「痛快ッ!最高!」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN リコピン大王さんの映画レビュー(感想・評価)
痛快ッ!最高!
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ボブディランに詳しいわけでは無いけれど
作中に出てくる曲はどれも名曲ばかり。
かけだしのボブが鼻歌でのちの名曲を生み出すシーンや、
ギターを弾きながらしっくり来る歌詞を探したりしている所は
歴史的な場面を目撃したような高揚感がある。
意外だったのは主役のボブディランと同じくらい
周りの大人や恋人たちが魅力的に描かれていて、描写も多かった事。
ボブディランは孤高の天才というイメージが強いけど、
周りの助けや影響なしには生まれなかった存在なのだと
再認識した。
ただその周りの人たちに対するボブの態度は天才そのもので、
常に自分最優先で自分を曲げないし、かなり勝手。
クライマックスのライブシーン、
ミュージシャンの映画なら超盛り上がる最高のライブを見せそうなのに
この映画では客は大ブーイングで周りは大混乱。
でもボブはその状況を全く恐れない。
それが観ていて痛快だったし、元気を貰えた!
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