劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッションのレビュー・感想・評価

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5.0フィクションが過ぎる、だがそれでいい、それがいい

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

火山弾だったり溶岩流だったり火砕流だったり(自然の脅威を甘く描いていたり危機管理的に問題がある展開だったり)あり得ない部分は多々あるのですが、お決まりの型がある時代劇的な映画として早々に割り切ってしまえば安定した面白さがあり期待以上に楽しめる映画でした。

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ジェットコースターのようなスリリングな展開

緊張感と高揚感を高める音楽

現場の戦いと裏(政治行政)での戦い

ピンチになると必ず現れてくれる援軍の面々

「死者は0(ゼロ)です!!」(ヤッター!)

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映☆画太郎

4.0【79.7】劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション 映画レビュー

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

作品の完成度
『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』は、テレビシリーズから続く人気シリーズの劇場版第2作。前作に引き続き、映画ならではのスケール感を追求し、災害医療というテーマをさらに深く掘り下げた完成度の高いエンターテインメント作品。物語の舞台を南の島に移し、噴火災害という圧倒的な自然の脅威に立ち向かうという設定は、観客を序盤から引き込む。
本作の特筆すべき点は、シリーズを通して一貫した「一人も死者を出さない」という信念の徹底ぶり。それが単なるスローガンではなく、困難な状況下でどのような判断を下し、どのようにチームとして連携するのかを丁寧に描き出している。前作の横浜ランドマークタワー爆破事件が都市型の災害であったのに対し、今作はヘリコプターでの救助が困難な離島という状況設定により、より限定的で閉鎖的な空間でのミッションが展開。これにより、チーム内の葛藤や外部との連携の難しさが際立ち、物語に深みを与えている。
また、本作は単なる医療ドラマに留まらない。離島の地域医療が抱える問題や、災害時の行政との連携のあり方など、社会的なテーマも内包。観客はエンターテインメントとして純粋に楽しめる一方で、災害大国である日本が抱える課題について考えさせられる。脚本、演出、演技、音楽、映像といったあらゆる要素が有機的に結合し、観客の感情を揺さぶる一級のエンターテインメントに昇華されている。興行収入も好調で、2025年公開の実写映画としてロケットスタートを切っており、批評的にも、商業的にも成功を収めている点は特筆すべきだろう。
監督・演出・編集
監督はテレビシリーズから引き続き松木彩。テレビドラマで培われた演出手腕が、映画という大きなスクリーンで遺憾なく発揮されている。特に、噴火シーンのスペクタクルな描写は圧巻の一言。溶岩や噴石が飛び交う中、緊迫感あふれる医療活動が繰り広げられる。この緩急のつけ方が巧みで、観客は常にハラハラドキドキさせられっぱなし。
編集は、テレビシリーズ特有のテンポの良さを維持しつつ、映画的な見せ場を創出。次から次へと困難な事態がMERチームに襲いかかる展開は、観客に息つく暇を与えない。また、絶望的な状況からの逆転劇を盛り上げる編集のリズムは、観客のカタルシスを最大限に高めている。
役者の演技
鈴木亮平(喜多見幸太役)
TOKYO MERのチーフドクター、喜多見幸太を演じる鈴木亮平の演技は、もはやこのシリーズの屋台骨。冷静沈着でありながら、内に秘めた熱い情熱と、どんな状況でも諦めない強い意志を見事に表現。特に、極限状態での的確な状況判断と、チームメンバーへの指示を出す際の圧倒的な存在感は、観客を深く引き込む。前作以上に、新設された南海MERのメンバーを導く指導医としての側面が強調され、人間的な深みが増している。その台詞の一つ一つ、眼差しの強さから、喜多見幸太という人物の「命を救う」という揺るぎない信念が伝わってくる。肉体的なアクションシーンも説得力があり、医師としての技術的な動きも細部までこだわりを感じさせる。
