秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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最後まで観るのに根気が要りました
アニメ未見てす。
タカキのコミュ障には何か理由があって、その理由がストーリーの展開につれ明かされるのだろうと思いながら見ていたが、延々何も出てこない。情感たっぷりな描きっぷりが意味ありげだが、タカキではない私には彼の心など読めず、情感の核となるものが分からないのでもどかしくてストレスフルだった。
人間関係やら何やら、偶然が重なりすぎ。
ふたりが何度も接近遭遇しそうになり期待を持たせながら、これまた毎回「予期せぬ偶然」から回避。
でもって「一言」は何?
色々引っ張り過ぎて、本来短時間で終わるだろうに回りくどい発表や報告で、延々テーマの核心にたどり着かないミーティングに参加したみたいな気分になった。
結局、タカキのコミュ障は、元々の性質で、特に何かで引き起こされたものではなく、小学生のころ心通わせ合った女の子が忘れられないまま年を重ねただけ、そして女の子の方ではそれはすでに過去の思い出、違う道を歩いていたという、「パストライブス」みたいなハナシでした。
何でお互いの中間地点あたりで待ち合わせしないのかと思ったけど、明里がタカキにあの桜の木を見せたかったなら仕方ない。
大雪の中、心細かったろうに苦労してたどり着いた岩船で、あんな美しい思い出ができたら、タカキが引きずってしまうのは無理からぬこととも思う。
小田急は息をするように遅延するユーザー泣かせの路線なのになぜか雪には強い。大雪でも健気に走ってくれちゃうので、行こうとすれば行けてしまうのが罪です。
思わせぶり、情感たっぷり過ぎで逆に冷めてしまって、ひときわ長さを感じた。森七菜のエピソードはまるっと不要ではと思うし、宮崎あおいの姉も出てくる意味ある?
森七菜パートと宮崎あおい姉部分をまるっとカットして短くしたら少しは締まったかも。。
実写をわざわざアニメ風に加工したような映像も微妙。
高評価する方がいるのも分かりますが、私には合いませんでした。ずっと立ち止まってメソメソしている男性に思いっきり寄せた作りが、そもそも無理めかも。
TV放送したアニメを録画してあるけど今のところ観るための根気が湧いてきません。。
出逢いは必然で奇跡かも…
私自身が覚えていたいことがたくさんあるから長文!
すぐ忘れるから!
まずタイトルが素敵!新海誠さんは言葉を大切にされる方なのだろうな。
そして映画を観て…
ああ…
そうだよね
そうなるよね
やはりそうか…
ほんの少しだけ、実写版ではハッピーエンドにしてくれないかな〜と、小さな希望を持っていたけど、やはりアニメ原作通りだよね。でも知ってる、これで良いって。
私はとても好きな作品だった。
この映画を観るために、アニメ版を観てすぐ観にきた。
アニメ版のエッセンスを散りばめた別の作品だなと感じた。ほんの少しパラレルワールドみたいな。だから、観てる人も、勝手に好きなエンディングを自由に想像すればいい!
私は、私の勝手な妄想は、貴樹と明里は、おじいさん、おばあさんになってからでも、また2人は出逢うのかもしれないと。先生(宮﨑あおいさん)が言ってたよね、会いたい人とは会えるって。私もそんな奇跡が実際にたまにある。その人のこと話してたら、バッタリ会ったり。そんな「気」のようなものってあるような気がしてる。だからご縁がある人とは、良きタイミングでまた逢えるじゃないかと信じたい。逢えなければ、そういうご縁だったと。
だから出逢いには意味があると。
人だけではなく、物、映画、アート、舞台…いろんな出逢いは、何かに導いてくれる。人生が豊かになっていく。
新海誠さんの作品、「言の葉の庭」をたまたまTVで観て、好きな感じだった。ちょっど「君の名は」公開直前だったから、宣伝のための放送だったんだろうけど、作品との出逢いに感謝だった。これもご縁。そこから今日につながっている。
「君の名は」はすごく好きで2回劇場で観た。その後の、「天気の子」「すずめの戸締り」はそんなに好きではなくて、「秒速5センチメートル」は観たいと思ってたのに、なんだかそのままになってて…。だから実写版が公開になって、この機会にアニメ版から観ることができてとても良かった!
