秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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ほろ苦く、儚く、もどかしい
2025/11/22 アニメを観てしまったので観に来てしまった。ア...
切ないすれ違いの恋愛映画
優しいけど傷つきやすくて臆病な主人公が長い失恋に区切りをつける話。
主人公は臆病さ故に宇宙飛行士になりたい夢も灯里に告白することも踏み出すことができなかった。だけどそのもやもやが何時までも心を支配し続けている描写は見事だと思った。
本当に切なくて見ててしんどかった。最後に原作改変でくっついてくれないかなとも思った。
それで最後に主人公が区切りをつけるのも良かった。貴樹くんも次はいい恋愛できると思う。
ただ時系列をいじったのは良くなかったと思う。話がガチャガチャして分かりにくかった。というか物語終わるまで種子島編のヒロインが灯里と別のヒロインだって分からなかった(種子島でなんで再開したんだ?と思ってた)
追記
アニメ版見直したので追記。
新海誠の作品特に初期作品はなんともいえない詩的な美しさはあるけど、『物語』ではなかったように思う。
だからアニメ版はなんとも言えない詩的な美しさはありましたが、やはり物語としては問題だったと思います。
アニメ版の明里は恩人の貴樹の人生を滅茶苦茶にした上、自分だけはちゃっかり幸せになっている魔性の女(無自覚かつ無過失)であったように思う。
しかし、映画版ではきちんと振られてきちんと明里の本当の気持ちが貴樹に伝わって、長い間躓いていた貴樹が立ち直り前に進むことができてる。
その他、映画版では明里と貴樹の恋のやきもきに焦点が当てられていて、最後明里と再びくっつくかどうかかドキドキさせる描写は見事だったと思います。
結果、原作のディティールを生かしながらきちんと悲恋映画として描ききった事を私は評価しますし、詩的な美しさは犠牲になっていますが物語としては映画版の方が楽しいと思う。
新たな完成形
映像も演技も奇跡的——物語が新たな深みを得た一本
想像以上に良かったです。
物語に追加された要素のおかげで、話の流れがより分かりやすく、深みも増していました。
映像もとても美しく、幻想的な桜の木、そして荘厳なロケット発射シーンは特に圧巻でした。
俳優陣は全員素晴らしかったのですが、とくに白山乃愛さんと松村北斗さんは最高でした。
森七菜さんと青木柚さんの高校時代のシーンも本当に良くて……良すぎて、言葉にできないくらい。
今年の森七菜さんは、いい役に恵まれ、それをすべて見事に演じ切っているのがすごいです。
そして、みんなが森七菜さんを褒めるのは当然なんだけれど、
その相手役としてしっかり物語を支えきった青木柚さんも本当に素晴らしい。
もう一人のヒロインである木竜麻生さんも、もちろん良かった。
アニメや小説ではあまり描かれていなかった水野理紗さんを、
血の通った“ひとりの人間”として具現化してくれていて、
「たしかにこんな人なら、貴樹くんも惹かれるよな……」と強く納得させられました。
良かったところを語ろうとすると、どうしてもネタバレになってしまうもどかしさがあるほど、
とにかく、全員が“奇跡的”に素晴らしかったです。
構成変更を否定はしないが…
前日にアニメ版を鑑賞。アニメ版は評価★★★★★、文句なし満点。
大きく構成を変えているが、特に前半は登場人物がよく喋るしうるさい。なんか無駄なシーンが多いような気がした。アニメ版の2008年パートは、ほぼミュージック・ビデオのパートなので、その世界観の改変に大きく戸惑った。それに対しては、後半の素晴らしい内容により多少薄れたが、やっぱりいらない。
高校生時代も小学生時代も、それぞれの演じる俳優は心情がとても上手く演じられている。
告白を決意をしたはずなのに、その言葉がでない。
手渡したい物があるのに、渡せない。
現在パートは第三者を通して二人が接近遭遇する。もどかしい。
私はこのもどかしさを通して主人公の心情を理解したので、余分な雑音はいらないと思っている。
何回見ても、、、
日常とあの頃
秒速5センチメートルの原作アニメは未視聴、
新海誠作品はいつも空が本当に綺麗で印象的なのが特徴だよね〜程度の認識で視聴。
感想として、めちゃくちゃ空の描写が綺麗。
奥山監督の成せる技であり、
