劇場公開日 2025年10月10日

秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価

全396件中、1~20件目を表示

3.5美しい自然の画に見惚れてしまった

2025年10月17日
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鑑賞方法:映画館

「アット・ザ・ベンチ」で初めて奥山監督の作品を見た時、夕暮れや雨上がり、自然の色彩や質感がエモくて素敵だなと思っていたので、今回の作品とすごく合いそうだなと思ったら、やはりドンピシャだった。

奥山監督は写真家としても活躍されているそうなので、カメラを趣味にしている人は特に刺さる画が多いと思う。
自然を美しく撮る人は多くいるかもしれないけれど、奥山監督の自然描写は、感情が映し出されるような気がしていて、見惚れる画が何度もあった。
16ミリフォルムに焼き付ける手法のおかげもあり、この作品がまとっている懐かしさや切なさが質感や温かみとなって表れている点も良かった。

ストーリーに関しては、簡単に言えば男女の恋愛の捉え方あるあるといった感じで、実は男性の方がロマンチストなこと多いよなーという感想。

私は泣かなかったけれど、周りの若者たちは泣いている人も多かったので、過去に似たような経験がある人や、新海誠作品のロマンチックさが好きな人、若い方には好かれそうな作品。
好きな人はすごく好きだと思う!

それにしても今年は本当に、ドラマも映画も宇宙をテーマにした作品が多くて、宇宙ブームなのか?と不思議に思った。
主演の松村さんは「夜明けのすべて」でもプラネタリウムだったし。

役者陣で目を引いたのは、中学時代の子役たち!
美少年と美少女すぎてずっと眩しかった。
中学生であんな遅くあの距離をひとりで…とか、色々思うところはあったけれど、ロマンチック雰囲気でリアルさねじ伏せを受け入れるかどうかは好みだなと思った。

綺麗な画をたくさん見せてもらった点は大満足だったけれど、話の内容的には可もなく不可もなくといった作品だった。

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AZU

4.0思い出を糧に現実を生きる女性と、思い出を抱きしめて現実を彷徨う男性の物語

2025年10月11日
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「君の名は。」「すずめの戸締まり」の新海誠監督による、2007年公開の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を、「SixTONES」の松村北斗主演で実写映画化。

いつだって永遠にロマンチストなのは男性の方。
より早く現実に目覚めるのは女性の方。
恐らくこれは、生物学的な構造の違いからくるのかもしれない。
女性は身をもって痛みを感じ、我が子を産み、守らなければならない存在だから。

観客に年配の男性が多かったのが少し意外だったが、
実はその年代層こそが、この作品の一番のターゲットなのかもしれない🤫

SixTONESの松村北斗さんは、不思議な俳優だ。
人気グループの歌手であり、バラエティでその素の姿も知られているのに、
スクリーンの中ではまるで別人。
いい意味で、しっかりと“役を生きている”。
だからこそ、素の彼のイメージを重ねることがない。

そして、永遠の高校生・森七菜さん。
いくつになっても、あの透明な魂で演じられるのが素晴らしい。
久しぶりにスクリーンで見た宮崎あおいさんの、年齢不詳気味な美しさにもいい意味で困惑した。
4人のお子さんのお母さんとは思えないほどの清らかさ。
吉岡秀隆さんも、年齢を重ねてさらに深みを増していて素敵だった。
若い時代の主演お二人も瑞々しく、とてもよかった。
本屋の又吉直樹さんには思わず笑った😎

挿入歌の山崎まさよしさん「One more time, One more chance」。
あまりに名曲すぎて“それだけで押されると嫌だな”と思っていたけれど、
ちょうどよいタイミングと適切な分量で流れていて心地よかった。
そして、エンドロールが米津玄師なのがグッときた。

