名もなき者 A COMPLETE UNKNOWNのレビュー・感想・評価
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最後のステージ 震えたぜ🫨
スンゲ〜😳作品だわ👏👏👏
最後のステージ 震えたぜ🫨
物語りの舞台となる1961年
この年に生を受けた自分にはボブ・ディランは長いこと焦点が合いづらい存在でした
そしてこの作品で全ての疑問が繋がった
音楽を愛する者なら絶対観るべき映画だし観たら解るはずだ
賞賛したい感動ポイントが沢山あるのだけど
ボブ・ディランと同じ時を生きた諸先輩にお任せすることにして私は鑑賞前の準備について余計な一言を書き添えさせていただきます
200円足してドルビーアトモスのスクリーンで観るのを全力でオススメします💩
ボブ・ディランをWikiで予習しといてよかったわ
必修とは言わないけど1961年〜1965年のボブの関係者と時代背景を知ってるのと知らないのでは感動の幅が大きく変わると思うな🥹
1961年から1965年を駆け抜けていたボブ・ディランの姿を、音楽を盛り沢山で軽快に魅せる快作
ボブ・デュランと聞くとリアルタイムでは生まれないので、タモリ倶楽部の空耳アワーで取り上げられていた「鼻血ピュー〜♪」ネタとか、漫画家よりタレント印象が強い、みうらじゅん氏の渾身の傑作漫画『アイデン&ティティ』に主人公にしか見えないイマジナリーのボブ・ディランが現れて生き方を指南する内容などで知ったので、有名な曲などはその辺りで聞いていた。(ちなみに続編にはイマジナリージョン・レノン&オノ・ヨーコが登場して感動的なラストを迎える傑作です)
さまざま題材を扱いながら質の高い作品を撮る雇われ職人監督のイメージもあったジェイムズ・マンゴールド監督(そういえば監督作の題名に“アイデンティティー”があったな!)ではあるが、今回も見事な演出で小気味良く若いディラン姿を、名曲盛り沢山に使い見事につないでくれる。(アカデミーの主演が取れなかったのは残念)
主演のティモシー・シャラメの演技も歌も素晴らしく。
コロナ禍も挟んでかなり長い間練習して望んだらしいが、実際のディランとは見た目は余り似てないが、映画を見てるとなりきっている印象
ピート・シーガー役のエドワード・ノートンの温厚で抑えた雰囲気からの後半に激怒にいたる演技も上手いのと印象に残る。
見ていて思うのは、バイクを乗り回すディランを筆頭にギターを持ったミュージシャン達が、バイクを馬に、ギターをライフルに置き換えると各地を周り音楽を奏でるカウボーイ&ガールにも見え、ラストにガスリーを見舞った後にバイクで去ってゆくのは西部劇ぽい(題材はフォークソングだが、カントリーソングとも親和性が高い)
気になる点は、割とスケール感に乏しいのと、やはりあえてらしいがディランの内面やバックグラウンドはあまり描写されず、ひょっとして共感し難い可能性もあるのと、個人的に撮影は最新のデジタル撮影をしてフィルムライクに調整していて色調や背景のルックは抜群だが、手前と奥の人物にフォーカスが移動する場面で画面がヤケに歪むのがとてもノイズになった部分(何度もあるのでちょっとね)
予想より音楽が盛り沢山で、演出も小気味良く、ギターで歌いバイクで疾走するアクション性に、ボブ・ディランの内向きな英雄譚の側面もあるけど鑑賞感は爽やか😊で音響の良い劇場で観るのをオススメします。
フォークソングはたっぷりと楽しめるのだが・・・
コンサートの途中で「レコードで聴ける曲は歌いたくない」と帰ってしまったり、フォーク・フェスティバルで、エレキギターを使ってフォークとはかけ離れた曲を歌ったりと、ボブ・ディランが、常識や定石に囚われない「反骨の自由人」だということはよく分かった。
ただし、それ以外に、彼の何を描きたかったのかが、今一つ分からない。
彼が、人権運動や反戦運動の象徴として祭り上げられる様子は描かれるのだが、彼自身に、そのような思想的な背景があったようには思えない。
ギターを抱えて、頭に思い浮かぶフレーズをノートに書き留めながら曲を作り出すという、彼の創作活動の様子はよく分かるのだが、彼自身が、一体何を考え、何をしようとしているのかが理解できないのである。
