白雪姫のレビュー・感想・評価
全286件中、261~280件目を表示
行き過ぎたリベラリズムの行き着く先にあるもの
なんと
本物の「愛」や本物の「美」、本物の「勇気」について
たったの2時間弱で教えてくれるようです
ポップコーンとコーラを買って、さあ観るぞ!!
・・・
他者と競い争うことを禁じられた世界で
登場人物は予定調和的にお互いを肯定しあい
すべてのことが理想的に、都合よく解決します
だから無感動です。
無感動な作品から得られる物は何もありません。以上が★1の理由です
今の時代の白雪姫は、王子様に頼ってはいられない
好奇心旺盛で、自分で道を切り開いていくタイプのヒロインが主流のディズニー映画。
でも、白雪姫のストーリーには、道を切り開く要素って、ないのでは、と、思っていたら、、、。
気持ち良く裏切られました。
「名前を覚えることが大切」と育てられてきた姫は、護衛兵一人一人の名前と前職を覚えていて、もとの暮らしに戻るよう説得していきます。
こういう戦い方もあるんですね。
白雪姫役のレイチェル・ゼグラーがよかったです。
第一印象では、「白雪姫って、雪のように白いから白雪姫だったはず。吹雪の日に生まれたからってのは、ちょっとどうかな?」と思いましたが、気がついたら白雪姫にしか見えませんでした。
「心が雪のように白い」みたいなセリフがあったから、外見じゃないってことでしょう。
女王も、なかなか魅力的でした。あれだけ徹底して悪い人だと、ある意味潔いとさえ思えるし(もちろん、映画の中だからでしょうけれど)、衣装だって白雪姫よりカッコいい。
王子様の代わり(?)とも言うべきジョナサンは、かなり原作の設定とは離れています。物議を醸すであろう登場人物ですが、ヒロインの覚醒、自立を助けるキャラクターとして必要と、私は思いました。
スペクタクルシーンの合間には、動物たちの愛らしいカットが挟まれ、心暖まります。
もちろん、歌やダンスも満載で、とても聞き応え、見応えがあります。
期待度○鑑賞後の満足度◎ 64歳のオッサンを4歳(?)に戻してくれました。でも結末が分かっているのに泣けてしまうのは何故でしょう?
①話は1960年代の子供向けではなくチャンと2020年代の子供向けになってました。
②『Wicked』を観た後はサントラを聴く気にはならなかったのに、今回は鑑賞後の運転中に其まで聴いていたレディ・ガがの 『MAYHEM 』を中断して本作のサントラをSpotify で聴きました。
これからもどちらのミュージカルが私の好みか分かりますね。
③ガル・ガドットはキャリア最高のはまり役かも?(『ワンダー・ウーマン』以上に。)
ただ、歌声が可愛すぎてミュージカルシーンは熱唱だがやや迫力に乏しい。
④ジョナサン役の新人(?、でもトニー賞のミュー主演男優賞を獲っている実力派だし、ブロードウェイの舞台で『Camelot』のアーサー王役でノミネートされているのでミュージカルでも実積あるんですね。『Wicked 』のジョナサン・ヘイリーよりイケメン度では落ちるけれどもにやけた金持ち息子役よりは好感が持てる。
※で、ついでにジョナサン・ヘイリーのプロフィールを調べたらローレンス・オリヴィエ賞でミュージカル部門でノミネートされてる舞台では実力派なんですね。
ゲイであることを公言しているので、LGBTQ,+サポーターである私としてはちょっと好感度アップ。
⑤「ハイ・ホー」は、1930年代~1950年代のハリウッド製ミュージカル映画黄金期の香りを今に残す曲だが、21世紀に聞いても古い感じがしないの流石。
⑥もっと若くてもっと皮肉屋だった頃は、誰かが書いていた「『白雪姫』の王子は死体にキスする屍体愛好者で、生き返った白雪姫はゾンビ」なんて記事に笑ったものだが、本作でも“白馬の王子様”なんてのが出てこなくて良かった。
この歳になると、自分も「男」だから「男」というものが解っているから、“「男」に期待すること自体が間違っている”、と判るのだけれども、若い時は分からないでしょうね。
⑦本作のテーマを素直に信じていた頃に戻りたいし、現代の子供達にも信じ続けて行動してほしいと切に願います(私が行動出来なかっただけに)。もっと良い世の中になって貰えます様に。
⑧“♪Mirror, Mirror on the Wall~♪(ダイアナ・ロスの歌に有りましたね) 世界で一番カッコいいのは誰?”はい、あなたです”って一回言ってほしいけどね。
予想したほど酷くはなかった
良かった!
