秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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秒速5センチメートルでお尻が…
自分の尻のコンディションが悪かったのかもしれないが、今までで一番お尻が痛くなってしまった。
いつも映画の後半でお尻が痛くなってくるので、痛みを感じ始めたときに、あ、もうそろそろ終わるのか、と思ったらまだ中盤で、後半はほぼ尻の痛みとの戦いだった。
なるほど、かなりスローテンポな感じで丁寧に描いてるな〜、この感じは多分2人が出会うことは無いんやろな〜、出会って欲しいけど出会わんとこが切なくて切実やねんな。Dr.コトーの人も言ってたけど主人公ええ声やわ。サーフィン女子の恋してる感じの演技めっちゃ良かったな〜、それにしても、尻が痛すぎるな。多分お話的にドキドキ・ワクワク系じゃないし、雰囲気感じておくれやす系やから映画に集中できてないんやな。これは雨の日の深夜とかにテレビでやってたらつい最後まで観てしまうやつやな。アカン、それにしても尻が痛すぎる。体勢変えてもアカン。秒速5センチメートルで尻が裂けそう。あ、2人踏み切りですれ違ったで!これ電車通り過ぎたら女の子絶対おらんやつやん!主人公笑顔で歩き出した!これ、終わる流れや!エンドロール来た!最後のオマケ映像無いの確認!立ち上がれる喜び!やば、お尻めっち痺れてる。あ〜、少しずつ尻の感覚が戻ってきた。秒速5センチメートルで尻の血管に血が流れていくのを感じる。
過去の思い出の中に生きて、モヤがかかったような生き方と恋愛しかできなかった主人公が約束の時間と場所で現実を知って1つ大人になれて良かったけど、せっかちな関西人のオッサンからすると、お尻のこともあるから30分ぐらいにまとめて欲しかったな。ホンマごめんやで。
とても共感はできるけど、、、
松村北斗の演技は毎回素晴らしい。
映像も美しく、バンプ→レディヘ→山崎まさよし→米津玄師と続く音楽も良い。
美しいPWを見ているような気にもなる。
ただ、もし主演が非モテ系の俳優が演じていたら同じ評価になるのだろうかと
思ってしまった。
物語はとても個人的、内面的なもの。
相手の女性が何故か物凄い確率で身近に存在し、
遭遇しそうになったり、過去の彼との思い出が今でも大きなものと
匂わせるシーンがあったり、あの頃と同じ行動を取ったりする。
彼自身もあの時の約束を覚えているかなと、走り出したりするけど、
それは全て男性が今でもそうだといいなと思う妄想のように思える。
彼が思い出すのは小学生の頃の記憶で、本人はもう30歳。
その時の記憶に囚われて、周りをシャットアウトして鬱の様に日々を過ごしている、
というのは流石に行き過ぎなのではないかと思ってしまった。
周りの女性に対してもどうかと思う。
高校生の頃の森七菜が演じた女の子には、
気持ちに気づいていたのかいないのか分からないけど、
あの感じで近くにいるのはとても酷い気がするし、
現代で付き合っていた女性と一緒にいるのも、
その感じで何で一緒にいるのかなと思う。
このイライラは自分にも思い当たる点があるよなと思うからなのだが、
いずれにしてもいいストーリーかと言われれば、
やはりそうは思えなかった。
哲学的な映画なのかな
原作は観た事が有りません。
タイトルが素適だなとは思っていたんです。
なので、勝手にロマンチックなラブストーリーだと思っていたの。
だけど、実際にこの映画を観てみると、恋愛映画って印象を受けなかったんですよね。
どちらかと言うと成長物語かなと。
と、言いつつ話のほとんどが恋愛要素なので、やっぱり恋愛を無視してこの映画を語れないのですが。
それでですね、この映画で印象に残ったシーンが、明里が貴樹との日々を、今の日常になっていると語った所なんです。
そうなんです、思い出って過去の物だけど、確実に今の自分に影響を与えているんですよね。