実際のボブ・ディランも、こうした「つかみどころのない」人間なのかもしれないし、そこのところは、ティモシー・シャラメもうまく演じていると思うのだが、それでも、もう少し明確なキャラクター造形ができなかったものかと、少し残念に思ってしまった。
映画のタイトルからは、無名の時の自由と有名になった時の不自由のトレードオフ、あるいは、観客が求めるものと自分がなりたいものとの違いから生じる葛藤といったことがテーマなのかと思ったのだが、そこのところも描き込み不足の感が否めない。
ボブ・ディランのサクセスストーリーとしても、2人の女性とのラブストーリーとしても、どこか、インパクトに欠けると言わざるを得ない。
あえて、ドラマチックな演出は避けて、ボブ・ディランの生き様を淡々と描こうとする姿勢には好感が持てるものの、ドキュメンタリーでも、再現ドラマでもなく、劇映画である以上、もう少しパンチの効いたストーリー展開があっても良かったのではないかと思えるのである。
歌そのものがドラマ
とにかくティモシー・シャラメがセクシーにギターを弾く、その歌と目つきを楽しみました。
一見物語性は薄く、ドラマ的起伏はないに等しい坦々とした作品に思えるのですが、その薄いドラマを歌とシャラメで補完してるとでもいおうか。
歌そのものがドラマ。
コロナ禍で閉じこもっていた間にギターと歌を猛練習したシャラメ自身の演奏を作中に使っているらしく、単なるモノマネではない「歌に魂を込めた」本物のミュージシャンにしか見えない、不思議な魅力に満ちたフィルムに仕上がっていたように思えました。
ジャンルに囚われず常に新しい音を探していたディランと、当時のフォークを取り巻く状況を歴史俯瞰的に見せた、ドキュメンタリー的な音楽史ドラマとしてとてもよくできていたかと。
特にキューバ危機の世相再現はすごかった。
ボヘミアン・ラプソディ(2018)、エルヴィス(2022)と、ア...
ボヘミアン・ラプソディ(2018)、エルヴィス(2022)と、アメリカンアーティスト、ミュージシャン物語は面白かったので観に行きました。ただボブ・ディラン氏を良くは知らず、遠い昔の曲「学生街の喫茶店」の歌詞に出てきた人。くらいのイメージでした。それでも著名な方ですから、観に行けば「ああ、なんだ、この曲はボブ・ディランだったんだ」と思わせてくれるだろうと心配はしていませんでした。
が、結果的にそう思わせる曲は劇中、一曲しかなく、ボブ・ディランをよく知っている方はもうどんどん入り込めて行ける映画かと思いますが、世代違い&事前学習していないと、「いい歌を聞けた」で終わってしまい、且つ、前述の二者ほどにはストーリーの起承転結にインパクトが薄く、ミュージシャン物の映画として、最後にグッと来て欲しい高揚感が湧きにくかったのが正直なところです。
ボブ・ディラン氏の人生は平凡な我々とは比べ物にならないのはわかっていますが、映画題材の観点で、実際もこの物語通りだったとするなら、もう少し映画なりの脚色をしても良かったのではと。
ただ、ボブ・ディラン氏の曲や人間関係を少しだけも事前学習していけば、若い世代の方でも楽しめると思います。知らなかったけど流れる曲は良かったですし、ティモシー・シャラメは吹き替え無しだったなら、歌、かなり上手でした。
時代は変わるのだから
シャラメとノートンとモニカ・バルバロ(バエズ)の演技と歌と声がよかったからか、ディランの音楽の歌詞に心を射られたからか、それとも「私は皿回し芸人に回される皿ではない」と言って去ったシルヴィの気持ちに寄り添ったからか、胸が痛くなる映画だった。
エンタメ分野の話には、自由を求め束縛を嫌いながらも多くの人に承認されたいアーティストの思い、アーティストを売り出す側の思惑、ある意味勝手なファンの要求という三つの関係が必ず絡み合う。それがこの映画でもそうだったのでドキドキして心臓によくなかった。
華奢なシャラメが体重をかなり増やした今回は、猫背で嫌な部分もたっぷり出して大人の俳優だった。ピートの妻役トシを演じたハツネエリコさんがとてもよかった。ノートンは上手い!彼が出ると安心しながらどんな方向へ?とワクワクする。今回は彼の歌能力!仲間への優しい気持ち!若手の発掘!ディランへの対応!全てがノートンならではで、いいキャスティングだと思った。
ボブディラン好きにはとってもオススメ!
