「歌唱に聴き惚れ、エモーショナルな描写に酔う」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
歌唱に聴き惚れ、エモーショナルな描写に酔う
ボブ・ディランが駆け出しからスターダムに登り詰める映画中盤までの描写に圧倒されました。
俳優陣の歌唱はいづれも素晴らしく思わず拍手しそうになりました。また60年代のアメリカの世相や風俗をうまく織り交ぜ、叙情溢れる絵作りになっています。このあたり職人監督マンゴールドの手腕が如何なく発揮されていますね。
終盤は音楽の方向性を巡る対立やニューポートのフェスのシーンに少し時間を割き過ぎたようにも感じましたが、実話に基づく部分だし、必ずしも聖人ではない天才ディランの肝となる部分だったので、これはこれで良かったのかも知れません。
前半ディランとシルヴィがデートで観ていた映画 ベティ・デーヴィスの「情熱の航路」ですかね。映画.comのように感想を交歓する二人の初々しい描写にはほっこりさせられました。
あとタバコのシェアって今流行なのでしょうか?(アノーラでも見たような)
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トミーさんのコメント
2025年4月5日
サムメンデス監督ビートルズ映画の情報ありがとうございます。
4本ってのは苦肉の作ですね~1番手は誰か?リンゴスターは現状ほぼ、ノーベル前ディラン並みに黙殺されてますよね。
talismanさんのコメント
2025年3月10日
sugar breadさん、コメントありがとうございます。ピート役はノートンにピッタリですが、カンバーバッチも侮れないですね。パワー・オブ・ザ・ドッグのカウボーイ役!怖いもの見たさで見たいかな~
トミーさんのコメント
2025年3月10日
共感ありがとうございます。
音楽の歴史、事件は格好の映画ネタになってますね、ライブエイドとかエレクトリック転向?とか、そろそろビートルズの企画が出て来る気もしますが・・。
タバコシェアは現在の日本でも共感得そうですね、アノーラは観てません。