「ティモシーに脱帽!」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN 奏さんの映画レビュー(感想・評価)
ティモシーに脱帽!
🎬25/2/3 ジャパンプレミアにて鑑賞。
ティモシーの演技力、歌唱力、目力…
とにかく素晴らしかった。
歌い出すと周りの空気が一変する圧倒的存在感。
何度作中の観客と一緒に立ち上がって
拍手しそうになっただろう。
サントラですでに毎日のように楽曲は聴いていたが、
映画館で聴くその感動はひとしおだった。
映画館で何度も観たい作品。
IMAX、Dolby cinema両方で聴き比べたい!
25/2/28追記🎸🎶
『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』公開初日、
池袋グランドシネマサンシャインで鑑賞。
Dolby Atmos とIMAX連続でハシゴ。
(余談だが、夕方デューン2も観たので1日で3回観た!笑)
ボブ•ディランが名声を得て行く過程と
周囲の期待との葛藤をティモシーが見事に演じている。
歌声、ギター、ハーモニカ…全てが彼の演奏とのこと。
どれだけの努力で役を作りあげていったのだろう。
音楽シーンはもちろん、
バイクに乗る姿もとにかく…カッコいい!!!
容姿だけではなく、佇まいが。
「ははっ」という乾いた笑い方もクセになる…!
ボブ•ディランを直接知らない世代の私たちも
ティモシーの演技を通じて、
ボブ•ディラン唯一無二の人を魅了させるパワーを体感できた事が素晴らしい映画体験だったと感じた。
圧巻のLike a Rolling Stone、、
It's All Over Now Baby Blueで涙…。
モニカ•バルバロが演じるジョーン•バエズの歌声も
とても伸びやかで引き込まれる。
そしてエル•ファニング扮する
シルヴィーとの関係は切なくて美しい。
ピートの優しい笑顔や、
彼の妻トシのときおり見せる強い表情。
Jキャッシュのボブを煽る目線と言葉。
お茶目なマネジャーのアルバートはなんだか可愛い。
(ファンタビのジェイコブを思い出しちゃった!)
ボブの周りの人物もそれぞれ魅力的で
視点を変えて何度も味わいたい作品。
一部ネタバレになるが、
ウディにプレゼントするレコードプレーヤーのリボンを
シルヴィーが手伝ってあげるシーンが印象に残った。
その後ウディがそのプレーヤーで
ボブの曲を聴いている所も。
さりげないシーンまでとても丁寧な作品だと感じた。
鑑賞後は自分もボブのライブ会場にいたような高揚感と
祭りが終わってしまった切ない気持ちが入り混ざる、
余韻がとても心地よい映画だった。
1日3回ティモシー・シャラメはなかなか凄いですね。(それぞれ結構長そうだし)
曲は初期のものばかりでよく知ってる曲が多く、サントラを買うのはいいですよね。それを事前に聞き込んで見るというのも凄いです。