賀来賢人(音羽尚役)
TOKYO MERのセカンドドクター、音羽尚を演じる賀来賢人は、喜多見とは対照的な官僚としての冷静さと、医師としての情熱の間で揺れ動く複雑な心境を繊細に演じ分ける。今作では、TOKYO MERと南海MERの橋渡し役として、組織論と現場の現実の間で葛藤する姿が描かれる。そのクールな表情の奥に、喜多見への信頼や、人命救助にかける熱い思いが滲み出ており、彼の存在が物語の奥行きを深めている。
江口洋介(牧志秀実役)
南海MERのチーフドクター、牧志秀実を演じる江口洋介は、ベテラン俳優ならではの存在感で作品に重厚感をもたらす。離島医療の現実を熟知し、飄々とした中に強い意志を宿す医師を好演。喜多見との衝突と共闘を通して、自身の信念を貫きながらも、新たな価値観に触れていく過程を巧みに表現。彼が演じる牧志の、穏やかながらも芯の通った姿は、観客に深い安心感を与える。
石田ゆり子(赤塚梓役)
都知事・赤塚梓を演じる石田ゆり子は、クレジットの最後に登場する豪華キャストの一人。前作に引き続き、TOKYO MERの最大の理解者であり、その存続を賭けて奮闘する姿は、作品全体に政治的、社会的なリアリティを与えている。彼女の持つ知性と優しさが、強権的な政治家とは一線を画す、MERを支える理想的なリーダー像を構築。短い登場シーンながらも、その存在感は強く印象に残る。
脚本・ストーリー
脚本は黒岩勉。前作に引き続き、彼の得意とするスピーディーで予測不能な展開が随所に散りばめられている。序盤は平和な離島での日常から始まり、一転して大規模な噴火災害に巻き込まれる展開は観客の心を掴んで離さない。物語の核心にあるのは、TOKYO MERの信念を継承し、独自のやり方で人命救助に挑む南海MERの成長。喜多見が指導医として彼らを支え、時に厳しく、時に優しく見守る姿が感動を呼ぶ。
物語のクライマックスは、噴火で孤立した村に取り残された79名の命を救うという、まさに絶体絶命のミッション。一人一人の命を救うため、絶望的な状況下で知恵と勇気を振り絞るチームの姿は、観客の胸を熱くする。テレビシリーズから続く「死者ゼロ」という絶対的なテーマを、よりスケールアップした形で描き出し、観客の期待を裏切らない見事なストーリー構成。
映像・美術衣装
今作の舞台は鹿児島の離島、諏訪之瀬島。噴火による火山灰や溶岩、噴石が飛び交う壮絶な映像は、CGと実写を巧みに組み合わせ、圧倒的な臨場感を生み出している。美術セットもリアリティを追求し、災害現場の緊迫した雰囲気を忠実に再現。特に、溶岩が迫り来る中での医療活動シーンは、観客に息苦しさすら感じさせる。
南海MERの新しい特殊車両「NK1」や、新たなユニフォームもデザインを一新。離島の環境に対応した特殊な装備や、海洋での活動を想定したデザインは、作品の世界観をさらに強固なものにしている。
音楽
羽岡佳による音楽は、物語の緊迫感を高め、感動的なシーンをさらに盛り上げる。特に、危機が迫る場面での劇伴は観客の心拍数を上げ、MERチームの活躍を力強く後押しする。また、本作の主題歌はback numberが担当。楽曲名は「幕が上がる」。彼の優しく温かい歌声と、人生の困難を乗り越えていくことの大切さを歌った歌詞が、映画の感動的なラストシーンと深く共鳴。命の尊さや、希望を胸に前へ進むことの美しさを観客に伝える。
作品
監督 松木彩 111.5×0.715 79.7
編集
主演 鈴木亮平B8×3
助演 江口洋介 B8
脚本・ストーリー 黒岩勉 B+7.5×7
撮影・映像 S10
美術・衣装 B8
音楽 音楽
羽岡佳
斎木達彦
櫻井美希
主題歌
back number
A9

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honey

5.0気づいたら

2025年8月8日
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泣ける

興奮

ドキドキ

何度か泣いてしまっていた笑笑😞

まあ災害・医療ものなので感情が移入しやすいからか。

鈴木亮平さんはじめ俳優陣の演技も良かった😀
めるるも良かった😀

江口洋介さんがとても良かった😎年齢を重ねてもかっこいいですね😀

ストーリーもわかりやすくて👍

ドラマも暇があればみてみるかな。

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コタロー

4.0安定のMERな感じで良かったが、仲里依紗が全く出ずそこが寂しかった...

