「幕が上がる」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
幕が上がる
ドラマと劇場版に引き続き鑑賞。
ドラマ映画の中でもスクリーン映えする作品なので今作も楽しみに待っていました。
そして期待にバッチリ応えてくれる作品に仕上がっていました。
TOKYO MERの活躍もあり、全国各地にMERの支部ができており、海上をメインにしたMER、南海MERに派遣された喜多見先生と蔵前さん、そして南海MERのメンバーと共に島で起こった噴火に巻き込まれた島民たちを救うために立ち上がるといった王道ストーリーです。
緊急出動がほぼ無かった南海MERが最後の最後で火山の起こった島へ向かい、非常に難しいであろう救助を行うというとてつもない難易度のミッションですが、最初は隊員同士がぶつかり合いながらも、それぞれの考えに理解が生まれ協力していくという流れがとても良かったです。
噴火の影響で石がバンバン飛んでくる中でも救助に向かう姿勢を一切崩さず、上層部の意見もすっ飛ばして突き進む姿はリスクがありながらも救助最優先という姿勢が見えてかっこよかったです。
今作では島民もめちゃくちゃ協力的だったのが印象的で、救助を待つだけではなく自ら動いていく姿が多く見られましたし、自己犠牲も厭わないレベルで前線へ進んでいくので頼もしかったですし、船上でのシーンは目頭が熱くなるくらい感動的でした。
怪我をしながら、体力が削られながらも、生きることを目標にして進み続ける素晴らしさがヒシヒシと伝わってきました。
島民を救助できても噴火の影響はまだまだ海上でも襲ってきており、飛んできた石に被弾しての怪我、持病の悪化などなどで、今度は医療の面での救助が巻き起こっていきますが、喜多見先生含めめちゃくちゃ冷静に対応していくので頼もしいですし、限られた設備の中で全力を尽くす姿には感動必至です。
そこからTOKYO MERも参戦してくるという激アツ展開もあったりとで、MERの目標も完遂という完璧な流れをやり切ったのはお見事でした。
その後の南海MERの展開なんかも努力の結晶だなと思わされるばかりです。
元がドラマなのもあって、そんな流暢にしてる場合ではない!というシーンはちらほら散見されますが、それらは最低限に抑えて喜多見先生がスムーズに進めてくれるので、そこんとこのストレスもほぼ無しというのもお見事でした。
ディザスタームービーよろしくの噴火のシーンなんかも島を侵食していく勢いの恐ろしさがそこにあってスリル満点でした。
このまま映画第3弾も行けそうな勢いですし、ドラマの続編も見たいですね。
改めて日本の医療従事者の方々に感謝です。
鑑賞日 8/6
鑑賞時間 17:30〜19:30
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