やはり最後にまた出会ってって…それだと普通になってしまうし、そんなこと現実ではなかなかなくて、このせつない終わり方で良かったんだろうな。
朝ドラで松村北斗さんを知って、俳優としての北斗さんが好きで、「ファーストキス」も観に行ったけど、これもせつない終わり方。どちらも、映画の作品としては、これで良いんだろうね。何度も自分に言い聞かせてる笑。
北斗さんは「すずめの戸締り」でも声優としてご出演されていて、声や話し方もとても好きな俳優さん。今回も、プラネタリウムのシーンでの語る声がじっくり聴けて幸せだった。品がある演技や声。
私の年代には、結構、刺さる映像だったんじゃないかな?あの時代を知らない若い人たちより、きっとグッとくる場面が散りばめられていて、きっともっと楽しめたはず!
私はあんな小学生時代じゃなかったけど、高校の頃、好きな先輩を駅で待ってたり、好きな先輩とポストに投函する文通をしばらく続けていたり…。
勉強しながら流れてくるラジオ。
友達との恋ばな。
叶わぬ恋とわかって号泣。
電車の窓の両脇についている開け閉めする時のクリップのような金具。
家族に聞かれたくない電話は公衆電話から。
何もかも懐かしい!
ノスタルジーにひたる。
スマホのない時代に、公共交通機関での移動は本当に大変だった。ICカードもないから切符買うのも大変だった。ものすごく時間がかかったし、乗り換えも迷った。小学生であんな遠くまで、大冒険だったよね。
簡単に連絡を取り合うことなんてできなかった時代。遅刻しても連絡はとれない。すれ違い。駅の掲示板とかの時代。今の若い人たちは知らないし、想像できないかも?びっくりするよね。
SNSのない時代、友達との連絡をとり続けることは、なかなか大変だった。もうどこで何をしているかわからない、仲が良かった友達もいる。
だから、とてもリアルなのだ。
そんなに奇跡は起きない。
大好きだった人と、一生一緒に生きていける人なんて、ほんの一握り。大好きだった人は、心の中の宝箱に、キラキラとした思い出として、たまに出して眺める…ほんの少し、温かくて心がキュッとなる、そんな大切な存在。
自動販売機を、大人になっても、同時に押してる明里。心にはいるんだよね、貴樹が。でも、思い出なの。今、会いたいリアルな人ではない。会わないほうがいいと思ってる。その人の幸せを心から祈ってる。大切な人。
この映画の中、
月、太陽、空、雲、山、海、田園風景、桜、雪、 自然がとても印象的。そして、都内ではビルに囲まれて、空と雲、輝く月しか見えない。だから空を見上げる。私もよくビルの合間の夜空を見上げる。月を探したり。この月をどこかで大切な人も見てるのかな?とかセンチメンタルになったり…。
夏目漱石を読んでる明里、貴樹の部屋でラジオから流れる「月がきれいですね、は愛してます、の意味…」と夏目漱石の逸話が流れたり、月も何度も出てくる。
もう、単純な私はで感受性が豊かすぎて隅々に心動かされる。
タバコって、早く大人になりたい気持ちだったのかな?大人になってももずっと明里への想いを振り切れない貴樹。タバコのシーンって現代の映画では珍しいよね。昔はタバコ吸ってる人が本当に多かったから。やはり時代を映しているのもあったのか?
別れた恋人は、男性はフォルダ保存でそれぞれをずっと保存してるけど、女性は上書き保存だと言われているが、そんなことを思い出した。
だから、明里は新たなパートナーと自分の人生を歩んでいるから、桜の約束にも行かなかった。あのチラシを見ても、貴樹に会いに行くことはない。名前を指でなぞるだけ。うー、せつない!
貴樹もあの桜を見て、明里が来なかったことと、館長からの明里と思われる人の話を聞いて、やっと、前に進めるようになったのだろう。貴樹も、そばに寄り添ってくれる誰かと出会って、幸せになってほしいと心から思った。
映画だけど笑
一番好きな人とは、結婚しない方が良いって、昔聞いたことがある。その理由はわからないけど、周りを見ても、大変愛していた友人も、その人と結婚しているわけではない。そして、それぞれ今の家族がある。すべて奇跡的なことに感じる。
30歳で地球一周か…。
もう2周目な私には、いろんなシーンが、自分のたくさんの想い出と重なって、涙が止まらなかった。
もう人生もいつまでかわからない年齢になったけれど、たまに心の宝箱からキラキラした思い出を引き出して、ちょっと元気もらったり、切なくなったりして、命尽きるその日まで、毎日を大切に生きていきたいと思う。
最後に、音楽も良かった。
山崎まさよしさんの曲は、大好きな曲なので、アニメでも嬉しかったし、アニメにはなかったカラオケでのBGMのように流れる曲と、モニターに流れる歌詞を目で見て、貴樹の気持ちとシンクロするという場面は良かった。私はカラオケで歌詞を見るのが好きで、言葉が好きだから、そこに自分のことを重ねて、想いがつのったりする気持ちがしみじみとわかる。
エンディングの米津玄師さんの曲もとても良かった!
