「実写版ではない。18年経って完全にアップデートされていた。」秒速5センチメートル まりやさんの映画レビュー(感想・評価)
実写版ではない。18年経って完全にアップデートされていた。
映画が終わった後もボーッとしてた。
ちょうど自分が貴樹と近い年齢ということもあり、
私自身も子供の頃に思い描いていたちゃんとした大人ではなく、理想の30歳には程遠い。
そんな感情が貴樹と完全にリンクした。
彼は決して過去の恋愛を引きずっているとか、そんな安い感情ではなく、自分という中身を桜の下に忘れてきてしまった。
明里はしっかりと前に進んでいる中、そんな自分に劣等感を感じていたのだろう。
約束の日に桜の下へ行き、明里が来なかったことが、彼が前に進むきっかけになったことが良かったし、実写で追加されて本当に良かった。
本当に強いて言えば、これは尺的にも原作の都合等もあって仕方ないと思うけど、30歳の貴樹がどう作られてきたのか、高校生以降の話を見たかったなと思い、4.5点とさせてもらいます。
実写版というには失礼かと思うくらい素敵な映画でした。2回目行きます。
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