「おもしろかったし、僻地医療への問題提起…かな。」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろかったし、僻地医療への問題提起…かな。
最初はのほほんとした場面から判断を問われる治療と搬送へと変わり、火山噴火と災害派遣医療チームへ変わる場面の差が激しい。
だが、日本は災害が多い国なのでこういうチームがあるといいと思いながら観ていた。トカラ列島の火山噴火は判断と決断が問われ、「死にたくない!危険です!」と言っていた知里看護師が自らの判断と決断で船を操舵接岸した姿に成長を感じた。火山噴火や火砕流が迫る中、そこに命の危険があるなら誰かが求めるなら…と自らの命を危険を顧みずの場面は「フロントライン」もそうだなぁと思いながらだった。
ちょっと、驚いたのは官房長官が根回しして動かして東京MERが来たこと。ここでくっつけるか〜と思ったが主役は東京だし…と思い、納得した。
南海MERの主なテーマは僻地医療じゃないだろうか。大都市に集中する医療と医療従事者の人手が足りず、僻地や地方に医療従事者を割けない医療機関と医療従事者が欲しい自治体とその人達の差は広がって…。だが、それでも南海MERを信じ、持病のある人達を把握していることで治療につなげたことがやはり、そうだったかと思った。
火山噴火と火砕流はとても怖く感じたが、どこかで撮影してきたのかと思うほど、本物に観えた。
僻地医療は自治体だけでは難しいので、国が動け!ってことかな…と思いながら観終えた。とても良くできた映画と思う。
3作目があるのなら観たいと思う。
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