劇場公開日 2025年2月28日

名もなき者 A COMPLETE UNKNOWNのレビュー・感想・評価

全160件中、21~40件目を表示

4.0ボブ・ディランはボブ・ディラン

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

もっと、砕けた感じのディランが見れると期待しましたがダメでした。
しかし、主演男優賞を逃したシャラメ君が素晴らしい演技をしています。
時代の風に乗っかって、有名人になるディランを上手く料理しています。
音響の良い劇場で鑑賞しましょう。
IMAX鑑賞‼️

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おさむ

3.0勉強不足でした

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

ボブ・ディランは、「風に吹かれて」と「ライク・ア・ローリング・ストーン」さえ知ってれば大丈夫だと鑑賞に挑みましたが、まったくが歯が立ちませんでした
実在する当時の大物ミュージシャン達。知らない名前ばかり(汗)

「風に吹かれて」はフォーク
「ライク・ア・ローリング・ストーン」はロック
って事も、初めて気付かされましたわ
完敗です。

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あきちゃん

5.0仕草もよく真似てる

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

「歌詞」が聴衆に響くその瞬間、泣けた、3回。
シャラメのディランは映画の最初から最後まで表情が変わらない。心を隠し、常にサングラスか目つきの悪い上目遣いで無表情。
どこか所在ない感じの仕草も素晴らしい最高のサングラス映画。
対して名優エドワードノートンやバエズ役や恋人シルヴィ役の名演がこの映画を強力にドライブしてる。

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Ferma

4.5没入感半端ないです!感動の嵐嵐!

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

ボブ・ディランの若き頃の5年間の奇跡に、さらりと切り込んだ名作にあっぱれと申し上げたい。彼は現在までにおよそ240作品(ネットで数えてみました笑)があると言われていますが、その中でも私たちの青春時代に強烈なインパクトを与えた『風に吹かれて』『時代は変わる』『ミスター・タンブリン・マン』(エンディングで聞けます!)がこの頃に作成されたと思うと、まさに天才爆発の時代だと思われます。また、彼の強運さは、この作品の中での交流関係を見ているとめちゃくちゃ高いことがわかります。アメリカの1960年代のフォーク界を牽引していた先輩たちに引きあげられ、次々に才能発揮していく姿は登り龍のようでものすごいパワーを感じました。さらにジョーン・バエズとの関係が、彼の運命を高揚させていく情景を観ていると、二人の天才の火花が飛びかっているようでした(天才は自由を求めるが故に作品の中でも古いものを破壊しようとします)。まさに天は二人の天才の化学反応を楽しんでいるかのようです。当時のアメリカは、人種問題や核戦争問題やケネディ大統領の暗殺と、暗い世相の真っ只中でした。それが故に彼の『風に吹かれて』などの楽曲が、大衆に渇望されたと思います。同じ時代に生きた私たちの青春時代の空気にも合致していたのかもしれません。何百回となく楽曲を聴いて、その歌詞を反芻していた自分が思い出されます。皆さんご存知の通り、数年前に彼はミュージュシャンでありながらノーベル文学賞を受賞しました(出席していませんが)。彼を詩人として評価しているのでしょうが、どれだけ世界に影響与えたか計り知れないものがあります。
追記 至福の140分、どうぞご堪能あれ!私は感動の嵐嵐です笑!

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三輪

4.0ティモシー-シャラメの目の演技力が凄い!

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

'60〜'70 代にギターを弾きフォークソングを口ずさんでいた日本人(自分を含む)ならば、フォークの神様と呼ばれ!なんと!ノーベル賞をも受賞したボブ•ディランの代表曲“風に吹かれて”を知らない人はほぼ?いないと思う。
だけど、彼の事(生活環境、音楽環境、など)を詳しく知っている日本人は自分も含めてそれほど多いとは思えない。
その為に是非とも鑑賞してみたいと思って鑑賞。
やはり色々と知らない事が分かった。
まず!ティモシー・シャラメのギターテクニックと歌唱力には驚き!才能あり過ぎ!
そして、あの昔に歌詞の内容も良く知らずに口ずさんでいた自分が情け無い。
あのフォークの女王?のジョーン-バエズとの関係性にも驚き!
ボブの曲作りの姿勢が凄い!
ボブはまさしく時代の寵児だったんだと思ったのが強い感想であり、演出なのか?分からないけどギターを背中に背負ってバイクをぶっ飛ばすのはカッコ良すぎ!

