名もなき者 A COMPLETE UNKNOWNのレビュー・感想・評価
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これぞ音楽映画!
ティモシー・シャラメの演技が圧巻!年間ベスト級の洋画作品出現。
文句なし❗️
ティモシー・シャラメの演技が素晴らしかった。
彼の作品は3作品目だが、一番の最高作品では。
ボブ・ディランを本物かと思わせる程似ていたし、歌唱力も抜群。相当力を入れていたはず。名前を聞いた程度だが、だぶって見えた。
ストーリーも観ごたえがあったし、ライブシーンも抜群。
2025年年間ベスト洋画級作品候補に挙げたい。
最初の数分で何故か持ってかれた
ボブがニューヨークに着いて街中を歩いてるだけの冒頭シーンから何故か目が離せなかった。正直ボブディランのファンとかではないです。でも「一流のアーティストは皆変人」はその通りだと思う。
やはり、アメリカの音楽は、自己のマインドの獲得と自由への渇望、そして抑圧された自己の解放という部分がコアにあるんだと思った。元々良い音楽なら何でも良いというスタンスはありつつも、フォーク大好きだったボブがそのフォークというものに縛られ、逃げ出したくなるのは、よくわかる。常に新曲が最高作だと思うアーティストと常に過去の定番を求める観衆。ここに音楽における摩擦が生まれ、それに葛藤するというのがアメリカの音楽の歴史なのかも。
「メシを食えるミュージシャン」を目指し、売れてからはその地位から逃れたいボブ。わかる!わかるぞー!
シルヴィとバエズとの恋の行方は正直余計ではあった。史実に基づいているから仕方ないけどね。でも淡い愛憎劇でコンパクトにしたので良かった。
★5プラスパンフも購入。今年はこれと思ったのだけパンフは買います!
2025年度劇場鑑賞11作品目
知らない人
過去あったヒーロー伝記映画のような過度な脚色をせず、生身のディラン...
過去あったヒーロー伝記映画のような過度な脚色をせず、生身のディラン初期の時代、フォークからエレクトリックへ進化する様を、あくまでも曲を中心に淡々と描いているが好感度高い。圧巻は5年の歳月を準備にあてたというシャラメが40曲におよぶ楽曲を自ら演奏し歌唱している点。通常、演技は本職なのでともかく、歌唱などはプロ歌手の吹替に依存するものだが、これは立派。しかもディラン節はただでさえ難易度大。チョコレート工場や砂の惑星とはまったく異なるシリアスな役柄でオスカーノミネートも頷ける。脇を固める役者もセリフ数少なく、表情豊かな素晴らしい演技で映画を締めた。改めてディランの名作「追憶のハイウエイ61」までを聞いてみたくなった。
ティモシー·シャラメがすごい
複雑系の彼の物語
1961年から1965年頃までのボブ・ディランの姿を追った伝記映画ということになるのだろう。
ティモシー・シャラメ中心に俳優陣が素晴らしいパフォーマンスをみせ音楽映画としてももちろん一級品。ただボブ・ディランという人の複雑さというか人間的な謎の部分にはやはり切り込めなかった。
ボブ・ディランという人は毀誉褒貶が激しい。ほとんど宗教の教祖であるかのごとく崇める人もいれば、例えばジョニ・ミッチェルのように「まがいもの」だと嫌う人もいる。思うに、彼の精神のコア部分は何重にも守られていて何人も立ち入ることができない。この映画にもでてくるが有名(何人もの人の証言がある)な「若い頃サーカスにいた」というウソも、おそらくは何かを守るために無意識に張り巡らせた鎧の一つなのだろう。じゃあコア部分に何があるかなんだけと、私は個人的には、そこには何もなく「風が吹いているだけ」だと思っている。そして、多分、ジェームズ・マンゴールド監督も同様な仮説でもってこの映画をつくったのだと思う。「複雑系の彼」の物語として。
作品の軸になっているのはまずは時代である。1962年のキューバ危機、63年のワシントン大行進、そしてケネディ暗殺。音楽界でもプレスリーやジョニー・キャッシュの時代からベビーブーマー世代のボブ・ディランらに主流がかわるタイミング。
そして、もう一つの軸は、ボブと恋人シルヴィアとの関係である。ちなみにシルヴィアは架空の人物でありモデルになったのはスーズ・ロトロ。ほら「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」のジャケット写真でボブにしがみついている女性です。スーズは音楽関係者ではなく、すでに亡くなってもいるので許諾がとれなかったんでしょうね。