2025年8月8日
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泣ける

安定のMERな感じで良かったが、仲里依紗が全く出ずそこが寂しかったかな。
死者0ですはやっぱり良い!!!

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たつや

4.0めるる見直したぜ

2025年8月8日
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泣ける

興奮

ドキドキ

前作より興奮しました。
もう何度もピンチの連続で全く落ち着かない。
鈴木さん、江口さん、賀来さん、菜々緒さん、石田さん、鶴見さんはじめ皆さん安定の演技力で隙がない。
でも今回は、めるる。どうした!ショータイムセブンの時とは大違いじゃないか。南海MERでめるるの成長して行く姿は感動したぞ。
菜々緒様とのアイコンタクトもバッチリ。
父親目線で嬉しかったぞ。ようやった!
疲れたけど楽しめた作品でした。
そして玉鉄、カッコいいぜ。

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コウジ

5.0ご都合主義で何が悪い!

2025年8月8日
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興奮

いや良かったです、これはハマりました。
IMAXで見直したいと思います。

とにかく、これでもかとピンチが降り掛かってきて、その度に乗り越えてく…助っ人が都合よく現れる…
ピンチに陥るメンバー以外、何故か火山の落下物に当たらない…

いいじゃないですか!

ドラマ版からずっと見てますが、この作品は医療ドラマというよりヒーロー物として楽しんでいます。
絶対、喜多見なら最後に何とかしてくれる、何とかする。
そこに焦点を置いて鑑賞した方が楽しめると思います。

鈴木亮平、江口洋介と聞いただけで安心して見れる俳優陣ではありますが、今回驚いたのはジェシーです。すごい演技レベルアップしてますね。
SixTONESで俳優もやってるメンバーと言うと、ファンの方には怒られるかもしないですが僕は松村北斗か、強いていえば森本慎太郎のイメージでした。

役としてハマればすごく可能性が広がるだろうなと、期待します。

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さかもと

4.5予想以上

2025年8月8日
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癒される

色々突っ込みどころはある。
あるけど、そんな事は小さい事。
みなさん書き込んでいるように、本当にそう。
映像も迫力も予想以上にすごかった。
自然の前には、人はただただ無力。
でもそこから逃げないで、立ち向かい、全身全霊で人を救うひた向きさに心を打たれました。

結局、『死者ゼロです』って分かっていても、はらはらドキドキの連続でとてもおもしろかったです。
もう一度鑑賞しよか迷い中です!

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つちのこやま

5.0おもしろかったし、僻地医療への問題提起…かな。

2025年8月8日
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知的

驚く

ドキドキ

最初はのほほんとした場面から判断を問われる治療と搬送へと変わり、火山噴火と災害派遣医療チームへ変わる場面の差が激しい。
だが、日本は災害が多い国なのでこういうチームがあるといいと思いながら観ていた。トカラ列島の火山噴火は判断と決断が問われ、「死にたくない!危険です!」と言っていた知里看護師が自らの判断と決断で船を操舵接岸した姿に成長を感じた。火山噴火や火砕流が迫る中、そこに命の危険があるなら誰かが求めるなら…と自らの命を危険を顧みずの場面は「フロントライン」もそうだなぁと思いながらだった。
ちょっと、驚いたのは官房長官が根回しして動かして東京MERが来たこと。ここでくっつけるか〜と思ったが主役は東京だし…と思い、納得した。
南海MERの主なテーマは僻地医療じゃないだろうか。大都市に集中する医療と医療従事者の人手が足りず、僻地や地方に医療従事者を割けない医療機関と医療従事者が欲しい自治体とその人達の差は広がって…。だが、それでも南海MERを信じ、持病のある人達を把握していることで治療につなげたことがやはり、そうだったかと思った。
火山噴火と火砕流はとても怖く感じたが、どこかで撮影してきたのかと思うほど、本物に観えた。
僻地医療は自治体だけでは難しいので、国が動け!ってことかな…と思いながら観終えた。とても良くできた映画と思う。
3作目があるのなら観たいと思う。

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hiro

5.0MERを観た後、明日も仕事に向かえる気がした。

2025年8月7日
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楽しい

興奮

幸せ

 2025年夏、日本の医療ドラマ映画がまた新たな金字塔を打ち立てた。
 『TOKYO MER 南海ミッション』は、前作を超えるスケールと濃密な人間ドラマ、そして命に向き合う者たちの“決断”を描き切った感動作だ。