それだけでこれは紛れもなく新海誠作品だと思えた。
あの頃の出来事は思い出じゃなくて日常
1番心に残った台詞
わたしにとってもあの頃は振り返る思い出ではなく、確かに日常だなと。
ただ、人生の中で「思い出の約束の為に駆け出す日」がある遠野くんの事をわたしは少し羨ましく感じた。
そんな思い出がある人も、そんなあの頃を日常にしている人も、平等に素敵だなと思った。
そして驚いたのは森七菜ちゃんの役どころ。
国宝で大人の女性を演じる彼女を見た後という事もあり
今ここまでの振り幅を演じられる女優は彼女だけなのでは無いかと思った。
ただ、共通する点として、わたしはいつも彼女に心をチクチクさせられている。人生の擬体験。映画の醍醐味を味あわせてくれる。
いつか今日のこの日も未来の日常になるのだろう。
白山乃愛
新海誠の世界が実写化でも再現されていた。
二人の交わらない線に残る「余韻」。
原作のアニメは、三部構成でそれぞれ独立した作品の印象があった。本作はアニメの内容を尊重しながら、現在のおとなになった貴樹と明里を重点的に描くことで、半ば忘れていたこども時代の二人の交流の記憶を鮮やかに蘇らせているのが良い。1本の映画としてとてもまとまっており、貴樹と明里の心情も丁寧に描かれていて、二人にとってあの時代が今どんな意味を持っているのかみたいなことがよく伝わる。あの時代に置いて来てしまった大事な思いを再発見するのがテーマになっていると感じた。
小中学校時代の貴樹と明里の交際には切実さがある。二人とも孤独感を抱えていたため、相手を素直に受け入れ、お互いになくてはならない存在になっていった。貴樹は、明里がいたから自分らしくいられると思い、明里も貴樹と「好きなもの」を共有し生き生きと過ごすことができた。貴樹が転校した明里に会いに行くシーンは、なかなか動かない列車に切実さが極まっていく。再会した桜の木の前で、その美しさに感動して二人の気持ちも極まる。相手への「好き」という気持ちと、将来への期待と不安をも共有する。二人はその場で小惑星の接近に因んだある「約束」をするが、どうしようもない別れはあまりに切ない。
高校時代はアニメを踏襲しているが、あまり重要なパートにはなっていないようだ。貴樹の心情が分かりにくい。彼に好意を寄せる花苗に優しくするが、心を開かない不誠実な人物に誤解される。花苗の姉の美鳥先生が後に貴樹と再会して重要な役割を果たすので、その人物紹介という意味があるように思った。
おとなになった貴樹と明里が、近い距離にいながら会えそうで会えない場面はとても良くできている。美鳥先生と小川館長が間に入ってとても面白い展開になっていた。あの時の「約束」を意識しながら、明里は行かない、貴樹は行くという選択をした。その異なった決断について、二人の境遇や心情の違いが伝わり、アニメにはない良い結末であった。迷える貴樹は自分の進むべき道を見出し、しっかり者の明里はずっと貴樹にエールを送りながら別の道に踏み出す。こども時代からおとなの現在までが一つにつながったドラマが完成していて、とても満足感があり余韻の残る作品でした。
夜桜の散り際の如き美しさ
男の恋後遺症の片鱗と同時に女の深層心理きっしょ
いつもどこかに、あの頃の気配を探している
アニメのストーリーをすっかり忘れていた。おかげで、思惑通りにドキドキしながら、そして二人の行く末を見届けた。あれでいいのだよ。男と女は出会いと別れを繰り返す。そしてすこしずつ人に優しくなっていくのだよ。
まるで貴樹の人生のロードムービーのよう。距離をとって人と関わらなかった人生。他人から見れば穏やかに見えて、実は他人に気を許すことなく過ごしてきた。なのに、東京や種子島や栃木やらいろんな場所で彩りのある時間を過ごしている。その時間は何かに(いやはっきりと明里に)縛られてきた人生でもあった。それは無駄だったのか、尊い宝物だったのか。貴樹に出会ったきた女性たちにとっても、その出会いは宝物か無駄か。まあ、たいていの人間はそんな例えようのない人生を過ごしてきているよ。だから、刺さるのだよ。それまで出会いががどっちだろうが、今現在の貴樹を、今現在の僕を、作り上げてきたもの。誰かが言っていた、「人生に無駄はない。それを無駄にする人がいるだけだ」と。
種子島のシーンが、美してせつなくて、森七菜さんが素晴らしかった。 ...
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