「無味乾燥というかなんというか」白雪姫 フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
無味乾燥というかなんというか
鑑賞後に何も残らなかったというのが正直な感想。
レイチェル・ゼグラーの白雪姫違和感は終始消えなかった(相変わらず歌は上手い)し、白雪姫を助ける役目は王子様でもないし、継母の女王の最期はなんじゃそりゃって感じだったし、白雪姫を現代流の要素で再解釈して『強くて自立した女性指導者』に仕立て上げた作品。多様性の象徴と思しきアイコンもいくつか見受けられたあたり、そういうメッセージを発したいんだろうなと感じた。
直近で『WICKED』を見ていたので、ミュージカル映画が連チャンだったのもあり、正直中盤までダレダレで見てた。終盤のヤマ場もそこまで盛り上がるわけでもなく、老若男女いったいターゲットをどこにおいて制作された作品なのか疑問である。
作品としては恐らくもう見ることはないだろうが、ただエンドロールを見る限り、相当な費用をかけて制作されたことは想像できるので、はたして興収は如何にとの興味はある。
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