の長いマントの柄(ダイヤ柄)が綺麗だった、ジョナサンのキスで生き返る時に白雪姫が窒息する感じから慌てて息をして目覚めるところ、女王が魔法の鏡の前で醜い本性が露呈され、消え去るところ。最後のハッピーエンドは、皆で白い衣装で踊るのは、美女と野獣のエンディングと似てるなと少し感じました。
「白」雪姫
結局は、最後の最後の場面で、「善は白」「悪は黒」と思わせてしまう監督のセンスこそがこの映画の問題か。リスなどの小動物も、変に不気味にデフォルトされていたし低評価もやむ無し。
ただ、小手さんをモデルにした小人には笑いました。
この白雪姫に憧れを抱く少女は、世界にどれだけいるのだろうか
2025.3.27 字幕 T・JOY京都
2025年のアメリカ映画(109分、G)
原作はグリム童話&ディズニーのアニメーション映画
監督はマーク・ウェブ
脚本はエリン・クレシダ・ウィルソン
原題は『Disney‘s Snow White』
物語は、とある平和な王国にて、善き国王(Hadley Fraser)と善き女王(Lorena Andrea)との間に、白雪姫(Olivia Verrall、幼児期:Emilia Faucher、成人期:レイチェル・セグラー)が誕生するところから始まる
白雪姫はスクスクと育ち、王国も安定して栄えてきたものの、7歳になった頃に女王が亡くなってしまう
その後、他の国から美しい女(ガル・ガドット)が現れ、国王は心を奪われてしまった
女は王妃となり、国王を欺いて、女王の座に君臨することとなった
女王は白雪姫を召使に仕立て上げて城内に幽閉し、やがて人々は白雪姫の存在を忘れてしまう
さらに、女王は国民の中から私設警備団を作り、それによって働き手が減ったことによって、国力も衰退していく
それでも女王は、お構いなしに国民から搾取を続け、圧政は終わりが見えなかったのである
物語は、国民の疲弊を見かねた白雪姫が女王に物申すところから動き出す
女王は反旗を翻したと見做して、白雪姫を亡き者にしようと目論む
森にリンゴを摘みに行かせ、そこに狩人(アンス・カビア)を派遣する
狩人は白雪姫殺害を言い渡されていたが、命令に背いて、白雪姫を森の奥深くへと逃すことになった
映画は、原作の設定ちょこちょこと変えていて、それをどこまで許容できるかというチキンレースになっていた
森に取り残されるぐらいまではほぼ同じで、白雪姫にキスをするのは誰か、というところが変わっている
通りがかりの王子様だったものが、元国民の盗賊になっているし、雪のように白い肌が大雪の日に生まれたということになっていた
個人的には別物だと思っているのでそこまで気にしないものの、「白雪姫が少女の憧れを維持できているか」というところは疑問に思えてならない
王子様に限らず、真実の愛によって息を吹き返すために、最愛の人との馴れ初め、愛を育む過程を描くのは良いと思う
唐突に通りすがりの王子が引き取るという童話の流れは不自然で、王子でなければならないという縛りを取り除くのも良いと思う
本作では、あくまでも「白雪姫が王国を取り戻す」という物語になっていて、女王側に従事することになった国民の目を覚ますという内容になっていた
それが「覚えている」で終わっているところは子ども騙しのようなもので、国民が女王に逆らえない理由というものが明確ではなかったりする
魔法の鏡の力のように思えなくもないが、鏡は白雪姫が生きているかどうかを知るための道具のようなもので、王女自身が他人を屈服させるような魔法を使うわけでもない
女王に逆らったものは即座に殺されるわけでもないので、何が怖くて女王に屈しているのかはわからない
護衛が魔法で洗脳されているようにも見えないし、家族を人質に取られているから服従しているわけでもないので、王国から何を排除すればカタルシスとなるのかは不明瞭のように思えた
場外乱闘が激しい作品だが、ポリコレ配慮とか、主演がSNSで作品のイメージを破壊しているなど色々とあると思うが、この映画のプロットや予告編を観て面白そうだと思う人はほぼいないように思う
作品の吸引力は主人公の魅力だと思うが、それがこの作品では弱かったということなので、それがルッキズムで判断されてしまっているとしても仕方のないことなのではないだろうか
いずれにせよ、評価するためには観るしかないと思って鑑賞したけれど、鑑賞した上で口コミで良さが広がる作品とは言えないと思う
予告編以上に白雪姫の魅力というものが感じられず、育ちが良いはずなのに所作がガサツというのも統一感がない
心がキレイな人が人の上に立つという価値観があるものの、女王は魔法の鏡を自分で割って、その報いを受けているだけなので、自業自得でしかない
明確な悪は主人公によって征伐されるというのがデフォだと思うので、終わりよければ全て良しというように、王国再建に向けたプロセスは白雪姫の手によって、きちんと示された方が良かっただろう