前評判より断然良かったです!普通に最初からずっと面白かった!
アニメの白雪姫は子供の頃に何度も観ていますが、ハイホーのシーンはとても心が踊りました。新曲もアニメの曲もどちらもオープニングからあぁディズニーだなと感じる曲のオンパレードでとても楽しかったです。
アニメから内容は変わってはいますが、アニメをリスペクトしつつ割とシンプルであるアニメ内容に新たな肉付けを行い、それに伴う新たなキャストの追加という感じで実写版のストーリーとしては違和感は無かったかなと思います。王子様が出てこないのは少々驚きはあったものの、白雪姫とジョナサンの「二人ならきっと」があったからこそ、白雪姫といえばの後半のシーンもしっくりくるというか、全体のストーリー的に違和感はなかったし感動的でもあったように思います。
クイズ女王決定戦
この映画は何を伝えたいのだろうか?
確実に原作アニメの愛の物語ではない
美貌や金品では人の心を動かせないというメッセージはその通りだが、結局はどれだけ人の名前と職業を覚えているかで女王の座を獲得するかというクイズ番組さながらの終盤の展開に唖然とさせられた。
とにかく原作やアニメ版にない謎のオリジナル要素がことごく作品をチープにしてしまっている。
レイチェル・ゼグラーの歌唱力は良いのだが、結局はスペクタクルとしては七人の小人たちの作業風景の方がよほど画面映えしていたと言える。観ていて華がないと感じる。気品さや可愛げというのが感じられない。かといってガルガ・ドット演じる女王が魅力的かと言われれば、これまたミュージカルシーンがすごく地味。
全体的にチープさに溢れている、ディズニー実写化のダメな部分の集大成のような作品。
7人の小人+7人の山賊=14人の仲間たちというロクに活躍しない大所帯も果たして必要だったのだろうか。キャスティング含め無駄だらけな割には中身はスカスカな作品。
ビジネス都合?
ヴィランの女王は分かりやすく、ストーリーラインも一直線で分かりやすかったのはまぁいいんだけども。
「スターかくし芸大会」や「ドリフのコント」みたいなコスプレに、蛇足ドラマという、かつて観た『シンデレラ』など、各クラシックアニメの実写版映画同様に、「ディズニーが稼ぐためのコンテンツに、過去アニメを実写化してるだけの、ビジネス都合の一本」の範疇から出ていないように思えました。
「やさしさで包みつつ、城での下僕生活体験を生かして、動物たちに手伝ってもらいながら家の掃除をすることで7人のこびとに認められた」はずの白雪姫が、「ただ踊るだけで何もしないごくつぶしの居候」になってる点で、キャラがぶれてる。
白肌警察になる気はないけれども、そもそもドイツの昔話を、グリム童話に収録した際に「マリアという王女が、雪のように肌の白い子だから『白雪姫』と呼ばれた」のがタイトルなのに、浅黒い肌の姫をヒロインにしたところで、ポリコレ忖度優先しすぎて童話もクラシックDisneyアニメもリスペクトしてないことが伝わってしまう。
せっかく王子要素をなくし(「いつか王子さまが」もカット)、国を守る盗賊(義賊)に改変したのに、あまり生かされておらず、旧来のファンが怒りそうな燃料としてしか機能していないのが痛かった。
歌と動物CGと衣装あたりだけを楽しみにして、上記のことは覚悟し、心のハードルを下げ、あまり期待しないで観たら、そんなに悪くはないし、特に「Heigh-Ho(ハイ・ホー)」はよかったが……
比較すると、同じようなタイミングで公開している『ウィキッド』の出来が良すぎて、見劣りが半端なく。
有色人種の起用であっても、せめて『リトル・マーメイド』くらい圧倒的歌唱力で押し切ってくれるとか……
いっそ振り切って、白雪姫が民衆を率いて城攻めし、悪の女王の首を切り取って、頭を槍に刺して「革命よ」と叫んでくれる展開を見せてくれたらよかったのに (< それじゃ『マッド・ハイジ』になっちゃうか)。
