秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
全161件中、121~140件目を表示
後年たまさか目にした人の琴線に静かに触れて忘れ得ぬ余韻となるような映画
完成披露試写会で拝見。公開初日に再見。帰り道に見た空を美しく感じるような、まっすぐ帰宅してしまうのが、日常に戻るのが惜しくなった。それ程に美しくて残酷で素敵な作品だった。
奥山監督が口にされた「誠実で切実」がまさに正鵠を射ていた。
物語としての起伏やあっといわされる瞬間はほぼない。ヒトの人生を誠実に描けば普通そうである。カタルシスを求める人の需要には見合わないかもしれない。
映像は終始、記憶の中のように少し靄がかかっていて、物語を追うよりも折々の遠野貴樹と篠原明里、それを取り巻く人達の感情を追体験する、あるいは関連した自分の感情を想起させられる。そして、目の前にいずとも”同じ物を飲んで、その感想を聞きたい”相手の存在が「思い出ではなく日常として生き続けている」ことや、幼い2人の切実さに胸が痛くなる。この作品は、例えば後年たまさか目にした人の琴線に静かに触れて忘れ得ぬ余韻となるような映画だと思う。
PCにばかり向かっている人ならではの肩甲骨が開いて上背部が丸くなり左肩の落ちた背中。目、鼻、口…顔を構成する要素が全て縮まってしまってたかのような世に飽いた顔貌。身も世もなく泣く姿…全身でその人間のおかれた状況、内心、特に諦念、焦燥、鬱屈、屈託を顕在化せしめる松村北斗の身体表現能力は相変わらず素晴らしい。が、全編伏し目がちで光を失った目が、あるきっかけで生気を宿していく「たこ焼き」シーンがとにかく凄まじかった。しおれた花が水を得て生気を取り戻していく様を撮影して高速で流しているので例えるのは正解かはわからないけれど。ほぼ動きも台詞もない中、固定したアップの表情がほんの少しずつ溶けて光を得ていく様の素晴らしさ。松村北斗の来し方を知るからこそそこが透けてみえているのか、うけた印象はファンの贔屓目なのか、そういうことを今まで考えてしまったけれど、もうそんなことどうでもよくて、ただ、ただ「人が回復する様」を見て感動していた。
だが、実はこの作品で最も印象深かったのは上田悠斗さんであった。前述の背中の丸さが松村・遠野貴樹と同じ。鼻筋も、少し甘く舌足らず気味になる声(最近松村北斗の滑舌を気にしたことはないから、この作品で冒頭のモノローグから少しその感をうけるのは敢えてなのだろうか)までも酷似している。似せていることだけが素晴しいわけではなく、幼少期の貴樹と明里の綴る、相手への思いに満ちた言葉。電車の音がひどく雄弁に聞こえたのも彼らの綴る言葉の切実さを彼が体現していたからだと思う。さらに、その切迫感あればこその、次なる青木・遠野のどこか達観したような感じ、松村・遠野の世を捨てた感じに説得力が生まれるのだと思った。
完成披露試写会で観た時には自分には印象をうまく言語化できなかった青木柚さんの貴樹は、初日の鑑賞時思うにやはり、見た目だけだとむしろ玉木宏さん等の系統で全く松村北斗には似ていないし、むしろ高校生としては色っぽ過ぎるくらいの表情で、抜け殻感の強い29歳の貴樹より大人に見えるくらい。それは森七菜さんが恋するJKそのものだったこととの対比からかもしれないけれど。ここにない何か、を見ている18歳の貴樹の存在に説得力あってこその、29歳の貴樹であるだろうから青木さんと奥山監督すごいなと改めて。
そして、実は最も書きたかったことの一つが森七菜さんのことであった。「フロントライン」「ファーストキス」「国宝」、そして本作と、2025年の話題作どの作品にも出ていて主人公に影響を与える役や影響されて変わる重要な役を演じている。それだけで凄まじいことではあるけれど、個人的には本作の澄田花苗が最も素晴らしいと思った。どう表現したらよいのかわからないのだけれど、澄田花苗の、あの時期の女子のもつ溌溂さと内向と切実さと失意と、そういった感情が全て内包されていて「自ずとわかる」のである。森さんが今年演技で賞をうけるのであれば、個人的にはこの役でであって欲しい
白山乃愛さんはもう、360°どこから見ても紛う方なき由緒正しき美少女。上田さん・貴樹の”切実さ”は初演技という彼自身の状況も若干加味されたものだったかもしれないけれど、白山さん演じる明里の”真摯さ”にはプロをみた。プロフィールから本作の撮影時にはドラマ撮影を数回経験されたところだったと推測するけれど、年齢らしい新鮮な美しさに既に大女優の風格すら漂わせている感。さすが東宝シンデレラ。美し過ぎて、ねたまれるのでなければ転校生であっても地味でクラスで仲間外れになる存在とは思えないと思っちゃうけれど(笑)