周りを固める俳優陣の皆様もとても存在感があって、とても良かった!
やはり映画館で見ること大好き!集中できるから、家で小さなモニターで観るより、絶対に数倍楽しめてると思う!
今回もいろんな想いができて、良い作品に出逢えて、本当にありがとうございました。
陰鬱な映画
原作リスペクトアイテムや曲など所々出てくるのですが、それ、出しとけばいいだろ感があってリスペクトが無いと思いました。
元々が陰鬱な映画なのに坦々と現実と回想を行き来するせいでずっと陰鬱な映画になっていた。
新海映画の上げて落とすカタルシスが皆無でした。
桜花抄、コスモナウト、秒速5センチメートルの3部構成だから上げて落とすという高揚感があったのに大人の貴樹君に焦点を当てすぎて全てが台無しでした。何で3部構成なのかを考えて欲しい。このぶつ切り構成じゃ薄味すぎて何の思いも伝わらない。時間軸って大事なことなんですよ!各部の起承転結があるからこそ、遠野貴樹と言う物語を追体験して、そこからノスタルジーを感じるし共感できる!
これは、結末がわかってる物語の道中の思い出を延々と語ってる様な映画。
元の映画は主人公の経験を追体験して最後陰鬱になる映画。
この映画はそこがわかっていない。時間軸は大事な要素って理解してる?桜花抄で盛り上げといてコスモナウトで微妙な心情の変化、コスモナウトを軽視しすぎ!あそこがあるから心情の変化を語れるのに!後、物語の最後の方に桜花抄のラストって、イカれてるとしか思えない!起承転結の起を最後ってどう言うギャグですか?
原作をぶつ切りして混ぜご飯にして引き延ばして薄くした印象が強く非常に残念でした。
焦燥感もノスタルジーも全て殺した駄作です。
小説版位の補足で良かったのに残念で仕方ない。
何で無駄なぶつ切り構成にしたのかセンスがないというか理解が無いと思いました。
女性俳優は演技が上手いのに少年貴樹は下手で目立ちました。只々活発な少年で図書館に入り浸る図鑑好きな少年感はゼロでした。
小説版のままの実写が見たかった!
アニメのファンにとっては没入しづらい実写映画
※ネタバレを含みます
※秒速ファンとしての個人的な意見です
【前提】
・小説は読んでいません
・高校生の頃原作アニメを見てから少なくとも5回程度は見返している程度のファンです
【全体的な感想】
総論としては、独自の解釈がかなり加えられた商業向きな実写化で、アニメのファンからするとツッコミどころ/気になるところが多く、没入しづらかった。実写映画を見ることで、「自分は原作のアニメ版がかなり好きだったのだな」と気付いた。
それなりに世間的な評判が良いようなので、広く一般に受け入れられることを目的に製作されているのだと思う。
実写映画がアニメで実現している映像美をそのまま期待するのは当然難しいとはいえ、原作ファンからすると気になってしまう点が多いと感じてしまった。ある種、アニメが持っている表現の豊かさみたいなものが高いというのを改めて実感した。
【良かったと感じたポイント】
・起用されている役者は豪華で、演技も総じてよかった。特に、松村北斗(大人の貴樹役)と白山乃愛(幼少期の明里役)の演技が良かった
【残念と感じたポイント】
・原作に対する解釈が、自分とはかなり違っていた。自分の解釈と大きく異なると感じた点は以下の2つ。どちらも、原作が持つ性質としては重要なポイントになると考えていたが、私の解釈とは大きく異なってた。
①貴樹・明里がそれぞれをどのように意識しているか
原作では、貴樹も明里も高校生以降はそこまでお互いのことを強烈には意識していないと私は理解していた。一方で本作では、両者とも大人になってもお互いのことを個人として強く意識している。
②エンディング
原作のエンディングの読後感としては、「心になんとなくしこりが残るような別れは人生の中でも誰しもあり、それをどこかで引きずってみんな生きている。貴樹は折り合いをつけられたのかつけられなかったのかわからないでも、前に向いて歩いていく」という白黒はっきりつけないようなものであった。一方、本作では明里が約束の日に約束の場所に来なかったことで、貴樹の中でも整理がついたようなエンディングになっている。