ディズニーアニメの名作の実写化ミュージカル
『白雪姫』と言えば、ディズニーが『グリム童話』を元にして、1937年に初めて長編アニメーションとして製作されたファンタジー映画。誰もが一度は、その映画を観たり、童話で読んだりしたことのある作品だろうし、美しく優しき姫が、王国を乗っ取ったヴィランの女王を倒して、王国を取り戻すという勧善懲悪なストーリー。それを、ディズニーが誇る最先端のCGとミュージカルを融合させて、実写映画した本作。
優しさと愛情に包まれた王国の国王の娘として生まれた白雪姫。しかし、その幸せは長く続かず、王女である母が病に倒れた後、継母として女王の座に就いたのは、邪悪な心で魔法の鏡を操る女王。その女王に国王も殺されてしまい、美しさと力による支配を求める女王は、嫉妬心から、美しく清らかな心を持つ白雪姫を、王国から追放してしまう。白雪姫は、追われた森の奥で、7人の小人と元の国王に忠誠を誓う一人の青年と出会う。そして、毒リンゴからの、白馬の騎士のキスへと繋がってた行く件は、ご承知の通り。
ほぼほぼ自分の知っているアニメに忠実な展開で、特に大きなサプライズも無く物語は進んだ。その中でも、ディズニー作品らしい背景の美しさや動物や装飾品の細部に至るディテールの高さは流石。観ている者が、ディズニー・ランドのアトラクションを、実際に楽しんでいるような感覚の作品となっていた。特に、7人小人が働く坑道のトロッコは、『センター・オブ・ジ・アース』か『インディー・ジョーンズ』のアトラクションを想起した。
主演の白雪姫は、巨匠・スピルバーグに見いだされ『ウエスト・サイド・ストーリー』でも主役を演じたレイチェル・ゼグラーが務めている。歌も演技も定評のある若手として、益々楽しみな女優さんだ。そして、本作の一番の目玉は、悪の女王に『ワンダー・ウーマン』のガル・ギャドットが務め、いつもの正義の味方から、意地悪なヴィラン役を務めているのが面白い。歌もなかなか上手であることを、初めて知った。
小人の1人『おこりんぼ』の顔がトミー・リー・ジョーンズに見えたのは僕だけだろうか…(笑)とりあえず、春休みに向けて、小さい子供から大人まで楽しめるディズニー作品であることは確かだ。
The普通
はい、3/20公開前からアサクリとともに世間で要らぬ物議を醸してきた本作観てきましたよっと。
うーんとそもそも期待値がマイナスだったせいか至って【普通】でした。
冒頭の吹雪の日に生まれたから白雪姫です!異論は認めません( ー`дー´)キリッってとこで一笑頂いた後は極々普通の白雪姫ストーリーで歌多めではいはいゼグラーさんはお歌が上手でちゅねーって感じ。
現代の白雪姫は王子様なんか要らないとか大見得きってた人がいたが結局は山賊男と良い仲になる等フェミ噴飯ものの行為で復活後、恐怖で支配してた筈の女王統治をたかだか兵士の名前覚えてた程度のフレンドリーさであっさり王権取り返す無難な仕上がりでナンダこりゃと大団円を迎えるのであった(撮り直し御苦労様)
オリジナル要素がことごとく蛇足
※ネタバレありありです。
ワケあって朝に映画を見ることになり、
ちょうど吹替版がやっていたので鑑賞する事に。
結論から言うとタイトルの通り
『原作準拠のシーンはそれなりに悪くないが、追加要素がことごとく外れてる』といった印象。
いい点をまとめてみると
・既存の曲の歌唱シーンは良い。
特に『ハイホー』の場面はとても素晴らしい。
・王女のヴィランっぷりが気持ちいい
・森を逃げ惑うシーンは元アニメ準拠で
怖さを感じるよう作られていて良かった
森は白雪姫にとって未知であり恐怖の場所で
あぁいう風に見えたのかな、などと感じた。
そして、逆に気になった点をまとめてみました。
・とにかくミュージカルシーンが多い。
元がミュージカルの『ウィキッド』より多い。
