「苦手だったのに」秒速5センチメートル 庚さんの映画レビュー(感想・評価)
苦手だったのに
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原作アニメ映画の時、絵は綺麗だなっておもったんですが、貴樹が苦手でした。
原作では、明里は彼の中で「永遠に美しい初恋の象徴」として、実在感よりも記憶の中の幻に近い存在として描かれているように見えました。
今作の場合、明里が今も“生活している”という現実を見せることで、彼女が「もう別の人生を生きている人間」と明確になりました。
そして、明里の中にも貴樹との思い出があることが描かれる。
だからこそ、貴樹の未練が“痛々しい執着”から“確かな愛の記憶”に変わってみえました。
私が大人になって優しくなれたのかも?
とは思いますが、
秒速5センチメートルという作品が改めて素晴らしいものたと思えました。
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