エマニュエルのレビュー・感想・評価
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アンソニー・ウォンの無駄遣い
2025年劇場鑑賞6本目。
エンドロール後映像不明。エンドロール中に寝ちゃったので・・・。音楽しか聴こえなかったので多分ないとは思います。
エマニュエル夫人はなんとなく観ていて(完全にエロ目的で)貞淑な抑圧された妻が海外で外交官の夫の目を盗んで性欲に溺れる話だと思っていたのですが、この作品のエマニュエルは最初から行きずりの名前も知らない男を誘って公共のトイレでヤッちゃうビッチなので、これ以上性の解放もクソもないです。高級ホテルの品位をチェックするセレブな仕事で香港に来たのですが、セレブはフリーセックスが当たり前という監督の偏見が炸裂していました。日本で上映なのに主演のアンダーヘアがガッツリ映っていましたが、長方形に刈られていて全然エロくなく、これ後で剃毛する伏線なのかなと思ったらそうでもなく、エロシーンはいくつもあるけど主演がシャクレているのもあって全くエロくなく、リブートした意味もないし、ホテルものとしても中途半端(品位チェックしてる立場で客捕まえてヤッちゃうって頭おかしいんか)だし。そんな映画のチョイ役にまさかのアンソニー・ウォンが出ていてビックリ。いやせめて相手役とかにしろよ!
エマニュエル人
「エマニエル夫人」とは関係のない「エマニュエル」という映画です。
「エマニュエル」はセクシーな映画ですが、「エマニエル夫人」は美しい映画です。
「エマニエル夫人」へのオマージュはあるのですが、性の解放を誘う美少女がアジア人痴女になっていたり、クライマックスの性の知的探求がただの羞恥プレイになっていたりです。
これでは「エマニエル夫人」ではなく「エマニュエル人」です。
私は「エマニエル夫人」になるのが夢ですが、「エマニュエル人」にはなりたくありません。ただの野蛮人ですから。
ナオミ・ワッツとスカッシュせんのかーいです。
「エマニエル夫人」がボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」だとしたら、「エマニュエル」は二科展入選作と言うしかありません。
仕方ないのです。相手が「エマニエル夫人」なのだから。
「エマニエル夫人」に対抗出来る人物など「市民ケーン」ぐらいです。
「エマニエル夫人」のシルビア・クリステルを思う時、私はカルチャー・クラブのボーイ・ジョージを思い出すのです。
天衣無縫な純粋さと、不思議な清潔感。
性革命の二大スーパースターにしかない魅力だと思います。
ボーイ・ジョージと同じ事を違う人がやったとしても、一世を風靡する事は無かったわけで、「エマニエル夫人」のシルビア・クリステルに関しても同じ事が言える訳です。
ノエミ・メルランは大変魅力的ですが、「エマニエル夫人」を演じたシルビア・クリステルは奇跡です。
しかし、太陽の下にエロスの女神が降臨したのは、世界がエイズパニックに襲われる前のほんの僅かの時間でした。
あれから幾星霜。
「エマニュエル」は暗闇の中の地母神の祈りの映画なのかもしれません。
固く閉じた貝がふたたび開かれる日のための。
あぁぁ~あ~ん・・・ガッカリ、期待しちゃダメダメ!
この~ 寒空に、ちょっとでも元気に成るかなっと思ったけど
大きく期待を裏切る・・・うぅぅぅ (´-ω-`) (-_-メ)
「エマニュエル」を今日は観に行ったのさァ。
昔からエマニュエルって言えば 殿方御用達!!じゃん。
エマニュエル夫人、チャタレ-夫人、そしてデ〇夫人w(いやそれは違うか)
”夫人”の文字は無いけども。
主演:シルビア・クリステル ⇒ ノエミ・メルラン
これがまた妖艶な魅力が全く無くって・・・なんやねん。何処となく萎える。
なんか違うのオンパレ-ドだったぜ。フランス語のボソボソ歌が良かったのにな
何じゃろコレな 大きく違うものを感じるわ。
艶っぽい何とも言えん様な ソソルものが全く感じられんゾ!!