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デコ山

5.0二枚目過ぎるディラン

2025年3月3日
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楽しい

興奮

幸せ

素晴らしい作品だ。ディランを40年近く聴いているのだが、ティモシー・シャラメの作品に対する情熱がヒシヒシと伝わるほどの出来栄えだった。ディランに似せた歌声と歌の上手さに驚かされた。彼はハリウッド俳優になったと変なところで実感してしまった。曲者でしかないディランの真摯さと変態さが上手く処理された作品だったと思う。やはり、天才は凡人の尺度では測れない。それでも、何かが執拗に引っ掛かるところがある。それが天才なのだろう。余談だが、ディランにノーベル文学賞を授与したのは、まるで解っていない組織がそこにあることが露見しただけのことだった。音楽には権威など必要ない。ただ権威に転がされているばかりの聴衆が音楽を求めていて、それに応えるミュージシャンがいる。それだけの事である。

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shanti

4.0似ているかはどうでもいい

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

皆、彼の人間性ではなく歌に惹かれたのだ
それぞれの俳優が演じる、ディランのウディのバエズの声があの時代の中で心に迫る
字幕のせいか言葉が突き刺さってくる
ニューポートとイギリスツアーの混同は盛り上げなのでしょう

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すぅ

3.020世紀屈指のアイコンはわがまま身勝手天才

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

カバー曲中心の初アルバムから『Highway 61 revisited』まで後年ディラン自身が「もうあの時のようには書けない」と語る神がかった詩が次々と生まれた1960年代中盤までの濃密な期間におけるディランを寓話じみた存在として描く。

時代はキューバ危機の核の熱い冷戦、国外はベトナム戦争、国内は公民権運動で混乱し、月に人類が立ったかと思えば、ケネディ暗殺の速報が降ってくる時代。嫌でも個人に政治と社会運動が降りかかってくる。ディランは明確な政治的立場を表明することは避けつつ、自身の詩に哲学的な深みを込め、音楽に乗せて表現した。それが時を超えて古びず、何世代にもわたって聴き継がれている理由だろう。

ライブでの『Maggie's Farm』内の「もうあんな所で働かない〜」はプロテスタント・社会主義思想に近いフォークの聴衆には受け入れ難い暴言と音だったハズだ。ただやっぱりこのライブバージョンが1番カッコいい。

簡単に図式化すれば、フォークは生歌と生演奏=健全な民が奏でる生粋な音楽vs. エレキは民を間違った方向に惑わす商業的音楽、という現在では信じられないような宗教・政治・社会的意味を帯びており、結果ディランはフォークを愛する聴衆から「Judas '裏切り者ユダ'」と罵られることになる。

聴衆の中にはノリノリの人も少数であるが見受けられるし、そもそもマイク使うには電気繋ぐだろ!っとツッコミたくなるが...このようなレッテル貼りに対してディランはこの後徹底的に逸脱していくが、この映画では扱われていない。

明言はないが、この頃ディランはドラッグをしこたま乱用しており、後半ティモシーの顔色がすこぶる悪い。1966年のバイク事故後のディランは乱れた生活を一新し、透きとおった声になり、さらに様々なジャンルを跨ぐ楽曲を発表していく。

最後になるが、演技は素晴らしい。
ただ、私が求める映画的な体験は得られなかった。伝記もので内面を掘り下げる演技はあまり好まないのが理由だ。個人的にこの時期のディランについてかなり詳しいので、当事者のような視点で映画を観れたのは新鮮な体験だった。

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ジャパニーズ先住民

2.5あっ、一曲も知らない

2025年3月3日
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2025年劇場鑑賞69本目。
エンドロール後映像無し。

アカデミー賞が大好物の、ミュージシャンの実話の映画。いや〜音楽に疎い自分でもこういう映画化される人の曲は映画の中で一曲はこれ知ってる!ってなるのですが、一曲も知らなかったです。若い頃の話なので、それ以降の曲で知っているのがあるのかもですが。

時系列順に進んでいくので分かりやすいはずなのに、エル・ファニング演じる女性との関係がよく分からず。後最後のライブシーンの混乱が、そこまで怒ることなのか音楽に疎い自分には解説が足りず。ちょっと合わなかったです。

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ガゾーサ

4.0素晴らしい

2025年3月3日
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興奮

萌える

憑依っぷり!
「ティモシー・シャラメって凄い俳優さんなんだ」って思わされる作品。
この映画きっかけにボブ・デュラン聴いてみたくなるほどの存在感!
久しぶりに見た脇のエドワード・ノートンもいい!
ライブザウンドやIMAXなんかで見るとより迫力あるかも?