また、多様性を取り入れてポリコレ一色なのにラストはみんなで同じ色の服で踊るみたいな演出があったのだが、これは経営陣に対する抵抗のように思える
クリエイターが作りたいものを作っているとはとても思えないので、そう言った細やかなものが様々なところに影を落としているのかな、と感じた
WHITE
相変わらず作品外で燃え盛ってるディズニーの実写化ですが、レイチェル・ゼグラーはなぜ火に油をドバドバ撒きたがるのか分かんねぇな〜くらいに見ていたので対岸の火事みたいなもんだなくらいで様子見していました。
評判よりかはいくらかマシでしたが、わざわざ作る意味があったのか、そもそも白雪姫でやる必要があったのか?という疑問の残る実写化に仕上がっていました。
白雪姫の名前の設定を変えるというのはまぁまだ100歩譲って良いとして、その設定を変えた理由が役者に寄り添ってというのは原作へのリスペクトが欠けているなと感じてしまいました。
変に新解釈しているのもあって、白雪姫の家族関係とか女王との生活とかの描き方が不安定になっており、なんだかシンデレラっぽくなっていたりと曖昧になっていました。
街の人々が貧乏ならアップルパイを配りましょう!というのもよく分からないですし、そこでやんややんややるのも正直無くて良かったのでは?とは思ってしまいました。
日々の生活や食事に困っているのに無差別的にアップルパイ配って食べよーぜ!とか脳筋な主人公でもやらない愚行なのでほとほと呆れてしまいました。
りんご狩りのシーンでも違和感満載で、アニメ版との流れはほとんど一緒なんですが、箱の中に心臓を入れていたアニメ版とは異なり、何故かりんごを一個箱に入れて持ち帰るという、誰がそれで騙せるねんというギャグなのか大真面目なのかよく分からないシーンがお出しされるので困惑しっぱなしです。
小人が登場してからは画面にまだ色がパーっと広がるんですが、小人とのミュージカルのところでも再び疑問が浮かんきてしまい、白雪姫が徹底的に何もせず小人に掃除やら全部やらせるのもなんだかなぁとなりました。
強い女性を描きたいのは分かりますが、指示役に徹して何もしないっていうのはただの怠慢なのでは?となってしまいました。
小人の見た目も違和感はありましたが、ここのミュージカルシーンだけは良かったと思います。
王子様エピソードがどっか遠くに行ったがために追加された盗賊団とのエピソードもとい恋模様なんですが、ここのシーンは本当サッパリで、この盗賊団が一体何を成そうとしているかってところはフワッとしており、白雪姫もなんかフィジカルとかトリックとかが強化されてスペアの服を囮に使ったり(スペアの服が何故あったかは不明)、急に白馬にライドオンして駆け回ったりと、強い白雪姫を見せたいんだろうなとは思ったんですが、いかんせん無理がすぎないか?という引っかかりがずっとあって残念でした。
困ったことに女王がガル・ガドットなのも今作には悪い方に繋がっていて、美貌に嫉妬をするっていうのが根幹にあるんですが、でもガル・ガドットだもんな…となってしまったのが惜しかったです。
ガル・ガドットの再現度は高すぎるくらいで、演技も見応え抜群で「リトル・マーメイド」同様ヴィランが主役を食ってしまったなと思いました。
アニメ版ではキスしてもらって白馬に乗ってバイバーイで終わっていたのですが、その過程からガラッと変わってる今作では当然その続きが用意されており、もうディズニーやなぁという言葉が似合うような展開がお出しされました。
女王の元へ乗り込むというもう強い女性(以下略)概念で街の人々もワラワラと集まって女王もなんか堂々と出てきて真っ正面でディスり合い、なんか覚えてた兵士の名前を呼んで街の人々の信頼を勝ち取るというまぁうっっっすい革命を成し遂げてドヤ顔しているのでなんですかこれはと失笑してしまいました。
ラストシーンはもう行方不明で、女王は何故か鏡に吸い込まれ、真っ白な衣装で街中で踊りまくるという申し訳程度の白雪姫要素(?)を入れてめでたしめでたしするんですが、見事なくらい喉に何かがつっかえたまま終わるのでポカンとしたまま劇場を後にしました。
映画としてそこまで面白くなかったというのが致命的でしたし、製作陣&レイチェルの強い思想が完全に悪い方向に行ってしまい、白雪姫というコンテンツに見事に泥を塗ってしまったなと思いました。
もうこれでディズニーの破茶滅茶な実写化は終わって欲しいと切に願うばかりです。
鑑賞日 3/23
鑑賞時間 15:50〜17:50
座席 N-2
わるくないです!
全259件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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