「ディランを軸に60年代のアメリカを描いた映画」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN いとっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ディランを軸に60年代のアメリカを描いた映画
敬愛するミュージシャンを見舞うために、ディランがニューヨークを訪れるシーンから映画は始まる。公民権運動、キューバ危機、JFK暗殺、などの歴史的な出来事が巧みに挿入されながら、ディランの60年代が描かれていく。「朝日のあたる家」で涙し、「北国の少女」で癒やされ、「戦争の親玉」で胸ぐらを掴まれ、「ライク・ア・ローリングストーン」で魂が解き放たれる。この緊張と興奮を味わうために私はまた劇場に行きたい。
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