小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜のレビュー・感想・評価
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ドラゴンにも家族愛がある
TVアニメは全話鑑賞済みなので、続きが気になって観に行きました。
作画は劇場版に相応しい美しさにレベルアップしており、日常とファンタジーが交差する壮大なスケールに広がっていました。バトルシーンも予想以上に多く、ドラゴンたちが炎と飛行で激しく繰り広げる戦いに思わずびっくりしました。
ドラゴンの家族愛が丁寧に描かれていたのも好印象でした。中でも、普段は大人しいカンナが父への想いを真っ直ぐな感情で伝える場面は、心の奥深くまで刺さるぐらい泣かされました。本作ではカンナと父親の絆を中心に展開されるので、実質カンナが主人公の印象も受けました。
とはいえ、小林さんとトールといった他の登場人物にも見せ場がバランスよく用意されていたので、その点については安心しました。物語後半では、小林さんがドラゴンの世界に向かいますが、一般のOLが異世界を巡りながら超人のような力を使っている光景はどこかシュールで面白かったです。
冒頭で名前の紹介や概要の説明がされていたので、前提知識がなくても単品映画としても楽しめると思いました。
やっぱり京アニのアニメは素晴らしく、純粋な面白さが盛り込まれているなと改めて実感しました。またいつか、彼らの活躍が見れる日が来ますように!
「ドラゴンはちょろい」の真意
ドラゴンと暮らす日常をほのぼの描く作品であるが、この劇場版は争いが描かれた。平和な日常から遠く離れたドラゴンの世界での争いに、カンナを救うために小林さんが関わることになるのだが、その遠くの争いと平和な日常の対比は、日本と世界の関係になぞらえてしまいそうな、そんなご時世とシンクロする部分がある。イランやガザ、ウクライナという遠い地で争いが起きていても日本は概ね平和。そんな遠い地の争いにいかに関わるべきか、本作での小林さんの活躍は自分の生活を振り返るきっかけになりそうだ。
小林さんは「ドラゴンはちょろい」と言う。それは環境次第でいくらでも影響を受けるのだということ。争ってばかりの世界では争うことばかり考える。平和な場所で生活すればすぐに、そんな環境に真に受けて変わっていく。これって人間も同じだなと思う。普通の人間でしかない小林さんだからこそ、できることがあるし、言えることがある、大人の責任感みたいなものも描かれていて、そこも良かった。
スケールが大きくなった小林さん
不器用だけど優しい、家族の物語。
ドラゴン達が登場するファンタジーな世界観と、それとは裏腹にほのぼのした物語が魅力的な京都アニメーションの名作アニメ「小林さんちのメイドラゴン」。これまでに2シリーズが放送されてきたTVアニメの続きを描いた映画である。
何を隠そう、私はこのアニメの大ファンである。大いに期待して劇場へ赴いたが…そのハードルなど軽々と越えてくる大傑作であった。
ごく普通のOL、小林さんは、人の姿をとったドラゴン達と一緒に暮らしている。小林さんのメイドとして働くトール。暴れ者のドラゴン・イルル。そして、イタズラで群れを追放された子どもドラゴン・カンナ。友人たちや他のドラゴンたちと暖かな日々を過ごす中で、小林さんの家に謎の巨漢が訪ねてきた。その男の名はキムンカムイ。カンナの父である。彼はドラゴンたちが本来住む「向こうの世界」での戦いにカンナが必要になったと言い、彼女を連れ戻そうとするのだが……。
この映画は、アニメでも屈指の人気キャラクター、カンナを主役とした作品である。彼女が追放される原因となった「イタズラ」の詳細や、彼女が求めていた「家族のつながり」を深く描くストーリーとなっている。
ストーリーの出来は非常に素晴らしいもので、カンナを「仲間」としか見ていないキムンカムイと、血の繋がりはなくともカンナを家族として大切に想う小林さんたちの対比、キムンカムイの不器用な父親像、同じく本作初登場のキャラクター・アーザードのバックボーン…など、これまでの続編としてだけでなく、1本の映画作品としてかなり見応えがあった。丁寧に描かれた「家族」の物語が胸を打つ。