・山﨑まさよしのOne more time, One more chanceが劇中での扱いが残念。花苗の姉(宮崎あおい)が好きな曲という雑な紹介のされ方だが、原作では「山﨑まさよしのMVが秒速」と言われるほどストーリーとリンクしている利用のされ方だった。
・映像の演出や品質が高くないと感じるポイントが多かった。花苗がうまく波に乗れるところで小さな波にしか乗れていなかったり、ロケットが運ばれているシーンのVFXの安っぽさも感じた。また、岩舟駅で貴樹と明里が別れるシーンで、貴樹がドアが閉まる音や鳥の声で明里の言っていることが聞こえなかったという描写があるが、貴樹視点で画面が白くなる演出などが安っぽく感じた。
・原作ファンからすると重要と思われる描写が無くなっていることが多かった。例えば、貴樹が大雪の中で電車で岩舟駅にいくシーンの中で、原作では電車の扉の脇に立っている際に、おじさんに扉を閉めるボタンを押されるシーンがあったと思う。あれは、都会に住んでいる貴樹が田舎の電車に慣れておらず、中学生の貴樹にとっては栃木まで会いに行くのが大変な冒険だったというのがわかる要素だったと理解しているが、そうした描写はなかった。
・貴樹が高校時代に喫煙をしている設定の必要性がよくわからなかった。全体的に、貴樹が原作よりも素行が悪いような台本になっているように感じた。原作の貴樹はとにかくまっすぐ真面目、だけど、他人に興味がないという印象だったが、本作では少し廃れているような印象を受けた。
・ストーリー上、花苗の姉(宮崎あおい)がどういう意味をもって存在していたのかがよくわからなかった。貴樹と明里のすれ違いの演出のためなのだろうが、それであるなら、プラネタリウムの館長がいれば事足りている。そもそも、花苗と明里が姉を通じてつながってしまっているのは、どこか違和感があった。
・明里が30歳になるまで本屋のアルバイトをしているという設定にも違和感を感じた。原作から伺える明里は、もっと成熟して独立した大人であるように描写をされていたように思い、それが尚更仕事をやめた貴樹との対比を強調していたと思う。本作での明里からは、そのような印象を受けなかった。
【その他印象に残っている点】
・水野さん役、花苗役の役者の容姿が淡麗すぎて、本来の映画から感じていた印象と違っているように感じた。(もっと、それぞれの性格や状況に合わせた配役があっても良かったとは思う。役者の演技は良かった)
・幼少期の明里と貴樹の描写中の中で、役者の年齢の差なのかどうしても明里のほうが大人っぽいと感じてしまい、原作中ではふたりの「精神的な成熟さ」が共通項としてあったように描写されていたと記憶しているが、二人で一緒にいるとなんか楽しいといった点で双方惹かれるような描写になっていた。
・貴樹の上司が理解がありすぎる、いい人すぎる。
いい映画
まず出演されてる俳優の方々、そして松村北斗くんの演技が自然過ぎてすごく感情移入出来ました。
内容は、最初から共感が凄くて、
「誰かに近づきすぎないように1箇所に留まらないように誰といつ別れて平気でいられるように」自分と重なる部分があって大共感しました。それからプラネタリウムの時あかねちゃんがたかきくんに「幸せに生きていて欲しい」って言ってるとこがち泣きました。誰かの幸せを願えるって凄く素敵で最大の愛のように感じました。終わり方は若干モヤモヤしたし、本当はもう一度会って話して欲しかったけど、それがこの映画のいい所なのかなと思えました。全てを知った後でもう一度映画館に行って見に行きたいなと思います。最高の映画でした。あ、あと森七菜ちゃんが、とにかく可愛かったです笑笑
片道2時間半は遠いよ
好きなアニメの実写化なので、懐疑的な気持ちで入ったが
思いの外に原作に寄り添った仕上がりなので安心した。
人物や風景が美しく描かれている中を
切なくもの悲しい物語りが進行するのも原作の通り。
作中印象に残る多くのシーンも再現されていて嬉しい限りだし
山崎まさよしが流れるシーンはほんと良かった。
キャスティングも違和感なく見られた。
オリジナル要素はいくつかあり、花苗の姉を効果的に使った印象。
大人貴樹が別れた彼女にちゃんと気持ちを伝えるシーンよき。
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貴樹が小中高から大人まで一貫して、人として魅力に欠けてる。
転校直後の明里に優しくしたくらいか。
