「前作を超えるスケールと感動、劇場でこそ味わえる“命の現場”」劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5前作を超えるスケールと感動、劇場でこそ味わえる“命の現場”

2025年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作の感動と興奮を遥かに超える作品。自然災害という巨大な脅威に立ち向かう人々の姿を、圧倒的なスピード感と緊迫感で描き出す今作は、まさに“映画館で観るべき一本”としておすすめです。

物語の展開はとにかく早く、次から次へと襲いかかる危機に、観ている側も息をつく暇がありません。言い換えれば「せわしない」映画とも言えますが、その慌ただしさこそが、命の現場で繰り広げられるリアルな緊張感を演出しています。“一刻も早く現場へ”というMERの信念が、映像全体を突き動かしているのです。

ドラマ版では描ききれなかった大規模な災害描写や、圧倒的な映像スケールも見どころ。中でも、南海MERが南の港へ向かうシーン、東京MERカーが大型輸送航空機から現れるシーン、そして音羽の「諦めてはいけない」というセリフには、思わず胸が締めつけられました。

もちろん、物語の展開に「ん?」と感じる部分もありますが、緊迫の連続の中に、希望と信頼、そして人の強さを詰め込んだ、極上のエンターテインメントに仕上がっています。

テレビドラマとはまったく違う、映画ならではのスケールと臨場感。これは間違いなくオンデマンドではなく、“映画館で観るべき”作品です。

MiMa
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