というか多すぎ。
エンドクレジットを見たら13箇所くらいあったらしい。
いくら概要にミュージカル映画と書いていても
ここまで多いと思わなかった。
白雪姫の父(王様)にいたっては
普通のセリフがほぼほぼなく、
ずっと歌ってたら出番が終わっていた。
・『白馬の王子さま』は存在ごといなくなり、
代わりになぜか山賊の男、
そして多様性に富んだ山賊仲間が出てくる。
正直、登場させる意味が全くない。
ほんの少ししか活躍しないし、
物語においても大して必要性がない。
いなくても成立すると言わざるを得ない。
ボウガンの名手?の小人が出てきて
ラストではおいしい所もいただくキャラがいるのだが
そのキャラですら掘る必要を感じられない。
そういった人物のことをふくめても
出てくる必要性は感じられない。
ボウガン使いの恋愛模様とかどうでもいい。
小人たちの見せ場でもある白雪姫と踊るシーンは
山賊たちも一緒に踊ってしまっているせいで
小人たちにフォーカスされない。
元アニメの魅力的な小人たちが見られなかった。
7人の小人はCGなのにボウガンの名手は
役者を使ってるのも気になった。
…というか単純にややこしい。
七人の小人はドワーフのようなもので
ボウガンの小人は人間?わかりにくい。
・元アニメでは白雪姫が動物と働く魅力的な歌唱シーン、
『口笛吹いて働こう』の場面が実写になると
なぜか小人が掃除をするよう改変されている。
しかも白雪姫は歌うだけで掃除をしない。
そのせいか、単純な小人を上手いこと丸め込んで
こき使ってるように見えてしまう。
・動物たちをもっと見たかった。
鹿に洗濯物を干す場面も、
小鳥が足跡でパイの模様を作る場面もない。
毒りんごを食べさせられた白雪姫のもとへ
小人たちを連れ戻すシーンはとても良かったが、
その部分はやはり原作準拠のシーン。
・白雪姫をにがす狩人?が白雪姫の心臓の代わりに
りんごを入れる必要性がよくわからない。
見られたら一発でバレる。
元々は豚の心臓かなにかだったような。
・白雪姫と山賊リーダーとの痴話喧嘩が見てられない。
これはあくまで私の考えだが、
白雪姫は無垢で純粋だからこそ
周りの人間は彼女の魅力に引き込まれるし、
怪しいおばあさんからもらった毒りんごを
受けとって食べてしまう事にも腑が落ちるのに
今作の白雪姫は山賊と痴話喧嘩したりのろけたり、
雑巾を下に投げつけたりあからさまに嫌な顔したり、
とても人間らしい。
通常『人間らしい』は誉め言葉だが
私は半端なリアリティよりも
おとぎ話のヒロインである『白雪姫』を見たかった。
・小人の一人、おとぼけのキャラ改変が気になる。
彼はいつもとぼけているから『おとぼけ』なのに
まるで心が病んでしまって喋れないかのように扱われる。
他の小人たちがおとぼけを
イジメているようにも見えるシーンすらある。
せっかく作中イチのコメディキャラなのに
その良さが奪われてしまっている。
口笛を吹き出した時点で嫌な予感はしたが
安易に喋りだす展開はやめてほしかった。
・白雪姫が女王に挑もうと決起して
『良い考えがある』みたいな事をいうので
なにか策があるのかと思えば
真正面から民たちの前に現れるだけ。
民を説得したり扇動したりするのかと思えば
無言で目の前に現れて城に向かって歩くだけ。
しかし民たちは何も言わず白雪姫に味方する。
どうせそういうシーン作るなら
白雪姫が力強く説得するシーンとか欲しかった。
・民が白雪姫のあとについていくシーン、
なぜか前列は女性ばかり。男たちは後ろのほう。
ここまで多様性や平等を重視してきたのに
そこに男女差のあるシーンを入れる意味がわからない。
・城の兵士たちが白雪姫側につく理由が希薄。
『兵士たちの名前や思い出を覚えていたから』
という理由で兵士は改心するのだが、薄い。
あと『城の兵士や国民ってこれだけしかいないの?』