その白山さんから一足飛びに高畑さんの明里になると、迷いのない、菩薩のような雰囲気すら。原作は敢えて未見なので明里の扱いが若干異なることしか知らないけれど、悩み、惑い続ける貴樹に比べてのこの達観は女性よな、というより高畑さんのもつ要素を反映しているようにも思った。というのもこれまでドラマや映画で拝見する高畑さんからは超越した母性みたいな感じを受ける事が多かったのである。その後のバラエティ番組ご出演の際や2度の舞台挨拶での言動から、さらに菩薩感、達観した感が増していて(笑)。あの、けたけたとあっけらかんとした笑い方と、目の前にはおらずとも確実に自分の土台になっている存在を思い起こす仕草の繊細さ、思い起こしつつ現実的でもあるところ、全部が同じ人間の中から普通に混在して表出されているのがすごい。ただ、明里の夫となった人には何となく同情してしまう。そんな深い強い同年齢の異性の存在を、心中だけのこととはいえ受け入れ難いのではないだろうか。
奥山監督の手になる映像は間違いなく美しいし、松村北斗の「たこ焼き」のあの表情を撮って残して下さったのだけでも大感謝。演技経験の浅い白山さんと上田さんが様々な点で期待以上に素晴らしく(実は自分が泣けてきそうになったのは幼少期パートであった)、二人の幼き真摯さがあってこその青年期の貴樹だから、本作では松村北斗が絶賛されがちだけれど(演技の萌芽期の「ぴんとこな」「TAKE FIVE」辺りから出演作を観てきて、推しとして9年来応援してきた身としては涙が出る程嬉しいことではある)、白山さんと上田さんの才能と努力、そしてそれを引き出し得た奥山監督あってこその作品だと思うのだ。
そしてこの座組を支える方々。実は日本国民みんな大好き宮﨑あおいさんと吉岡秀隆さん。このお二人を私は苦手だったのである。たいした理由はない。今回も配役が明かされていく過程で少々それを思ったことは否定しない。しかし、自分の苦手が一作品で覆ることの嬉しきことよ。岡部たかしさんは「エルピス」や「虎に翼」「新宿野戦病院」「ばけばけ」での一癖ある役の印象が強いけれど、今回のような役の普通の市井の人の温かみもあるのですね。
強いて言えば、堀内敬子さんと戸塚君!もう少し出ていて欲しかった。短時間にピリッと薬味利かせる職人芸みたいでかっこよいとは思うけれど(笑)
ほんのり切ない
松村北斗って映画でした。ピッタリだな。
途中、森七菜が出てきてあかりとごっちゃになった。
彼女の登場はなんだったんだろうか。必要だったのか。
ストレートにあかりと職場の彼女だけの方が良かった。
最後、プラネタリウム ニアミス。
踏切 切ない
会えて欲しかったなー。
あかりはもう彼のことは好きじゃなかったのかな。
松村くんは今も思っていたのかな。
アニメ版と較べてしまう
アニメ版から入っているのでどうしても較べてしまうのですが・・・。
・社会人になってからの貴樹と明里のニアミスが多すぎ
理紗とのデートで貴樹が寄った書店で明里が働いていたり、花苗の姉と明里が仕事で繋がっていて、偶然再会した貴樹を明里に紹介しようとしたり、またプラネタリウムのシーンなど「会えそうで会えない」シチュエーションを重ねた意味が不明です。最後の踏切の場面のみで十分と思います。
・なぜ貴樹と明里は文通を止めてしまったのか
アニメ版ではその理由は分からず、もしかして実写版では説明あるかと思いましたが結局明らかにならず・・・普通に考えると面倒になったり新しい恋人が出来たりしたからだと思いますが、特に貴樹はあんなにこじらせるぐらいなら、頑張って繋がっていた方が良かったのではと思いました。
うんうん
アニメ版とは時系列を変えて大人部分を長くした感じですかね。
まぁ新海さんがOKならそれは良しとしましょう。
個人的にはアニメ版の小→中→高→大人の流れが主人公貴樹の心の成長と停滞を見事に表していて良かったなと思いましたが、全く同じに作っても意味がないということでしょう。
この映画の中では印象的な言葉がいくつも出てくるが、今回見て特に印象に残ったのは中学生の時に岩舟駅で会い翌日電車を見送る時に明里が言った「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う、絶対」と言う言葉だった。
アニメ版でも同じセリフがあったと思うがその時はその重要性に気付かなかった。
これって別れの言葉だったのですね。貴樹は「手紙書くから!」と未来を信じていたが明里は既にこの時にこれが最後になると悟っていたとは。。
気付かなかったのは不覚でした。
