「映画の始まりを知れる」リュミエール!リュミエール! りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の始まりを知れる
2016年製作のリュミエール!に続く第2弾。
オーギュストとルイのリュミエール兄弟は、1895年3月22日にシネマトグラフで撮影した映画の試写会を行い、その後12月28日、世界で初めてパリで有料上映された。
リュミエール研究所所長のティエリー・フレモーが監督・脚本・編集・製作・ナレーションを務め、1400本の貴重な映像から、110本を厳選した作品。
130年前に映画を発明したリュミエール兄弟を知らずに鑑賞。
もちろん、2016年公開の第1弾も未鑑賞。
130年前の映像からドキュメンタリーとしての貴重さもあったし、世界中にカメラマンを派遣して当時の世界中の貴重な映像を撮影したり、演出について考えたり、演者が居てフィクションの世界に入り、等、映画の始まりから、映画とは何なのか、そんな事を見せてくれる、教えてもらえる、重要な作品と感じた。
当時は50秒間が1作品だった様で、110作品を解説付きで見せてくれ、明治初期の日本の様子も動画で観れたのはすごく貴重と思った。
エジソンとの知的権利の争いがあった様だが、ハードじゃなくてソフトに力を入れ、多くの作品を残したリュミエールの圧勝なんだろう。
チャップリンに繋がるコメディっぽい作品もあり、こういうのからの流れなんだと妙に納得した。
ピアノやバイオリンなどによるBGMも良かった。
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