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キチ

3.5知らなすぎた・・・

2025年3月3日
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ティモシーの演技や歌も素晴らしく、マーベリックで好きになったモニカもとても良かったけど、ボブ・ディランを知らなすぎたかも、、
聴いたことがあるのが「風に吹かれて」くらいだったので。また私が素人だからだと思いますが、他のフォークシンガーとの違いや、なぜ一気にスターダムに上り詰めたのかもよくわからず、もやっとした感じでした。好きな人やよく知ってる方にはとてもよい作品になってるのだと思います。でも、どんな半生だったのか、激動の時代背景があったことなど、ボブ・ディランを知ることが出来たのはよかったです。

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TOMO

4.0知らなくても楽しめる

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

フォードvsフェラーリの監督か〜あの映画最高やったし、ティモシーシャラメ好きやけど…。ボブディラン、名前は知ってるけど歌もほとんど知らんしそんな私が観てもおもろいんかな?って半信半疑の状態で鑑賞。

ティモシーシャラメの歌がとても上手で驚き!吹替かと思いきや、自分で歌ってるのか…いやほんますごいなあ。ボブディランとジョーンバエズのデュエットも耳に心地良くて、ええ曲やな〜としみじみ。

ボブディランって罪な男やなあ。元カノを誘っておきながら、ライブの時は部屋の中で待ってる?とか聞くあたり確信犯。彼女の気持ちを考えるとジョーンバエズとのデュエットシーンは複雑。音楽に関してもお酒飲んでたし、割とやりたい放題。やけど固定したイメージを覆したいっていう気持ちは理解できるかな。ピートが気の毒ではあったけど😅

というわけで、ボブディランを知らない私がこの映画を観た感想は、有名になった青年が女性に曖昧な態度をとりつつ、自身に対する固定したイメージをぶっ壊したい欲にかられて実行してしまう話って感じでした。とにかく音楽がいいので、ボブディラン知らなくてもそこそこ楽しめた。やけどある程度知ってたほうが楽しいのかなとは思う。
ティモシー、モニカバルバロ、ノートンといった役者さんたちの役作りに感服。

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める

4.0似せれば似せるほど・・・。

2025年3月3日
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悲しい

知的

幸せ

ボブディランの半生を、ミュージックシーン満載で映画化!

ティモシーシャラメが演じるボブディランが、下手したら本人より歌唱力ある感じで歌い(笑)、そしてギターを弾くもんだからちょっと度肝を抜かれました。若き日のボブディランそのものです。なんちゃって感がまるで無いのです!他の出演するスター達も、再現度が高い・・・というよりも、演奏が本格的で皆、楽曲として素晴らしくて心躍りました。

本場アメリカ60年代フォークソングは、70年代ごろに流行った日本のそれとはちょっと違って政治的メッセージ強め、ゆえにそのファンの同調圧力も凄まじくて、ちょっと枠からハズレただけでぶん殴られちゃったりもするボブディランが哀れでしたよ。

自由に生き、ひたすら好きな音楽を追求したいボブディランと、彼を自身のテリトリーに取り込みたくても出来ずに苦悩する周囲の人々との葛藤っていうんですか・・・そんな感じのストーリーでした。

映画として凄く再現度が高かったけど、ボブディランは似せれば似せるほど遠くに離れていくような唯一無二の存在だな・・・なんて、彼のファンでもないのに偉そうなことを言ってみました(笑)。

音楽ファンはぜひ、ご鑑賞ください。

では。

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やまちょう

4.0多才

2025年3月3日
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米アカデミー賞発表前に、ノミネート数と評価の高かった本作を鑑賞。
ボブディランというアーティストの名前は知っていても、曲の名前は言えないという程度の知識でした。
俳優のなりきり具合と歌の上手さに驚き。主役のティモシーシャラメはもちろん、エドワードノートンやモニカバルバロが劇中で普通に歌っているそのクオリティが相当高い。
ハリウッド俳優の多才さとそのレベルの高さを改めて感じた。
ストーリーはボブディランが成功してスターになるまでと、その後の周りの期待やイメージと、実際の自分とのギャップに対する葛藤や孤独感の描写が特に印象的。
鑑賞後に知りましたが、当時の人種差別や戦争に対する社会的メッセージ性の強い楽曲は、ビートルズやデビッドボウイ、エリッククラプトンなど名だたるアーティストに影響を与えていたんですね。まだ存命という事で、まさに生きる伝説。
キャストの才能と作品としてのまとまりの良さで見応え十分の作品。サントラ聞いてみようと思いました。
ダン・フォグラーもいい味出してますね。

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猫男爵

4.0良い映画だった!!!