ボブディラン好きな人は楽しめるんだと思う………結構びっくりするくらい刺さらなかった……
ボブディランの曲を事前に聞いてから見るか、主演の歌を沢山聴きに行く気持ちで見るか、という感じ…
マジで楽曲のシーンが多すぎて、多分楽曲が好きな人は楽しめたんだと思う。主演も歌うまかったし。ただ、全く楽曲を知らないのでひたすら知らんカバー曲を聞かされてしんどかった……
1960年代のフォークと、その時代の空気が満喫できる音楽映画
ドラマは、ディランが敬愛するミュージシャン、ウディガスリーが入院したという新聞記事だけを頼りに、ヒッチハイクで病院を訪ねるところから始まります。
主人公のがむしゃらな行動力、自分の音楽を聴かせたいという熱量が伝わって、秀逸なオープニングです。
その後、ピートシーガーの後押しもあってその存在が知られ、売れていきます。ピートは、自分勝手なミュージシャンが多い中、唯一とも言える人格者で、見ていてほっとする存在です。
この辺りの描写は、無駄な説明がなく、ほぼ音楽とその歌詞で、流れがわかるようになっています。
自分のやりたい音楽と、皆の求める音楽とが乖離していくとき、どう行動するか?
ここが最大のクライマックスであり、それを乗り越えたところで現在の彼が存在している。
そう納得させるエンディングでした。
徹底した上目遣いのティモシーシャラメ
風来坊
ニューヨークに降り立ってから伝説のフェスまての短い期間の映画
ボブ・ディランはあまりよく知らないが、曲は色んな人がカバーしていて聞いたことがある。ほんとがが知ってる歌でそれだけで楽しくなる。
時代背景もあって当時を知る人がみたらとても懐かしく思うだろう。知らない人はあの感じは理解できないのかも。
人の気持ちが読めないのか分かっているのにやっちゃうのか、周りにいたら困った人だ。
ラストのフェスでは一説によると涙ぐんでたとかという話もあるが、だとしたらボブ・ディランちょっと見方が変わってくる。
全体的にボブ・ディランの詩の世界観が出ていてジョーン・バエズのモニカ・バルバロの歌声がとても心地よい。
ストーリーとしては、エルビスやロケットマン、ボヘミアンラプソディみたいな波乱の展開って感じではなかった。
ディランの音楽に浸かる…
1965
よかった・・・でも長かった。
それでもライク・ア・ローリング・ストーンが好きだ!
久しぶりに試写会に参加して、ボブ・ディランの映画「名もなき者」を見てきました。
アルバム「追憶のハイウェイ61」で「ライク・ア・ローリング・ストーン」を聞いて以来の大ファンですが、このアルバムにこんなエピソードがあったのは知りませんでした。
まずは、映画ファンとして本作品を見た感想ですが、ボブ・ディランを知らない人にとっては、ちょっと難しいと言うか退屈な作品になるのかな・・・・
本作品は、ボブ・ディランがデビューするきっかけとなる所から、ある意味、フォークギターからエレキギターに持ち替えた所までのお話です。
あの頃の時代背景などを知った上で見ると大変に見応えがあると思いますが、しかし、この手の作品をみて感じることですが、私自身も若い頃、俳優やミュージシャンに憧れて頑張ってきた頃があり、成れなかった自分がいて、夢を叶えた人の活躍が羨ましく思える事がありますが、しかし、夢を叶えても、それなりの格闘があるんですよね。
主演のディラン役のティモシー。シャラメは、実にボブ・ディランに成りきっていましたね。ボブ・ディランが時折みせる、刺すような目つきを完璧に再現している。
他の役者さんも関係者の役を実に自然に演じきっていて、なかなか見応えがありました。
しかし、ボブ・ディランが、フォークからエレキに持ち替えてもディランはディランと言う見方を持っていましたが、当時はやはりあれだけ騒ぎになるんですね。
しかし、誰が何と言おうとも、俺は「ライク・ア・ローリング・ストーン」が好きだ!
強いて本作品に注文をつけたいのは、「風に吹かれて」にせよ、「時代は変る」にせよ「ミスター・タンブリン・マン」にせよ、この曲が出来たエピソードがもっとしっかり欲しかったかな・・・・
私が19歳の時、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズと一緒に日本武道館のステージに立ち、「戦争の親玉」を唄う前にボブ・ディランが、MCで、「次は「戦争の親玉」を唄うよ、この曲はプロテストソングさ、今でも唄っているよ」と言って唄い出した事を思い出しました。
しかし、まだまだ、伝説になるには早い過ぎるぜ、ボブ・ディラン!
何時までも答えなんかみつけずに、歌い続けてくれ!
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