名もなき者 A COMPLETE UNKNOWNのレビュー・感想・評価
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若き天才の苦悩・・はしてないかも
ボブディラン大して知らないからどうかなあと思ったけど、シャラメくんのおかげで全体的に楽しく見れた。
Wonkaの時の素直な歌いかたともまた違く、嫌味ったらしいほどに鼻にかけた歌声、ボブディランこんなんだっけ?とは思ったもののその時代の雰囲気がよく出てた。
最初の病室での歌はヘタウマか、と言う感じだったけど後半はちゃんと編集もしたらしく、ピッチもあってて上手い人、に見えた。
天才が、天才が故に色々な人にいいように利用されようとする中、自分を貫き、抗い、何が悪いんだと真っ向からぶつかっていく。実際の1965頃のインタビュー映像とか見たが、その真っ直ぐさはすごく出ていた。
Blowin in the wind、流石に知ってたけどこれが初期の飽きに飽きた楽曲となっていたとは。後年は描かれていないのでそのあとまた丸くなったのかは知らないが、色々賞とかとってることからするにちゃんと大人になったのかな。
フォークに明るくないので、最後ユダ!とやじられるロックにあそこまで反発されるほどの違いを感じなかった。。エレキとドラムと加わって賑やかではあったけど、歌ってる内容とかそんな変わんなくね?アコースティックが良いと言うこと?と言うあたりが今ひとつハテナでした。
マンゴールドに全幅の信頼を寄せていたのだけどその期待を裏切らない快...
何を勝ち取った?自由よ。くだらない世界からの。
比較的アッサリした青春映画
天才‥。
再現度がすごいんだろうな
すばらしい映画だ。劇場に急ごう!
おそらくボブ・ディランという名前を知らない人はいないだろう。だけど、彼が本当に何をしたのか、ほとんどの人は知らないのだと思う。そんな人たちに是非、みてほしい映画だ。
最初は、結構、戸惑った。まず、ボブ・ディランのような歌声が聞こえてくるが、一体、誰が歌っているんだろう。しばらく我慢して聴いていたら、彼に扮している役者のティモシー・シャラメの声と判った。ギターを弾いたり、ハーモニカを吹いたりする姿も様になっている。これは大変な努力だと思った。ただ、風貌は、わたしたちのよく知っている頃のディランと比べると、少しふっくらしているかな。
次に、彼に絡んでくる女性たち、恋人のシルヴィ(エル・ファニング)とジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)がよく似ているんだな。髪の色で見分けることができるようになったけど、もう少し、何とかして欲しかった。
ただ、彼の歌には、すぐに圧倒された。やはり、シルヴィが言っていたように、誰でも習えばギターを弾けるようにはなるだろう、だけど曲を作れるわけじゃない。そうだ、ディランにはクリエイトする才能があった。少なくとも初期は、功名心に溢れていたことも事実だ。だから、出身を偽る。デビューの時には、メジャーレーベルからカバー曲でレコードを出す。それに対して、シルヴィは、オリジナル曲で勝負しろと口うるさく言っていたっけ。その女性たちに対しても、バエズを含め、彼はわがままに振る舞い、さんざん翻弄する。自分を見出してくれたウディ・ガスリーやピート・シガーだって尊敬はするが、結局乗り越えてゆく。一種の「鼻つまみ者」に違いない。
それでは、ディランのなしえたことって?それは、1965年、フォークにとって禁じ手だったエレキギターを取り入れ、「フォーク・ロック」と呼ばれる新しい分野を作ったことに尽きる。黒人を対象にした公民権運動、キューバ危機やケネディ暗殺に代表される国際的・国内的課題が、外的な因子として彼の心を揺さぶったに違いない。しかし、時期から考えても、ビートルズに代表されるブリティッシュ・ロックの影響と考えて間違いない。私たちにとっても、あの強烈なエレキギターの音響が心を揺さぶったように。
それでは、フォーク・ロックは何をもたらしたのだろう。ビートルズだって、最初期はリバプールやハンブルグで活躍したバンドだったが、デビューした頃は、所詮ポップスに過ぎなかった。それが、ディランのようなフォーク出身のミュージシャンと触れ合うことにより、詩に目覚めてメッセージ性を獲得し、本当の音楽を作るようになる。66年に日本公演した頃を最後に、公衆の面前では演奏しなくなってゆくが。
これらの音楽は、一体、何を生んだか。そうだ、ロックにフォークの魂が吹き込まれたことにより、若者たちの心が解放され、68年パリに始まるステューデント・パワーによる5月革命を招くのだ。
この映画の中で、ディランが62年に録音した「風に吹かれて」「くよくよするなよ」に始まり「時代は変わる」を経て、65年ニューポート・フォーク・フェスティヴァルのトリを飾ってフォーク・ロックの出発を告げた「ライク・ア・ローリング・ストーン」まで、くまなく楽しむことができる。
音楽よき
「名もなき者」。良い邦題だと思う
知識不足で、、
挑戦的な作品
スター
あっぱれジェームス・マンゴールド
シャラメなのにディランバルバロなのにバエズ
シャラメが絶賛されているのはもちろんなんだけど、待って?モニカ・バルバロの澄んだ声、これが期待以上に素晴らしかった。雰囲気も似ているしよく選んだな〜!
