劇場公開日 2025年10月10日

秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価

全546件中、41~60件目を表示

4.0新海誠の世界が実写化でも再現されていた。

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

原作のアニメは見ていなかったのですが、人工的な大都会の一部を切り取ったような画面レイアウトや、雪、雨、桜、空の美しさなどの自然が美しく映像化されており、また山崎まさよしさんの曲も効果的に使われ、泣ける映画だと思います。ただストーリーが前後しながら進むので、わかりにくかった部分があり、その分最後に二人がすれ違いになった部分での喪失感を感じる部分が少なくなってしまったと思います。
「秒速5cm」では遅々として進まないようでも、確実に生きている時間は過ぎ、もとには戻れない人生というものを感じました。

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ノビー

4.0二人の交わらない線に残る「余韻」。

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

原作のアニメは、三部構成でそれぞれ独立した作品の印象があった。本作はアニメの内容を尊重しながら、現在のおとなになった貴樹と明里を重点的に描くことで、半ば忘れていたこども時代の二人の交流の記憶を鮮やかに蘇らせているのが良い。1本の映画としてとてもまとまっており、貴樹と明里の心情も丁寧に描かれていて、二人にとってあの時代が今どんな意味を持っているのかみたいなことがよく伝わる。あの時代に置いて来てしまった大事な思いを再発見するのがテーマになっていると感じた。
小中学校時代の貴樹と明里の交際には切実さがある。二人とも孤独感を抱えていたため、相手を素直に受け入れ、お互いになくてはならない存在になっていった。貴樹は、明里がいたから自分らしくいられると思い、明里も貴樹と「好きなもの」を共有し生き生きと過ごすことができた。貴樹が転校した明里に会いに行くシーンは、なかなか動かない列車に切実さが極まっていく。再会した桜の木の前で、その美しさに感動して二人の気持ちも極まる。相手への「好き」という気持ちと、将来への期待と不安をも共有する。二人はその場で小惑星の接近に因んだある「約束」をするが、どうしようもない別れはあまりに切ない。
高校時代はアニメを踏襲しているが、あまり重要なパートにはなっていないようだ。貴樹の心情が分かりにくい。彼に好意を寄せる花苗に優しくするが、心を開かない不誠実な人物に誤解される。花苗の姉の美鳥先生が後に貴樹と再会して重要な役割を果たすので、その人物紹介という意味があるように思った。
おとなになった貴樹と明里が、近い距離にいながら会えそうで会えない場面はとても良くできている。美鳥先生と小川館長が間に入ってとても面白い展開になっていた。あの時の「約束」を意識しながら、明里は行かない、貴樹は行くという選択をした。その異なった決断について、二人の境遇や心情の違いが伝わり、アニメにはない良い結末であった。迷える貴樹は自分の進むべき道を見出し、しっかり者の明里はずっと貴樹にエールを送りながら別の道に踏み出す。こども時代からおとなの現在までが一つにつながったドラマが完成していて、とても満足感があり余韻の残る作品でした。

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ガバチョ

4.0夜桜の散り際の如き美しさ

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

この映画は、まるで散り際の夜桜を茫然と、でも感動して観ているようだった。

言葉では言い尽くせない、この世で一番の儚さと美しさが絶妙なバランスでミックスされている不思議なカンジ。

人生は厳しく、時は容赦なく過ぎ去ってゆく。でも、だからこそ一瞬一瞬がとても大切。そんな当たり前の事を想い出させる映画。

映画の途中で、気がつくと自分の昔のことを想い出して胸が締め付けれていました。

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Partagas

4.0男の恋後遺症の片鱗と同時に女の深層心理きっしょ

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞90本目 優秀作 72点

特に後半男性脳が遺憾なく現れた演出も、それに至る女の思想というか、わたしのことなんかきにもとめず覚えていないで今を謳歌していてほしいみたいな、そういう相手を想ってる程で自分の中でおとしまいつけて押し潰してる自分大人みたいな美化思考の女の深層心理がこれもまた女性脳が滑稽に現れていてただただきしょい