人が寄り付くのに違和感がある。
大人明里が貴樹の存在を近くに認識してもスルーした点。
おそらく、原作でも名シーンである踏切でのすれ違いを
2人の気持ちのズレを広げて見せた解釈なのだろう。
「私は行かない。貴樹君はきっと幸せだから」
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原作ファンの不満はこの2点。
実写を見た後、何年かぶりに原作を見返したら
あらためて背景描写の美しさの軽く驚きを感じた。
やっぱ好きだな。
アニメ視聴済みです。
観た印象として、アニメとはまた別の作品に感じました。
新海監督の作品は人の繊細な感情だったり、風景の美しさやメッセージ性だったり、短い映像での表現力だったりが印象的だと思います。
実写版では現実に落とし込む為に可視化して、アニメよりもドラマチックに仕上げている為、アニメ版を先に見ているからかわざとらしく感じてしまいました。
逆にアニメでは自分なりに理解したシーンが実写だと分かりにくいなと思ったシーンもありました。
実写映画なので登場人物の心情とかを画面に反映させるのは難しそうです。
ただ特に電車のシーンでは時間や寒さがよりリアルに感じられ、良かったです。
あの木も自分の中の観る前の印象と変わらず良かったです。
これは自分の解釈ですが、桜が秒速5センチで舞い散るように降り積もる想いはあれど、また新しい年の春を迎え、桜は積もっていく、決別の作品だと思っています。
人間だから新しい年になったら割り切って気持ちを切り替えるようにはいきませんが。
最終的に結ばれると思って観ていた勢にとっては残念に見えてしまう方も多いようで。
自分の前にいた恋人同士の方々は無言だったので普通の恋愛成就ものだと思ってたらどうなんだろうと思わないでもなく、余計なお世話ですが…。
自分は実写版も楽しめました。
実写の映像美も素晴らしかったです。
あとこれはしょうがないですが、年代が違うだけに今の子ってメール分かるのかなとか少し思いました。
観る世代、性別、過去の恋愛と現在の境遇によって感想が異なる
観る世代、性別、過去の恋愛と現在の境遇によって感想が異なる作品なのかなと他の方のレビューを見て思いました
私の感想は…
映画の前日に原作アニメーションをサブスクで初鑑賞
正直な感想はアニメーションの絵は綺麗だったけど
話の内容はキモい、の一言
(原作ファンの方々申し訳ありません
以下若干暴言が続きますが私個人の感想です)
中学時代の木の下でのキスシーン
キモい
明里のお弁当
自分の中学時代を思い出しても子供を見てても
あんなの作らない
思春期男子(思春期の初恋を引き摺ってる男子)が
こんな風だったらいいなーの妄想が詰まり過ぎてて
キモい
1、3話が貴樹の主観で語られてるせいか
全く感情移入出来ませんでした
その翌日に映画版鑑賞
アニメーションの話数的に(3)→2→1→3と流れ
高校時代の貴樹のどこか他人と距離を取って何考えてるのか分からない都会から来たミステリアスでぶっきらぼうだけどさりげなく優しくて掴み処の無い転校生感を青木柚くんが、片思い女子高生を森七菜ちゃんが上手に演じてて素敵でした
そこから小学生時代の乃愛ちゃんは可愛いし、悠斗くんの明里は友達だし好きだって純粋な感じもとても良かったです
木の下でのキスシーン
真っ白い雪原に映るシルエットの2人が重なってく
あの映像がとても綺麗で素敵だったし
あの位の見せ方が丁度いいと思いました
大人になってすれ違う2人
それでも子供の頃好きだったモノを
お互い好きでい続けてた事を知った貴樹と明里
もしかしたら凄く近くに居たかもしれない
会えたかもしれない
でも会えなかった…
会わなかった…
無駄だと思ってきた他愛ない雑談も必要で
言えなかった好きを伝えるだけじゃなくて
元気?何してたの?の一言を話したい
雑談したいって事に貴樹が気付けて良かったなー
だから別れた彼女に誤解されたままではなく
素直に自分が彼女を好きだった気持ちを伝えられたのは
貴樹の成長、大きな一歩だったのかな、と
踏み切りのシーン
振り返って明里がいなくても前に進んでいく決意が
原作よりもグッと深く感じられて
私は好きです
人生には自分が気付いてないニアミスも
あったカモしれない
でも出会わなかったからこそ