当然、貴樹の方も明里と過ごした日々から強い影響を受けて、今の貴樹の一部になっているでしょう。
一方、高校時代は花苗の方は恋愛をしているけれど、貴樹の方はそうでもない感じ。
なので、今の貴樹に与えている影響は少ないかもしれません。
だけど、花苗の姉と再会した事でそれも変わってくる。
花苗の姉の言葉で、花苗との日々にも大切な思い出が有った事、相手の事をしっかり見られていなかった事、そういった気付きがまた貴樹に影響を与える。
今の出来事で、過去が新たな影響を与える事が有るのだなと。
その後もいろいろ有って水野と再び対面した貴樹、明らかに傘を借りた時とは違う貴樹になっている。
恋愛だけに限らず、人は生きていると様々な事から影響を受けて、常に過去とは違う自分になっていくのでしょう。
そんな事を考えていたらこの映画、哲学的な映画に思えてきました。
アニメやドラマより、真っ当すぎる
尺が帯に短し襷に長しという感じで、前後編にするか
もしくは、もっと思い切って切り取っていく方が良いと感じた。
映像は結構 綺麗だけど、リアリティがあまり無い。
脚本を ほどほどにドラマ寄りにしたから、「初恋は叶わない」という この作品のテーマの1つがより浮き上がってしまった様に感じた。
「普通の人の真っ当な人生を描く」みたいな感じなので、一般的なアニメやドラマとは乖離がある(普通は物語はもっとご都合主義)
全体にもっとコンセプトを絞ったほうが、より良くなったと思った。
そうそう!と思えるんだけども。。。
監督はきっと、アニメ版をきちんと理解したうえで、本作があらぬ誤解や評価を招いている(いた)ことに、大きな不満があったんだろうと思います。
だから実写版は、アニメでは語られていなかった創作エピソードを様々付け足し、あるいは既存のエピソードを組み替え、アニメのテーマを『わかりやすく』噛み砕いてくれたように思いました。
結果、単純な作品になったとも言えます。だからここに『あのシーンやカットの意味は?』という議論は沸き起こらないでしょう。何度も視聴し、考察し、理解を深めていく…そんな過程は実写版では必要ないかと。
アニメは定期的に見直してしまいますが、こちらは気持ちに残るサムシングがなかったので、もう一度観たいと思えませんでした。
たとえば、主人公が豪徳寺から岩舟に向かうまで旅程を描いた「桜花抄」の最重要エピソード。積雪で列車の到着が劇的に遅れることで募る彼の焦燥感や苛立ち、そして『待っていてほしいけど、待っていてほしくもない(彼女のことがが心配だから、また自分の期待が裏切られることで自身の一方的かもしれない恋心も開放され、自由になれるから)…』といった諦念や戸惑い、不安感が強く伝わり、それがヒロインに対する気持ちの強さと共感できたのだけど、実写版はこの行程がアッサリ。だから主人公のヒロインに対する気持ちが、私にはそれほど伝わらなかったのです。
監督の方向性は、きっと間違ってないと思います。エピソードには不自然さもなかったですし。けれども…結果としては、新海誠さんの天才性を改めて思い知らされてしまいました。
切なさと暖かさ
鑑賞後は、心地よく暖かい余韻に浸ることができました。
全編を通して、「切なさと暖かさ」が上手く描かれていたように思いました。
「月と太陽」「雪が積もる中に咲く桜」
当時の思い出が、時を経て「切なさと暖かさ」として変わっていた。
その思い出を振り返る、それぞれの目線や思いが、どちらも共感できるものでした。
当時の思い出を振り返るにあたり、それぞれの目線や思いが違い、そして最後の最後でもすれ違ったけど、実はすれ違いのようで「秒速5センチメートル」を共有する空間ができた。
もしかしたらその確率は「0.0003%」だったのかもしれません。
その瞬間、きっと切なさよりも暖かさが勝る思い出になったのではないでしょうか。
春の訪れの如く。
鑑賞後は、自分自身の思い出の箱を開ける鍵を貰ったようで、暖かい気持ちになれました。
切ない気持ちにもなりますが、最後は暖かい気持ちになれる、素敵な映画でした。
オススメです!