女性視聴者が松村北斗の後半の行動(演出)に対して男きしょいと思うだろうが、それ相応にいやそれ以上に女の定石みたいな骨の髄まで澄み渡る神経がほんまきしょい

また書きます

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サスペンス西島

4.0いつもどこかに、あの頃の気配を探している

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

アニメのストーリーをすっかり忘れていた。おかげで、思惑通りにドキドキしながら、そして二人の行く末を見届けた。あれでいいのだよ。男と女は出会いと別れを繰り返す。そしてすこしずつ人に優しくなっていくのだよ。
まるで貴樹の人生のロードムービーのよう。距離をとって人と関わらなかった人生。他人から見れば穏やかに見えて、実は他人に気を許すことなく過ごしてきた。なのに、東京や種子島や栃木やらいろんな場所で彩りのある時間を過ごしている。その時間は何かに(いやはっきりと明里に)縛られてきた人生でもあった。それは無駄だったのか、尊い宝物だったのか。貴樹に出会ったきた女性たちにとっても、その出会いは宝物か無駄か。まあ、たいていの人間はそんな例えようのない人生を過ごしてきているよ。だから、刺さるのだよ。それまで出会いががどっちだろうが、今現在の貴樹を、今現在の僕を、作り上げてきたもの。誰かが言っていた、「人生に無駄はない。それを無駄にする人がいるだけだ」と。

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栗太郎

5.0表情と声

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

台詞の無い場面の表情
キャストの声が余白を埋めている所に心を持っていかれる

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茶瓶

5.0種子島のシーンが、美してせつなくて、森七菜さんが素晴らしかった。 ...

2025年11月11日
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鑑賞方法:映画館

種子島のシーンが、美してせつなくて、森七菜さんが素晴らしかった。
全体的に、BGMのないシーンが多く、そのおかげでとくに小学生時代、高校生時代のシーンは、会話が本当にナチュラルで、まるでアドリブでやっているかのようだった。
見終わった時、年齢に関係なく、一歩踏み出そう、と思える映画かな。

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白シュナ

4.0大好きな新海誠作品実写版とても楽しみにしていました 人と人が巡り合...

2025年11月10日
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大好きな新海誠作品実写版とても楽しみにしていました

人と人が巡り合う奇跡、言葉の儚さなどたくさんの尊いを感じました。

小学校で出会って惹かれあった、貴樹くん明里ちゃん、
たくさんの経験をして、関わる人や状況に応じて、社交辞令をしたり自分の気持ちを隠したりする事が上手な大人と違って、とてもまっすぐで純粋な気持ちの伝え合いがとても素敵でした。今は顔を見ずにメールで伝えたりsnsで簡単に繋がれる時代だからこそ、自分の気持ちを直接言葉で伝える機会がどんどんなくなってしまってるなーと。

好きな人に好きなときに好きって言えること奇跡なんだなと、改めて感じることができる素敵な映画でした。

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里

2.5映像が綺麗、それに尽きる

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

難しい

斬新

映像が綺麗、それに尽きる

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みう

4.0こころの栄養になる滋味深い作品

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

以前、新海誠監督の『雲の向こう、約束の場所』を鑑賞した際は、情景や行間から伝わる世界観を充分に理解しきれずに終わってしまいました。
​そのため、『言の葉の庭』より旧作は未鑑賞でしたが、新海監督作品の映像美はかねてより認識していたため、今回実写版でその映像がどのように表現されるのかを楽しみにしていました。

​鑑賞後の感想としては映像、キャスト、そしてストーリーがよく、心に残る作品でした。

​特に印象に残ったのはストーリー展開です。
観客として無意識のうちに予定調和な展開を想像していた自分に気づかされ、ハッとさせられました。
また、主人公である貴樹(松村北斗さん)の性格に対しても、明里との会話シーンでは「もっと気の利いた言葉をかけてほしい」と俗な感情を抱きましたが、それこそが物語に対する自身の願望の押し付けであったのだと、作中で反省させられました。

​価値観の違うものに触れることで自分の価値観を知るんだなときづきましたし、「世界は自身の認知を超えて遥かに広い」ということを再認識させてくれる作品でした。面白かったです。

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ぽん

5.0大変に良かった

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

美しくも切なく、しかし希望のある物語でした。
心に抱える大きなしこりのようなものと人はどのように付き合っていくべきなのか、いかにして前に進んでいくべきなのか…という問題の、ひとつの答えな気がしました。
また、人と人の縁の大切さも改めて感じさせてもらいました。
心に温かい何かが残る映画だと思います。

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たかやん

5.0色んなことを感じられる映画

2025年11月8日
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アニメの方は未視聴です。
もちろん作品名は聞いたことはありました。
以前から松村北斗さんの演技が好きで気になってたこともあり、観に行きました。

