「エンタメに振り切った胸アツドラマ」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5エンタメに振り切った胸アツドラマ

2025年8月7日
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TVドラマの第1話とTVスペシャル回のみを観て2年前の前作を劇場で観賞し、思いの外感動してしまった私。

私には救急医療現場に従事していた古くからの友人がいるため、私の感想は決してフラットなものではないんだろう。

特に「絶対的不利な環境でも他人のために命をかける」という姿に滅法弱い私には、この「TOKYO MER」は前提からして涙腺決壊確定作品なのである。

いやぁ。
今回も泣かせてくれました。

「ご都合主義」「ミラクル起こりすぎ」「予定調和」「ヒロイズム暴走」「ディザスター版『踊る~』」「ステレオタイプ」

もちろん、いろんなご意見があることも分かります。ごもっとも。
しかし、これだけ真正面から「胸アツ人命救助ドラマ」を見せられたら、私にも浮かんでいたそんな「野暮」な指摘はぶっ飛んでどこかにいってしまった。

まあ、まずは役者たちの熱演よ。
メインから脇まで、旧キャラから新キャラまで、全員が熱量満点のパフォーマンスを見せてくれた。演技もお上手。
チームが事故現場で患者への語り掛けを始めただけでなんか泣けてしまうくらいには、私は彼らのトリコなのである。

正直、観客全員が最終的なゴールを予想できているんだけど、それでもなお、そこまでのプロセスを休むことないトラブルの波状攻撃とそれをクリアする主人公たちのカタルシスで最後までスクリーンから目が離せない。

確かに、「劇場映画」としてどうか、というとこれはやはり「ドラマ」です。という感覚は否めない。
観客に解釈を委ねるなどという曖昧なモノはここにはなく、ただただどんな人にも分かりやすく「人命救助」が描かれる。
もちろん、だからこそ多くの観客が観て率直に涙が流せるワケで。
その辺りはもうちゃんと割りきったエンタメ作品だった。

牧志先生(江口洋介)と島民の関係が事前にもう少し詳しく描かれていたら、もっと泣けただろうな。

彼らの、組織行動としては禁忌であり、客観的にも「蛮勇」でしかない救助活動も、単純に喜多見先生の独断として描かなかったのも良かった。

印象としては前作よりも楽しめたな。

キレンジャー
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