甘酸っぱくてちょっと切なくて
くすぐったい想い出を抱えながら
別の、今の人生を進んでいく
高校時代に片想いしてた先輩に
大人になって再会できた時に
好き(でした)の一言が言えなくて…
そんな自分の甘酸っぱい想い出を帰り道思い出し
「One more time one more chance」を聞きながら
家族の待つ家に帰りました
子役の2人の演技に感涙
アニメ版は随分前に鑑賞済みですが、実写化ということで鑑賞。子供時代の明里(白山乃愛)と貴樹(上田悠斗)の演技が良かったです。シニアの私ですが、特に岩舟駅でのシーンは感涙してしまいました。小学校時代の初恋ってあんな感じだったかなぁ...と思い、帰宅後小学校の卒業アルバムを探して見てしまいました😅。
高校生時代の花苗(森七菜)の貴樹(青木袖)に対する恋心の表現、描写が切なくて、心の中で応援していました。
大人になってからの明里役の高畑充希さん、貴樹役の松村北斗さんもすばらしいかったです。特に松村さんの他人と距離をおいている演技には孤独感が感じられましたが、彼女役の理紗(木竜麻生)との付き合い方や接し方には「それは無いんじゃないないの😡」と思ってしまいましたが...
吉岡秀隆さんや宮﨑あおいさんも良いシーンで登場していたと思います。
貴樹には、過去の思い出は美しく苦い思い出として心に刻み、新たな出会いに向けて今後の人生を満喫してほしいなぁ…と思いました。
そんな補完は求めていない
元のアニメを何回も見た人間からすると、期待外れだった
実写化でどこをどう補完して、どこにオリジナリティを出すかは難しいのかもしれませんが、原作の良さが30%くらいしか出せていないと思いました。
特に気になった部分で言うと、タカキの子供時代がコミュ障すぎる。アニメ版のタカキはもっと表向きは人当たりの良い、好青年といった印象です。
人と会話するときはもっと取り繕った感じで、一人でいるときは何か遠くを見て思いフケっている。
そういう繊細が微塵も無かった。
実写版では話しかけても反応は薄いし、声のトーンや返事も...根暗なやつにしか見えませんでした。
いや女の子はこんな奴を好きにならんだろwとさえ思ってしまった。
他で言うと、舞台や演出の雑さが目立った。
時代的には平成初期とかだと思うのだけど(携帯とか古いガラケーみたいなの使っていたし)、駅や街並みが異様に綺麗でここ最近の風景にしか見えなかった。
また、火球が空を過ぎるシーンがありましたが、めっちゃ近い割に空が全然明るくならなくてCGもテキトーだなーと感じた。
先述した背景も、CGもそうでずがお話を成立させるために存在しているだけで、没入感とかその時代を感じさせたいみたいな努力が全然感じられなかった。
新海さんはアニメ秒速の余白部分を『力不足だった』と認識しているみたいでしたが、だからこそその余白がタカキの心情を考えさせられる繊細さに繋がり、音楽を際立たせ、あの作品にしかない切なさを出していたと思う。
実写版はその余白の補完をとにかく頑張って説明していて、逆にそのせいで本来あった視聴者がそれぞれに感じ取る空気感や2人の思いみたいなものが無くなってしまったと思う。
この映画内では、アニメにはないオリジナル演出として、大人になってから何度もタカキとアカリがすれ違って、会いかける演出が出てくるが、そういう可能性を感じる演出は本当にやめて欲しかった。
約束の日にタカキが木の前に向かうシーンがあるが、『どうか会わないでくれ』とずっと祈ってしまった。
あそこで2人が再開するシーンに改変されてたら☆1つも付けたくない最悪の映画になっていたが、そこは回避されて良かった。
また、その会いそうで会わないみたいなシーンを意図的に入れすぎて、最後の方の踏み切りで2人がすれ違うシーンがめちゃくちゃ薄味になっていた。
アニメではあそこのシーンでクライマックスを迎えるレベルのエモいシーンなのに、そういう惜しい!みたいなシーンを随所に入れられるとロマンチックさの欠片も感じられず、台無し。
私は昔の新海さんが描いた、男特有の実は女々しい部分、いつまでも美化された幼少期の恋愛みたいなものが好きだったのですごく残念でした。
救いとか報われるとかいらないんだよ本当に。
小さい頃の恋愛ってそういうものだし、そういうわだかまりみたいな、戻りたくても戻れないグズグズとしたなんとも言えない気持ちを抱えて生きていくんじゃないか。