平たく言えば、
思い出を糧に現実を生きる女性と、
思い出を抱きしめて現実を彷徨う男性の物語。
この現実感の差があるからこそ、恋愛が生まれるのかもしれない。

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ななやお

4.5監督のセンスが存分に発揮され「映像美✖️俳優陣」の化学反応が大きく光る恋愛映画。

2025年10月12日
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本作は、1991年から端を発した“過去”と、2008年の現在を行き来する恋愛映画です。
特筆すべきは、こだわり抜いた映像表現でしょう。
どのシーンも、写真家としても活躍する奥山由之監督のセンスの良さが全面に出ています。そして、最新のデジタルで撮影しつつも、その映像データを16ミリのフィルムに焼き付けることで、全体的に温かみのあるような「質感」も上手く表現しています。
役者陣も全員が上手く演じ切っていて、「映像美✖️俳優陣」の化学反応が大きく光る恋愛映画になっていました。
中でも子役の演技は驚くほど自然でしたが、撮影前にそのキャスト本人が持つ話し方などのクセを知ってから、それらを脚本に入れ込むといったような作り込みによる成果なのでしょう。
米津玄師の主題歌「1991」も主人公の心情を上手く表現していて合っていました。
様々な才能が集結して完成した、一度は見ておきたい作品です。

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細野真宏

4.0人生のスピードは過ぎ去ってみれば儚くて短いと、深い余韻が残る作品

2025年10月9日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

癒される

似たような経験をしている、していないに関わらず、新海誠監督のアニメ作品「秒速5センチメートル(2007)」は、各カット、シーンは、誰しもが心の奥底にもっているような、いつかどこかで見たような景色や心象風景が積み重ねられています。

なぜか懐かしく、自然と涙が溢れてくるような新海監督の視点。それは劇中で描かれる時間と距離が、観る人によって、観る世代によって異なる“記憶”と結びつく作品だったからではないでしょうか。

そして、印象的なセリフや音、映像美とともに、山崎まさよしさんによる主題歌「One more time, One more chance」がさらに作品を特別なものにしました。日々の生活の中で、初めてなのにふとデジャヴ(既視感)に襲われたり、特別な人の姿を雑踏の中に探し求めてしまう人は少なくないのではないかと思います。今回の実写版の劇中でも言及される、山崎主演の映画「月とキャベツ」(1996)を観ていれば、人生における出会いと別れの寓話がさらに沁みてくるに違いありません。

もちろんアニメ作品の熱狂的なファンの中には違和感を覚える人もいるかもしれませんが、主人公のセンチメンタル、大切な想いや思い出が、まるで桜の花びらが落ちる“秒速5センチメートル”の間の一瞬の物語であったのではないかとも思えるほど、人生のスピードは過ぎ去ってみれば儚くて短いと、深い余韻が残る作品に仕上がっています。

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和田隆

4.0叶わない切なさに浸り心が凪に

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

アニメでのどこか冷めた熱量や雰囲気を上手く表現できていた。
炭田花苗役の森七菜のみずみすしく青春の美しさや儚さの表現力が心に沁みた。

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ギョイサッサー

0.5「エモい」という言葉と現代社会

Aさん
2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

デジタルで撮られた映像を16mmフィルム風にグレーディングしている映像。いくら何でも主張激しい。少なくともフィルムダメージは絶対入れなくてよかった。人々がエモいと言っているものはエフェクトに過ぎないし、情緒として余韻を作るカットの繋ぎ方もしてない。
金だけかけて内容のこと、何も考えてないとても愚かで作家の自慰的な映画だった。

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A

4.5新海監督のタッチを実写で表現している奥山監督作品

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

癒される

一つ一つのカット、カメラワークが新海監督のアニメっぽくっていい。
幼少期の二人、高校生時代の二人の演技はすごく自然でよかった。
中でも花苗役の森七菜さんは良かったな。
残念なのは大人役の二人が幼少期から成長した大人のイメージに重ならないから入って行けなかった。(特に明里役)

個人的には神木さんと有村さんが良かったな。フォルトゥナになってしまうけど。

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がさいれ

4.5深く心に刻まれる新海監督の原点

2025年10月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

典型的なすれ違いラブストーリーでありながら、美意識の高い映像と繊細で純粋な作風が深く心に刻まれる。原作者である新海誠監督の原点が静かに、しかし鮮明に蘇った感がある。