(*ノωノ) いや (-_-メ) ですな。
香港にある超リッチな高級ホテル・ブランドの品質管理担当者がエマニュエルの仕事。何でアジア人バンバン出てくるのかな。
イメ-ジ変わるわ。
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監督:オドレイ・ディワン氏
エマニュエル(品質管理担当)役:ノエミ・メルランさん
マ-ゴ(ホテル運営者)役:ナオミ・ワッツさん
ケイ・シノハラ(謎の男、違法ギャンブル)役:ウィル・シャープさん
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・最初香港に来る飛行機内トイレで XXX
・風呂場でジョリジョリ
・バーの男?とXXX
・3人でXXX
・物置小屋で 女性とXXXX
・ホテルの部屋で一人XXX
・ラスト ケイ同伴でアジアの男とXXX
なんやコレ、安物のソフトAVでしょうかね。
おっさん怒るでシカシ~ (。-`ω-)
R15+指定だし 或る程度は期待してましたが、これ程とは・・・
前見た ”雨の中の慾情”の方が よっぽどマシかな。
”フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”のような展開物の方が良いと思うのだけどな。やっぱダコタ・ジョンソンは凄かったよね。
それに比べちゃイカンのだろうけども、
エマニュエル夫人感が漂ってない。下品丸出しのオバサンですね。
ベットで一人XXXX位でしょうかね まぁまぁ撮りがイケてるの。
ナンデも脱いだらokやと 思うなよねー。
男の目は(特に殿方の視線チェック)は超厳しいのやぞ!
アジア圏の方々が出て来て絡むから なんかな~ 合わんわ。
深夜のシャッタ-街での彷徨いも、薄着でこんな街歩くなよ。アブネ-わ。
ユ-ロビ+チャイナって感じ。別の映画ならいっそ合うんだけどな。
違法の賭博麻雀やってるケイ・シノハラ。
勃起不全らしいのだが。この男が気になるエマ。
もう感情が滅茶苦茶に。何処にハマってるねんw
1974年エマニエル夫人は 官能そのものだったのにな。
残念極まりない 本作。
夕方観たが 劇場の客は極少数。
どうしても 興味ある方は
劇場へ。
期待度△鑑賞後の満足度△ 50年の時を経て“受動的”な『エマニュエル夫人』から“能動的”な『エマニュエル』へ。でも雰囲気だけの映画であることに変わりはないか。
①『あのこと』の監督作だから“もしかしたら…”という淡い期待は完璧に裏切られました…
②50年前の『エマニュエル夫人』公開時の姦しかったこと。“女性が人目を気にせずに観に行けるポルノ映画”とか、籐椅子に座ったシルヴィア・クリステルの組んだ足の奥が見えるとか見えないとか、下世話な話題で盛り上がっていたことを当時中学生になったばかりの私は覚えております。
時代は21世紀に入り日本も令和となり世の中も女性やセックスに関する価値観も変わってきたので、50年前のままに再映画化したら何処かからクレームが付くのは必至でしょうから、「夫人」は「キャリアウーマン」となり、他者から教えを受けて官能の喜び(つまり「ああ、いいわ」)を追及する女性から、自分から官能の喜びの探求者となりました。
②意味ありげなカットの挿入が多いけれども題材は若い女性の官能の探求なので、それを暗喩するカットやメタファーを持って来られても、最早そういうのどうでもいいや、という観客には響きません。
次の客を迎える為のベッドメイキングを含む客室掃除のシーンとエマニュエルの化粧のシーンとを交互に撮すところがあるが、“そうか、新しい客を迎えるお部屋直しと女性のお顔直しは同じことなんだ”と思わされて、監督の皮肉がちょっと感じ取れたところは面白かったけど…
③大好きな『燃える女の肖像』に主演しているノエミ・メルランがエマニュエルを演じていることもこの映画を観た動機の一つだけれども、もともとしっかりした顔立ちなのでキッチリとメイクアップすると結構キツイ印象になるのがわかって魅力半減。でも結構美乳なのがわかって良かった?(って今の時代、こんなことも書いたら駄目なのかしら)
ただ、男が上半身裸をスクリーンで晒すのなら女性が晒して何が悪い、と私は思います。
④エマニュエルが心引かれる男が日本人というのも痛し痒しですが、日本人には見えないよなぁ。
⑤ナオミ・ワッツのヘレン・ミレン化が進んでいることも少々ショック。
こうなったら親友ニコール・キッドマンみたいに整形を繰り返してボトックス入れまくりの硬直した顔になるのではなく、イギリスの名女優さん達みたいに(元々美人女優で売っていた人達ではなかったこともあるけど)自然に任せた年の取り方をしてヘレン・ミレンの様に演技派女優まっしぐら、を目指しましょう。
新時代のエマニュエルさん
元祖を演じたウブで華奢で少年のような体つきのシルビア・クリステルと比べ、本作はハッキリとした顔立ちとガッチリとした体格で意志の強そうに見えるノエミ・メルランが主演。
様々な性の達人から指南され女性としての悦びを覚え自己を解放していく終始「受け身」のオリジナルとは違い、意図的、積極的にアプローチする現代的なエマニュエルさんには官能描写に込められた監督の「伝えたかったこと」を見つけることはできなかった。
エマニュエルに手解きする香港人達と大柄な白人女性のノエミ・メルランとではサイズ的にバランスが悪く、個人的な見方になるが、展開自体に説得力を感じることができなかった。
松山ケンイチの劣化版のようなケイ・シノハラにはミステリアスでセクシャルな魅力が一切感じられなかった。
香港は中国に返還される直前から15年間くらいまでは仕事で毎年合計30日程度滞在していたが、高級ホテル(滅多には泊まることはなかったが)のサービスは至れり尽くせりで王様のような気分を味わうことができ、歓楽街に赴いても王様のようの遊ぶことができる植民地文化の名残を思わせる良い時代で、懐かしく感じた。
ノエミ・メルランの目の演技が良かった。 エマニュエル・アルサンの1...