あと天門さんの音楽が素晴らしいのだからもう少しリスペクトを持って使ってほしかった。
この映画で唯一良いなと思った部分としては、森七菜さんのキャラクターづくりと演技。
アニメ版から更に情報量がました感じで、実在感がすごく良かった。
人生
この作品をただの恋愛映画としては受け取れませんでした。
私が感じたのは、「儚さの素晴らしさ」です。
人生は儚いものだと思います。でもその儚さは決して悲しいだけのものではなく、
むしろその奥にこそ美しさがあると感じました。
「好きと伝えればよかった」ではなく、
「好きと伝えられなかったこと」にも確かに意味がある。
「タイミングが合わなかった」ことも、
それが人生なのだと思います。
人は離れると少しずつ忘れていく。
でも、それも自然なことであり、
時間の流れの中で生きる人間らしさなのだと思いました。
この映画の結末はハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、ただ“現実”としての人生を描いている。
観終わったあと、「そうだよな」と静かに納得してしまうような、そんな深い余韻が心に残りました。
儚さの中にある美しさ
それこそが、人生の本当の姿なのかもしれません。
なんか久しぶりに嗚咽を漏らした
追憶?
16年という歳月。
未だ後ろを向いている松村北斗くん。
前を向いて久しそうな高畑充希さん。
決着をつけないと先に進めない。
うだうだして生きていきた北斗くんに100%感情移入した。
別れが新たな出会いを生むのも真なり。そんな未来が見え隠れしたとはいえ、どうしても「恋が永遠に続けばいいのに」と思ってしまう。
何はともあれ今年の日本映画のベストの一本だろう。
初恋の人、今も覚えてますよ
2007年のアニメは公開時に劇場で1回、その後、かなり前にレンタルDVDで1回観ただけですが、新海誠監督では一番好きな作品です。63分のアニメを倍近くに膨らませてますが、テーマ性は変わってないし、これはこれで上手く構成されていた印象です。特にアニメでは第1話になる『桜花抄』をそこに入れたか~!という上手さを感じました。
また、本作は実写ならではの美しい景色・映像がてんこ盛りです。各シーンで「あ~こんな映像だったな・・・」と思い出すと同時に、今にして思えば、逆にあのアニメの画作りもかなりリアルだったのかも?という気もします。また、配役はメインキャスト以外も魅力的で子役も上手でした。特に明里の子役さんはメチャメチャ可愛くて、貴樹が恋に落ちる説得力を感じました。
ただ、物語としてはどうでも良いことなのですが、種子島コーヒーの紙パックは映画用に無理してでも作って欲しかったです。
とにかく、エモーショナル
原作アニメを大昔に観ていますが、内容もほぼ覚えておらず、おもしろかった印象すらありませんでした。
にも関わらず観たのは、このアプリで以外と評価が高かったからです。
前置きはここまでとして、観終わった感想としては、まさにエモーショナル。
最近で言うエモいですが、軽くなってしまうのであえてエモーショナルと言わせてもらいます。
原作アニメの印象が良くなかったのは、まだ自分がこの作品を観るのに精神が追いついてなかった様な気がします。
年齢によって感じ方が全然違う作品に思えます。
一言で言うと、
「出会うのも運命、出会わないのも運命」
最後のシーンは大好きな「君の名は」を彷彿とさせるところもまたエモーショナル。
いいところもけっこうあるんだけどね
点数低めですが、駄作というわけでもないし、けなすつもりもありません。ただ私とは合わなかった。
アニメ版はかなり以前に見たことがあるが、特別な思いは無くおおよそのストーリーを覚えている程度。
映像は大変きれいで、アニメで作りこんだ場面を思わせるようなところもあり、作り手の感性+技術の進歩の偉大さを感じる。俳優陣も全く悪くないのよね。主役の二人に加えて脇を固める吉岡さん宮崎さん、森さん白山さんも。
アニメとは変更点多し、との話をネットでちらっと見かけたので、約束のシーンも変わるのか?とも思ったが、前半から話の展開がどう考えても無理そうでやはり再会は無かった。まあ、貴樹の最後のほうの姿からすれば、何らかの形で二人が再開するのもありだとは思うが、やはりそれではかなり別の物語りになってしまうか。