 【南海の地で、新たな試練】
 物語は、MERのチーフ・喜多見(鈴木亮平)が、南海MERへ出向するところから始まる。舞台は地震と津波のリスクを抱える島嶼部。
 しかしMERの理念は変わらない——「死者を出さない」。
 この信念のもと、地方の医療格差、災害医療の限界、偏見や行政の壁を乗り越えていく姿には、ただのフィクション以上のリアリティがある。

【医療従事者への“静かなエール”】
 本作のテーマは明快だ。
「どんな小さな判断も、誰かの命を救っている」
「報われない努力も、必ず誰かが見ている」
「あきらめない姿勢が、周囲を動かす」
 これらのメッセージは、現実の医療現場で日々葛藤しながら働く看護師・医師・救命士にとって、深く刺さるはずだ。

【MERの“背中”が、私たちに教えてくれること】
 緊迫した災害シーン、判断を迫られる緊急オペ、揺れる人間関係——だがこの映画の本当の価値は「背中」にある。
 喜多見の姿勢、夏梅の覚悟、音羽の静かな支援。
「自分には無理かも」と思っているすべての人へ、「それでも動くことに意味がある」と語りかけてくる。
【 大人こそ観るべき“ヒーロー映画”】
 特撮やSFのヒーローものとは一線を画す。
 この映画が描くのは「普通の人が、他者のために動く姿」であり、それは誰もがヒーローになれるという“可能性の証明”だ。

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にこ

5.0諦めたら試合終了ですよ

2025年8月7日
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泣けました。いろいろなところで泣けました。
ちょっとタイミング良すぎなとこは、目をつぶって、よかったです。

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かぜ

2.0離島での火山性の地震が起きているからタイムリー

2025年8月7日
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長いタイトルなのは、ちょっと馬鹿馬鹿しいと思います。

それでも、まあまあ面白かったです。
準主役の江口洋介さんが少し枯れた演技で中々良かったです。
宮澤エマさんが可愛くて良かった。

お話しとしては、緊急医療ドラマに離島での火山災害を合わせたヒーロー物。
最近、離島での火山性の地震が起きているから、タイムリーで感情移入ができました。

主役の鈴木亮平さんが活躍しすぎだとは思いましたけれど、連ドラの劇場版だからこんなものでしょう。

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ねこたま

5.0愛が溢れている☺️

2025年8月7日
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泣ける

幸せ

癒される

満席の映画館は小学生くらいのお子さんを連れた家族連れや学生のグループ、そして私を含め「人生の先輩」と言われる世代など様々でした☺️私の隣に座られた高校生?くらいの女性は後半はずっと泣いていて私も胸がいっぱいになりました☺️
ドラマから前作の映画も鑑賞していますが〜この作品だけではなく鈴木亮平さんが出演されている多くの作品には愛が溢れていて、見終わった後は胸が締めつけられるほどの愛おしさや優しさに涙が溢れます✨また観にいきます😀

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rose

5.0白熱の南海でもミッション・コンプリート🦆

2025年8月7日
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泣ける

興奮

ドキドキ

作品の舞台となったエリアの不安定な状態が回復に向かいそうで本当に良かったと思います。
さて、今回は地域医療の細やかな対応と都市部の最先端医療がいかに効率よくコラボできるかがテーマの作品だったと思います。全編ハラハラドキドキ💓涙腺緩みっぱなしで大変でした。新メンバーの皆さん大活躍でした。
また新たなミッションでの活躍が楽しみです。よろしくお願いします🙇
是非映画館で🎦

81

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タイガー力石

4.5エンタメに振り切った胸アツドラマ

2025年8月7日
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TVドラマの第1話とTVスペシャル回のみを観て2年前の前作を劇場で観賞し、思いの外感動してしまった私。