と言いたくなるくらい
国の規模が小さすぎる事も気になった。
・女王の最期がよくわからない。
確か元アニメでは小人たちを岩で潰そうとして
逆に崖へ転落するみたいな感じだったと思うが
今作では鏡を壊すとその鏡に吸い込まれる。
鋼の錬金術師のような最期だった。
・この作品は『白雪姫』という本をめくる所から
物語がはじまるのだが、
冒頭で本を開く時は表紙のタイトルが
日本語で『白雪姫』と書かれていたのに
物語の最後、本を閉じる時タイトルが
『Snow White』と英題になっていた。
おそらく普通にミスってる。
・吹替版のタレント声優さん(山賊)がビミョー。
近年はタレント声優でもそれなりに声優としての
演技が出来ているので、粗いと尚更目立つ。
アイドルらしく、歌は上手い。
・子供に向けられている作品のハズなのに
子供には理解出来ないような
難しい言葉がところどころ使われている。
同じ劇場に子供は何人かいたが、
途中で飽きてたっぽかった。
・・・と、
気になる点の方が圧倒的に目立つ。
正直、細かいところを含めれば気になる点はもっとある。
どうせ追加要素を入れるなら
『なぜ動物たちとコミュニケーションがとれるのか』
『なぜ姫を○すためにわざわざ森へ連れていったのか』
『なぜ女王はわざわざ老婆に化けて自ら赴いたのか』
の理由などを描いてほしかった。
この作品は公開前からさまざまな物議を醸したが
そういうことは一度忘れて、
あくまで作品の良し悪しで鑑賞したつもりだった。
だが私がこの『白雪姫』を鑑賞した結果、
自分にとっては『凡作』と言う他ない。
特別ヒドいとまでは思わないが
とてもあの名作アニメの実写を、
天下のディズニーが、
何億ドルもかけて製作したとは思えない。
※その他、思い出したら追記するかもです。
「悪評」に反して、白雪姫は美しかった。
「悪評」に反して、白雪姫は美しかった。
ディズニー帝国にとって、主要なプリンセスである白雪姫の物語なのだから、
この映画には、ディズニーのアイデンティティーがかかっている。
実際、この映画は、ディズニーの輝かしい理想をちりばめた映画になっている。
「悪評」の背後にいるものは、愚かな「反コンプラ勢力」だろうと思う。
「黄色い日本人」の中にも白人賛美の旧アニメに固執する者がいるのは謎だが、
なんにしても、白雪姫は魔女との戦いより前に、
実社会で「反コンプラ勢力」との戦いに苦戦しているようだ。
だとしたら、いっそのこと、
ディズニーは、魔女に「反コンプラ勢力」のセリフを吐かせて、
白雪姫と「反コンプラ勢力」との戦いを映画内で描いても面白かったかもしれない。
ちなみに、
この勇敢な白雪姫は、実社会でガザの虐殺を批判している。
アメリカには当たり障りのない政治的発言をする芸能人は多いが、
ガザの虐殺を批判する芸能人は多くない。
イスラエルを批判すると「反ユダヤ」の汚名を着せられてつぶされるからだ。
ホロコーストを批判しても「反ドイツ人」じゃないように、
ガザの虐殺を批判しても「反ユダヤ」じゃないのにね。
この出来で★5っていったい、、、
【字幕版】にて視聴しました。
とりあえず共感できるキャラ、友だちになりたいと思えるキャラが一人もいなかったってことと、全編に渡ってハテナマーク付きまくりのストーリー展開に違う意味で圧倒されました。
ぶっちゃけ、なんでコレでOK出したん?って思いましたし、途中からモヤモヤ&イライラ度MAXでガチで胃が痛くなってました、、、って罵詈雑言っぽくなってすみません。
で、さぞや低評価の嵐に違いないと思いましたのと、このモヤモヤ&イライラ度を皆様と共感してチケット代の1割でも元を取ってやろうとコチラにやってきましたよ。うーん、我ながら性格悪い。
そうしたらというか、ところがというか、意外にも高評価の方がソコソコにいらっしゃるじゃないですか!