この二つの軸から映画は「複雑系の彼」の姿を描き、そしてニューポート・フォーク・フェスでカタストロフを迎える。ここは映画としての虚構であって実際に彼がエレキギターを持ち出し観客とのやりとりがあったのはイギリスのステージだったし、スーズ・ロトロとはもう少し早い時期に別れていたようです。
だからこの映画は史実そのものではない。そして、タイトルの「A complete unknown」は多くの人が誤解しているように有名になるまでまだ誰にも知られていない彼ということではなく(それでは立身出世の映画になってしまう)、誰も本心を知ることができない孤高の人としての彼を意味しているのでしょうね。
でもなお、ボブ・ディランという人はよくわからない。生まれながらの詩人にして、どうしようもない俗物である、と私は思っているんだけど映画はやっはりそこまでは踏み込めないよね。
鑑賞動機:シャラメとノートン7割、ノミネート3割
ディランにそれほど興味があるわけではないので、ピンとこない部分も多かったが、シャラメもノートンもバルバロも全部自分で演ってるのかな? そこは私でもわかるすごさだった。
あとIMAX鑑賞で劇場中央付近の座席をチョイスしたので、ライブシーンの音響は流石に迫力があった。
ハツネエリコさんてあの初音映莉子さんなんだ、ほえー。
曲を知ってれば
さらなる乱調が欲しかった
まず 楽しめた映画であったことと私がディランの曲が好きであることが前提です。
その上で 最後終わり方があまりに爽やかで…
私の思い込みですが、ホントのディランってもっと鬱屈した、したたかで、狡猾な人だったんじゃと思ってます。
その上でディランの歌、曲が好きなんだけれども…
そんな奴が自分がやりたいことを否定され。
求める人には去られ、加えて変化してる世情。若いディランの鬱屈や暴走の終わり方―バイク事故のほうがしっくり来たのかと。
こう書いてて それも紋切りかと自己否定。
ディランの屈折した性格は、制作側も分かったていたんではないかと、あの上目遣いは少しいじわる?
(コロッケさんのちあきなおみ真似を思い出し吹いてしまいました)
映画的には成立しませんが、個人的には[地下室]録音風景やジョンも見たかったかなと…
普通の鑑賞記では無く、屈折した書き方になってしまいました。これもディランのなせる業かと
ボブ・ディランの自由への苦悩と爆発
個人的には、ボブ・ディランと言えば、ローリングストーンや、ノーベル文学賞を取った人というくらいイメージしかなかった。こういう伝記モノの映画が好きなので、久しぶりに映画館で鑑賞したが、心を動かされる、素晴らしい作品だった。
フォークソングを通じて、平和への希求、パートナーへの愛情を表現し続けてきたが、世の中が変わらないことへの無力感。短絡的に熱狂を続ける大衆への失望。そこでロックをと出会い、激しく自己と自由を爆発させるクライマックスに胸がジワッと来た。
ボブ・ディランの曲を知らなくても楽しめるし、鑑賞後は色んな曲を聴いてみたいと思った。恋愛部分は多少削って、後世も描かれていたらもっと面白かっただろうな〜
シャラメの演技に酔いしれる
ボブ・ディランのデビュー時から60年代中頃までを、周囲の人間模様を交えながら描いている。彼のミュージシャンとしての転換点、フォークギターをエレキギターに持ちかえる事件を軸に据えたことでドラマの芯がしっかりと確立され、見応えのある映画になっていると思った。
ただ、実在人物の伝記映画なので、ありのまま以上の劇的なドラマは起こらない。ディランをよく知る人にとっては情報の再確認ということになりかねないストーリーラインで、そこは観る人によって評価が分かれるだろう。
自分はディランのコアなファンというわけではないので、こういうことがあったのかと色々と興味深く観ることが出来た。特に、デビューに至る経緯や恋人との関係は面白く観れた。
尚、ディランをモデルにした作品で「アイム・ノット・ゼア」という音楽映画がある。6人の俳優がディランもどきを演じるという少し変わった映画だったが、自分は大分以前にそちらを鑑賞済みである。本作と重なる部分を色々と確認することができた。
さて、ディランを演じたティモシー・シャラメの演技。本作はこれに尽きるのではないだろうか。全曲を自ら演奏、歌唱している所に魅了された。確かに声のカスレ具合が若干不足気味という感じがしたが、そこはそれ。まったく同じにしたいのであれば吹替えにすればいいわけで、それでは劇映画としての面白みには欠ける。今回シャラメは完全に”自分のディラン”をモノにしているという感じがした。
「風に吹かれて」や「ライク・ア・ローリング・ストーン」といった名曲も、本作を観た後だと歌詞に込められた意味が噛み締められる。それくらい説得力が感じられる演技だった。