私には救急医療現場に従事していた古くからの友人がいるため、私の感想は決してフラットなものではないんだろう。

特に「絶対的不利な環境でも他人のために命をかける」という姿に滅法弱い私には、この「TOKYO MER」は前提からして涙腺決壊確定作品なのである。

いやぁ。
今回も泣かせてくれました。

「ご都合主義」「ミラクル起こりすぎ」「予定調和」「ヒロイズム暴走」「ディザスター版『踊る~』」「ステレオタイプ」

もちろん、いろんなご意見があることも分かります。ごもっとも。
しかし、これだけ真正面から「胸アツ人命救助ドラマ」を見せられたら、私にも浮かんでいたそんな「野暮」な指摘はぶっ飛んでどこかにいってしまった。

まあ、まずは役者たちの熱演よ。
メインから脇まで、旧キャラから新キャラまで、全員が熱量満点のパフォーマンスを見せてくれた。演技もお上手。
チームが事故現場で患者への語り掛けを始めただけでなんか泣けてしまうくらいには、私は彼らのトリコなのである。

正直、観客全員が最終的なゴールを予想できているんだけど、それでもなお、そこまでのプロセスを休むことないトラブルの波状攻撃とそれをクリアする主人公たちのカタルシスで最後までスクリーンから目が離せない。

確かに、「劇場映画」としてどうか、というとこれはやはり「ドラマ」です。という感覚は否めない。
観客に解釈を委ねるなどという曖昧なモノはここにはなく、ただただどんな人にも分かりやすく「人命救助」が描かれる。
もちろん、だからこそ多くの観客が観て率直に涙が流せるワケで。
その辺りはもうちゃんと割りきったエンタメ作品だった。

牧志先生(江口洋介)と島民の関係が事前にもう少し詳しく描かれていたら、もっと泣けただろうな。

彼らの、組織行動としては禁忌であり、客観的にも「蛮勇」でしかない救助活動も、単純に喜多見先生の独断として描かなかったのも良かった。

印象としては前作よりも楽しめたな。

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キレンジャー

4.5ふざけるな

2025年8月7日
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泣ける

興奮

ドキドキ

噴火により北部だけでなく西部、南部にもマグマが流れ出る絶望的な状況で久我山厚労副大臣が「これまでか」とギブアップ宣言をする。
それに対して俯いていた音羽事務官(賀来賢人)が下を見たまま「ふざけるな」と言い放つ。「島民や南海MERメンバー誰一人諦めてない。どこかに助かる手立てがあるはず。我々もそれを探すんだ」と。音羽の言葉で防災管理センター全員がやる気を出して各々やれることを始め出す。

島からの脱出で終わりかと思いきやその後にも色々なドラマが待ち受けている。
ある重要人物の心臓手術シーンは血がドバドバ流れ出てリアルでうえっとなった。
島民のリーダー的存在(玉山鉄二)やMER隊員等多くの人が活躍した。
主役は現場の喜多見チーフ(鈴木亮平)だけど彼を支えてるのは裏方のリーダー音羽さんだと実感した。
後半諮問委員会で出動回数の少ない南海MERの存在意義を問われた喜多見チーフのセリフには涙がにじみました。周りの席のあちらこちらから涙声が聞こえました。

エンディングのタイトルロールで実物のドクターヘリやドクター、自衛隊員、消防隊員、看護師が人を助けてる写真が映った。この映画は実際に現場で働く人への応援歌、讃歌で素晴らしいと思いました。

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ハッセルホフ

4.0使命!

2025年8月7日
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自然の力と戦うMERスタッフたちの勇敢な姿と救助を待つ島民たちの素晴らしいチームワークに心を打たれました。
絶対絶滅の危機に多くの人々が知恵を出し合い、更に一丸となり危険に立ち向かいながら生き抜く姿を見て涙腺が熱くなりました。
時間を感じない映画でしたよ

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倭

4.5鈴木亮平、江口洋介で安定の出来栄え…⭐︎

2025年8月7日
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前回の劇場版に続き、安定の面白さ。
前回同様 始めからMERが大活躍。
黒岩勉の脚本らしく、次から次へと畳み掛けるように災害が続き、ここで見せ場と
思うところでちゃんとヒーロー(MER)が登場する。
都合良すぎと言ってしまえば、それまでだが出演する役者さん達の素晴らしさで
一気に最後まで見せる。

鈴木亮平ってすごいなぁ…、最後の手術シーンの飛び交う医療用語のスピード!
それについて行くスタッフの面々。
まさに神業のようだった。

江口洋介が離島の医者の良い雰囲気を醸し出していたし、個人的には賀来賢人の官僚っぽさが
良い。

新規登場の玉山鉄二をはじめ、隅々まで行き届いた配役で暗さもなく鑑賞後に明るい気持ちに
なれて、スッキリという感じ。

やっぱり映画館でみる映画。

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☆ムーミン

5.0色々書きたいが!