ドキドキ?
特命係長は出張にかこつけて弾けます
ノエミ·メルラン❤️出演作7作目。
公開初日のレイトショーで22:00からの鑑賞
広いスクリーンに6、7人しかいないのに 2つどなりに紅一点の黒ずくめのピンヒール女性が。大宮の女王様かも。
相変わらず持ってますね😎
なんのこっちゃ。
香港の超高級ホテルが舞台なんだけど、冒頭からファーストクラスのトイレで立ちバ◯クしちゃう。自信満々の誘う女なんだけど、鏡に映った顔が冴えない。ノエミメルランの横顔はとても素敵。鏡を使った演出。
そのあと、トイレのそばの座席の男(シノハラ)と目が合って、しばしの間。
経営本部から派遣されたホテル査察員のエマニュエル。ボスに電話で毎日ホウレンソウ。
富豪たちの欲求は千差万別。
ここではモラルやルールは破るためにある。
それを含めて一流のオ・モ・テ・ナ・シ
ホテルのプールサイドで男アサリする中国人女性(椿鬼奴似)や2701号室に長期滞在しながらその部屋のベッドでは寝ない謎の男 シノハラ。
香川照之と高橋克典をたしたようなシブい中国系俳優。
台湾のホテルの廊下を酔っぱらって全裸で叫びながら走ったのは篠原ともえ大先生。
査察にかこつけたエマニュエルの冒険譚。
カップルの部屋に上がり込んで3ピーしたあと、エレベーターホールの前でシノハラに遭遇する。部屋のカードキーはセキュリティ機能があり、違う階のエレベーターには反応しないようになっているようだ。バレちゃったね。
ノッキングオンヘブンズドア。
叩けよさらば叶えられん。
エマニュエルに情報提供する監視モニター室のオジサンはインモラルな客たちに慣れっこになっているみたいで、リストラの標的にされてしまってお気の毒。
悦楽求道者のエマニュエル。
お店の名前入りライターは昭和。
雀荘だとは思わなかった。ちょっと安っぽい。
いろいろ期待させといてねぇ。
ノエミメルランお目当てでしたが、最後ちょっと眠くなってしまいました😅
女は本当に満足したときはにこやかに微笑むんです。
あなたは見る派?見られる派?
なめられる派?なめる派?
そこまで不満はないものの、1月2週の競合するラインナップとしては厳しいか
今年5本目(合計1,547本目/今月(2025年1月度)5本目)。
こちらは原作となる小説等があり、それを現代に置き換えた「新解釈版」ということになります。
一応、R15扱いとはいえモザイクがかかるようなシーンはないし(一応、本番シーンは容赦なくでるものの、食事ができないとかというような状況ではない)、原作小説・映画等を見ていなくてもこの作品の存在はうっすら知っている方も多いでしょうし、その限りで現代新解釈版として見るなら対抗以上にはなるのかな、といった感じです。
ただ、対抗以上にはきても、まだ1月1週や去年の12月4週以前の作品もまだ多いので(大阪市の映画館は侍タイムスリッパーをいつまでやるんだろう…)、「その関係で」本命軸にはきにくいかな、といったところです。
および、現代に舞台をうつしたことで(香港なども登場します)、原作になかった「グローバル化」の考え方が色々出てくるため、原作とも比べるのが難しいし、一方で原題の作品そのものを今頃になって映画化しても誰も見に来ないでしょうし、ここは判断が分かれるといったところです。
とはいえ、R15作品の中では比較的表現がソフトなほうだし、フランス映画(といっても、大半は英語。フランス映画あるあるの、例の謎の旋律と一緒に登場するCANAL+も出てこない)らしい部分もあるので、フランス映画好きならおすすめといったところです(ポイントで見るにも値するレベル)。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
及び、映画の
エロさもイマイチ
ローズじゃなくてリリー
香港の高級ホテルのオーナー企業から派遣されたミステリーショッパーの女性の欲望と好奇心のお話。
エマニュエル夫人は昭和の終わりか平成の頭の頃にみて、ただの性欲映画くらいの認識しかなかったが、今作は違うものという触れ込みを信じて観賞したけど…。
飛行機内から始まって、いきなり性欲全開wそして序盤はそんなんばっか!?
