劇場公開日 2025年10月10日

「愚弄された気分」秒速5センチメートル ひだやんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0 愚弄された気分

2025年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アニメ版の信奉者です。

俳優さんのキャスティングは素晴らしかったです。原作通りのイメージの方々をここまで揃えられるものなのかと感心しました。大人版の明里を除いて・・・
演技も大変素晴らしかったです。皆さんアニメ版をリスペクトしているのが伝わりました。

ただ、アニメ版を見たものからすると、ストーリーの改変は弄ばれた気分です。正直、嫌悪感しかありませんでした。
所々追加された設定・演出もイマイチです。詳細は割愛します。原作ファンは見ない方がいいと思います。

映像が綺麗とか言われていますが、良くわかりませんでした。アニメ版で感じた映像美からすると特に感じるものはなかったです。
過去を振り返るシーンをざらつきのある映像にしていたのは演出かと思いますが、普通の方が良かったのではないでしょうか?
映像が粗いようにしか見えませんでした。

アニメ版のエンドロールの音楽は観客の切ない想いをそのまま表現したかのようなもので
余韻に浸れたのですが、米津玄師の歌は汚かったです。
米津玄師さんの歌は作品にあったものになっており大概好きなのですが、今回は作品にあってないと思いました。

秒速5センチメートルが実写化されると聞いて大変危惧していましたが、その通りの結果となりました・・・・・

ひだやん
オーばやしさんのコメント
2025年10月16日

背景はアニメで人間が「このように魅せたい!」と描いているから美しいのであって、実写でやったら、そのままやろ!ってだけの事ですからね。
山崎まさよしの名曲を使わないというのも、原作リスペクトが足りていませんよね。
マンガをアニメ化、アニメを実写化、など色々ありますが「変えても容認される要素」と「これを変えたら別モンだろ!」っていう要素がありますが、これはダメな好例ですね。

オーばやし