映像がとにかく良かった、忘れそうで忘れられない懐かしい記憶というか、大切な想い出をみているようでした。

どの時代のどの組み合わせの2人をみても、素敵でした。

幼い頃の遠野くんと明里ちゃん、演技うますぎません?
俳優さんみんな良かった、自然過ぎて本当にリアルな想い出を見ている様でした。

あと森七菜ちゃんが最初誰だかわからなかった。
完全に、同級生に恋する普通の中学生ですごく感情移入してしまいました。

そして、松村北斗さんの涙のシーンもリアル。完全に惹き込まれました。何気ないシーンでふと涙がでるような作品でした。

色んなことを感じることができる素敵な映画で、終わってからの余韻が長い。

個人的に最後の終わり方もすごく良かったです。

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こゆ

3.5印象に残る映像表現

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

この作品に対する予備知識が全くなかったので、全体の人物像を理解するまで時間がかかった。とはいえ美しく印象に残る映像表現は心に響くものがあり、もう一度観たいと思う。

男女の過去の恋愛に対する捉え方の違いの描き方は通説どおりシビアだった。
ラストシーンでは韓国映画の「春の日は過ぎゆく」を思い出し、感慨深いものがあった。

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SHOT

4.0実写を観に行って良かった。

2025年11月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

原作を全く通ったことの無かった僕は実写映画の評判を聞き今更ながら原作を初見。
もういい歳になった僕の原作を観た感想は「なんでこんな気持ちにならなきゃいけないんだろう」でした。
その実写化という事で少し後ろ向きな気持ちで劇場に足を運びましたが、それは全くの杞憂でした。
素晴らしいキャスティング、子役、大人役共に俳優陣の素晴らしい演技、監督の演出で、原作と同じ軸のストーリーなのに全く見え方が変わっていました。
原作には救いを感じれなかった僕ですが、今回の実写版を観て貴樹と一緒に前を向いて劇場を後に出来た気がします。特に子役の女の子の演技が素晴らしかったです。

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Naoking!

4.5男性が見る映画

2025年11月7日
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泣ける

癒される

女性を想う、男性の純粋な気持ちがとても切なくなった。。好きな気持ちを言いだせない、男性像をもどかしくも再現したと思います。好きな気持ちは相手に伝わるべきタイミングに伝えなければ後悔する。ただそれも今となっては良い思い出になっています。。

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天さん

5.0心に残る一生ものの映画

2025年11月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

アニメ版と小説版にはない社会人パートが加えられているのでファンの怒りを買わないといいなーなとど勝手な心配をしていたが杞憂だった。原作をリスペクトしている内容であることも素晴らしいしラストも非常に良い余韻の残る終わり方で良かった。全ての役者の演技が本物と見紛うほどに素晴らしかった。終映まで何回も観に行く予定。

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おでんにはちくわぶ

3.0わかりづらい

2025年11月6日
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幼少期と青年期の俳優の顔が一致せず、誰が誰になったのか、中盤まで、よく分からず。

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かぜ

4.0とにかく終わる前に見れてよかった

2025年11月6日
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鑑賞方法:映画館

主人公の貴樹君に言いたいのはまだあんた30才やろ
これからもいい出会いも悪い出会いもいっぱい繰り返しだよ
でも大丈夫だから

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たけやぶやけた

5.0実写化する意味を感じました。

2025年11月6日
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原作も好きでしたが、アットザベンチをみて奥山さんのファンになり、奥山さんが監督で実写化すると聞いてとても楽しみにしていました。とはいえ、アニメの実写化にはそこまで期待していない面もありました。

実写にすることで、アニメにはない現実感や登場人物のリアルな生活が描かれる中、きっとこの人ならこういう言動をするよなとか、こんなふうに考えているはずだという描写が、とても自然で違和感が全くないことに驚きました。一人一人の気持ちが微妙な表情や空気感、全てが一体でこれが実写化するということなんだと勝手に腑に落ちた感覚になりました。

最後に主人公が自分の想いを吐露するシーンでは、これまで私も感じたことがあってうまく言語化できなかった感情を言いあてられたような感覚があり、とても素晴らしかったです。

見終わった後はアニメの実写化を見たというより、原作を元にした別の作品を見たという感覚に近かったです。
原作は好きだけど実写化には期待してなくて見ようかどうか迷ってるという人にこそ、是非見てほしいと思いました。

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