本作の主人公・遠野貴樹(松村北斗)は小学校時代に転校してきた篠原明里(高畑光希)と互いの孤独を癒すことで心を通わせるが明里の転校で離れ離れになる。中学1年の冬に栃木の岩舟で再会した二人は、2009年3月26日に同じ場所での再会を誓う。時は流れ2008年、貴樹はシステムエンジニアとして働きながら過去の想いに揺れ動く日々を過ごしていた。明里もまた過去の想いを抱きながら穏やかな日々を送っていた。やがて二人はそれぞれの過去の想いに静かに向き合い始めていく。

二人の会話は、幼い頃の純粋さから、思春期の揺らぎ、そして、大人としての覚悟に変化していく。そのプロセスが丁寧に描かれており、相互信頼、相互理解が愛に昇華していく様に心打たれる。特に子役の演技が秀逸で、表情や台詞に込めた想いが自然体であり、二人の関係性にリアリティを持たせている。

当初、二人は、心の中に封印していた想いを、人生経験、人間関係を通して少しずつ解放していく。その姿は青春の彷徨そのものであり、誰もが一度は経験する“言えなかった想い”と“踏み出せなかった一歩”を象徴している。私自身も、かつて言えなかった想いを抱えて彷徨していた時期があった。だからこそ、二人のカミングアウトには深く感情が重なった。同時にカミングアウトの大切さも実感できた。

ラストの踏切でのシーンが作品を静かに集約していて心に深く刻まれる。迷いを振り切って二人がそれぞれの人生を踏み出すことを示唆している。

人生には、想いを言葉にできないこともある。誰にも言えず、ひとりで抱え込むこともある。それでもなお、過去を断ち切ることで人生は前に進んでいく。本作は、迷いの中にいる全ての人たちに過去を抱えながら前に進む勇気を与えてくれる熱いメッセージである。

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みかずき

1.0男と女の恋愛に対するとらえ方を感じさせる映画

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

映画:秒速5センチメートル 総合点1(ストーリー1、感情移入0)
アニメの内容をほぼ踏襲して、2時間の枠に収めることをした映画でした。
アニメとは伝えたかったことを補足するため、周りを俳優陣で固めたと言った印象である。アニメと同じで盛り上がりはどこにあるのか分からない。遠野が小学生の時の好きな相手を思い続け、何の行動にも移せない。篠原も同じように遠野との思い出を持ち続けている。17年後、遠野はサラリーマンとして働いているが、周りに溶け込めない自分に嫌気がさしている。何かを変えようとしている遠野にこの映画の特徴があり、アニメにはない結末がある。
男と女の恋愛に対するとらえ方を感じさせる映画だった。

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キムキム

4.5どの時代も生きることに切実で誠実で、幸せを実感するまでの余裕はない...

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

どの時代も生きることに切実で誠実で、幸せを実感するまでの余裕はない。けど、あのころの自分もきっと、いまの淡々と毎日を過ごしている自分のことを抱きしめてくれるような気がした。

結婚とか恋人の有無とか、どうしてもわかりやすい事実に囚われる現代だけど、いつまでもずっと、ただ好きな人がいるってほんとうに素敵なこと。

自分のこれまでの人生のことも温かく振り返られる映画だった。松村北斗は天体との相性がいいなあ。

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non

3.5迷う映画

2025年10月24日
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泣ける

悲しい

知的

きっと自分が20〜30代で、独身で、初見であったなら、ものすごくハマったかもしれない。

この映画の評価が難しいところは、そもそも新海さんの癖強のオリジナルアニメが既にあって、嫌が応なしにも比較してしまう点。比較するのがナンセンスである意見も分かるが、脳裏にちらついてしまう。その点で、なかなかデスアドバンテージになってしまってる。