劇中には彼と縁が深い様々なミュージシャンが登場してくるが、彼等も夫々に魅力的に描かれていると思った。フォークソングの父ウディ・ガスリーとディランの師弟愛。ディランをショウビズ界へと引き合わせたピート・シーガーとの関係変遷。女性フォークシンガー、ジョーン・バエズとの愛憎。伝説的カントリー歌手ジョニー・キャッシュとの友情等。
夫々にエドワード・ノートン、モニカ・バルバロ等が演じているが、彼等もすべて吹き替えなしで本人が歌っているというのが素晴らしい。
そして、ディランの人生に大きな影響を与えた恋人シルヴィの存在も忘れがたい。特に、港のシーンは本作で一番グッとくる場面だった。
監督、脚本はジェームズ・マンゴールド。職人監督らしく奇をてらうことなく丁寧な演出を心がけていて好感が持てる。今回はディラン本人が脚本をチェックしたということなので、必要以上に過剰な演出もなく堅実な作りに徹しているという感じがした。
そう言えば、本作に登場するジョニー・キャッシュの伝記映画「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」も彼の監督作だったということを後になってから思い出した。
今を生きない
『ビートルズ』同様、自分が物心ついた頃には
『ボブ・ディラン』も既に頂点を極めていた。
とはいえ、彼のしゃがれた声、ぶっきらぼうな歌い方、
解り難い歌詞は、魅かれる人の多く居る理由が
当時の自分には理解できなかった。
が、本作では、
当時二十代前半にもかかわらず、
既に老成したようなスタイルの良さをしみじみと感じる。
でも、ほんの数年のバイオグラフィーを観ただけでも、
凡庸な男の敵だとつくづく思う。
いるんだよね~、磁力のように
特定の女子を惹き付ける魅力のある男。
代表例として『ジョーン・バエズ』か。
『ディラン』のくしゃくしゃの髪、
よった服装に母性本能を刺激されたのだろうか。
他の女性にも
世話を焼かれ面倒を見て貰える。
傍目からは羨ましい限り。
一方で彼には男たらしの側面も。
その才能故だろうか、
多くの先達たちに愛され引き上げられ。
彼等はなんの見返りも求めず、
若者の成長と成功に目を細める。
物議をかもした
1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでのパフォーマンスについては
相応の尺が割かれる。
やはりロック史に於けるメルクマーク的な出来事でもあるしドラマティック。
変わらないことを求める当時の観客の反応は
傍目からすれば相当に嗤わされる。
自分たちの事前期待に合わぬものは、
外れとして排斥する。
ただ、歌詞をよくよく吟味すれば、
『ボブ・ディラン』らしさの延長線上に在る。
持っている楽器と、演奏のスタイルが異なるだけで。
見た目と耳ざわりだけで拒否反応を示し、
本質に向き合うことはない。
変わらぬことが、自分たちを心地好く満たしてくれる。
他方『ディラン』は今に安住しない、変わらないことを善しとしない。
時として恩恵を施してくれた業界人の意に逆らっても。
自己の居場所に違和感を覚え、
ファンのリクエストにも逆らい、
女性たちからの強い愛情に戸惑いもする。
そんなアンビバレンツな若き主人公の横顔が
鮮やかに描かれる。
何を置いても、主演の『ティモシー・シャラメ』の演技だろう。
顔は似てもいないのに、
背を少しだけ丸めて歩く姿や
歌い方や仕草さは、
往時のフイルムで観る『ディラン』そのもの。
聞けば劇中の楽曲は自らによる生の演奏だという
(エンドクレジットにも、その旨が記されている)。
ものするまでに、どれくらいの時間を費やしたのか。
もっとも、一つの作品のギャラが
億を超えるハリウッド俳優ならではの、
掛ける時間や揃えられるアドバイザーも潤沢な背景もあろうが。
トライアンフ
ボブ・ディランの伝記映画で、65年ぐらいまでの初期の頃の話だけど、良かったです♪
ディランは、好きなミュージシャンが好きでって感じで聴きはじめ、特別大ファンじゃないけど、まあ好きって感じです。
アルバムは、7、8枚しか聴いたことないけど、1枚たりとも駄作なく全て良かった。
長いキャリアで、今までにアルバムを55枚も出してるそうで、スゴイ!!
最初は、ティモシー・シャラメがディランを演じると知って合わないでしょ!と思ってたんだけど、これが意外とハマってます。
エル・ファニングは思ったより出番と絡みが少なくてガッカリ(笑)
ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロの方が出番と絡みが多いかな?