貴樹はその後も明里のことが心から抜けず恋愛にも消極的で覇気のない青年になっていく。
明里のその後の学生生活はどうだったのだろう。
同じような葛藤はあったと思うが貴樹ほどではなかったと想像される。
このあたりが男性と女性の違いなのかな。
男はどこまでもウジウジした生き物だ。
今回は実写化して十分意味のある作品だと思う。
各キャストの演技も申し分ないと思った。
特に小中の明里を演じた白山さんはやばいですね。
この歳で妙な色気があるというか。。大物になりそう。
納得いく結末
アニメを見た人がほとんどだと思うのですが、さすがにアニメと同じ構成では芸がなさすぎるので、アニメでの3話目を主軸に記憶をたどっていく感じの構成にしたのはよかったと思います。プラネタリウムや科学館など実写版だけのオリジナル要素もまぁ良かったと思いますが、唯一大人の明里が一般人になりすぎた感がいただけないかなと思いました。やっぱり貴樹が未練たらたら思い続けるに足る感じが欲しかったです。子供の明里は可愛かったのに、大人になって急に普通になって書店員っていうのも、現実感溢れすぎてアニメのファンタジーっぽい感じがなくなってしまった感がありますね。
とは言っても、アニメを見た側としてはラストが結局会えるのかすれ違うのかというところが肝なわけで、この実写版では貴樹と明里のニアミスを作りまくってこれは会ってハッピーエンドなのかな?と思わせる部分は上手かったと思います。それで最後はまさかの踏切のシーン、、、このシーンが特に2台目の電車が入ってくるタイミングや貴樹の動きがアニメ版そのまま再現していて個人的には感動しました。
アニメ版は説明が足りな過ぎて、踏切でのすれ違いエンドがトラウマのようになっていましたが、この実写版はしっかりとエピソードや心理描写を積み重ねていって、すれ違う2人の心情もよく理解でき納得のいくすれ違いだったと思います。アニメ版の貴樹はコイツ大丈夫なんか感が出ていましたが、実写版貴樹はこれからも大丈夫感が出ていましたので、安心して映画を見終えることができました。
ということで、アニメを見ていない人がこれを見てどう思うのかは分かりませんが、少なくともアニメを見て多少なりともトラウマを植え付けられた人のことは救ってくれた映画だと思います。
アニメ版はどことなく人の心が欠けた冷たさがありましたが、実写版はしっかりと人間の温かみを感じるちゃんとした大人の映画だったと思います。
まぁ、と言ってもせっかくなので2人で会ってハッピーエンドでも良かったかなと思うので、星4.5にさせていただきました。
後は雑感なのですが、
種子島編の花苗はいかにも高校生って感じだったので子役だと思ってたら、森七菜でびっくりしました。自分は森七菜と言えばこの恋あたためますかの印象が強いので、まったくの別人に見えましたね。
子役と大人役、顔とか雰囲気とか似てる人をよく探してきたなって感じで感心しました。
映像も昔のシーンとかはオールドレンズで撮ったかのような色使いやフレアが良かったですね。アニメを再現したシーンもいくつもあって楽しめました。
原作アニメとは違う痛みを感じた
原作アニメの尺を約2倍にした実写版映画。どこをどのように変えているのだろうという興味があった。
一方で、原作で感じたセンチメンタルさやナイーブさという印象が、柔らかさのあるアニメ画像ではなく、実写で表現されることで、生々しく、現実味のある痛みを感じる重い作品になっているのではないか?という先入観もあった。だから、若干観るのを躊躇した。
鑑賞してみると、自分の先入観は当たっていた部分があったように思う。アニメ版はどこかファンタジー世界を見ている感があり、そこまで登場人物達の痛みを感じることはなかった。しかし、実写版からは、主人公の貴樹(松村北斗)、明里(高畑充希)、花苗(森七菜)、理紗(木竜麻生)の抱えるそれぞれの痛みを感じた。生身の人間が演じるということは、やはりこういうことなのか、という再発見でもあった。
実写版は、原作アニメの重要な要素をしっかりと取り入れながら、社会人時代の話をより膨らませた内容となっており、原作に登場しない人物、登場場面が限られていた人物にも重要な役割を持たせていた。
プラネタリウム館長の吉岡秀隆は貴樹と明里を間接的に繋ぐ役割として。
元教師で花苗の姉美鳥役の宮﨑あおいは、貴樹と明里のよき先輩、理解者として。
オーストラリアに旅立つ明里との別れ際に美鳥が放った「気持ちはそのとき言葉で伝えないといけない(と妹が言っていた)」という言葉が印象に残った。
お互いに気持ちを言葉で伝えなかった貴樹と明里へのメッセージとして挿入されたシーンだろう。約束の場所に行き、現実を受け入れざるを得なくなった貴樹が、別れた理紗に会い、伝えられなかったことを伝えたシーンとの繋がりを感じた。