のろま台風辺りから、ケイ・シノハラサスペンスみたいな感じになっては来たけれど、今度はテンポまでのろまになって…。
夫人じゃなくて婦人みたいだし、仕事の絡み等確かに性欲以外のものもあったけれど、結局やっぱりそんなオチですか…。
ツイン1Pとかは目覚めなのかも知れないけれど、それ以外は特にこの人の考え方に変化があった様にはみえず、自分には何を言いたいのかわからなかった。
どうでもいいけど名前入りライターを配る秘密クラブって…ねえ。
最初から最後まで肩透かし
「エマニュエル」の名前があるので「エマニュエル夫人」から想像して、貞淑な女が性の喜びを知っていくのかと思いきや
ただのヤリマンが堂々とヤるだけ
飛行機のトイレでやるのも妄想かと思いきや、現実
映画紹介にある『謎の女』はただのコールガール、手ほどきも何もない
おまけに貧乳で不細工
フランス人が想像する中国のコールガールはこんなものか
想像したよりかセックスシーンは1/3くらい
ノエミ・メルランに期待しすぎてしまった
彼女のエロの売りはデカい尻と長い黒髪と控えめなおっぱいとモジャモジャの陰毛
それが、髪は短いし陰毛整えてるしたぶん豊胸してる、尻も見せない
探し出した秘密クラブが雀荘とか、裏切りが過ぎる
そもそも、舞台を『香港』にしてしまったのが間違い
『香港』の性的な秘密クラブとか想像付かないし、最後のセックスの相手も冴えない中国人
現実から離れた空間を作るなら、どこかわからない場所にしておいた方が良かった
フランス人がずっと英語喋っているのにも違和感、ベトナム・ラオス・カンボジア辺りが妥当
そして、登場人物の心情がちっともわからない、奇想天外、脈略がない
母親?との電話は何を意図して埋め込んだのか悩む
ナオミ・ワッツとの絡みがあったら良かったのに
最初からコー◯ガールの所業
ホテルのオーナーお抱えの潜入査察官みたいなお堅い仕事をしている新エマニュエルさんです。
しかし彼女は常時、開放的で露出度の高いセレブみたいな衣装を身に纏っております。しかも真面目なホテルの全体会議の席でもTPOなど全く無視してそんな感じだから明らかに周囲から浮いた存在になっていました。
それでいて仕事が出来る切れ者の女性かっていったら・・・そんな描写や演出は乏しくてなんとも人物像が定まりません。
まあ、それ以前に、電車内?で間違いなく通報される様な破廉恥行為したり、ホテルの知らないカップルと行きずりの情事に耽ったり、まあエロやりたい放題なわけですよ。この人生来、倫理観がぶっ飛んだ人なんです(笑)。
これはむしろ、ホテルオーナーのお気に入りのコール◯ールが副業で客のフリしてホテルのサービスをチェックに来ました。そこでついつい好奇心も手伝って、性欲の吐口を不特定の周囲の男女に求めてしまいました・・・ってシナリオのほうが馴染みます。
香港の街の風景には全く馴染まない場違いなフランスの高級娼◯が、あまりに淫乱でオーナーから愛想尽かされたってオチでOKですか?
では。
ちょっと支離滅裂かな?
