「「白雪姫の制服」」白雪姫 吉住くんさんの映画レビュー(感想・評価)
「白雪姫の制服」
「雪のように白い娘」→「雪の日に生まれた娘」
これでは「浮気現場を奥さんに現行犯でみつかった旦那さんの急場しのぎ」みたいな説得力のない言い訳です。
「魔法の鏡」
「誰がこの世で一番美しいか」に関して
だんだん「性格を加味」する「比重」がでかくなってゆきます。
「魔法の鏡」がそこら辺の事を最初から「ばばん」と打ち出していれば
女王はこの世で一番美しくなるために、人としていい君主になったかもしれないし
一位返り咲きのために性格を磨く展開になったまもしれない。
これは
「魔法の鏡」が日和ったとも、彼の成長記録とも解釈できますが
いきなり「ばばん」と前面に出したら(そこまでは語尾を濁す程度)女王にたたき割られて当然です。
相手役が「王子様」から「レジスタンスのリーダー」と分かりやすい改変がされていますが、
一応白馬に乗るシーンがあるという
実写「デビルマン」で不動明がアニメ版と同じデザインのTシャツきてたようなアリバイ感は結構好きです。
物語の新解釈には抵抗ないのですが、服装の新解釈には断固反対派なので
あの「白雪姫の制服」がきっちり再現されているかどうかが僕の鑑賞ポイントなのですが
ここはきっちり再現
この「白雪姫の制服」はかなり人を選ぶと思いますが
ガッツリ着こなしてくれていて僕にとっては肌の色など無問題です。
だだ、彼女の顔のアップになると「画面引いて全身みせてくれ」という本来自分にはありえない感情が湧き上がって複雑な心境です(そういう意味では縦長画面もアリかも)
で、この「白雪姫の制服」
着たきりで
水に落ちようが
そのまま毛布にくるまって寝ようが
全く汚れず崩れず
提灯袖は形を保ち続けます。
ここでもう大感動なのですが
白雪姫が「全く汚れていない」服の「汚れ」を振り払います。
つまり
「白雪姫の制服は本当は汚れているけれど画面構成上綺麗にしてます」
が明確に表現されているわけで
「コスチュームへの対応」としては
僕にとって最高の作品でした。