原作アニメと同様、空、光、電車という新海作品でよく登場する要素が美しく撮られていて、映像監督・写真家としての奥山監督のセンスの良さが感じられた。ミラー越しに人物を写すカットにも何かこだわりを感じた。
どの俳優も演技は素晴らしかったが、明里の小中学生時代を演じた白山乃愛のピュアさには釘付けになった。花苗を演じた森七菜は高校生役なのにもの凄くハマっていて驚き。
松村北斗は、「夜明けのすべて」を思い出した(プラネタリウムという共通点もあり)が、抑制した演技が非常に上手いと思った。
岡部たかし、又吉直樹も好印象(本好きの又吉にはピッタリの役柄だったと思う)。
男性のセンチメンタルさやナイーブさだけでなく、本作には女性側の視点も入っており、生きて行くうえで避けて通れない理不尽、ままならなさ、痛みのようなものを感じるものの、前向きな希望も感じられる作品になっていた。
登場人物と同じような経験をしたことがなくとも、どこかに、誰かに自分と重なる思いを感じることができる作品と言えるのではないだろうか。
アニメの実写化が非常に上手くいった作品だと思う。
なんだか哀しい…
花びらが散る速さを『秒速5センチメートル』と表現したところがとてもステキだと思ったので観ることにしたのですが…
あまりにも哀しいお話でした。
映像もキレイだし、登場人物もキレイだし、時系列が行ったり来たりするところは『新海ワールド』全開なので騙されそうになるのですが、平たく言うと『いつまでも子供の頃の初恋を忘れられずにいて10年以上も前に進めずにいた男と、昔のことはとっとと忘れてとっくに自分の幸せを掴んでいた女の話』なのではないかなぁと。
それをここまで美しい話に仕立て上げられる新海誠という方は、やはり只者ではないなぁと。
ずっと前に進めずにいたことによって人間関係も上手に形成出来ずに生きてきた主人公だったけど、転職したことによって理想の職場と上司に巡り会えたことで、前に進めるようになればいいなぁと、新しい幸せを掴んでほしいなぁと、願わずにはいられません。
主人公・遠野貴樹の転職先を紹介してくれた職場の上司を演じられた岡部たかしさんもステキでしたし、転職先の上司を演じられた吉岡秀隆さんもステキでした。
もちろん主演の松村北斗さんも、初恋相手の高畑充希さんも、学校の担任の先生役の宮﨑あおいさんも、あおいさんの妹役の森七菜さんも、皆さん本当に本当に素晴らしくて…
“オチ”だけが残念でした(笑)
山崎まさよしさんの『One more time one more chance』が、また余計に哀愁を誘うんだなぁ…
まさにあの歌詞の内容と同じなのではないかと。
哀しいお話…(涙)
明里の旦那が又吉じゃなくてよかった
森七菜と松村北斗が主演のライアー×ライアーがすっごい好きだったので期待してましたが残念ながらツーショットはなし
それはいいんですけどさっぱり面白くない
自分と同じ陰キャなのにまったく共感できないイケメンだからかな
周りが雑談で盛り上がっててもいいじゃないか
二人がすれ違ってばかりでイライラMAXです
なぜ出会わないの?0.0003%だからか
人生なんて0.0003%の積み重ねでしょう
このクソレビューを読まされる確率だってそんなもんでしょ
宇宙に持って行きたい言葉どこまで引っ張るんだよ
気になってイライラするわ
結局見損なったよ
何度も帰りたくなるのも我慢して最後まで見ましたが待っていたのはクソみたいなラスト
せっかくエンカウントしてるのに逃げられんなよ
スタート時から何か変わりました
仕事辞めて30歳になって顔つき変わったくらいですよね
お金と時間無駄にしました
今年同じ気分になったやつを星一つにしたのでこれも星一つです
10/14 追加
評価が高いので念のためもう一回見ました
面白くないので宇宙に残したい言葉でそれっぽいのがないか探しながら見てました
桜の木の下の約束
あの感じじゃ女の子は来ないよね行かないって言ってるようなもんやし
プラネタリウムの解説するくらい立派になってるしね
残したい言葉は結局分からないんですね
それが気になって見たんですけど
レイトショーだから無料券もったいないんでお金払ったんですけど
ほんとどこまでも人をコケにしてくれるなあ
もういいよもういい忘れよう
どうせバーカモームリ滅亡この辺でしょ
人が出会う確率0.0003%って言葉に強烈な不安があったが
人と人との間に存在する時間、距離、速さの違い
これを丁寧に描いた作品がありました。
そう、アニメ版「秒速5センチメートル」です!
そして、それが実写化されるとのこと!!