おカタい査察の仕事と
深層のエロ心理が入り乱れて揺れ動く・・
まあそれなりにエロいです
お一人で観ることをお勧めします
しかし
次々繰り出してくるエロ場面は
だんだんと深化するとか、関係性が濃くなるといったエスカレート的でもなく、フィフティシェイズのようなマジメ娘ちゃんが転落していくような感覚でもなく、しょっ鼻から思いつきのようにポンポンと支離滅裂で、観ていてあまり感情移入できませんでした。
カタさとエロさのコントラストももう少し強ければ引き締まったものと思います
案外平坦な展開なので体調が万全でないと寝てしまうかも
高級ホテル内の撮影は奥行き、彩りともに綺麗でちょっと旅行した気分になれたのが、せめてもの救いでした
〝官能〟ということばのニュアンスを体験する
【”ハイソ&エロティシズム。”今作は美しくも孤独な女性が香港の高級ホテルの査察をする中で出会った人たちに触発され、性の喜びに目覚めていく様をエロティックな映像で魅せる作品である。凄かったなあ、ハア。】
ー エマニュエルを演じたノエル・メルランを秀作「燃ゆる女の肖像」で初めて観た時には、その美しさと妖艶さにクラクラしたモノである。
そして、今作では更にその妖艶な美しさは増しており、随所でゴックンしてしまったモノである。-
◆感想
・冒頭のシーンから、まあ凄い。飛行機のファーストクラスに乗っているエマニュエルは、彼女を見ている男性の視線に気付くと、更にドレスの裾を上げてその美しい足を見せつけるのである。そして、二人はトイレの中で致すのである。しかもバックで。
けれども、エマニュエルは余り興奮した様は見せない。クールである。ウーム、この人はもしかしたら・・、と少し思う。
・エマニュエルは、香港の高級ホテル”ローズフィールド香港”に着くと、様々な常連客と接していく。その中の一人であるホテルのプールで男を誘い、ホテル内の小屋でセックスする女ゼルダ(チャチャ・ホアン)とエマニュエルは目が合い、その後二人はその小屋でお互いに股間を露わにして、自慰行為を行い見せ合うのである。女が激しく喘ぐ中、エマニュエルの表情は、余り変わらないのである。
・エマニュエルは、ホテルの監視カメラをチェックしている男(ナント、アンソニー・ウォン)に常連客の事を聞くと、男は”2701号室を常部屋にしている男(ウィル・シャープ)だけは、行動パターンが読めない。彼はホテルのベッドで寝ないんだ。”と告げるのである。そして、彼女は、男に興味を持って行くのである。
・一方、仕事もキチンとしている。ホテルの総支配人マーゴ・パーソン(ナオミ・ワッツ)の管理レベルのチェックや、フロントの対応、送迎車の運転方法などをチェックし、”グリーン、オレンジ”などとスマホに記録し、上司に報告をするのである。
■今作が、エロティシズムなシーンがふんだんに織り込まれつつも品を保っているのは、舞台を高級ホテルにした事で意匠の作り込みがゴージャスで、エマニュエルを始めとした登場人物達の衣装が洗練されている所である。
・エマニュエルは男と会話し、彼がNYに住む技術者であり、名前がシノハラであることを知るが、それ以外は謎である。
すると、彼女はシノハラの香港の風景が一望できる眺めの良い部屋に入り込み、バスルームに張ってあった水に裸体で入り、水を口に含むのである。彼女が抱える寂しさが、感じられるシーンである。
■ホテル内でシノハラに渡されたライターを頼りに、エマニュエルが香港の猥雑な路地を、臙脂色の可なり際どいワンピースだけ着て、シノハラ行きつけの店を探すシーンから妖しさは増していく。まるで、ウォン・カーウァイの映画のワンシーンの様な緋色や黄色が印象的な路地を歩いて行くと、漸く目当ての”フェンウィック”というバーに着くが、そこは違法な賭博や貴金属をやりとりする妖しい店であった。
そこで、麻雀をするシノハラを見つけ、彼も又、エマニュエルを見つける。そして、二人で店を出て粗末な店で食事を摂るが、エマニュエルが仕事を辞めた事を告げると、シノハラは”乾杯しよう”と言って強い酒(多分、白酒)を注文し、ショットグラスで少しづつ飲んで行くのである。
そして、シノハラは知り合いの男の所に連れて行き、エマニュエルはシノハラが見ている前で、その男の前で足を開き、股間を舐めさせ、乳首を舐めさせ、最後には男を受け入れるのである。そこで初めてエマニュエルは歓喜の喘ぎ声を上げるのである。
このラストシーンは、凄かったなあ。正に、エマニュエルが全てから解き放たれ、性の喜びを異国の地で知った瞬間なのである。
<今作は美しくも孤独な女性エマニュエルが香港の高級ホテルの査察をする中で出会った人たちに触発され、性の喜びに目覚めていく様をノエル・メルランのエロティックな映像で魅せる作品なのである。>
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