2025年3月3日
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ボブ・ディランという単語は何処かで聞いたことあるような無いような…
兎も角むかしのお話なんだなと

そんな程度で観に行ったので
興味もなければ何も知らないそんな分野なのですが
「IMAXで観ればよかったなー」
と、ちょっぴり後悔が遺るくらいに楽しめました

内容は
若くして天賦の才が花開いてる人の物語ということでストーリーもその手の王道といえば王道で心地良く纏まっており
なにより映画内で歌われるのも特別古臭く感じるということはなく
なんなら(人ありきですが)カッコイーじゃんって思うほどで

そんなわけで
まだ観に行ってない映画館好きな人にはかなりオススメできる映画なのではと思った所存です

できればIMAXの方が良い音で聴けて
より満足感を得られるのかもです!

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Nタウン@映画館のみ

3.0ボブディランの歌は好きだったが

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

社会に向けて、自由を求める美しい詩の曲を歌いながら、
売れるきっかけを作ってくれた恩人のフェスを台無しにし、付き合う女性たちを傷つけて、がっかりしてしまった。でもたくさんの名曲を聞けて嬉しい映画でした。

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ししまる

4.0自由を歌うことで自由が無くなっていく

2025年3月3日
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自由を歌うことに人々は熱狂していたはずだが、いつしかその熱狂は勝手に理想像を作り上げ、型にはめようとする。その結果、自由が失われていく。
そんな人間社会への皮肉を強く感じる作品だった。
再現性の高さは素晴らしいものがあるの思った。

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モトコ

2.0ボブ・ディランを知らない

2025年3月2日
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歌の歌詞は、知らない自分が聞いても素敵だなとは思った。受賞式に参列しなかった理由が「何となく」分かった。
ただ、物語は流れていくけれど、内容はよく分からなかった。女たらしや上から目線の印象しか残っていない。最後のフェスも、別れのシーンも、もやもやが残るだけだった。

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たー

4.5How Does It Feel?

2025年3月2日
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ボブ・ディランのセカンドアルバムのジャケで、腕を組んで歩く恋人スーズ・ロトロ。彼女が20歳当時を回想した「グリニッチヴィレッジの青春」を高校生の時に読みました。想像でしかなかったその時代を映像で体験できる日が来るなんて。 「名もなき者」 待ちに待った初日のレイトショー行ってきました。

ボブ・ディランが成功するまでのプロセス、出会った人たち、感じた風景、オーディエンスの関係など、ロック詩人の素顔が鮮明に描かれた名作でしたよ。前編に流れる音楽には全てに訳詩がついて、2時間ジーンとしっぱなしで。

アパートのベッドで、ジョーン・バエズと「風に吹かれて」をデュエットするシーンには息を呑んだ。名曲が生まれた瞬間の息遣いや空気、光までもが捉えられていて、映画史に残る名シーンになるのでは。

5年もの準備をしたボブ役のティモシー・シャラメが、自ら歌う姿はまさに憑依してなぁ。名優エドワード・ノートン、エル・ファニングとのアンサンブルも素晴らしかったー

安住の地にも、いつかは終わりがくる。フォークシーンの顔になることを拒否し、裏切り者扱いをされてもレッテルを脱ぎ捨てる。自分を育てたフォークジャンボリーのステージに立ち、爆音のストラトで“How Does It Feel?”と問いかける若き日のボブ・ディランは、本物のパンクスだったと思いました😆

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4.0ディランファンにはいいけど

2025年3月2日
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楽しい

興奮

クイーンとかエルヴィスとかホイットニーとか、スターの半生を描いた映画ってのは、総じて面白い。

面白んだけど、それって結局、スターの人生や、華やかさの裏の苦悩とかが面白いのか、映画として面白いのかがよくわからない。

だから本作も面白いんだけど、それは映画として優れているのか、単にボブ・ディランって人の個性が我々の感情を揺さぶってるのか、判断ができないね。

そして映画を観ている側がどれくらいディランについて知っているかによっても本作の評価が変わってくると思う。

「なんかノーベル賞をとった、フォークの人だよね?」ってレベルの人にとっては、本作でディランが何と戦ってるのは伝わりにくいでしょう。

クライマックスである、【フォークが政治運動だった時代にディランがエレキギターを持つことへの反発】ってのを、映画の観客がどれだけ感じとることができるか。

少なくとも40代以下の人にとっては無理なんじゃないかな。

ティモシー・シャラメがすべての歌を歌ったそうで、それはホントにすばらしい。

この映画のサントラは、ひとつの音楽アルバムとして完成しちゃってるんじゃないかな。

バエズを演じた、というか歌った女優も素晴らしい。

そしてちょいちょい「ファイト・クラブ」を見返してる自分には、エドワード・ノートンの老けっぷりにびっくり。

ご存命の場合、この手のラストには本人の近況の写真などが出そうなもんだが、それがまったくないのもディランらしい(笑)。

エンディングくらい本人の歌があってもよかったような気もするし、なくてよかったような気もするし。

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バビ