劇場公開日 2025年1月17日

「世代のけじめは世代でつける」トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5世代のけじめは世代でつける

2025年1月19日
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憎しみや負の遺産を次の世代に残さないために。そして、新世代のバカは新世代で止める落とし前!竜巻と雷、龍と雷が疾風怒濤の如く押し寄せるアクションばかりか、感情的にも満たされるこの素晴らしい伝説を目撃せよ!! 俺は香港で死ぬ…家族みんなの安全や命を守るための決死戦がときかくアツくて最高!!!
紙切れしたい!作品冒頭のチェイスシーンから息を呑み、そこからは暫く人情パートがあるから生きてくる後半終盤の胸熱展開。ルイス・クー兄貴の背中と衝撃波の拳が頼れすぎる…必殺ワンパン!"色男"信一(ソンヤッ)、初登場"坊主頭"との1stバウトから格好良すぎる!! 香港映画界の伊勢谷友介みたいにイケメンなのに役柄も最高。これからデニムジャケットにネクタイだな。サモハンの役名"大ボス"は似合いすぎ。王九(ウォンガウ)の漫画から飛び出したような高笑いのザ・悪党キャラ(坂口憲二とアルコ&ピース平子を足したような顔)。硬直!気功チートすぎて、最終的に悪魔の実をどう攻略するかみたいになっていた。無条件にアガる集合画ヤバすぎカッケー!!!!
観客にも九龍城砦に愛着を持たせる。そんな再現度高くゴミゴミと混沌としながらも魅惑的なプロダクションデザイン。殺伐とした内容にも根幹には温かみがあって、エンディングの背景画も、そうした舞台となる九龍城砦への敬意に満ちたもので生活者の様子にほっこりとした。時の流れとともに変わりゆく街並みに望郷の思いを馳せて…。

P.S. ワンピースに例えるなら白ひげ=ロンジュンフォン、エース=ソンヤッ、黒ひげ=ウォンガウ、そしてルフィ=ロッグワンというDの話だった?

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とぽとぽ