「涙してしまう、素敵な作品」秒速5センチメートル まみおさんの映画レビュー(感想・評価)
涙してしまう、素敵な作品
貴樹の気持ちの揺らぎ、種子島の花苗の溢れんばかりの恋心、明里の貴樹への深い想い…
心の小さな機敏をこんなにも美しくて切なく映し出すなんて。
終盤のプラネタリウムのシーンで涙が止まらなかった。館長が貴樹のそばにいてよかった。素敵な結末だった。
松村北斗は作品の世界にすぅーっと入る人だが、今作でも貴樹として呼吸していた。本当に素晴らしい。
原作や小説版の真意を汲み上げてそれぞれの人間像や物語を見せてくれた。子ども時代のエピソード、宇宙の話、それに付随する約束の日…アニメと完全一致はしていなくても「貴樹なら、明里なら、そうだろうな」と思ってしまう。
脚本と制作陣、そして全力でそれぞれの人生を見せてくれたキャストに心から敬意を。
何回も見に行きたい。
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