秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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人生の御守りみたいな映画になると思います
秒速5センチメートルを鑑賞して、今人生で初めて映画のレビューを書いています。作品の主人公のように幼少期の恋を約10年間引きずってきた私にとってこの映画は1つの答えになってくれました。まるで「呪い」のようだと思っていた過去の彼との思い出は、私の人生の大切な「御守り」なんだと気づかせてくれました。その日々は決して呪いなんていう怖いものではなくて、確かに温かくて綺麗なものだったと、はっきり思い出せました。人生色々思うことはあっても前を向いて生きていかないとですよね。きっと無理に忘れる必要はないんだと思います。いつも御守りを身につけて、大切な思い出といっしょに今日からまた前に進めたらいいと思いました。この作品に出会えて本当に良かったです。似たような経験がある人にもない人にも、前に進みたいと努力している全ての人に届いて欲しいなと思いました。
誠実で切実な
傑作
追体験と思いきやよく考えてみると自分も似た経験してた
見てすぐの感想は『主人公もっとしっかりせえよ』だったけど、私は見た目もそんなだしあまりモテない人生を送ってきたので、何の努力もなくモテる主人公を羨ましく感じながら映画館を出ました。
ラストで跡が残るほど涙を流し、感慨にふけったのはこの作品による追体験のためだと思ってました。
しかし翌日仕事を終え、電車の中でふと思い出したんです。自分も小学生だったとき好きな人が引っ越した経験があったなあと。
その人とは小学校5年のクラス替えで仲良くなり休憩時間や放課後にたわいのない話をして笑いあう仲ではあったものの、ずっと私の片想いだと思って過ごしていました。
それから1年が経過した引越し当日、その人に『今から好きな人の家に行くから一緒について来て』と言われ、ブラブラと歩いた先が私の家でした。
あっけにとられながら、また照れもありその場しのぎの会話を延々としたのを覚えています。その後、こちらからは告白もせず、家まで送り、別れました。今思えば、告白しておけばよかったと思いますが、当時は自信がなかったのだと思います。(今もないですが、、、)そのときのその人の気持ちを考えると胸が痛くごめんと謝りたい気持ちになります。
次の日から喪失感で一杯でした。
学校が終わると、もういないとわかってるのに意味もなくその人の元自宅を幾度となく訪れました。そういった経験を経た1年後、別の人に恋もし、すっかりその人のことは忘れてしまってました。
そしてさらに3年が経ち高一の春、仲良くなった私の友達が中学校の卒業アルバムを見せてくれたのですが、その中にその人の姿がありました。
驚きました。
すかさずその友達に、『次その人に会うことがあれば俺のことを伝えてくれないか?』とお願いしました。
半年後、その友達から『お前のこと伝えたら、覚えていてくれたことが嬉しいって言ってたよ』と教えてくれました。私はそれを聞いて何故かがっかりしたのを覚えています。内心あちらからのアプローチを期待してたのか、またはいろんなことがあり自分に自信をなくしていた時期だったのでその発言をネガティブに捉えたのかもしれません。
自分が映画のラストで涙を流したわけは単純に映画のヒロインが相手の幸せを願う深い愛に感動したのもあると思いますが、それ以外に深層心理で『なぜ引越しのときに勇気をもって告白してくれたのに私の気持ちを伝えることが出来なかったのか、高校で再会のチャンスがあったのになぜ誘わなかったのか』という後悔の気持ちが映画とリンクしてのことだったのかもしれません。
私もみっともない、いくじなしのくせに主人公に『もっとしっかりせえ』と思ってしまった自分が恥ずかしいです。
アニメはうろ覚えだが映画はそれ以上の感動
役者さんのパワーが凄すぎて気付いたら感情移入してしまう作品。
あまり前情報なく観に行ったのですが、役者さんで成り立っていると言っても過言ではないと思いました。
もちろんストーリー構成も素敵で、3つの時代のシーンが入れ替わり構成されているのにもかかわらず、自然に繋がっていて違和感なく楽しめました。しかし、映画自体の内容や伝えたいことはいまいちわからなくてすみません。
登場人物は全員が本当にその人の人生を生きているかのようなお芝居でした。
森七菜さんは恋している子のお芝居がうますぎて、学生の日常をそのまま切り取ったかのような映像が流れていましたし、白山乃愛さんはその子なんじゃないかと思うお芝居で、撮影当時小学生だったことに驚きました。そして松村北斗さんは、素敵な役者さんだとは存じ上げていたものの、あまり出演作品に触れてこなかったのですが、映像の中に本当に生きていると感じる自然なお芝居の中に、どこか観客を引きずりこむような表現力があり、想像以上でした。半端なかったです。
今年の映画は他にも話題な作品は多々ありますが、秒速の松村さん主演賞総なめしてほしいとも思うほどでした。
その他の方たちも全員が本当に魅力的で、誰が観ても感情移入してしまう作品だと思いました。
原作を知らないので、内容自体は全然理解できず、覚えてもいないですが、とにかく俳優さんたちの演技力がすごかったことに感動しました。
たくさんの人に届いてほしいです🍀
景色と2人の子役がいい!
空、雲、木、海、とにかく景色が印象的。ロケットのシーンはやっぱりいいです。鑑賞しながらノスタルジックな気持になったり。。森七菜ちゃんも自然でとても良かった!ホントに自然な2人の会話。
しいて言えば、小・中学校時代の子役の女の子がとても美人で大人っぽい印象を受けたが、大人になった役が童顔の高畑充希ちゃんはちょっと違うかな?と、思ってしまった。
「あ、こういうことあったな…」という切なさの羅列
映画館で見てほしい作品
情景が美しい作品
白山乃愛ちゃんへ
ロマンチックなストーリーと映像
淡く美しい
マンガやアニメの実写化にはあまり好意的ではなく、どちらかというと観ない方が多いのですが、予告映像を観た時にこれは映画館で観たい作品だと思いました。
『秒速5センチメートル』とうい良い意味で感想をうまく言葉にするのが難しいアニメーション作品に鈴木史子さんの脚本で奥行きがくわわり、奥山由之監督らしい映像が生きた物語として新海誠監督の原作と重なったように感じました。
どの場面を切り取っても日常生活のキレイだなと見上げた風景や言葉にできない心模様が淡く美しく繊細に映し出されていました。
瞬きするのがもったいないほど。
役者の皆さんも1991の楽曲も本当に素晴らしいです。
誰にでも出会いと別れはおきる出来事であって、人が人と出会う確率を丁寧に紡いだ作品は多くの人の今や記憶に届くのではないかと思います。
映画館の大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめします。
美しくない
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