別れを受け入れ、前へ進むことの大切さ
人生には外的要因による影響が多く、お互いがどんなに愛し合っていても、お互いが思っているよりも近くにいたとしても、その望みが成就するとは限らない。
人生にはタイミングというものがあり、恋愛や友情等の人間関係においても、「別れを受け入れ、前へ進む勇気」が時には必要であるということを学びました。
新海誠さんの映画は、本当に深く考えさせられる感慨深い作品ですね!
生きる速さの違いによるすれ違い
キャッチコピー「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」の通り、この映画は生きる速さの違いによるすれ違いを描いた作品だと感じました。以下、思いの丈を綴った乱文&長文になりますが、ご容赦ください。
劇中では、明里の方が進むスピードが速いことが度々強調される。(貴樹を名前呼びして好意を伝え始める、学校帰りのかけっこや流れ星が見えた時に明里の方が先を走る…など)
そのため、劇中の貴樹の気持ちは、明里の軌跡を辿るように進むと考えた方が理解しやすいと思う。
すれ違いが始まるのは、明里が引っ越すことになった場面からである。明里の「(一緒にいられなくて)ごめんね」という電話に対して、貴樹は「もういいよ」と応える。明里の一緒にいたいという想いに対して、貴樹は諦めたような答えを返している。ここから、自分の思いに真っ直ぐな明里と、若干いじけてしまった貴樹の差が見え始める。
この時点ではまだ文通で連絡を取り合っていたため、二人の関係はなんとか繋ぎ止められていたが、貴樹の種子島への引越しと岩舟での再開が二人を完全に別離させてしまう。
岩舟に至るまで、貴樹の乗る電車は何度も遅延し、約束の時間に間に合わなくなる。この時、貴樹は運命的に明里とは一緒になれないことを感覚的に悟り、別れるための手紙を書く。
その反面、明里は待ち合わせの時間が過ぎても岩舟の駅で待ち続け、貴樹と同様に交換日記に言葉を綴るのだが、貴樹と違って関係を続けるために書いている(交換日記を貴樹に渡せば貴樹との関係が続くため)。
岩舟で合流後、再会した二人は一緒の時間を過ごすものの、長い時間会わなかったせいか、どこかぎこちなく感じる。
桜の木の下、明里の方から貴樹にキスをするが、
貴樹はどことなく受け身のように見える。明里は貴樹の諦めのような心情を読み取り、貴樹との別れを決めたのだと思う。
キスシーンで明里は失望したかのように手の力が抜けているのに対して、貴樹は逆に手を握り締める。この場面は明里と貴樹の気持ちが完全に切り替わったことを表していると思う。
明里は貴樹を想い続けていたものの、どこか諦めがちになっている貴樹のために別れることを決め、逆に貴樹はずっと一緒にいたいと一途に思う明里の気持ちを受け止めてしまった。貴樹はこの時の明里から受け取った想いを2007年の約束の時まで、引きづり続けることになる。
岩舟での別れの際に、明里が「貴樹くんならずっと大丈夫」という言葉を貴樹に伝えようとするシーンがある。これは転校直後の心細かった時に貴樹からもらった言葉であり、明里から貴樹への感謝や愛を込めた言葉であるとともに別れの言葉でもあるというとても複雑な意味が込められたシーンだと思う。
最後のすれ違って再会するシーンも、もう昔のようにはなれないけどもやっと貴樹は明里に追いついたということを示すシーンだと考えれば、貴樹にも救いのあるラストだと思う。
生きる速さが違うことですれ違うなら、我々はどうすれば誰かと一緒に生きていくことができるのか?