意気揚々と予告編を見てみたところ、、
「0.0003%なの知ってた?人と人が出会う確率」
えっ?何言ってるの??
出会えた奇跡、ミラクル
明日今日よりも好きに〜みたいな展開が待ってるの?
そんな茫漠とした不安がどうしようもなく横たわってしまったんですけど、、!
しかし!不安は完璧に拭われたと言っていいでしょう!!いやーほんと最高でした
人と人が出合う確率0.003%
それは人と人とが再び巡り会うことができない、物理的ではない「距離」のように存在していました!!
原作のテーマを引き継いでおり、追加シーンで補完するような素晴らしいものでした。
おすすめです!!
「会いたい人には会えるものだ」の先。
原作アニメ好き。楽しみにして鑑賞。
予告映像のとおり本当に映像がきれい。
子役の2人の掛け合いの尊さに泣けた。
森七菜さんの瑞々しさだけでも泣ける。
原作アニメにないシーンの追加には違和感なし。尺を増やすためだけでなく、実写映画としての深みが増している感。
宮崎あおいさんのセリフにあった「会いたい人には会えるものだ」が、ストーリーのメインストリームになったか。
人生の同じ時期に「日常」となる価値観を共有できた者たちはその後もニアミスできるような近い場所に存在し続けられる、というストーリーには、希望をもらえる。
でも、会えたパターンの作品として「君の名は。」があるのだから、やはり「秒速」では会えないんだよな、と納得もできた。
惜しい、アニメ版を超えることもできたのに!
アニメ版のほうはすごく感動して聖地巡礼で岩舟駅まで行ったほど思い入れのある映画だった。
第1話「桜花抄」の雪の日、ストーブのある岩舟駅で2人が再開するクライマックスシーンがこの実写版には出てこなかったのでちょっとがっかりした。
ところが何と中盤になって出てきた。この演出はなかなかうまいと思った。
運命の日に岩船駅に行こうとする遠野貴樹。これはアニメ版の方にはない展開だったので大いに期待が膨らんだ。
夜の7時に彼女は岩舟駅で待っていると思った。
駅にはいなかった、でも桜の木の前にはいるかもしれない。
桜の木の前にもいなかった。
でも目を閉じて7時になって目を開けたら彼女が桜の木の後ろから顔を出すような気がしていた。
そうなっていたら、アニメ版以上の感動を覚えて涙ぐんでいたと思う。もちろん満点の評価を与えていた。
結局彼女は来ていなかった。なんてもったいない展開にしてしまった脚本なのだろう。そもそもアニメ版とはかなりの部分で違っているので、ハッピーエンドにしてしまってもよかったのではないか。
うん、いい感じ!
まずは篠原明里ちゃん(白山乃愛さん)のピュアな可愛さにドキュンでした。(オジさんが気持ち悪い⁈)
遅れてやっと駅に着いた貴樹(上田悠斗くん)の袖を掴んで涙ぐむ姿に、クラスの可愛いマドンナに憧れて何とか会話しようと頑張ってた半世紀前のいにしえを思い出してしまいます。当時は僕もピュアだったな、なんて!
澄田花苗(森七菜さん、まだまだ高校生いけますね。)のやるせない乙女心も彼女のこれまで役どころで一番泣かせてくれました。
水野理紗(木竜麻生さん)も、 付き合っている頃は1センチくらいしか近づけなかった貴樹に再会時は心持ちとして接近できたことは、確かに遅すぎた感はありますがよかった展開でしたよね。(実際にありそうなカップルなんでは?)
小川館長(吉岡秀隆さん)、とても重要な役どころでした。原作には出てこない役割りですがこの作品の最重要案内人かもしれません。またこの職場を紹介してくれた先輩、岡部たかしさんも最近とみにご活躍です!ドラマでは松たか子さんのおじさんだったのにCMでは夫婦になったりとお忙しい様子で注目です。
あと原作の各エピソードがどう繋がるのかアニメを観た時にはうまく繋げられなかなったのがこの作品を通して種明かし的に伏線回収できた感じで貴樹の先生であり花苗のお姉さんでもある宮崎あおいさんの位置付けはとても感慨深いものがありました。新海誠監督の原作でもそうなってたんでしょうか?そうでないとしたら奥山監督、あるいは脚本家の鈴木史子さん凄いです。
主人公 遠野貴樹(松村北斗さん)は最近安定の演技でプラネタリウムで館長に語りかけながら感極まるところはこちらまで極まってしまいました。なかなかコミュニケーション的には難あり(幼少期はそうでもなかった気がしますが)の彼がどうしてそうなってしまったか、これからどう成長していくかが気になるエンディングでした。
最後は『君の名は』してました!