おそらく「現在の役者陣で見てみたい」というモチベーションで始まったと思うが、それに白羽の矢がたった監督はじめスタッフ陣、役者陣は良い仕事をしたと思う。

一方で、それは自発的、内的に発生するクリエーションではないので、狂気とも思える映像美を追求してできたオリジナルと比較するとどうしても作品の質としてパワーが落ちる。それも難しい点だった。

また、パンフの内容からも見受けられたが、いろいろ迷いながら作られたカットがあったと思う。「さすがっ」と思うような良いカットや実写ならではの表現もいくつかあったけども、「これは本当に納得した絵なのかな?」と思うような部分もあった。そこはアニメと比較して実写の限界だったのかもしれない。

トーンは岩井俊二や篠田昇を意識したようにも見えるけど、これもまた狂気の二人と比べると、運とパワーが及ばない。この点は仕方ない部分もあって、見方を変えれば若々しいであったり、これからの伸び代に期待する、とも言い換えられる。

音楽については、江崎氏や米津玄師の楽曲を否定するわけではないが、1991は名曲だと思うが、やはりオリジナルの天門さんの楽曲が「新海作品らしさ」をたらしめてる要素として、かなり大きいウェイトを占めていることを改めて実感した。

というわけで評価も迷う映画であった。

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nasuca

3.5しっとりと

2025年10月24日
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展開していくストーリー。
「実写みたいなアニメ」と「アニメ(原作)に近づい(け)た映像」は違うなぁと思った前半。
後半に向けて離れていた2人の時間が動き出すところは引き込まれたけど、ちょっと遠回り過ぎな感も…
それでもピュアな心はもうどこかに置いてきてしまった50過ぎのおっさんにもグッとくるものはありました。
自分の中で星5は付きませんが良き作品です。

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キチ

4.5精算

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

TVから突如流れた、涙を零さざるを得ない懐かしい曲。画面に顔を向けると、それは実写化が決まったCMでした。
それからしばらくして。あんなに美しい作品を実写化してしまう恐ろしさ、不安、心配が募る中、公開前にもかかわらず知人が必ず観に行けと言うのでムビチケを購入。役者が上手い下手関係なく、きっと主人公の貴樹は味がしてくれるだろうと少し期待をはじめました。
とどめは米津玄師の1991。なぜか切なくなるこの曲の歌詞を眺めながら、きっと切なくなると思い躊躇っていた気持ちを押し出して足を運びました。
結果としては、観に行くべきです。私はこれのおかげで、あの時から止まってしまった何かを精算できたような気がします。

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えび

4.0トラウマは、米津玄師の軽快な「1991」が消し去ってくれた

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

原作アニメ公開当時に何気なく観て、誰も幸せにならない現実の残酷さにトラウマになって2度と観なかった。

実写化され、演技指導があったのか役者個人の解釈なのかは分からないけど高畑充希さんの寂しさと優しさの中に見え隠れする「今が幸せ」感ある笑顔の演技に救われた気がしました。

アニメ的な構図というか実にそれらしいCG的な実写表現と、雑な強めのフィルムグレインが「当時アニメをみた」という「過去の思い出」感を空気感としてうまく表現してくたように感じて、記憶の中の新海誠ワールドが実写化したらこういう表現なんだろうな、という期待通りの表現だった。

原作アニメは、救いのない現実の結末が主題歌の「One more time....」といっしょに心の重く響いてくるわけですが、実写化され見せられる登場人物たちの過去話は、現実の残酷さよりも違う登場人物たちの現在進行系の話を雑に切り貼りさて見せられてる印象もあり最後の踏切のシーン、取ってつけた感があって残念だった。(まぁ、それぞれの俳優個人の印象が強すぎるんだろうなぁ。ここらへん「からかい上手の高木さん」は違和感なかった)

