「みんな大好きBDのみんなが知っている時代や音楽のお話」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN SHさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな大好きBDのみんなが知っている時代や音楽のお話
だいたい予想通りの内容と音楽。映像も高感度フィルムでの荒々しい感じで時代の雰囲気を作り出し、セットとか街並みなんかも完璧。正直内容は想像を超えるものではありませんでしたが、それでも、人間関係とかそれに絡み合わせて流れる音楽なんかが素晴らしくて、かなり面白くて楽しませてもらいました。
確かに、ティモシー・シャラメはかなりハマっていた気がしましたが、個人的なベストオブBD役はケイト・ブランシェットだったりして、それは超えてなかったかなぁという印象です。アイム・ノット・ゼアって知らないですよねー・・・
過去のBD映画があまりにも異質だったからこの作品が作られたのかも─と見る前からずーっと頭から離れない妄想なのですが、正史とも言えるようなこの作品を見て確信しました(・・・
あくまで勝手に)。比べると圧倒的にこちらの方が分かりやすいし、超有名な音楽群をじっくり聴かせてくれるので、ファンならば絶対こっち!となるはずです。個人的には、トッド・ヘインズの方が好きなんですけどねー、ぶっちゃけおもろくないですけど。
でも、こうして背景をしっかりと描いた上で名曲の数々を聴いてみると改めてその良さを実感できて、なんか不思議と1曲1曲泣けてきました。
個人的に少し舐めていた作品でしたが、ストレートに作られていた分、やたられたという思いです。
コメントする