アニメ版を予習してから観た方がいい気がします。(観てないと中だるみしそうで)
アニメそのものを実写化したものと思うと若干違和感あるかと思いますが、新たな展開と解釈を加えた作りで少し前の時代設定ではありますが現在にも通じる心洗われるいい作品だったと思います。
余談
松村北斗さん
若き日のあんちゃん(江口洋介さん)を彷彿とさせる雰囲気でいい感じです。
追伸
高畑充希さんのこと書き忘れました。ま、いいか!
時の流れ
原作未読。北斗ファンなので観に行きました。
満開の桜、夜空の流れ星、種子島のロケットと、綺麗な映像が多いです。一方で、子どもの頃の初恋が中1の冬で終わり、その後、何故、心閉ざす男になったのか分からなかった。転校が多いから、誰にも心を開かない癖が染み付いたのか。自分に失恋した女子高生の涙が嫌だったのか。色んな数値cmや%や日付が出てきますが、忘れても問題有りません。子どもの頃に約束した日に、大人の貴樹が行きますが、勿論明里は来ません。中1の冬、何時間も駅でお弁当を用意して待っていた彼女ではなくなっている。時の流れと共に人は変わる。それを実感した男の話に感じました。
【”昔、出会った大切なものは、想い出ではなく日常。”今作は、同名オリジナルアニメーションの掌編3話をほぼ忠実に描きながら、センスあるアレンジメントを施した見事な実写化作品である。】
ー ご存じの通り、今作は2007年に公開された新海誠監督の短編(63M)アニメーション映画の実写化作品である。
間延びしていないだろうか、という懸念を抱えつつ、映画館へ。
結論から言うと、間延びどころか、あっと言う間の2時間であり、且つ随所で沁みるシーン多数の作品であった。-
■粗筋
1991年春。東京の小学校で出会った貴樹(長じてからは、松村北斗)と転校して来た明里(長じてからは、高畑充希)は隣同士の席になり、貴樹が”僕も転校生だった。”とノートに書き明里に優しく接した事で、二人は急速に仲良くなる。
卒業後に離れ離れになるが、二人はガラケーでメールのやり取りを続けており、中学生になった時に、貴樹は栃木に引っ越した明里に雪の中会いに行き、桜の木の下で抱擁した後に18年後に会おうと約束を交わす。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭、貴樹はプログラマーとして働いているが、余り周囲と交わろうとしない。同じ職場に恋人、水野(木竜麻生)が居たが、彼女の家に行っても一緒にTVを見たりするだけで、進展はしない。貴樹の眼は水野を見ていないように見えるのである。そして、貴樹は会社を辞めるのである。
明里に”大人になった時に、キチンとした人になっているかな・・。”と言っていたのに。
・次に、貴樹が高校時代を過ごした種子島のシーン。同級生の花苗(森七菜)は彼の事が好きで、”Radio Head"のファーストアルバム”Pablo Honny"を借りている。ここでバックで流れるのは”アルバム内の”Thinking About You"なのである。
更にカラオケに誘い、姉が好きな映画「月とキャベツ」のメインテーマである山崎まさよしの”One more time ,One More chance"を流すが、進展はない。花苗は”彼は、私を見ていない・・。”と言って涙するのである。
・貴樹は、先輩の紹介でプラネタリウムの或る天文研究所でプログラマーとして働き始める。そこに書店で働いている明里が、配達漏れがあった本を雪の中、運んできて館長(吉岡秀隆)の誘いもあり、貴樹がナレーションするプラネタリウムで夜空を眺めた後に、雪降る風景を見ていた小学生達に”雪って、秒速5センチメートルで落ちるんだって。”と且つて貴樹に言っていた言葉を掛けてその場を去るのである。
貴樹は、小学生達からその言葉を聞いて、外に駆け出すが明里はいない。
・貴樹は明里と約束した29歳の時の3月26日に、且つて抱き合った栃木の小さな駅の近くにある桜の木に出掛けるが、そこに明里は来ない。
ー だが、彼は且つて、明里が良く言っていた”貴樹君は大丈夫だよ。”という言葉を思い出すのである。
そして、久しぶりに水野と出会い、彼女から借りていた折り畳み傘を返してから彼女の好きだった多くの点を初めて口にするのである。水野は嬉しそうに聞いていたが、”遅いんだよ。”と言いその場を去るのである。
貴樹は何かが吹っ切れたかのように歩いている。
そして、ある桜舞う踏切で明里と擦れ違うが、二人は相手に気が付かない。が、少しだけ振り返った二人の前を列車が通り過ぎ、貴樹だけがそのまま線路の向こうを見ると、明里はもういないのである。ー
<今作は、オリジナルアニメーションの掌編3話をほぼ忠実に描きながら、センスあるアレンジメントを施した見事な実写化作品なのである。>
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<以下、オリジナルアニメーション「秒速5センチメートル」の拙レビューです。>
第1話「桜花抄」
小学6年生だった貴樹と明里の仄かなお互いへの恋心。