シャラメ、御大より歌上手くて…聞き取りやすくて良かった。ギターはともかくハモニカまでディラン節で吹けるようになるとは、アッパレ!でも単なるモノマネではなく、しっかり自分のものにしていましたね。ちゃんとライブ映像見ているような気分になった。そして2回目はIMAXで観ました更に音が染み込んだ。良かった。
私が御大を認識したのはライブ・エイドで一人ペース違う歌い方してる小柄なオッサンだったけど、その頃洋楽雑誌を読んでた人はどんなジャンルのファンでもディランの記事は見るから、名前は知ってたよね。
MTV で昔のPV流れて(ルックスも歌も)カッコよくてびっくりしてレコード買いましたっけ。
しかし御大の文字数多すぎる歌詞は全部把握するのは大変でしたので、この映画でシーンに合った曲が歌詞字幕付きで流れるのは有難かった(アイム・ノット・ゼアも観たんだけど、あまり印象に残っていない)。「時代は変わる」は既にロックでパンクだよね。
そしてどの曲も当時だけでなく、現代に通じるものがある。今だから聴いて胸に来るものがある。
監督もそれを狙っているところはあるような気がします。
初期の4年間に絞ったのが物語として纏まっているし。
昔からの継承音楽を録音したり演奏して現代まで残す活動は素晴らしいし、アラン側の気持ちも解るのだけど、激動の60年代を生きる20代の若者に背負わせるには狭すぎた。
ボブ・ニューワースやアル・クーパーとつるみだしてからのおとん世代への反発も分かりやすい。
それにしてもエピソードの取捨選択が面白いよね、ポール・バタフィールド・ブルースバンドはバンド単体演奏はないものの、フェスの主催者の話し合いの中で評価されてたり、アル・クーパーの即席参加とかはちゃっかり描かれたり、ジョニー・キャッシュは65年には参加してなかったらしいのに駐車場でのシーン笑っちゃうし、ディラン演奏前にビートルズでもストーンズでもなくキンクスがかかってたり、小ネタが色々面白かった。ニューワースがロンドンで買ってきたというディランのエレキギターを爪弾くところからジャムセッションみたいになるシーンも、二人の距離感が分かる良いシーンてした。
シルヴィと観た映画は、後々までずっとメインテーマとして描かれるけど、あのエピソードはフィクションだったのは意外でした。
映画とは関係ないけど、息子ジェイコブが60年代フォークロックに関する映画を企画したり、カバーして継承活動している(でもパパの話は禁句)のもちょっとした音楽のサークルを感じます。
ボブ・ディランを知らなくても楽しめる
感動して号泣、ボブディラン知らない人も絶対観てほしい!
ボブディラン知らないけど、たまたま映画館に着いてからこの映画の評価を調べて良かったので観たら最高に感動した。平日だけど人も多かったから人気なのか。とにかく、音楽が素晴らしい。キャストも華やかで美男美女、ボブディランのギター演奏やバイクとグラサン、タバコ吸ってるシーンがカッコよすぎる。音楽の歌詞も深い。色々、人生で悩んでる人ややり直したいて思ってる人には絶対観てほしい!最後のエンディングはボブの音楽で、涙腺崩壊。衝撃だった。絶対おすすめしたい。人生、何か一つ好きなことで情熱を燃やす。そういう人生にしたいと強く思えた。凄く心を突き動かされた。映画館料以上の大きな価値を感じた。久しぶりにこんなに感動して泣いた。泣いてる人多かった。
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