「雪の夜に生まれたから、スノーホワイト。」白雪姫 Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
雪の夜に生まれたから、スノーホワイト。
3月21日(金)
昨日は娘と一緒に「雨に唄えば」だったが、あまり客が入ってないという情報で、来週になると小さいスクリーンになりそうなのでミュージカル嫌いの私としては珍しく2日続けてミュージカルを観た。今日はディズニーの「白雪姫」字幕版をユナイテッドシネマ浦和で。
娘が小さい頃毎日(本当に毎日!)LDでアニメ版を観ていた。観るのはチャプターで「口笛吹いて働こう」のシーンだった。「掃除のコツは〜♪、口笛明るく吹き鳴らして〜♪、たちまちきれい〜♪」小さい子は飽きないで毎日観るよね。
今回、字幕版で観たがこの歌の吹替版の歌詞は変わってないんだろうなぁ。
アニメ版のリバイバルを劇場で観たのは40年も前でストーリーの細かい所は忘れていた。(鑑賞翌日に購入してあったDVDでアニメ版をチェック)
アニメ版ではアダプテッド・フロム・グリム・フェアリー・テイルズと出る。
◯アニメ版との違い
アニメでは最初から父母はおらず継母の女王にボロを着せられ掃除をさせられている。実写版は、せっかく父母と町に出るのならパン屋とかと話したり、名前を呼ぶシーンを入れておけば良いのに。そうすればラストが生きる。
白雪を森に連れて行く狩人が黒人(最近のディズニー忖度)
「口笛吹いて働こう」のシーンもアニメでは小人が留守の間に動物たちと掃除をするのが、本作は帰って来た小人たちに掃除をさせている。アニメでは白雪が料理をして食事の前に小人たちに手を洗わせるが、そのシーンはない。
白雪に林檎を食べさせた女王は崖から落ちて死ぬ。
アニメ版を結構忠実になぞっている部分がある(魔法の鏡、心臓を入れる箱、井戸のシーン、地下牢の骸骨、老婆の扮装等)反面、改変した部分の脚本が上手くいってない。ツッコミ所が多すぎだ。
白馬の王子が出て来ないのはともかく、女王の反対勢力がショボ過ぎ。
女王のガル・ギャドットは最高だったけどね。
肌の色を言っているレビューアーがいたが、最初に雪の夜に生まれたからスノーホワイトと名付けたと説明しているからそこは良いだろう。
「白雪姫」はディズニー初の長編アニメで、後の「シンデレラ」や「眠れる森の美女」の姫キャラとは違う。レイチェル・ゼグラーはアニメ版白雪より美人だ。
レイチェル・ゼグラーの歌唱力は素晴らしい(2021年夏にオーディション受けているんだね)し、「ハイ・ホー」や「口笛吹いて働こう」が使われているのに「いつか王子様が」が無いのが残念。白雪姫といえばこのメロディでしょ。インストルメントでも良いから流して欲しかったなぁ。
製作費が無駄に高い(ウィキッドより高い!)らしいが、クレジットの人の多さ。白組見習った方がいいんじゃないかい。
私がオリジナルとの比較や白雪姫とはこうあるべきといった見方をしないので、全くの新作くらいの気持ちで鑑賞できましたし、音楽と歌唱が楽しみで鑑賞したので、そこそこの評価点をつけました。脚本にグレタ・カーウィグが関わったと聞いたのですが、クレジットされていないですね。
共感とコメントいただきまして有難うございます!
ご指摘の「白雪ドレス着てお出掛けはアニメと同じ」は、存じ上げませんでした。ただ、アニメは確か14歳くらいの設定で幼さ残る外見です。つまり、アニメ設定ならあのドレスも「年相応で可愛いくて」違和感ありません。しかし、レイチェルさんはコンプラ配慮も含め、間違いなく成人されてる設定です。彼女がそれ着るとオーバーサイズの子供用白雪コスプレにしかみえませんでした。