あと、脇役ながらトシ・シーガーを演じた初音映莉子さんが存在感があって、とても良かった。
ジョニー・キャッシュ役の人も良かったし、キャスティングが良かったですよね。
音楽ファンならタマらない内容だと思うんだけど、ラジオでリトル・リチャードが流れてたり、テレビでキンクスが演奏してたり、
ウディ・ガスリーやジョニー・キャッシュが出てきたり、いろんなミュージシャンの名前が出てきます。
ディランの知らなかったことを知れて興味深かったんだけど、ディランがトライアンフのバイクに乗ってたことを知って腑に落ちた。
アルバム「追憶のハイウェイ61」のジャケットで、トライアンフのTシャツを着てるから疑問に思ってたんですよね…やっと繋がった(笑)
ちなみに、ディランで1番好きな曲はベタだけど「LIKE A ROLLING STONE」です。
ストーンズもカバーしてるけど、ストーンズによるカバーも最高です♪
ライク♪ロリ~ン♪スト~ン♪
アメリカの暴れん坊❗️ティモシー・シャラメさんの熱演が全て❗️最後のエンドロール音楽はどっち❓
・・・・・・賞受賞 申し訳ないけど 晩節を・・タと個人的に思う。【以下 個人的な思いに過ぎないのでご容赦を】
結局,最後は名誉ね❗️わかるけどね 俺でも受けるわ❗️当然ですね。
俺はだから 風に吹かれて 時代は変る ライク・ア・ローリング・ストーン ミスター・タンブリン・マン
等の歴史的偉大な名曲を 俺なりに個人的に精査したよ。詩をね。字幕で 本作で。勿論音楽自体は素晴らしいさ。
答えは 何でコレが ・・なの わかりやすくとっ散らかって散文的だし。申し訳ないが 俺はそもそも 政・的に偏・してる
・・・・・・賞の意味が不明❓❓【あくまで 個人的な感想です。きっと素晴らしい歌詞です】
でもなぁ 偉人だよ ケネディ大統領 とか キング牧師と同じく❗️
でもなぁ 同学年らしい❓
サイモン&ガーファンクルさん🟰アメリカの良心 ボブ・ディランさん🟰時流に乗ったアメリカの暴れん坊
としか思えないよ。尖りトンガリすぎかも。
思い出した。中学の時 いきなり英語の授業で 構文に ボブさん登場して ダレ❓って思った 当時はネット検索ないから
英語の教師が 当たり前のように 構文解説してた。つまり 教師がその世代。
ボブさんは今も現役らしいけど 俺の学生時代 貸しレコード → CD💿 の時代
申し訳ないけど ボブさんは古典でした。
何回か レンタルレコード で借りたけど その 渋さ は ケツの青い 青っ白い高校生 大学生には理解不能でした。
歌い方というより 声が渋すぎて
ただし 本作は なかなか アカデミー候補 としては 良作です。受賞か❓受賞でしょ 音楽賞🏆❓
・ティモシー シャラメさんが 熱演 歌も🎤歌う ホントは微妙に声質も 歌い方も違うんだけど
その微妙な違いが 逆に最高でした😀。相当な鍛錬 役作りだよ。
・『暴れん坊』と呼ぶに相応しい ストーリー ピックアップ。テンション上がる。
・人間関係が実はよくわからないことが必至なんだけど それがかえってワイルドやねん エドワード・ノートンさんとか
・日本人が当時ほぼ全員憧れた 古き良きアメリカ🇺🇸描写が良かった。まあ未だに 所得はアメリカ🇺🇸の方が圧倒的に高いけどな
恋人乗り換え 器用すぎてビックリ‼️描写。ワシもそうしたかったがな😍
偉そうに書いてますが 私『時代は変る 風に吹かれて』ぐらいしか記憶にありません。
『時代は変わる』は サイモン&ガーファンクル版の方が個人的に好きです。
ちなみに 事前の 四つ折り無料リーフも情報多いけど
有料🈶有料パンフは 人間関係 歴史的 ディスコ・グラフィ等 背景知るのが容易なので 星🌟🌟🌟🌟🌟満点💯。
楽器の解説もありますよ❗️人物相関図もありますよ。
なかなかの 『意味わからんけど 疾走感最高 なんかイイ感じ』の 雰囲気 最高作品でしたよ。
勿論 観客に ボブさんリアル世代は居ない 皆さん40歳代くらいでした。俺を除き。
日本の女優の初音さん 久しぶり❗️美しい🤩😍😍
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