劇場公開日 2025年10月10日

「蘇る淡い記憶、そして未来へ…」秒速5センチメートル Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 蘇る淡い記憶、そして未来へ…

2025年10月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

癒される

 カブに乗ったりサーフィンをする澄田花苗にアニメ版では思い入れはありませんでしたが、今作で森七菜さんが新しく命を吹き込んでくれました。

 美女が勢揃いで、顔のアップが多めの映画でした。
 ヒロインを演じた高畑充希さんと森七菜さんは『国宝』で吉沢亮さんとラヴシーンを撮った二人。今作でも主人公とそうなる可能性はありましたが、遠野貴樹(松村北斗)はそういう男ではないのでした。水野理紗さんが扮する木竜麻生とも何もせず、澄田花苗の姉(宮﨑あおい)と二人で酒を飲むというシチュエーションがありながら何も発展はせず、それが遠野貴樹という男なのであります。

 恋に破れ続けた『男はつらいよ』の車寅次郎の足取りを追っていく満男(吉岡秀隆)のように、小川館長(吉岡秀隆)の足跡をたどりそうな遠野貴樹でした。
 近くにいるのに、会えそうで会えないすれ違いが面白かったです。
 遠野貴樹の未来に期待することにします。

 プラネタリウムのシーンは、映画館とリンクしていて臨場感がありました。
 2009年が舞台で、さらに過去のシーンが大半を占めてる思い出を見るような、ノスタルジックな雰囲氣があります。

 パンフレット中の「天文手帳'92」が良いです。
 鑑賞後、思い出して心がギュッとなって涙が出る作品です。

Don-chan
NOBUさんのコメント
2025年10月12日

こんにちは。コメント有難うございます。
 仰る通り、実写化作品としては最良の部類に入る作品だと思いましたね。ではでは。

NOBU
marimariパパさんのコメント
2025年10月12日

Don-chanさん
共感&コメントありがとうございます。私もアニメ版で「バイク通学できる高校生?」てな感じで斜めに見てましたが今作で森七菜さんのピュアな高校生(ホント高校生でしたよね?!)に心打たれて白山乃愛さんと共に大収穫でした。

marimariパパ
ひなさんのコメント
2025年10月12日

Don-chanさま
共感とコメント、ありがとうございます😙

レビュータイトルはしっくりこなくて、何度も編集しました。
公開直前5夜連続ミニ特番(TVer配信中)の、冒頭ナレーションが「18年に渡る人生の旅」でした。

>「18年に渡る人生の旅」は、18→16年だと思いますが・・・
私も計算が合わないような気がして、何度も確認した結果、「1991−2009 」というレビュータイトルに落ち着きました😗

ひな
おつろくさんのコメント
2025年10月12日

共感・コメントありがとうございます!

初日舞台挨拶中継付きで観たんですが、森七菜の雰囲気が作品と180度違う感じで、「この人の素がこの状態だとしたら凄い変身能力で役に入るんだな」と妙なところで感心してしまい、森七菜出演の未鑑賞の作品もチェックしたくなりました。

おつろく
ひなさんのコメント
2025年10月12日

Don-chanさま
「10月10日になりましたよ〜」(←アニメ版のコメント参照)って思いながら、レビューをお待ちしてました🙂

最近のパンフレットは、情報は公式サイトとSNSにお任せで、“立体的な付録”がうれしいですよね。
映画が始まる前にパンフと公式グッズを買ったんですけど、終わったら全て完売してました。

初日の舞台挨拶に行って、「ほっくん」ファンがわーわーきゃーきゃー泣いたり笑ったりしてる中、映画の余韻に浸りながら帰宅しました。

白山乃愛ちゃんは、東宝シンデレラオーディションを最年少で優勝、舞台挨拶の立ち居振る舞いは子役じゃなくて女優でした。

松村北斗さんは、空手黒帯だけあってシュッとしてカッコいいのに、アイドルと俳優の顔のギャップで、地味に拗らせた役の佇まいが更に上手くなりました。

森七菜さんは今年の話題作ほぼ総ナメ出演で、今まで好きじゃなかったことを反省して、この作品で助演女優賞をあげたいと思いました。

高畑充希さんは、『国宝』に続いて、「女は男の記憶を上書き更新できるのよ」的な役が似合うようになりました。

長くなりましたが、誤解を恐れずに言えば、18年前のアニメ版『秒速5センチメートル』の存在は、ある意味「初恋の人」なのではないかと思っています🫡

ひな
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