そして、中学生になった貴樹が、栃木に引っ越しした明里を、雪が降る中訪ねて行く心の不安と、久しぶりに再会した二人の雪が舞う中の接吻と、朝日が差し込む中での二人の姿が、二人の未来を暗示するようなシーンが印象的。
第2話「コスモナウト」
貴樹も中学の半ばで東京から引越し、遠く離れた鹿児島で高校生生活を送っていた。
同級生の花苗は、中学生のころから貴樹をずっと思い続けていたが、彼の心は別のところにあると知っていた・・。
ー 花苗自身の心中を自ら語るモノローグの言葉が、切ない・・。-
種子島から発射されたロケットが、”二人のそれぞれの将来に祝福あれ・・”と言うことを暗示していたシーンが印象的。ー
第3話「秒速5センチメートル」)
社会人になり、東京で働く貴樹。だが、明里の事が忘れられず、付き合っていた理沙から”心が私に向かっていない‥””と指摘され、別れ、やがて会社も辞める。
だが、春が訪れると、貴樹は昔から歩きなれた道の踏切で"ある女性"とすれ違い・・。
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■男は、いつまでも初恋を忘れられずに、女は逞しく今を生きるのである・・。
なつかしさ
新海誠さんのアニメ映画作品を忠実に実写化されており、満足できる出来だった。
誰もが登場人物の誰かに共感できるであろう、なんとも言えない懐かし、小学生くらいのときの男女での精神的な年齢の差を上手く映像にしてくれていた。
最近の新海誠さんの作品だと、ラストに2人が出会えるような展開になりそうなところをそうしない良さを忠実に守ってくれていて安心した。
会わないことで止まっていた時間を取り戻し、人として前に進みます主人公の姿と、ヒロインの想いが重なったときにすごく心を打たれて、本当に観てよかったと思うことができた。
新海誠さんのアニメーション作品でも、またこういう作品を観たい!!
Dr.チョコレートちゃんの映画でしたね
小学校5、6年から中学にかけては精神的に女子のほうが2,3歳男子を上回っています。
この作品の一番重要で素晴らしいシーンだったのは小学校から中学にかけての上田悠人クンと白山乃愛チャンの純愛シーンでした。
で、東宝シンデレラガールで「Dr.チョコレート」を10歳で演じきった白山乃愛チャンの映画だったと思います。
現在のパートでの松村北斗はいつまで経っても自分勝手独りよがりの中二病のようないけ好かないやつですが、彼は20年前の初恋の思い出にいつまでも取り憑かれているような気もします。全般的に男ってこんな感じなのかもしれません。対する女性は恋愛至上主義なわけで、その都度都度の恋愛に生きていると思います。
私は還暦過ぎのジジイですが、たとえば先生と教え子の飲み会に彼女は参加してくれると思ったし、それが叶わなかったので彼の名前をパンフで見たときにバスを降りて引き返すと思ったし、もちろん「運命の日」に桜の下に来てくれると思ったし、すべて叶わなかったけれどラストチャンスとしてラス前の踏切シーンで「いる」と期待しました(笑)
女性は現在を生き、男性は過去に生きる
そんな感じを受けました。先程も書いたようにそれは私が還暦過ぎのジジイだからかもしれませんね。
それゆえに、あの子ども時代の二人のシーンは最高に素晴らしかったです。
もちろんあの時はそれぞれ「現在」を生きていたわけですが。
原作改変もありかも
桜花抄、コスモナウト部分の改変は無く、回想として秒速5センチメートルに収束されています。だから、それぞれのヒロインは素晴らしい。雪で遅れた岩舟駅の明里の再会シーンやカブの故障で貴樹の後ろを歩く花苗のシーンは原作があるからかも知れないけれど、超えて良いシーンとなっている。5月のマチアソビで川口会長が泣けると絶賛してたのが分かる気がした。実写で追加されたすれ違いがいくつかあるが、プラネタリウムでのすれ違いは、追いかける気になれば手が届くはずなのに、追いかけない、なのに踏み切りでは振り向き待つという行動で表現される。原作通りかもしれないけど、すれ違いの追加分結末の改変もありかと思った。勿論、明里の登場させなかった婚約者を否定もしないし、その結末はそのままで良いのだけど、貴樹の想いにけりをつけても良かったかな。
1991-1997-2007-2025
自分の過ごした時代背景がすべて詰まってたお話でした。
あの時のあの約束とか、いまも心の片隅に残ってて、
それが今の自分を作ってるんだなと、この映画を通して感じとらせてもらいました。
原作アニメで歯痒かったところが、こんなにも丁寧にお話として繋いでくれたこと、脚本家の素晴らしさですね。
この作品を再定義して、素晴らしい演技で表現してくれた作り手の皆さんに感謝したい
あと思い出したことで、
とうの昔に恋人と約束したことを
男子(自分)は覚えてて、
その約束の場所に何年後に行っても空振ること、
この映画は再現してて、
こんなことは自分だけに起きたことではなく、
広くみんなに大なり小なり起きてるんだと、ほっとした
悔しいよねェ!