昔の経験、記憶に縛られいろいろ拗れたままの主人公の話はいくつか思い出すが、どうも男が多いね。”男は過去、女は未来に生きる”が世の通説なようでそのほうが描きやすいのか。でもそもそもまっとうな人間関係が築けなさそうなほどの貴樹の拗れが過去の出来事にどれだけ結びついているかどうかも怪しいし、長年の蓄積がいくつかの偶然でややあっさりと氷解していくあたりが合わなかった最大の要因。まあ、氷解を後押しする恩師の宮崎さんや館長吉岡さんとの交流はよかったんだけどね。
実写になっても消えない、儚さと美しさ
アニメ版は数年前に観ていましたが、ストーリーの細部はもううろ覚えのまま劇場へ。それでも、スクリーンを見つめるうちに「そうそう、こんな感じだった」と記憶がよみがえる瞬間が何度もありました。
実写版はアニメの絵コンテを意識した構図で撮られていて、再現度の高さに驚きました。新海誠監督の映像が20年近く経っても印象に残っているのは、当時から視覚表現のリアリティに優れていたからだと思います。実写になっても、あの透明感や空気の揺らぎがちゃんと残っていたのが嬉しかったです。
一方で、実写ならではの描写も印象に残りました。転校を繰り返す遠野は、同級生より少し早く大人になったように見えますが、社会に出る頃にはどこかで追い越されているようにも感じます。
その不器用さを、周りの大人たちが優しく見守っている。原作にはなかった“他者のまなざし”が加わったことで、遠野という人物の奥行きが深まっていました。
明里の描かれ方にも大きな違いがあります。アニメでは、遠野との日々は淡い過去として整理されていて、ふとした瞬間に思い出す程度。
一方、実写版の明里は、あの記憶を「今の自分を形づくる一部」として生きています。恋愛感情の延長ではなく、自分を成長させた糧として抱いているように見えました。
キャストはそれぞれの役にぴったりで、米津玄師の主題歌も作品の余韻を静かに包み込んでいました。
観終わったあと、映画というより“記憶のアルバム”をめくったような感覚に。時間が経っても消えない想いを、そっと思い出させてくれる作品でした。
きっと大丈夫
原作ファンと初見の人、両方を満足させるのは困難な業と思いましたが、少なくとも前者の私は満足できました。
原作では、貴樹が遠距離恋愛の失敗から立ち直れず、かといって、何者にもなれずに挫折(退職)したところで更にすれ違いでダメージを食らう、というのが一番救いようのない(それが魅力と捉える人もいるかもしれない)ところでした。
しかし本作では、ちゃんと再就職し、更に明里の間接的な励ましで前を向き始めることが示唆されており、最後の有名なシーンも原作では意味が測り兼ねたところが、本作では明里なしでようやくやっていけそう、という希望が持てるように解釈できました。ちゃんと昔の彼女に謝ったりもできたしね。
それは、本作でちゃんと「貴樹君はきっと大丈夫」という言葉をわざと最後に持ってきたことで、この改変は意図されたものということを示しているのでしょう。
また、挫折の理由も本作ではより分かりやすく示してくれていたと思います。
明里の方も、原作では実家を出る前に「あの頃は2人とも若かった(うろ覚え)」、といきなりこれまでの関係性をぶった切るところが、見ていて「こりゃキツイ」、と思わせたのですが、本作では昔の思い出もちゃんと大切にするよう書き直されていたのが、人間としてより血が通っているようで好感が持てました。
そういう意味で、新海監督が原作で言い足りなかったことを補足してくれている、と評価しているのはよくわかる気がします。
これらは原作からの内容の改変点でしたが、
原作の筋を大きく外さずに物語の時系列を変えるとか、すれ違いを増やすとか、あとは実写ならではの美しい景色を見せる、とか原作ファンを飽きさせない一方、原作ファンが大事にしているシーンは殆ど完コピ(岩船駅の再会、ロケット打ち上げ、最後のシーンなど)、というバランスも見事だったです。
初見の人にはともかく、原作ファンには少なくとも私はおすすめできます(説明しすぎている、という批判はあるかもしれませんが)。
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