「繊細で複雑な家族の繋がり」夏が来て、冬が往く Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
繊細で複雑な家族の繋がり
小さい頃に養子に出された三女が実父の葬式をきっかけに実の姉妹や母親に会うことになる。
三女のチアニーが養女としての葛藤を抱えて生きてきたことだけでなく、家族一人ひとりの繊細な問題も描かれている作品。
チアニーが交際相手に、結婚するなら“家”が欲しいと強く訴えたその意味が最後には理解できます。
舞台となっている町につたわる風習や文化も見られて、とても興味深かったです。
上映後には舞台挨拶もあり、ポン監督は日本で映画を学んだということで日本語で話してくださり、中国の映画局の許可を得るのに苦労したそうです。パンフレットにサインも頂いたので、これからの活躍が楽しみです。
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