「思い出じゃなくて日常です。」秒速5センチメートル M22さんの映画レビュー(感想・評価)
思い出じゃなくて日常です。
「秒速5センチメートル」/新海誠
いつも応援している松村北斗さん(SixTONES)が
主演をしていることがきっかけでこの映画を知りました。
この映画は新海誠監督による
2007年公開の日本のアニメーション映画です。
全主人公・遠野貴樹と、
彼の成長や「時間」と「距離」によって変化していく
人間関係を描いています。
タイトルの「秒速5センチメートル」は、
“桜の花びらが落ちる速度”を意味し、
「人と人の心が離れていく速度」にも重ねられています。
私自身は学生生活の中で
転校したりすることはありませんでしたが、
仲良くしていた近所の友達が遠くに転校して行き
少しの間文通していたことを思い出しました。
大切な人との別れやその寂しさは
誰もが経験することで
その人たちの再会する確率はすごく低くて
でももしかしたらどこかですれ違っていたりするのかな…
なんて思いました。
忘れられない人がいることを、彼女は「思い出」ではなく、
「日常」だと表現されていて
切り離された過去ではなく、今日の話であると…
明里にとって、貴樹の存在は綺麗な思い出で済まされるようなものではなく、今の自分の血肉となっている要素なのだ。
私はこのセリフに、酷く共感しました。
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