「実写映画化としては最適解」秒速5センチメートル POTEさんの映画レビュー(感想・評価)
実写映画化としては最適解
まずはじめに、素晴らしかったです☆☆☆☆☆
「アニメの実写」が強調されていたので、暗い感情の部分に押しつぶされたらどうしようと不安をかかえながら観に行きましたが、それは杞憂でした。
アニメの三部作をそのまま実写化するのではなく、原作では語り足りなかった部分の補足だったり、小学校~中学校、高校、のそれぞれの部分(「桜花抄」「コスモナウト」)は、30歳の大人の部分(「秒速5センチメートル」)の回想という形で物語の中に織り込まれています。
何より、宮崎あおい、吉岡秀隆の存在で、原作よりも一歩踏み込んで主人公の心の成長が見られ、すがすがしい気持ちが残りました。
新海監督が「遠野貴樹が松村北斗でよかった」と絶賛するのも納得の、松村北斗の演技でした。
「夜明けのすべて」「ファーストキス」に引きつづき、単独主演で素晴らしい演技を見せてくれました。やはり、彼は人の心をひきつける物を持っています。
原作ファンだった方も、原作を知らなかった人も、ぜひ観て欲しい作品です。
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