森七菜!でもあたり散らす訳にもいかないね。
女の子の方が達者なのは合っていたな。
音楽が大きいね、山崎まさよし、米津玄師・・“パブロハニー”にはびっくり・・原作通り?
主人公を酷い目に遭わせる事しか考えてない、ってのは新海監督の言葉だっけ。
アニメ未見、かたつむりのスピードになぞらえた話かと。
(追記)主人公を酷い目云々は岩井俊二監督の言葉でした、申し訳ございません。
刺さった棘に抉られる人もいれば、いつの間にかスッと助けている人もいる
2025.10.11 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(121分、G)
原作は新海誠監督の同名アニメーション映画
小学校の時の初恋を引き摺っている青年を描いたラブロマンス映画
監督は奥山由之
脚本は鈴木史子
物語は、成人パートの貴樹(松村北斗、高校時代:青木柚、小学生時代:上田悠斗)が、雪の中に咲く桜の木に向かう様子が描かれて始まる
そして、物語はその少し前の貴樹の日常が描かれていく
システムエンジニアとして働く貴樹は、周りとの距離を取りながら仕事をしていたが、同じように距離を取りがちな同僚・理紗(木竜麻生)と関係を持っていた
だが、貴樹は仕事を優先し、2人で会う時間も別々のことをしていることが多かった
そんな彼は、小学校時代を転校の繰り返しで過ごし、東京の小学校時代に転校生・明里(白山乃愛、成人期:高畑充希)と出会っていた
転校で不安だった明里を貴樹は助け、2人だけの時間を重ねていく
だが、明里の転校が決まり、2人は日記帳を使って文通を始めることになった
その後、その関係はゆっくりと続くものの、今度は貴樹が種子島に引っ越すことになってしまう
もう会えないと思った2人は、明里の住む街で会うことを約束するのである
物語は、その場所で地球滅亡の日に再会するという約束を思い出す貴樹が描かれ、その恋愛がいまだに彼を縛っている様子を描いていく
明里もまた、実家に戻った時に約束のことを思い出すのだが、彼女はただ思い出しているだけで、行くかどうかを迷うということもなかった
それは、別れたあの日に、明里の方だけに終止符が打たれていて、貴樹の方だけがずっと燻り続けていたからだった
ある種、明里の中で完結してしまった恋愛は、彼女のメッセージが届くことなく終わってしまっていた
そのために貴樹は彼女の気持ちを知ることもできなかったし、キスまでしたのに終わるとは思わなかったのだろう
だが、明里にとっては、そのキスが恋愛の終止符として機能し、それ以上はお互いを苦しめると感じていた
それは、これまでの転校生活の中で刻まれた体験というものがあって、貴樹よりも明里の方が多くの別れをしてきたからのように思えた
貴樹は3度の恋愛を経験することになるのだが、そのどれもが「女性側の完結で終わる」という共通点があった
明里との恋愛は引き摺る原因になっているが、その後の花苗(森七菜)との恋愛は彼女の一方的な好意と悟りによって終わりを告げている
理紗との関係も彼女が悟ることで終止符が打たれるのだが、打たれたピリオドは驚くほどに鋭利で未練も残さないところが凄い
これは男性目線による女性の恋愛脳の切り替えの残酷さを描いているのだが、実際の女性がここまで切り替えが早くて残酷なのかはわからない
巷で言われる「上書き保存と名前をつけて保存」という比喩にも似たものがあるが、ここまでざっくりと切り捨てられると、それはそれで爽快なような気もする
結局のところ、ズルズルとはっきりしないまま続くことに意味はなくて、ワンチャンだと思えることは全て幻想だったりする
なので、これぐらいバッサリと切っていく方が人生は充実していくのだが、それがわかっていてもできないのが男というものなのかもしれません
いずれにせよ、約15年ほどひとつの恋愛に縛られていたことになるのだが、明里からの手紙が途絶えて、どれぐらいで貴樹の中で「過去」になったのだろうか
高校時代には恋愛には興味がなくて、遠い世界のことを考えているのだが、そこに行き着いた理由というものはわからない
おそらくだが、明里との時間が消えたことで、本当に世界の終わりを望んでいたかもしれないし、終わりを告げてくれる惑星を待ち望んでしまったのかもしれない
それぐらいのこじれがあっても不思議ではないので、そこらへんも含めて刺さった棘が抜けない人が多いのかな、と思った
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