好き嫌いなんて人それぞれ。だからこそ映画の視聴後に一緒に観た家族や友人と感想を語り合うのはとても楽しい時間で、、、という大前提なんですが、この映画に★5? すなわち90点以上付けるってことすか? ええええぇぇ〜〜〜?
好き嫌いは人それぞれって言いましたけど、それにしてもいったいどこの何を90点以上と思われたんすかいな?とコメントの並び順を評価順に変えて熟読させていただきましたよ。いやぁ我ながら性格悪い(2度目)
でも、おかけで理解できました。
★5を付けていらっしゃる方の多くは【吹替版】を観ていらっしゃったのですね。なーるーほーどー!
すみません、私は【字幕版】を観てきました。で、改めて【吹替版】の声優陣を拝見しましたところ、うわぁ、これはこれは錚々たるメンバーじゃないですか。このメンバーが全身全霊でアテてたら確かに違う評価になるのも頷ける、、、のかもしれません、知らんけど。
てか、ディズニージャパン、さすがっす、転んでもタダで起きねぇ!
そんなんで、改めて【吹替版】で観る、、、気は全然しないっすが、これから観られる方は【吹替版】をオススメします、知らんけど。
てか、【字幕版】と【吹替版】のある洋画の場合、映画ドットコムさんの評価と評価コメントも別々にできるといいのかもしれませんね。
この白雪姫とは逆に、映画の内容に関係なく声優陣の演技がひどすぎて大惨事になっちゃった吹替版ってのもありましたし(爆)
特別面白くはないが、酷評されるほど悪い映画でもない
アニメをそのまま再現してほしいファンと、ルックに重きを置いていないディズニーとの鬩ぎ合いが今回も勃発。
「雪のような白い肌じゃなきゃ美しくないし、白雪姫じゃない!」
「主役の子が可愛くないから嫌だ!」
「白雪姫より女王のほうが綺麗!」
「美しい女王が白雪姫の内面に嫉妬するなんてありえない!」
こういう文句が出ることはディズニーさんはお見通しです。
だからやるんです。
観客自身が邪悪な鏡にとりつかれているイーヴィルクイーンなのです。
文句を言えば言うほど、そのひと自身が如何に外見に固執しているかを露呈することになります。
なんて哀れなのでしょう。
もちろん外見は重要ですが、それに囚われすぎてはクイーンと同じく破滅してしまいます。
原作ではクイーンより美しい白雪姫が幸せを掴みますが、それは即ち一番の外見的美しさを持つ者しか幸せにはなれないという意味であり、持たざる者は老いて死ぬしかないという非常に残酷な結末を示しています。
そんな話を今の子供たちに見せて正しい人間的な価値観を養うことができるのでしょうか。
幸せになれるのでしょうか。
ディズニーさんは私たちを見捨てはしません。
白くない肌、似合っていないメイク、ヘンな髪型、チープな衣装、全て作り手が意図してやっていることです。
クイーンが最後まで手に入れられなかった雪のように白い清廉潔白な"内面の美"こそ我々が白雪姫に望むべきものであり、私たち自身が幸せになるために必要なものなのだと教えてくれているのです。
その一点を際立たせるために、気づいてもらうためにやっているのです。
と、思って見れば悪い作品ではないと思う。
あと、ディズニー実写映画に対して脚本がつまらないと言うのは野暮ってもん。
だって、元のグリム版やアニメ版から既にお話しはツッコミどころ満載でめちゃ単調な内容だからこれが限界でしょう。
むしろラストは原作よりはるかに良かったよ。
改変せずにそっくりそのままやってたら更に酷く退屈になってたと思う。
ほんと、この前の『マッドマウス ~ミッキーとミニー~』に比べたら今回の実写版『白雪姫』は素晴らしい映画だよ。
あれこそ叩かれるべきだと思うんだけどな。
いくら公式じゃないとはいえ、あんな内容で鑑賞料金を要求してくる悪質極まりない作り手の暴挙に比べたら今回の主演俳優の炎上発言なんて可愛いもんだよ。
最後に、主役の人種を変えただけで「ポリコレ!ポリコレ!」と親の仇の如くギャーギャー騒ぎ立てる輩がいるが、世界において差別される側の日本人が反ポリコレ極右思想を掲げるのはおかしくないか?
