「ベトナム人とお遍路さん」道草キッチン uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ベトナム人とお遍路さん
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物語とも言えない日常の断片のような作品だけど、雰囲気がとてもよかった。
50歳の節目に、奇縁に導かれるように徳島へ移住する主人公。
会ったこともない叔母に興味を持ち(叔父は?)、様々な人と関わっていく。
市役所員の恋愛や各キャラのバックグラウンドなどは添え物程度。
景色のインサートも脈絡がないが、不思議と不快感も違和感も感じなかった。
阿波おどりや名産など、ご当地映画的な要素も嫌みなく入り込んでいる。
登場人物がみんな穏やかで上品で落ち着きます。
何人かはやや豪快だけど、気さくで気持ちのいい人しか出てこないのがとてもいい。
根無し草だったハズのカズさんが、バカでかい家に住んでたのは謎。
ミンさんの店の跡地でなく、カズさんの家で商売をはじめるのも意外…というか、いいの?笑
結局なにも纏まってないけど、立の日常がこれからも繋がって広がって続くのだろう。
カズとの再会はあるのか、ベトナムへは本当に行けるのか。
とりあえず、ゆったりとした時間の流れに身を任せつつ癒やされる2時間でした。
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