どれだけすれ違い続ければ、同じ時間を生きることができるようになるのか、そういった問いを投げかけるような作品だと思いました。
追記:
2007年アニメ版の内容を基に実写化しているため、劇中の挿入歌は2007年当時の音楽を採用しているのだと思う。
が、2025年時点だと音楽が古すぎて、挿入歌が流れるたびに映画の没入感が薄れてしまっているように感じた。
もし、引き裂かれるほどの距離(気軽に移動ができず、連絡するにも文通などの限られた手段しかない)を演出したかったのであれば、当時の演出としてここまでこだわる必要はなかったのではないか…と2007年子供時代だった者として思う。
心にすっぽり穴が開く感覚
アニメ鑑賞済み
実写化に当たって、
改変されてる部分もあるけど
概ね何もかも放り出して、ニートになって引きこもりたくなる気持ちになるのは同じで満足しました。
思い入れもある作品なので、
安心もしました。
アニメはたかきはあかりの存在を忘れていて
原因不明の脅迫にも似た不安感に悩まされていたけど、
今作は覚えていたのかな。
桜の木の約束は原作にはなかった気がします。
でも改めて観ていて
史上最悪の改悪としてあかりが現れる。
再会が描かれるのではないかという不安と
それでもいいから現れて欲しいという心の矛盾が
山崎まさよしの名曲と共に心を振り回してきましたね。
また原作で使われていた曲の使い所も素晴らしくて、
原作愛も感じて
しっかり実写映画に昇華できていたなと思いました。
昔好きで好きでどうしようもなかった元カノに
慰めてもらいたくなっちゃうような
心に穴が空いてしまうこの感覚。
映像も、その撮影手法も素晴らしい。
ロケーションも完璧
たまに原作まんまの路地とか出てた。
欲を言えば幼少期の踏切のシーン。
電車が通り過ぎてもあかりは待っていて
遮断機が上がって2人でまた駆け出すシーンまで描いて欲しかった。
そうすれば最後のシーンがもっと活きたんじゃないかなー。
あと、
幼少期のあかり役の子が可愛すぎね。
さらに、その先で
これって、30歳の時点では、
きちんと現実を見据えて
約束の場所に行かなかった女の方が
40歳半ばから50歳くらいで
あの時、行けば良かった
とか、
私には別の人生があったかも
とか
思うのよなぁ〜〜って
アラカンの私は思いました
誰しも、とてもとても大切な人が居て
だけど、2機のボイジャーのように
決して、人生で交わることのない
出会いがある
現実世界の今、日々共に生きてくれる人を
大切に。。。
過去を捨てるのではなく
過去と一緒に、今を生きることを
改めて、思いました
教えて欲しい
原作もアニメも観てないです。
岩舟で遭って、種子島に行った後は交換日記(文通)はやめちゃったのでしょうか?
なぜやめちゃったか表現されてましたか?
ホームでカバンから出すのためらった後がわかりませんでした。
切ないけど良作
原作アニメも鑑賞済。
漫画やアニメの実写化にはあまり期待していないのですが、今作はとても良かったです。
観ている方としては約束の時間に来て欲しかったけれど、守られることはなくて、相手は違う幸せを築いていて、とても切ない気持ちになりました。
雪の中、会いに行くシーンは初々しさの中にしっかりと愛があって、これから2人で幸せになるイメージもできたけれど、そうならないところがグッときました。
原作アニメももう1度観たくなりました。
切ない〜!
あまりにもすれ違いの連続にヤキモキしつつ、最終的に会えないんかーい。最後に再会して欲しい気持ちもあったけど、少しは前を向いていけるようになれたことは良かったのでしょう。
再会したら貴樹は引きずりそうだし。
松村北斗、森七菜、上田悠斗、中でも白山乃愛の演技がすばらしく、久しぶりに切ない気持ちになり、泣けました。どこの景色も郷愁があり、とても美しく、新海誠的カメラワークもリスペクトを感じられてとてもよかった。種子島めっちゃ素敵でした。
ラストは岩舟駅→桜の木→歩道橋まで、もしかしたらを期待してしまいました。気持ちの良い感動は得られなかったですが、その分深い切なさが残ったように思います。
個人的に月とキャベツが好きなので、相乗効果もあったかも。
ナイナイミュージックで言ってましたが、宮﨑あおいさんも月とキャベツが好きだそうです(^^) (秒速意識してたかも?)