2025年8月7日
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驚く

もっかい観たい、喜多見幸太のいる世界へ没入したい!
ラストシーンは「西郷どん」

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鹿野安兵衛

4.5離島を舞台にした救出&救命活劇

2025年8月7日
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今回は自然災害を舞台にしたMER(南海mer)の活躍を描く。
チームの長がもともと小さな診療所の医師ということで本部には煙たがられ解散の危機に。そんなとき火山噴火が離島で起きる、そんな中、南海MERは離島の住民を救うため危険なミッションに挑むのだった。
ハプニングにつぐハプニングで息を飲むシーンが多数。是非ともけつまつは劇場にてご覧下さい。

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流浪の旅人ぱぱや

5.0カンヌには出せないが、伝わる“熱さ”に拍手

2025年8月6日
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泣ける

悲しい

興奮

TVドラマも観ていたし、劇場版の前作も楽しめたので、公開を楽しみにしていた。

【物語】
「TOKYO MER」の活躍が評価され、全国の主要都市に厚労省が統括するMERが続々と誕生する中、沖縄・鹿児島の離島地域にも小型フェリーに緊急救命車両を乗せて機動的に緊急事案に対応する南海MERの試験運用が開始されていた。

人員体制・設備とも各主要都市MERに劣る南海MERにはTOKYO MERの医師・喜多見幸太(鈴木亮平)と看護師・蔵前夏梅(菜々緒)が指導スタッフとして派遣される。 しかし、平穏な日々が続き活躍の機会も無いまま試験期間6か月が終わろうとしていた。 救命実績の無いままでは南海MERの本運用移行は無いと南海MERメンバーが焦り始めていたが、初めての出動要請が掛かり、駆け付ける。しかしチーフ牧志(江口洋介)の判断で現地対応を諦め患者を救急ヘリにて本土に搬送する。

やっと巡って来た活躍の場を逃したことにチームメンバーは落胆し、牧志への不満を募らせる。そんな中、小島での火山大噴火により、島民に多数のけが人が発生する大規模緊急事案が発生する。

南海MERは島に向かうが、激しい噴火により島に近づくことさえ厚労省本部に止められる。そうしている間にもけが人だけでなく、島民全員の命に危険が迫る。牧志と喜多見は島への上陸強行を決断するが、・・・

【感想】
大いに楽しむことができた。
ハッキリ言って、展開はベタだし、芸術性のかけらも無い作品だが、制作の熱量は存分に伝わって来た。

まず感心したのは噴火、噴石、溶岩流の映像。言うまでもなくCGに決まっている(一部どこかの火山の実映像を使っていそうだが)が、その出来が良い。予算規模で言えば、邦画の中では金をかけていそうな本作でもハリウッド大作の1/10にも満たないであろう中で、邦画でもここまで作れるようになったのかと思える迫真の映像。特に溶岩流には感心した。

展開的にも、危機、また危機、手に汗握るシーンがこれでもかこれでもかと連続。これもミッション・インポッシブルシリーズ等ハリウッド大作では時々経験するが、邦画では初めてかも。 そこにはCG・特撮に金を掛けているだけでなく、脚本制作の段階で相当時間を掛けているであろうことが感じられた。

キャスト的にも南海MERメンバーとして加わった、江口洋介、宮澤エマ、高杉真宙、生見愛瑠が上手く機能していた。特に「ボンクラに見えていざとなると熱く有能なリーダー」を演じた江口がハマっていた。

鈴木亮平、菜々緒以外のオリジナルメンバーの出番は少ないが、クライマックスでしっかり登場させるシリーズファンへの心遣いも抜かりない。

最初に書いたように“芸術性”は全くと言って良いほど無く、“高尚”の対極にあるような作品だが、そういうことは潔く捨て去って、娯楽性を熱く追い求めた作品。そういう作品も有って良いと思うし、それを突き詰めたことを称賛したい。

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泣き虫オヤジ