とはいえ幼年期の明里役の白山乃愛の演技は切なすぎ。

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もりぞー

2.0可もなく不可もなく「無」

2025年10月23日
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悲しい

難しい

終わってみれば「無」でした。

原作もわからずアニメも見ていなかったからなのか、何を伝えたい作品なのか全く分からなかったです。
人気作品というだけで見に行ったのが間違いでした。
自分に合わなかっただけなのかもしれませんが、アニメを見ていたらおそらく映画は見ていなかったでしょう。
これが人気でいいの?って感じ。

何か特別に心に残ったものもなく、
「桜の花びらって秒速5センチメートルなんだあ」って知識だけ得た感じ。

寝不足だったら寝てました。

良かった点
映像の作り方はとても綺麗。
子役も含めてみんな演技うまっ。

悪かった点
子供時代を振り返りながら進んでいくので転校前か後か分かりづらかったし男の子の心情が読み取りづらかった。

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アンカー

4.5せつない

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

原作好きな人は納得の実写化ではないでしょうか?
とても良かったです

東京編
小学生の恋愛
種子島編
高校生の恋愛

なんか自分が10代の立場で恋愛しているより
大人になり外からみる10代の恋愛ってグッと来ますね

恋愛が白々しく嫌な感じじゃなくて自然で、良かった

東京編
大人編
なんかもうすれ違いで
せつない
せつないけど

けどこれで良いんだと思わせる締まり方で良い!

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アプソ

3.0綺麗

2025年10月23日
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波とか空とかそういう景色の映し方が綺麗で、また夏に観たいな〜と。何事も伝えたい時に相手に言葉にして伝えないとタイミングを逃して後悔することを再確認しました。でも思ったよりも私の心は動かなかったかな…

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あ

4.0おおむね評価します。

2025年10月23日
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・原作で観たモヤモヤ感を解消するために制作された作品と言えましょう。故に原作を忠実に実写化した作品でないです。多少俗世的になったとしても分かりやすさを表現した点を評価します。映画館に足を運ぶ価値は十分にあります。ただ引っかかったのが大人になったヒロインのキャラ設定です。この女優を使うことが最前提だったのかな、と思ってしまいました。少女時代のキャラと比して結構違和感を覚えました。少女時代のほうが原作に近いです。逆を言えば少女時代を演じた女優が光っていたとも言えます。

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ほほでみ

4.5これはバッドエンドではない

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

ある程度大人になった人間にとってこの映画の過去パートは、
さぞや甘酸っぱいがすぎることでしょう。
特に男性においては
充実しなかった、鬱屈としていた、
好きな人に告白できなかったなど
まぶしい青春を送れなかった人ほど刺さること請け合い。
中高年の男子なんてものは大抵が格好をつけ、
心ここにあらずみたいな態度をとり、
クールを気取り演じる生き物。
この映画の主人公はそんな恥ずかしい格好つけを
『素』でやっているので
映画を見ている男性諸君は恥ずかしい過去を思い出して
身悶えするかもしれない。
しかも文字通り『次元が違う』原作アニメとは異なり、
実写なのでダメージがダイレクトに伝わる。

いつまでも『初恋』という一番輝いていたアノ頃に
捕らわれ続けている男に対し、
彼女が最後に出す『答え』が実にいい。
なおかつアニメとは違い現代パートを多めにする事で
主人公がいかに初恋をひきずっているかがよくわかる。
アニメのあっさりした結末も素晴らしいが、
この実写は原作のそれとは違った魅力がある。

元のアニメ映画を見た人で
『この映画はバッドエンド』と称する意見をたまに見かけるが
これは決してバッドエンドではなく
むしろ未来が明るくなる映画だと思っています。
実写がどうなるかはご自身の目でお確かめください。

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サイレンス

5.0個人的な名作!

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

もう、あの頃の、あの時間は戻ってこない
あの人も、もう自分の知っている人ではないかもしれない、 だけど心に刻まれて忘れられない…
時間は刻一刻と過ぎ去っていって
想い出は美化されていく…
学生の頃、同じような経験をした私からすると
感情移入しすぎて苦しかった。
人との出会いを大切にしようと思える作品でした。

こんな素敵な映画に出会えて良かった。

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ベイベ
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