また他にも見どころとして、これまでとは比較にならないレベルの、迫力ある戦闘シーンが大量に盛り込まれていることが挙げられる。
以前からチラホラと戦闘シーン自体はあったものの、この映画における状況はシリーズ最大級の危機。よって必然的に、本気の戦闘シーンも増えるというわけだ。普段は見られないドラゴン達の本気には度肝を抜かれるだろう。終盤におけるトールの空中戦シーンは、「違うアニメを見に来たのではないか?」と疑うほどに演出が凝っており、トールファンは戦闘機のごときドッグファイトを繰り広げる彼女に惚れ直してしまう事間違いなしだ。
キャラクターの演出やお芝居もTVシリーズと変わらず可愛らしく、劇場の大音響・大画面で彼女たちの魅力に癒される。特にカンナファンは、才川のように「ぼへえぇぇぇぇぇぇ!!」と劇場で叫んでしまわぬよう注意されたい。
主題歌もとても良い。オープニングはお馴染みのfhánaが明るく楽しく彩り、エンディングは小林幸子女史によるしっとりとしたバラード。特にエンディングに関しては、「小林さん」繋がりによるネタ采配と侮るなかれ。歌詞やメロディーラインが映画の結末や余韻とベストマッチし、涙腺を緩ませてくる。
全体的なシリアスさはこれまでと比べても屈指のものだが、優しく暖かい作風は全く損なわれていない。これまで小林さんが積み重ねてきた絆が実を結ぶお祭り映画的側面もあり、追ってきたファンであれば間違い無く楽しめるだろう。
フィルマーク4.2でつけました。
イルルかわいかった
小林さんちのメイドラゴン、テレビアニメも好きなので観に行ってきました
来場者は、私を含め4人でした
劇場版は、迫力もあり、かわいいも詰まった作品で観に行ってよかったです
小林さんの運動神経や、強すぎる魔法を使っちゃうのはご愛敬ということでおいておきますが、キャラクターたちが、テレビアニメで見た時よりもかわいく感じた方は多いのではないでしょうか
上映時間中も退屈することなく、小林幸子さんのED主題歌も良く文句なしの作品でした
イルルかわいかったです
パンフレットチェック
今回パンフレットは、通常版と豪華版があったのですが、通常版を購入してきました
場面カットもあり、制作陣のイラスト付きメッセージも多くて良いです、この手のアニメ作品では、声優さんの写真を大きく掲載したりするものも多いですが、それもなくストレスもありませんでした
そして、初めの監督のメッセージがすごくいいですね
パンフレットは星5つです
ルコアさんすき
またどこかのんびりした攻防を見るのかなぁとか思って席に座ったんですけど…始まると数分前の私が愚かだったと思いました。
今回はちゃんと悪いやつが出てきてヒリヒリしましたね。
カンナちゃんの成長を感じました。
映画館で見てるからかキャラクターの皆んなが物理的に成長してる感もありましたし、感情が動かされる瞬間がたくさんあって、これは劇場版ならではだなぁと思いました。
ラストのカンナちゃん、というか長縄さんの演技に泣きました。可愛いだけじゃない感じがとても良かった。
イルルも違和感無しで良かった、プレッシャーもあっただろうにエンドロールまで変わったことに気づかないほどでした。この先のイルルも安泰ですね(*^^*)
ただエンディングの小林幸子はもうちょい小林幸子感抑えめにしてもらえてたら余韻に浸れた気はする、メッセージ性は良かった。
私はやっぱfhanaが良かったなぁ、余韻に浸りたかった。
世界観揺らぐわ…終わりまでメイドラゴンの世界観に浸りたいんだよこっちわ…-★1ポイント
個人的にルコアさんが影の役者だ…かっこよい…と改めて好きになりました。フリーレンみたい。笑
いつものアニメもだいすきです。
日常系の中でもしっかり心が動く。
さすが京都アニメーション。
いつまでもついて行きます!
京アニ版ウルトラセブン&ドラゴンボールZ
父子関係がテーマの収まるところに収まる物語
ミリ知らでも楽しめた!
シンプルイズベスト
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