アニメ未鑑賞でしたが、逆に実写に引きずられそうな予感。。。
多摩六都科学館では10/21に記念プラネタリウムがあるそうです。余韻に浸れそうですね!
10/25にアニメ版視聴の上、10/26に2回目の鑑賞に行ってきました。
2回目は細かい演出を楽しみつつ、アニメ、実写でそれぞれでしか語られない心理描写を踏まえて深く楽しめました。貴樹が、たこ焼きをほおばり、子どもや鳥の声が聞こえ、風を感じるシーンにジンと来ました。
10/27にはH3が打ち上がりましたね。雲を突き抜けるロケットの様子がアニメそのままで感動しました。
自身の過去を抉る、アニメを超えた傑作
新海誠監督のアニメ「秒速5センチメートル」の実写映画化。
驚いた…あのアニメ映画が、すごく切ない青春映画になっていた。
元々のアニメは、すごく綺麗な作品だけど、余り好きではなかった。何だか過去に囚われて言い訳しながら、他人を傷つけながら、自分に酔っている男の映画、にしか思えなかった😅…勝手な思い込みです、すみません😓
それが、構成を組み替え、現代のエピソードを厚くして、丁寧に登場人物を描く事で、こんなに良い映画になるなんて!
原作のアニメを「こうすれば良い映画になるのに…」と思った作り手の意思を感じる!(勝手にやけど😅)
キャストがみんな良かった。主演2人は勿論、高校時代の森七菜さん、小学生時代の子役の2人。そして個人的には、現在の恋人役の木竜麻生さんが印象に残った。今NHKのドラマでも宇宙に関わる話で良いお芝居されてる偶然!
観終わった後、星が見たくなり、空を見上げたら、曇ってて何も見えなかった😆
久しぶりにプラネタリウムを見に行きたくなった✨️🌠😄
#秒速5センチメートル
#映画三昧
彼が付箋に残した言葉に想いを馳せ、青春とはなにか過ぎ去ったあの頃を思い出させてくれる神映画🎬
映像美と繊細な心理描写が本当に素晴らしい。桜の花びらが舞うシーンや、列車のすれ違う瞬間など、静かな中に切なさが溢れている。ただ、物語としては淡々としており、やや余韻重視すぎて物足りなさも。とはいえ、新海誠らしい透明感ある世界観と音楽の融合は見事で、心に残る作品です。
アニメ版を観てから何年後かに
アニメ版を観てからかなり時間が経ち、
物語の内容が空っぽのままに鑑賞。
当時の朧気な記憶だと、
あまり分からなかったなんていうチープな
感想しか出てこないくらいにだった。
(たしか高校生くらいの時に観た?)
