「求めるのはおとぎばなしか、もしくは…」白雪姫 めむさんの映画レビュー(感想・評価)
求めるのはおとぎばなしか、もしくは…
原作と物語が違うのはもはや言わずもがなです。
この辺りをどう観るかは結局のところ、おとぎ話としてのストーリーを求めるか、もしくは現代の価値観(人間皆平等で不適切さは排除しなくてはいけない的な思想)を期待するかという感じだと思います。
とあるブログにて「原作の眠ってる女性にキスするのはストーカーだ」といった趣旨が書かれてましたが、え〜!?と思いつつなるほどと思いました。
根本的に解釈が違うので、これは分かり合える訳ないと。
原作の結末は童話でありつつ神話性も感じられたお話なのでそこは残念です。
というかディズニーここ最近マニュアルのように思想を優先した作りをしすぎてて逆にクリエイティブに欠けてる気がするけど…。
原作のイメージが壊してまで特定の女性像しか認めないみたい雰囲気を作り上げる(それ以外作れない)ことは、多様性の真逆でそれ以外の層を差別することに繋がりますよー。
ディズニーはこの路線の継続によって経営まで響いてるそうですが、ウォルト・ディズニーならもう少し伝統的な映画を望んでいるのでは?と思うので、原点に立ち返ってほしいですね。
コメントする