日本にいれば差別されることはほぼ無い日本人にはただのコンテンツを汚す害悪としか考えてないんだろうけど、これはアメリカの作品なんだからもう少し広い視野で物事を見ようよ。
5歳児じゃあるまいし、いい歳こいた大人がアニメと違う!とブーブー文句たれるのは幼稚でみっともないよ。
ネットの極右思想の反応を見るとポリコレって必要なんだなと改めて感じた。
あえて美しさを否定して、あえて浅黒くか…
いや、これは逆に美や白い肌に対しての差別ではないかと思う…。
確かに日本でも、美しさを追求しすぎて無駄に整形業界が繁盛してるのは事実でしょう。。
でも、やっぱり美人が好きだし、イメージ的に白雪姫は【白い透けるような肌】だからこそ白雪姫なのだと私は思う!
そもそも、【人の美しい時期】は限られてる!
だったら、その短い美しい時期を思う存分活かすのも権利じゃないの?
これはあくまで【エンターテインメント】【仮想空間】のお話でしょ?
そこにリアルを持ち込むのはやり過ぎだし、逆に洗脳だと私は思う!
別にアフリカ系アメリカ人やラテン系が、醜いわけではなく、その良さを活かした美しい人は沢山いるし、こういうポリコレを押し付けるのは、逆差別で、結果、この社会に何の幸せももたらさんと思うよ!
あくまで【夢の国のお話】なのだから、、
夢のように美しい姫を観たかった…
ただ、それだけ!!
人はオッサンやオバハンの期間のほうが長いのよ!それはわかってるし、どんな美人も必ず老いるやん!!
その類まれなる天から授かりし【期間限定の美】を発揮する事が罪なら、あえて今まで【美しくない】と思えるものを私達に焼き付けるのも【罪】ちゃうんか?
なんか…ポリコレとか、論点狂ってない??
人は老いるけど、それで価値が失われるわけではない!!でも、若い頃の美は素晴らしい!!
今後、そんな美が否定される作品が多くなるなら、そんな世界も狂ってると私は思う!
圧巻の童話として描く魅惑のファンタジー
ディズニーの貴重な資産である過去のアニメを実写化する会社の方針に沿って、着々と名作が実写化され成功もあれば失敗もあり、高評価あれば低評価も当たり前ですが有り。いわゆるリメイクの範疇である以上、もとの作品への愛着との祖語と言いましょうか軋轢は避けがたく、価値観の変遷から逸脱も出来ず制作への困難は百も承知。それでもクラシックを再生しディズニー資産の最大化が会社としての最大目的である以上、カタチにせねばならない。少なくとも全くの新作より圧倒的認知の上に構築したほうが商売的に受け入れやすいのは確か。世界に広がるテーマパークへの客誘導の任務から、マーチャンダイジングの責務まで背負わされ、制作者達へのプレッシャーたるや想像に難くない。
「白雪姫」1937年 はディズニーにとって祖業のようなもので。ミッキーマウスとともにディズニー王国の礎のはず。いよいよそれに手を付けるとなればキャスティングの難航は目に見えてます。「リトル・マーメイド」のアリエルが黒人の女の子で大騒ぎなのは記憶に新しい。しかしもとより1937年なんて人種差別政策が当たり前の頃で、わざわざ黒人を描く必要なんて全くなかったはず。しかし時代は変わってます、DEIを糞トランプが逆戻しにかかってますが、趨勢はダイバーシティの方向で、敢えて反すればアンチのボイコットは避けられない。ましてや子供たち(将来のディズニーの顧客)に見せるのを第一義とするならばなおさら配慮が必要でしょう。いわゆるポリコレですが、これが日本で驚くほどに毛嫌いされているのには逆に驚きます。私らみんな黄色人種で非白人なんですよ、どんなに色白でもアジア系の女の子のアリエルやスノーホワイトだったらどうでしょう?