社会人になってから観てみると、
上映中に頭の中を色んな思考や感情が
入り乱れていて、釘付けになっていた。
貴樹にはもちろん未練があって、
明里は貴樹に照らされたおかげで、
信頼と前向きさを握りしめて成長できたんだなと感じた。
思春期の環境の変化はその後の人格にも
影響を与えるものであるから、
当事者だったらきっと貴樹のように
いつまであの日を過ごしてしまうんだろうなと。
登場人物の言葉の深みと温かさと、
劇中歌の没入感。
役者さんの演技力の高さ。
作品の儚さに魅せられました。
桜花抄が良かった。
映画を観た後に納得いかずアニメ版を初めて鑑賞。
時系列はアニメ版の方が良かった。
特に幼少期(桜花抄)が素晴らしかったので時系列を変に飛ばして欲しくなかった。
正直中盤の種子島の話(コスモナウト)は本当に観てるのがしんどくて何度も腕時計を見ました。
後半になってようやく桜花抄の話に戻り何とか救われました。
特に明里役の白山乃愛さんの雰囲気と演技がアニメ版と合っていて何なら凌駕していました。
乃愛ちゃん凄い、さすが東宝シンデレラグランプリ。
桜花抄だけで完全版の一本の作品として見たかった。
美しい映画
美しい映像だったなと言うのが1番の感想。高校生時代がとにかく素晴らしかった。自然豊かな風景過去に想いを馳せる物静かな貴樹。彼を見つめる森七菜の演技が素晴らしい。本当に恋する少女がそこにいた。
貴樹は見目は良いが過去ばかり見て今を生きていない。そのくせ彼女らの弱い所(電車に乗れない、スランプ)に寄り添って優しい言葉を掛ける非常に質の悪い男である。踏み込ませる気は無いのにデリケートな部分には踏み込むのだ。
実写ではプラネタリウムのシーンが追加された事によって過去ごと今を愛せる人間として1歩を踏み出したのかな?と希望の見えるラストだった。
哀れな女性を増やさないよう、ちゃんと向き合っていってほしいな。
映像と間が素晴らしい。映画館で観てほしい映画です。
微妙な内容ではあるけどヒットしてるし気になる人は観て確かめて欲しい。【追記あり】
原作アニメを事前に観ました。松村北斗さんや他の出演者も良かったけど、水野さん役の木竜麻生さんがいちばん雰囲気出てました。アニメではセリフはほとんど無かったけど、映画では3話を膨らませて描かれていたので水野さんの出番もあった。最後には貴樹が眼を見て好きだったところを伝えてくれたし、実写で水野さんは救われた感があった。
水野さんの家で彼女は半パンで解放的なのに、貴樹はコミュニケーションをとろうともせずに素っ気ない態度なのが辛かった。彼女から別れを引き出したいからだ。
10年以上会ってない人に久しぶりに会うのって、とっても緊張します。まさに私がそんな状況になりました。午前中に映画を観たあとは「貴樹、こじらせすぎ」と思ってました。でも夕方に10年以上会ってなかった友達と会う約束が有り、待ち合わせのお店に居るだけで逃げ出したくなって貴樹の気持ちがちょっとだけわかりました。
ちゃんと約束の場所に行って確認した貴樹は偉いです。「話がしたかった…」って、まさにそうなんですよね、久しぶりに会って話をすると、年月を飛び越えて「会えて良かった。ありがとう」って心から思えたから。
貴樹は好きな宇宙に関する仕事も得たし、理解してくれる大人達もいるし、きっと幸せになれると思う。
明里はしっかり幸せつかんでメルボルンかぁ〜。でも明里の内面は貴樹に影響されてるから、ある意味貴樹の勝ちだと思う。
劇場に4年生くらいの男の子二人が入っていたけど、すぐに飽きて走りまわった挙句に退場してたので、子供は合わないと思う。大人の私もちょっと微妙なところ。
【追記】なぜ微妙に感じたのかずっと考えていたんですが、ある方のレビューを読んでわかりました。「最後にアニメに居ない人物から、貴樹が明里の気持ちを聞かされる」からです。プラネタリウム(と館長)の使い方が違和感だったんですよね。貴樹がプラネタリウムで館長に気持ちを吐露した時に、館長がぶっ込んできたのがあり得なかった!!そして「その人はそこの席に座って…」と、大人の貴樹と明里が初のツーショット(後ろ姿)で銀河が映る。と、綺麗に着地させました〜って感じが嫌っていうか、微妙でした。あの明里の後ろ姿が怖くもあった。プラネタリウムは光学式の星空にして欲しかった。アニメを観ていたからかな、山崎まさよしの曲の使い方も全く違うものになっていたから。
全227件中、81~100件目を表示
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