結局アリエルがハリー・ベイリーで見終わって何の違和感もなかったわけですね。白人アメリカ人とラティーノであるコロンビア人とのハーフでアメリカ生まれのアメリカ育ちのレイチェル・ゼグラーは少し肌が濃いめですが、アジア人からすれば殆ど白人系なのは確か。にも関わらず決まった時の軋轢がまた大騒ぎ、公開してからも彼女への偏見の渦に呆れ果てます。雪のように白い肌の固定概念を払拭すべく、本作では真っ白な吹雪の夜に生まれた女の子と前置きがあります。少なくともオリジナルのように漆黒の髪色を遵守と世界マーケットを意識すれば納得の人選でしょう。
冒頭は子役が演じレイチェル・ゼグラーとまるでそっくりな女の子をよくぞ見つけたもので。そしてカメラが足元にパンしたのちに上へあがったらレイチェルに代わる構成。第一印象はたしかにおや? エル・ファニングの白い肌と無垢な表情が頭をよぎったのは確かですが、ここでは歌もこなさなくてはならない。もしエル・ファニングがプラチナブロンドを黒く染めて出たら、逆に違和感ありありでしょう。歌曲シーンに突入したら小柄な体躯と愛くるしい小顔に思えたら、もう何の心配も無用です。
本作はもとよりグリム童話をベースで、絵本が開くイントロから、これまでの多くの実写版の中でも最も童話寄りのスタンスで、圧倒的なファンタジー世界を構築しており、多幸感に満ち溢れてます。歌曲も美しく、バランスも的確で、「ハイホー」に至っては夢のペイジェントの如くです。そう、七人の小人がここでは100%CGで描かれますが、この点も論争の的でしょう。けれど結局CGに収まったのはよかったと思う。ピーター・ディンクレイジ のような小人症の名優を7人揃えるのも厳しいし、「ロード・オブ・ザ・リング」のドワーフのように役者を3~4頭身に処理するのもワザとらしい。
なにより邪悪な女王役のガル・ギャドットに思いっきり派手な演技をされたのが功を奏し、唯一のヒールを一人で背負ってお見事ですね。今年のアカデミー授賞式で二人そろってプレゼンターを務めてましたが、小柄なレイチェル・ゼグラーを威圧する圧巻の美女ぶりが際立ってました。ジョナサン
役のアンドリュー・バーナップはブロードウェイ上りの方のようで、美声が際立ち横顔はアニメかと思うほどのしゃくれ顎でイケメン役をこなしてました。が、ここで問題なのは彼が王子様でなく、まして白馬に乗って登場しないところでしょう。ここも時代の変化であって、王子様に助け出されるだけの受動態では今どきのスノーホワイトは務まりません。何時立ち上がるべきか常に模索していたプリンセスとして今風に描かれているのがポイントです。だからイーブンな関係性になってます。
300億円以上の予算にしては両親の役者が冴えないのはマイナスポイント。鏡の扱いはアニメそのまんまなのが逆に驚き。森の動物たちがしゃべりそうでしゃべらないのもオリジナルのまま。ラストはやっぱりジョナサンにも王子らしい格好させて二人並んで幸せに・・・として欲しかった。女王の欲しがるダイヤモンドと小人達の掘り出す宝石との絡みは一切なく惜しい。
ディズニーのロゴはシンデレラ城と思ってましたが、背後が断崖絶壁なのはこの白雪姫の城に基づいているようですね。
全286件中、261~280件目を表示









